概要
- 身長:49m
- 体重:2万4千t
初出はゲーム版大怪獣バトル。その後ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO最終話において、着ぐるみによる映像作品デビューを果たした。
元は『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』に登場したゲームオリジナル怪獣の「改造レッドキング」(この時点でゲームパッケージ等には「EXレッドキング」と書いてある)で、ゲーム中のポリゴンもそのまま流用されている。
目が赤くなり、体色が赤と黒に変化し、体表にマグマが走ったその姿はバーニングゴジラを思わせる。
そして一番の武器である腕が非常に肥大化し、鈍器のようになっている。必殺技は両腕を地面に叩きつけて炎を走らせる「フレイムロード」。
原作では怪獣島でウルトラマンに倒されたレッドキングがバルタン星人に改造されて火山地帯に送り込まれて地震を起こしていた。そこに何者かによって復活されられたタイラントを倒しに地球を来訪していたウルトラマンタロウが駆けつけて倒された。
その後の活躍
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
第2期のNEOで、キール星人グランデが、アーマードダークネスを身に纏ったレイブラッド星人との最終決戦にてレイオニクスの力で強化変身させた。EXゴモラ同様無類の強さを発揮し、アーマードダークネスをほぼ一方的に倒した。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
バトルコロシアムの地底から出現した個体とメフィラス星人が使役する個体の2体が登場。
ウルトラゼロファイト
地獄の四獣士の一角を担うレッドキングが変身した姿として、初めて敵役として登場する。テクターギア・ヘイトリッドを装着されたゼロを一方的に痛めつけるが、たまたま居合わせたピグモンに狙いを定めた事で、奮起したゼロがテクターギア・ヘイトリッドを破壊。ウルトラハリケーンで投げ飛ばされた所をガルネイトバスターで倒された。
ウルトラマンギンガ劇場スペシャル
第二弾にて「赤くないのになぜレッドキング?」という疑問を解決するためだけに出現し、そのまま何もせず退場というまさかの出オチキャラであった。
ウルトラマンギンガS
第1話に登場する。
ウルトラマンビクトリーやウルトラマンギンガと戦うも、敗れてスパークドールズへと戻される。EXレッドキングのドールズは以降ショウの手に渡り、ウルトランスやモンスシューターの際に強力な武器として活躍することになる。
第8話では礼堂ヒカルがスパークドールズを借りてウルトライブしファイブキングに挑むが、攻撃が全く通じず敗れた。
大怪獣ラッシュ
ウルトラ大集結!全編“ウルトラマンギンガSスペシャルミッション”第1章「古代の勇者!ビクトリー!」のボスとして登場。
二つの属性のプラズマソウル(ただしレアなメタル属性のプラズマソウルの場合は単属性)を取り込み凶暴化したEXレッドキング。
第1弾のボス怪獣の一体として登場したマグマレッドキングと瓜二つの姿をしているが、此方は露出しているプラズマソウルの結晶が少なく(少なくとも湾曲した2本の角のような形をした結晶、背中のとげのような結晶、爪のように長く伸びた結晶の3つが見当たらない)、胸に食い込むような形で露出していた結晶の形が違うという差異がある。
ちなみに使う技や弱点はマグマレッドキングと同じ。
ウルトラマンX
レッドキングがダークサンダーエナジーによって強化された姿として登場。
第18話ではムーの光線を左腕で防ぐという強力さを見せつけるが、ウルトラマンエクシードXのエクシードエクスラッシュで浄化された事により通常のレッドキングに戻され、ザナディウム光線でスパークドールズに縮小された。
最終話でもグリーザの放ったダークサンダーエナジーの影響で、EXゴモラやツルギデマーガと共に実体化するが、すぐにグリーザに取り込まれてしまった。なお、吸収後にグリーザがEXレッドキングの必殺技であるフレイムロードを使用している。
余談
- このように映像作品への登場も多いEXレッドキングだが、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』以降の扱いはごく普通の怪獣とあまり変わらず、初登場時ほどの無類の強さは発揮していない。グランデの個体が別格に強すぎただけなのだろうか。
- しかも、その姿はゲームだとなかなかカッコいいのだが、着ぐるみでは巨大化し過ぎた腕があまりに作りもの然としていて、かなり不自然。
- さらに、腕の大きさのせいでソフビ人形は通常のレッドキングよりも背が低くなってしまっている(ボリューム感のある怪獣のソフビの背が低いのはこいつに限った話ではないが)。この点はゲーム版ではなく、着ぐるみ版をモデルにしたソフビ人形だとある程度改善されている。
- ちなみにEXエレキングとEXタイラントというものもいるが、これらはEXレッドキング以上に人間の体格を逸脱したデザインのためか、今のところ映像作品には登場していない。