概要
(;0w0)<オンドゥルルラギッタンディスカー!!
とは、特撮ドラマ『仮面ライダー剣』第1話(ここ大事)にて、仮面ライダーブレイドこと剣崎一真が発した台詞。
アンデッドによって壊滅したBOARD本部で、独りローカストアンデッドとの戦いを繰り広げていたブレイド(剣崎)が、なぜか物陰から仮面ライダーギャレン(橘朔也)が助けもせずにひたすら自分を見ていることに気づいて発言した。
本来は「本当に裏切ったんですか!」という台詞だったが、剣崎を演じる椿隆之の滑舌があまりにも悪かったため※、「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」に聴こえる台詞となってしまった。
この台詞がきっかけで、椿氏をはじめとする一部キャスト陣の滑舌の悪さがネタにされる※という流れが出来上がってしまい、この台詞を含む滑舌の悪い台詞が、まとめて「オンドゥル語」と呼ばれるようになった。
また、ネット配信され後にDVD化された「ガチで探せ! 君だけのライダー48」では、みずがめ座O型編のタイトルが「ピーマン! オンドゥルラギッタンディスか?」とされており、とうとう公式まで便乗してしまった。微妙に表記は異なるものの…。
※当時の音響技術の問題も多い為、彼らキャスト陣が異常なまでに滑舌が悪い訳でもない。現場では通用している事もあり、使いどころにはある程度注意が必要である。詳しくはオンドゥル語の記事にて。
ゲーム作品では
PS2用ゲーム『仮面ライダー剣』や、数年後に製作された『クライマックスヒーローズ』シリーズでも、椿氏自ら剣崎に声を当てこの台詞を発しているが、こちらでは普通に滑舌が良くなっており、きちんと「本当に裏切ったんですか!」に聞こえる。また、公式が言う訳にもいかない為「オンドゥル語」という単語を使わずに椿氏にリクエストしてわざと滑舌が悪い仕様に仕上げている作品もある。椿氏によると、CSMブレイバックルの収録音声もその仕様の物との事。
伝説、再び
13年後の2017年、剣崎がオリジナルネット配信映画『仮面戦隊ゴライダー』に出演。何気に顔出しは仮面ライダーディケイド以来であり、椿氏が収録直後に暴漢に襲われ入院したのもあって多くの視聴者が心配する中、事件は起きた。
「絶対に倒せないボス」であるトーテマが出現し、ライダー達が苦戦する中、突如として剣崎が主人公である宝生永夢をブレイラウザーで刺したのである。
そもそもゴライダーメンバーの中で、剣崎だけは作中で死ぬどころか不死になってしまったので、多くの視聴者は不穏に思っていた中でこの仕打ちである。
…もちろんこの剣崎は偽者であり、実は真の黒幕が化けていただけなのだが、まさかの言った側が裏切るという東映わざとやってるだろ的なシナリオに、視聴者が一抹の不安を覚える中、ついに時は満ちた。
来たる5月28日、放送中だったシリーズ『仮面ライダーエグゼイド』の第33話で主人公・宝生永夢の先輩ドクターである鏡飛彩が永夢を裏切ってしまう衝撃の展開が放送された。(と言うか、飛彩と橘さんは、何かと色々似ている。あんな事や、こんな所が。)
その際状況の類似と飛彩が変身するライダーが仮面ライダーブレイブという似通った名前であったこともあり、Twitterのトレンドにこのワードがランクイン。『剣』出演者もそのことに触れるなどこのワードが未だに根付いていることを改めて知らしめた。
そして2年後…
時は2019年3月31日、仮面ライダージオウ第29話。
ブレイド回にて、かつてウォズがゲイツたちを裏切っていたことが判明。多くの視聴者がこの台詞を頭によぎらせることになっただろう。更に作戦とはいえゲイツがウォズの指示を無視するというシーンまで。
しかしウォズは以前にも裏切った前科があり、今更だったりする。
さらに、映画PVでもソウゴを一度は裏切った。
YouTubeの公式配信で自動翻訳を使うとオンドゥルの部分が「温うどん」になってしまう。