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量産型νガンダムの編集履歴

2020-08-12 23:46:29 バージョン

量産型νガンダム

りょうさんがたにゅーがんだむ

量産型νガンダムとは、M-MSVに登場するモビルスーツである。

カタログスペック

インコム・バックパック装備時

頭頂高21.2m
本体重量25.6t
全備重量58.0t
ジェネレーター出力2,500
装甲材質ガンダリウム合金
スラスター総推力87,000kg

概要

アナハイム・エレクトロニクスが開発した地球連邦軍の量産型モビルスーツ

型式番号RX-94の通り、制式採用は宇宙世紀0094年――前年に製造されたRX-93νガンダムの量産を目指したモデルである。


元来はシャアの反乱(第二次ネオ・ジオン抗争)が長期化した場合を想定して設計されており、新生ネオ・ジオン軍がヤクト・ドーガのようなニュータイプ専用機を量産、戦場へと多数機を投入した事態を想定した、エースパイロット用の高級量産モデルであった(元々νガンダム自体が、ガンダムタイプの配備に消極的であった連邦上層部から予算を獲得する目的もあって、量産も視野に入れて設計されていた)。

少なくとも一機は試作され、シャアの反乱(宇宙世紀0093年3月12日)後に、月軌道においてインコムの稼働テスト運用が行われている姿が撮影されているが、生産コストの高騰やシャアの反乱の早期決着が重なって生産・配備の計画は白紙になったとされる(すなわち、実戦に投入されることは無かった)。


またその後、宇宙世紀0099年に公開されたアナハイム・エレクトロニクスの広報誌、アナハイム・ジャーナルにおいても、宇宙世紀0094年6月22日に同社社員によって撮影されたスナップ写真に、本機と思われる機体の胸部と頭部が写っている。


機体解説

機体色はリ・ガズィに近い青系のカラーリングに纏められている他、4本あったブレードアンテナは2本になっているなどの外見上の差異はあるが、性能面ではジェガン以上の高性能機として設計され、スペックはオリジナル機(νガンダム)の80パーセントを達成していたとされる(一方で、シャアの反乱の終結一年後に始まる『UC計画』において開発されたジェスタは、νガンダムの90パーセントのスペックを有する)。

特筆すべき点として、オリジナル機同様にサイコフレームが搭載されているとされる。

サイコフレームは『シャアの反乱』後、その制御不能とも言える“特性”を反連邦勢力によって悪用されることを政府が恐れ、『UC計画』を例外として表向きは研究を禁止したとされているが、当該“例外”に言及した資料のサイコフレーム搭載機開発系統図では、量産型νガンダムのみシナンジュ・スタインとの並行開発が行われていたと謳っている。(しかしながら、「非搭載」と記述している資料もあるため詳細は定かではない。)


武装はビームスプレーガンを固定武装として右前腕に装備している以外は、νガンダムと共通。

フィン・ファンネル(六基装備)は、扱う事の出来るパイロットが少ないサイコミュ兵装であったため、一般兵にも扱えるインコム(四基装備)との選択式となっている。


バリエーション

ガンダムGファースト

漫画作品『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』に登場。

シャアの反乱後、地球連邦地上軍の発注によりアナハイム・エレクトロニクスが建造した試作型汎用モビルスーツ群「R-Xシリーズ」の内の一機である。

G-ファーストは、本来は量産型νガンダムの設計データを元に作られた技術検証計画のテスト機体であり、地上軍の発案した一年戦争の終戦記念式典に於いてデモンストレーション用にRX-78を思わせるカラーリングを施されている。


装甲よりも機動力に重点を置いた設計思想を持ち、胸部はコックピットブロックやアクチュエータ・シリンダーが剥き出しになっているが、脚部と両肩にメイン推進機関を設置している事もあり、高い機動性・運動性を発揮する。

両腕にはZZガンダムのバインダーを思わせる大型シールドを装備しており、その裏面には多数のグレネード・ランチャーを装備する事が可能。

またビームサーベルは肩、腰、ニークラッシャーに合計6基が備えられており、それを全て同時に展開した上で、更にビームライフルをドライブ出来るなど、機体出力に大きな余裕がある。


同じくR-Xシリーズに於いてガンタンクGファイターの役割を担うGFタンクとのドッキングも可能となっており、その状態を「G-ファーストDX」と呼称する。この際、GFタンク側のジェネレーターやエクスカートリッジを利用し、より高次元の戦闘を展開する事が可能である。


後にGFタンク側にサイコフレームが搭載されている事が判明。機能が開放された事で、出力が飛躍的に向上している


外部作品での活躍

本編に登場しないバリエーション機ではあるが、スーパーロボット大戦シリーズにも頻繁に登場しているのも特徴。そのため、「スパロボでこの機体を知った」という人も少なくはないだろう。

(作品ごとに程度の差はあるが)スパロボでも大抵の場合「強機体」であるνガンダムの量産型だけあって、量産機ながらジェガンなどとは比べ物にならないぐらい強力な機体であることが多く、一軍クラスのパイロットを乗せて活躍させることも十分に可能であることがほとんどである。

同シリーズではF完結編で初登場。装備はフィンファンネルとインコムのどちらかを選択する事になる(一度選択してしまったら、後から戻すことは不可能)。機体が息切れしてくるカミーユやキュベレイの加入しないハマーン、搭乗機が無い可能性のあるシャアあたりを乗せておくと良い。というか、インコム装備を選ぶメリットはロボット図鑑を埋めることくらい。移動後攻撃にも対応せず攻撃力も劣るため、ニュータイプ至上主義のゲームバランスも相まってよほどこだわりがない限りはファンネル装備が選ばれがち。


第2次α」ではフィンファンネル装備型とインコム型に換装が可能(シナリオやパイロット毎に切り替えることが可能になった)で、フィン・ファンネル装備型にνガンダムが調整中で使用できないアムロ・レイが代替機として乗っていた。

第3次α」では主人公クォヴレー・ゴードンが序盤の数話、搭乗することになる(本来のベルグバウに乗り換えてからは乗り換え不可で、この機体に他のパイロットを乗せることもできない。ベルグバウに改造は引き継ぐ)。他にUCガンダム系パイロットが乗り換えられる機体も手に入る。設定上使えるはずのバズーカやシールドがオミットされており、本家との差が目立つ。

αシリーズではインコム装備は移動後に撃てて誰でも使え、燃費もいいが射程が短く、ファンネル装備はニュータイプしか使えず移動後に撃てないが射程が長く、本家νガンダムと違って単体にしか攻撃できない、Iフィールドを使えるという差がある。第3次αではIフィールドが広域バリアとして機能するので、小隊員にするのも手。


R」では最初の分岐で逆襲のシャアルートに進んで、さらにある条件を満たすと登場する隠しユニット(ナデシコルートでは高機動型ブラックサレナが登場する)。序盤はインコム装備しか使えないが、過去世界で登場させるとファンネルを使えるようになる。UCガンダム系パイロットがほとんどニュータイプに偏っている上にインコムが移動後に撃てないので、ファンネル装備にしておくのが無難。

D」では無条件で入手可能。性能そのものはヤクト・ドーガと似たり寄ったりだが、インコムが移動後に撃てるので唯一無二の能力のユニットになれる可能性を秘める。ファンネル装備では本家νガンダムやHi-νガンダムと合体攻撃を出せるが、威力はいまいち。改造費用が安いので、手を入れておくと役立つ。ちなみにオールドタイプは今回も少数派。特にこだわらずに切り替えよう。

64」ではOZルートで入手可能。選択制でファンネルとインコムのどちらかしか入手できない。インコム装備は改造段階が高く、フル改造ではなんと本家を越える高性能機に化ける。一方、ファンネル装備は本家νガンダムと改造段階が変わらないので、フル改造しても本家に及ばない。シローなど能力の優秀で搭乗機の弱いオールドタイプ用にインコム装備を手に入れるのもアリ。ちなみに「リンクバトラー」ではどちらも入手することができるが、なぜかインコム装備でもバリアを使えてしまう。


一方、Gジェネレーションシリーズではインコム装備タイプのみが登場しており、ファンネル装備タイプが登場したことは無い。加えて、HPSも無いためファンネル装備に換装させることもできない。結果、アビリティもフィン・ファンネルバリアが消えてしまい、サイコフレームのみとなっている。

総論として、性能的にはνガンダムを一回り弱くしたレベルだが、それでも鍛えれば前線で通用するレベルにはある。しかしその真価は開発で本家νガンダムに発展する点にあるため、νガンダムの生産登録のために一度は開発することになるだろう。…最近はベーシック版νガンダムの登場で若干その立場が怪しくなっているが。


「ガンダムUC」のOVAでも登場が検討にあげられたものの、これまでのゲームやメディア出演で固定ファンがついている、とのカトキハジメ氏の意見により、役割をシルヴァ・バレトに振り替えたというエピソードがある。後年の展開を考えれば納得できる話ではあるが(終盤のネオ・ジオング戦やガンダムNT終盤のバナージ機がそうなっていたわけで、ある意味主役を食いかねないため仕方がない)いささかもったいなない話ではあった。


関連項目

機動戦士ガンダム逆襲のシャア M-MSV

νガンダム サイコフレーム

ジェガン


機動戦士ガンダムUC フェネクス

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