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オメガレックスの編集履歴

2020-08-29 17:25:16 バージョン

オメガレックス

おめがれっくす

玩具・アニメシリーズ『ゾイド』に登場する架空の金属生命体の一種。

曖昧さ回避

  1. ゾイドワイルド』シリーズに登場する金属生命体の一種。本項にて解説。
  2. テクモゲームの『モンスターファームシリーズ』に登場するモンスターの一種。

スペック

英表記OMEGA REX
番号ZW38
所属帝国⇒真帝国⇒合同軍(ゾイドワイルドZERO) レッドケルベロス(2)
分類ティラノサウルス
骨格分類2足巨大恐竜骨格
異名暗黒の破壊要塞
全長12.3m
全高6.5m
重量161.4t
最高速度165km/h
発掘地域大陸中央部 火山地帯
IQ114
解放技名荷電粒子砲
搭乗者ハンナ・メルビルフランク・ランドダグラス・アルドリッジ(ZERO)/ギャラガー13世(2)
ステータス
  • アタック:10
  • ディフェンス:8
  • スピード:6
  • スタミナ:7
  • IQ:8
  • ワイルドブラスト:10
武装
  • 荷電粒子砲
  • 対地対空両用速射砲
  • A-Z 3連誘導ミサイル
装備
  • Z-Oバイザー
  • 収束シールド
  • 粒子強制吸入ファン
  • エンパイアカーボンアーマー
クラスXL
動力モーター
発売日2020年3月28日
価格7000円(税抜)
組立時間-分

概要

長距離攻撃を目的に改造されたティラノサウルス種の巨大ゾイド。黒い装甲という特徴からジェノザウラーバイオティラノを彷彿とさせるが、彼らと違い骨格は銀色系統である。

大型のティラノサウルス種ゾイドの有り余るパワーを利用し、数多くの試験機を経た結果、体内に特殊な粒子を取り込んで荷電粒子へと変化する事ができるようになった。その荷電粒子を亜光速まで加速させて発射する荷電粒子砲を搭載した、地球由来で初のゾイド。

さらに対地対空両用速射砲とA-Z3連誘導ミサイルをそれぞれ2門備え、荷電粒子砲の弱点であるチャージ時間の長さも補っており、敵の接近を許さない。砲火による破壊力は全ゾイド中最強と言われる。



玩具感想絵 オメガレックス 

兵器解放を行うと口が裂けるように根元から開き、背中の粒子強制吸入ファンがせり上がるとともにボディ両サイドの収束シールドが前方に展開する。荷電粒子をファンから吸入した後口内の発射口が緑色に発光しながら回転し、全ゾイド中最強の破壊力を持つ『荷電粒子砲』を放つ。


劇中での活躍

漫画『ゾイドワイルド2』ではキット版に先駆けてレッドケルベロスの一員「ギャラガー13世」の使用ゾイドとして登場。

サイズは大型だがジェノスピノと違ってM型ゾイドの約1.5倍のキット版に基づいたサイズで登場する。


ゾイドワイルドZEROではキット版と違い生まれながらにして荷電粒子の発生機関を搭載するデスレックスの突然変異種という設定で、さらにサイズもアニメ版ジェノスピノに匹敵する巨体で登場する。


火山地帯ではなくラプス島に生息していたようで、この島で発掘される。

ラプス島はヴェロキラプトル種のゾイドの化石が多く発掘される島で、島の所有者のエド・マイス(CV:高木渉)が偶然このゾイドの一部を発見するが、間もなくして帝国軍にラプス島もろとも奪われてしまう事になる。


尚、本種の化石の一部を解析したフランクによると、誕生当初はその荷電粒子エネルギー生成時の負荷に自身が耐えられずすぐに死滅してしまい、そのまま歴史の闇に埋もれてしまったとされる。しかし内部にリジェネレーションキューブを組み込むことができればその欠陥を修正した上での復元が可能になると言い、ラプスで復元作業が行われていた。


しかし、後に入手したサリーのペンダントに凄まじい情報処理能力があることがわかり、それを触媒に各地に点在するキューブのエネルギーを転送供給させることでエネルギー生成に関する問題を解決。まだ一部の装甲や骨格が不完全ながらも稼働可能な状態まで復元が進み、帝国・共和国の連合部隊に島を包囲された際にメルビルをテストパイロットとして初起動を果たす。両軍からの猛攻も耐え凌ぎ、最大の武器である荷電粒子砲によって彼らを壊滅状態に追いやった。その後は島とは別の拠点に移動し、改めて行われた復元作業の後、完全に復元されることになる。


二度目の出撃で共和国領内へ侵攻。

ハンナがオメガレックスの暴走を抑えるべく、再度ライダーへ志願して搭乗している。

湾内から侵入後に工場地区で連合軍と衝突。序盤は無益な犠牲を好しとしないハンナの意思から兵器解放せず、持久戦で連合軍の降伏を狙った。それでもオメガレックスの破壊衝動は抑えきれず、ハンナの意思を無視して暴走を開始し、荷電粒子砲を発射する。

レオジェイクの連携で、背部の荷電粒子吸入ファンを狙うも、ペンダントを配備した補助装置にバリア発生機能が備わっており、ライジングライガーの一撃を易々と弾き返している。

そこに対オメガレックスの切り札であるジェノスピノを駆るギレル少佐が参戦。機械巨竜同士による互角の戦いを演じる。

激闘の最中、ギレルは周囲に点在する重油タンクに着目。ジェノソーザーでタンクを次々と破壊して炎の壁を作り、視界を遮る作戦に出る。目晦ましからの突撃を受けたオメガレックスは荷電粒子砲でジェノスピノを迎え撃ち、相手を中破させるも、自身も右側収束シールドを叩き切られて撤退に追い込まれた。


三度目の出撃では、帝国首都の近海に出没。

ペンダントのゾイド因子の作用で若返ったランド博士自らがライダーとして搭乗した。

発見後に一度海中へと行方をくらますも、湾周辺に厳戒態勢を敷いたために都市部の守備がガラ空きになった隙を狙って首都直下の地下から出現。荷電粒子砲で地下を掘り進むという某怪獣王染みた力業による奇襲を仕掛け、移民船の船底に風穴を開けて真帝国軍のスナイプテラおよびキルサイス部隊を誘導し、皇居にシーガルの兵を送り込む布石を打った。

そこから情け容赦ない荷電粒子砲で湾に集中した連合軍を一掃し、帝国首都を蹂躙し始める。

対する連合軍は急ピッチで修理を終えたジェノスピノを用いて迎撃する。序盤こそ押されていたものの良心の呵責がないランド博士の操縦ゆえにすぐさま盛り返し、至近距離からの荷電粒子砲でジェノスピノを戦闘不能に追い込んだ。

その後はディアス中佐を中心としたメンバーによる誘導で当初から予定されていた狙撃作戦のポイントへとおびき出される。しかし誘導班が荷電粒子砲の餌食になりかけたのを見過ごせなかったレオのライジングライガーがやむを得ずグラビティキャノンを発射。それも初撃では通用せず、ライガーに気づいたランドが荷電粒子砲で破壊せんとした所にサリーボーマン博士特製のリジェネーション・デフレクターを搭載したソニックバードが到着。狙い通りジェネレーターにデフレクターを打ち込まれたことでペンダントユニットの機能を封じられ、エネルギーの供給を止められてしまう。

虎の子の荷電粒子砲を封じられ、直接戦闘でライジングライガーを叩こうとするランド博士だったが、さすがに遠距離砲撃では分が悪く、2発目のグラビティキャノンには為すすべなく超重力の洗礼を受けてオメガレックスは沈黙、ランドもろとも海中に没した。


しかし、真帝国軍の皇居制圧の時間稼ぎという目的は果たしており、ランドとレオ達が戦っている間にシーガルはまんまとフィオナ皇帝の下に己の軍勢を送り込むことに成功している(後にレオとギレル、ハンナによって救出されたため作戦自体は失敗に終わった)。


その後、オメガレックスが単機で真帝国軍の秘密基地に帰還したが、そこにランド博士の姿はなく、加えて彼でなければ完全修復できないくらいのダメージを受けており、真帝国軍で唯一修復できる可能性があったハンナも修復を拒否したため再起もままならない状態に陥るが、スピーゲルの提案でランドと並ぶゾイド工学の権威のある人物を拉致が試みられるも、これもレオとリュックの尽力によって失敗に終わる。


その後真帝国と(表向きは)同盟を結んだある存在の配下が操るジャミンガ達によって荷電粒子砲は無理だったが背部のミサイルをキャノン砲に変更するなどの改造を施されつつ戦闘可能なまでに修復され、志願したアルトリッジが搭乗して合同軍に対しての反撃を開始。荷電粒子砲を使用できなくてもポテンシャルそのものは非常に高く、シールドを接近戦用の武器に転用してはジェノスピノに匹敵する近接格闘の高さを見せつけるなど合同軍を圧倒するが、メルビルによって弱点(喉元に一定量の衝撃を与えると機能停止する)が明らかにされ、地球文明の遺産である「ロングバスターキャノン」の圧倒的な威力を利用した作戦が立案、実行に移される(キャノンはライジングライガーが装備)。今回はキルサイス群の支援もあって一度は優位に立つが、最終的に合同軍とレオとライガーの連携によってオメガレックスは機能停止し、合同軍の管理下に置かれる事になる(アルドリッジは再度拘束される事になった)。


キットについて

骨格はカラーリングとキャップが変更されている以外は同じティラノサウルス種のデスレックスのものを流用している。流線的なデザインをしているデスレックスに対し、こちらの装甲は直線的なデザインをしている。


おおまかなギミックは同じで、通常時の歩行と口や手、尻尾の動き、またワイルドブラストアクション時の基本の動き(歩行停止後に口腔内部のパーツが発光しながら回転し、口を根元から大きく開くとともに背面のパーツを展開、またボディ両サイドのパーツを前方に展開する動作)はデスレックスと同じである。

ただし細かな動きは異なっており、オメガレックスは収束シールドを前方に向けたまま固定し、口を大きく開けた後に力強く閉じる動作を2回行う。最後は『荷電粒子砲を放つ動作』を再現するが如く、口を大きく開けた状態を一定時間保ち、その後通常形態に戻って歩行する。そのため、メカボックス内部の仕組みはデスレックスから多少変更されているものと思われる(比較すると、デスレックスのワイルドブラストギミックは『デスジョーズを鋏のように開いては閉じるのと同時に口を大きく開け、力強く閉じる動作を3回繰り返し、その後通常形態に戻って歩行する』というもの)。


またコロコロコミック応募者限定ゾイドとして「オメガレックス ホワイトフォートレス」という、白い装甲の個体がキット化されている。


余談

同じティラノサウルス種ゾイドのデスレックスは解放技が判明する以前、口腔内部が発光する仕組みからファンの間では「荷電粒子砲を放つのでは?」という予想があった(実際はドリル系の接近戦系の技だったが)。この予想はオメガレックスで間接的に実現する事になる。


尚デスレックスのパラメータと比較するとアタックとワイルドブラストは互角でIQは上だが、スピード・ディフェンス・スタミナは下になっており、総合的には下位互換と言える(攻撃範囲ではオメガレックスの方が上だが)。またジェノスピノと同じくライダーに相当な負荷が掛かる様子で、作中でもライダーの使い捨てを想定した非道極まりない動きを見せている。

ちなみに生息地も基本的にはデスレックスと一致している。


アニメ第10話では、ラストで戦場になったラプス島のある場所に埋まっていた謎のゾイドの骨格の一部がティラノサウルス種ゾイドの起動骨に酷似していた。そこから視聴者の間では「あの謎のゾイドはオメガレックスでは?」という考察が上がり、第22話でこの考察が当たっていたことが判明する。

尚、ラプス島の所有者であったエドを担当した高木氏は、ゾイドアニメファンの間ではゾイド新世紀/ゼロハリー・チャンプ役で有名である。


荷電粒子砲の色合いは緑だが、これはアニメではセイスモサウルスのゼネバス砲以来となる。

また全ゾイド中最強の破壊力とされている荷電粒子砲だが、太陽の表面温度に匹敵するというジェノスピノの火炎放射を上回るかは不明である。

パイロットに負荷が掛かる点はバイオヴォルケーノ、不完全ながらも出撃した点はバイオティラノと共通している。


関連タグ

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デスザウラージェノザウラージェノブレイカーバーサークフューラー凱龍輝ジェノフレイムジェノハイドラバイオティラノ・・・口腔内部に荷電粒子砲を搭載した同種型ゾイド。特にデスザウラーは粒子強制吸入ファンの存在などオマージュ要素が目立つ。

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