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CV:内田真礼

概要編集

帝国軍所属の女性少尉。

ロングヘアーが特徴で、体もよくよく見るとそこそこふくよかなことが分かる。


士官学校を出たばかりの新兵ながら優れたゾイドライダーでフランク・ランド博士の助手を務めている。

しかし、ゾイドの仕様上流石にレオライジングライガーには敵わない模様。


元々は孤児であり、子供時代から「ゾイドを操る」不思議な力を持っており孤児院でジャミンガを手懐けて大人しくさせるが、その力から周りの子供からは忌み嫌われて孤立していた。

その時に親代わりとなった博士に引き取られ、育てられてきたという(その為彼の実の娘であるサリー・ランドとは血の繋がらない義理の姉妹となる)。彼に引き取られて以降ゾイドに関する教育を受け続けたことから、ゾイドの修理および整備を得意としている。


そんな出自故に博士には常に従順だが、その実娘であるサリーとの接し方についてはどこか思うところがある模様。


普段はクールな雰囲気を漂わせているが、本来は至って情に深い性格の持ち主。

戦闘においても無益かつ過剰な殺傷は決して望んでおらず、捕らえられたサリーを独断で逃がしたり、オメガレックスの荷電粒子砲が放たれようとした際には、共和国と帝国の連合軍から狙いを外そうとしたり、それでも引き起こされた多大な被害を自ら起こしてしまった(厳密にはオメガレックスの意思によるものであり、彼女の操作がなければより被害は大きくなっていた)と悟った際には、恐怖と罪悪感から震えて号泣したりと、本質的にはむしろ兵士にも軍人にも向かないくらい心優しい人間と言える。

ゾイドに傷ついて欲しくないと思うなど、前作のゾイドライダー(あやつらは除く)に近い考え方を持っている。


使用ゾイドは青いスナイプテラ。口腔内のマシンブラスト機構であるA-Zスナイパーライフルが廃されている代わり、そこに博士用の座席が設置されている(キット版ではインペリアルガードという専用の呼称が判明。また、何故このスナイプテラが特殊仕様かについても過去を描いたゾイドワイルド列伝で判明している)。

後にそのランドが再生したオメガレックスのテストライダーに選ばれてその試運転を行い、シーガルらが本格的に新勢力として旗揚げした後は好戦的な人間をオメガレックスに乗せるわけにはいかないという思いからか自らそのライダーに志願している。





ネタバレ注意

その正体は現帝国女帝フィオナの腹違いの姉妹。

先帝の正妻である皇后は子宝になかなか恵まれず、世継ぎ不在の期間が続いた。そこで、皇族の血の断絶を防ぐべく、先帝は側室が生んだハンナを皇位継承者として皇族に迎える事にした。


ところが、直後に皇后が懐妊しフィオナが誕生。次期皇帝はフィオナと定められ、ハンナは素性を明かされないよう、市井の子として孤児院に預けられた。この事はランド博士と侍女のジーンなどごく一部の者しか知らず帝国軍内でも噂程度に思われるなど機密にされフィオナもこの事実を知らなかった。


皇族の血を引いている為その証であるゾイドを操る力を持っており、ランド博士が彼女を引き取ったのはゾイドを操る力に興味を持ったことに加え、自らの目的であるゾイドを本能のまま暴れさせる目的達成のための王家の血を利用し帝国軍へ反旗を翻す口実及び民衆へのプロパガンダという文字通りの道具でしかなかったのが真相だった(ただし、ゾイドを操れるといっても、劇中ではせいぜいジャミンガを一時的に制止できた程度で、それが通常のゾイドにどこまで通用するものだったのかは不明である)。


若返ったランドの操るオメガレックスを使った帝国首都侵攻の際にシーガルとともに王宮に突入し、ここで初めて異母妹のフィオナと邂逅、しかし、この時も味方によって半ば拘束状態での登場という自陣営の皇帝とは思えない扱いを受けていた。

その後、改めてフィオナと話す機会があり、自分を責めるどころかむしろ家の都合でハンナを苦しめてしまったことを謝罪するフィオナの言葉を受けて意識が変化。そのフィオナを奪還しに王宮に侵入したレオとギレルを奪ったキルサイスで援護し、無事フィオナを王宮から逃がすことに成功するが、シーガルが作動させた耐Bスーツに仕込まれた拘束ユニットによって取り押さえられ、そのままシーガルたちの王宮脱出に伴って基地へと連れ帰られた。

作戦終了後はランドが消息不明となり、自身も軟禁状態に置かれていたが、ジャミンガの真帝国軍基地襲撃に乗じて愛機のスナイプテラで脱走。途中追手の同仕様のスナイプテラ数機に撃墜されてしまうも、偶然近くに居合わせていたレオとライガーに救われ、彼らに保護された。


その後、フィオナの恩赦によって事実上無罪放免となり、それからはレオ達に同行してリジェネレーションキューブおよびランド博士の捜索に協力するようになる。そのキューブを巡る戦いの果てに進退窮まって暴走するシーガルを抑えて捕らえることに成功し、これまで自身を振り回し続けた真帝国の動乱に終止符を打った。


全ての戦いが終わった後はフィオナの皇宮に足繁く通い、さらにボーマン博士の助手に就いてゾイド因子の平和利用のための研究をしたいと語っている。



余談編集

帝国関係者で皇帝のフィオナに続いて個人名が判明した女性であり、帝国軍人としては初の女性になる。一時的とはいえボスやライバルでもない女性キャラクターが玩具の眼玉である大型アイテム(オメガレックス)に乗る初めての事例になっておりヒロインとしての人気の高さからか終了後専用のスナイプテラの発売など、ヒロイン系が冷遇されやすい男児ホビーのタカラトミー物やコロコロ系の作品では(ぷにるはかわいいスライムなどとは違う真っ当な方向性として)破格の扱いを受けている。

(児童作品では幾分マイルドにされがちな)側室に産ませた子と言う設定や、劇中の悲惨な扱いの一方、荷電粒子砲を撃つ時に腕と胸が負荷の影響なのか少し大きくなる様子などインパクトが強くゾイドヒロイン内でも強烈な存在感を持っている。


関連タグ編集

ゾイドワイルドZERO 帝国軍(ゾイドワイルドZERO)

フランク・ランド ジョナサン・シーガル ダグラス・アルドリッジ  サリー・ランド

哀しき悪役 悲劇のヒロイン



カタリナ・クラエス…中の人繋がりの同時期に始まったアニメの主人公。「自身の意思とは裏腹に不幸フラグ満載の立場に陥ってしまった苦労人枠」という縁でよく近似扱いされる。同じ帝国のギレルの声優も中の人繋がりである重要なキャラを演じている。また敵国のジョー・アイセルの声優もそのキャラの幼少期を演じている。


エリス・フィリウス…同じ様に家督問題で人生を大きく狂わせてしまった。


仁紀藤奏他人の空似

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