依頼内容はただ一つ。
侍(オレたち)の国を取り戻す。侍(オレたち)みんなで───
概要
元々銀魂は将軍暗殺篇以降これまでとは一線を画した超シリアス展開が続き、物語上重要な伏線の回収が相次いでいたことから、連載終了を予期するファンは多かったが、2015年のジャンプフェスタで原作者直々に
「本誌も今はシリアスモードで、今やっている新八のツッコミ喪失篇の後、来年から始まるシリーズが、銀魂の最終章になると思います」
というコメントが発表されたことで、銀魂の連載終了が間近に迫っていることが決定的となった。当然ファンの間では嘆き悲しむ声が多々上がった他、あまりシリアスを好まない原作ファンからは「連載終了までにもう一度ギャグが見たい」と願う意見も相応に見られた。
そんな中、第595訓まで続いた烙陽決戦篇でこれまで謎に包まれていた神楽一家の過去の因縁に一定の決着が付いた事や、あのキャラの正体や真の目的、倒すべき存在が明らかになった上で、遂に第596訓にてこの最終章に突入した。
ちなみに、銀ノ魂篇の間に入るのは平仮名の『の』ではなく、片仮名の『ノ』だが、これはアニメのアイキャッチや漫画版の表紙の銀魂のロゴには、銀と魂の間に刀傷の様なスラッシュ状の模様があり、この模様に引っ掛けてのを片仮名の『ノ』にしたと思われる。
つまり、銀魂の最終章は『銀魂』という事である。
ただし前述のジャンプフェスタにて原作者はコメントで、
「最終章と言っても、まだ回収していない伏線、松陽先生のこととか、ロジャーの財宝のこととか、クインシー達のこととかまだやってない話がたくさんあるので、少なくとも杉田さんの頭髪がハゲるまでは終わらないと思います。最終篇にはなりますが、新八のツッコミも、神楽のふてぶてしさも、銀さんの死んだ魚の目も、必ず戻ってきます。これからも、銀魂と、杉田さんの毛髪をよろしくお願いします」
としており、実際の所この作品の終了がどこになるのかは不明であった。
第669訓から更に2年後の世界に突入。2年後ショックの頃はまさか本当に2年後のかぶき町を描くなんて読者は思ってもいなかったはず。2018年8月20日発売の38号で最終回まであと5話となる事が発表され、9月15日発売の42号にて完結を迎えるアナウンスがなされ、14年以上の連載に遂に幕が下りることになる。・・・はずが・・・?
更にそこでも最終回詐欺をやらかし、銀魂アプリというアプリ内連載でついに完結を迎えることとなった。
テレビアニメでは2017年秋のポロリ編を挟み、2018年1月から放送。3月で最終回を迎えたが、一時休止を挟む形で2018年7月に放送再開された。
アニメでも8月で虚との戦いが終わり、9月から二年後に突入したが、諸事情によりTVアニメは終了。2021年1月8日公開の映画で完結することとなった。
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あらすじ(以下ネタバレ注意)
突如天空からの砲撃で破壊されたターミナル。その日を境に地球に暮らす人々の日常は急変した。
天導衆からのアルタナの解放を謳う各星間国家の連合軍「アルタナ解放軍」の襲来、その先兵による横暴極まりない破壊と強奪の数々。それらは全て、自身や天導衆を餌に地球それ自体を滅亡させることを図った虚の策によるものだった。
そんな中、万事屋と縁ある人々は、荒れ果てた「万事屋銀ちゃん」の事務所に依頼書を託し、信じ待っていた。彼らが帰還するその時を。
やがてアルタナ解放軍の魔の手が遂に万事屋やスナックお登勢にまで迫ったその刹那、遂に銀時らが帰還。彼らを先頭に、かぶき町の総力を挙げて解放軍を一時的に撃退することに成功する。
一方その頃、烙陽決戦篇にて快援隊の元に軟禁状態に置かれていた喜喜は、解放軍の横暴を止めるべく、自身が幕府代表として解放軍の上層部と交渉にあたることを自ら提言。桂や坂本と共に行われた交渉は(一応)成功し、解放軍上層部との間に一定の信頼関係を築くことに成功する。
しかしそんな彼らを嘲笑うかのように、虚は奈落の戦闘員に自らの血を与え不死者の軍団を築いていた。更に彼らを使って解放軍の構成員を奇襲し、喜喜らの尽力により解放軍との間に成立した停戦協定を事実上破棄させる等、着々と「星崩し」を進めていく。
更に解放軍上層部内でも彼らのやり場のない憎しみを地球にぶつけんとする勢力の台頭により、遂に地球側と解放軍の全面戦争に突入。虚は暗躍により、解放軍と地球側との戦いを使って、全銀河を巻き込みその全文明を滅ぼそうとする。
『アルタナ解放軍』の動きは最大の宿敵の決死の奮闘と、喜喜の命を懸けた説得により食い止められるも、巨大戦艦『天鳥船』は地球へ落下を開始。銀河を救う為には、『天鳥船』内部に存在する人員ごと、吹き飛ばさねばならない事態に陥る。
そんな中、いつものマダオでは無い、元入国管理局局長である長谷川泰三の活躍と、ハタ皇子の奮起により、『天鳥船』の落下速度は減退。最後の時間稼ぎに成功する。