概要
動物戦隊ジュウオウジャーと、手裏剣戦隊ニンニンジャーの共闘が描かれる。
タイトル通りゴレンジャーからトッキュウジャーまでの歴代スーパー戦隊も登場し、二大戦隊にエールを送る他、宇宙戦隊キュウレンジャーも登場する。
そして、冬映画としてのVSシリーズは20年の「スーパー戦隊MOVIEパーティー」の内の一作「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」が発表されるまで一時休止となり、次作「キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」と次々作「ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー」がVシネクストとして5~6月から先行公開された。このため、ジュウオウジャーが全員でVSシリーズに登場したのは本作のみ。
尚、前作と節目のVSは1996年の「超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー」以来およそ21年ぶりとなる。
ストーリー
静かで緑豊かなキャンプ場にやって来たジュウオウジャーの前に現れたのは、彼等を“悪の妖怪”と呼んで襲い掛かって来るニンニンジャーだった!?
全てはジュウオウジャーを抹殺すべくナリアが呼び付けた抹殺エージェント、ギルマーダの企てだった。彼の策略によってジュウオウジャーはニンニンジャーと相打ち、スーパー戦隊の歴史が終わってしまうと言う。
そんな最悪の未来を、時を遡ってやって来た天晴の息子・伊賀崎快晴から聞いた大和だったが、その運命は変えられず…?
しかしその時、40組ものヒーローを送り出したスーパー戦隊の歴史が奇跡を起こす!
歴史を未来に繋げる為、二大戦隊が忍ばないで本能覚醒する!!
バングレイの右手を移植したクバルが登場し、バドがジュウオウチェンジャーファイナルを持っている(※ジュウオウバードには変身しない)事から、時系列はジュウオウジャー38話と39話の間と思われる。
本作のゲスト登場人物・戦隊ロボ限定形態
- 伊賀崎快晴(いがさきよしはる)/アカニンジャー(快晴)
父や祖父・曾祖父と同じく、アカニンジャーにシュリケン変化する。
ニンニンジャーに助けを求めた宇宙生物。
“悪の妖怪”ジュウオウジャーに一族を全滅させられたらしいが…?
ナリアが独断で呼び付けた、『ヒーロー始末人』の異名を持つフリーの抹殺専門エージェント。
『闇の使い』と言う手駒を生み出せる。
- レジェンド戦士
歴代レッド戦士たち。『ゴーカイジャー』でお馴染みの白い空間に登場。力を受け渡すシーンでは、アカレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)、レッドファルコン(超獣戦隊ライブマン)、ガオレッド(百獣戦隊ガオレンジャー)が大写しになっているが、他の戦士も登場している。本作では声のみとはいえレッドファルコン・天宮勇介こと嶋大輔が語りかける!
理論上では可能とされていた、ジュウオウキング・ジュウオウワイルドの亜種形態(足部分のキューブが互いに入れ替わっている)。とは言っても戦法は基本形態と然程変わらない(ジュウオウキングはキリンバズーカも使用)。
いきなり襲い掛かって来たニンニンジャーが操るシュリケンジンと戦うも…。
とある出来事により生まれた、スーパー戦隊全ての力が宿った『ジュウオウ合体忍シュリケン』を使い完成した戦隊ロボで、劇場版・2000回記念話に続くワイルドトウサイキング3番目の限定強化形態。
ジュウオウジャーに続く、41番目のスーパー戦隊。9人全員が先行登場するが、本作で声が聞けるのは本編で顔出し出演する5人だけである。
なお、キュウレンジャー作中で明かされた設定によるとキュウレンジャーの世界とゴレンジャーからジュウオウジャーまでが守り抜いてきた世界は別物とされており、どうやってこの世界にやって来たのかは謎である。(本編ですら明かされなかった。)
余談・備考
ネタバレも含まれます。
- 上記の通り、キュウレンジャーは別の世界から来た理由は明かされていない。ちなみに、他のキュウレンジャーのクロスオーバー作品でも、テレビ本編や『VSスペース・スクワッド』など別世界に来た理由が明確になっているものもあれば、春映画や『仮面ライダーエグゼイド』のように理由が不明なままのものも存在している。
- ナリアが、キュウレンジャーに対し「この恨みは忘れない」という旨の言葉を残しているが、『キュウレンジャーVSジュウオウジャー』が制作さらなかったため、恨みは果たされないまま残っている。
- 快晴は、ジュウオウジャーとニンニンジャーが同士討ちするのを避けるため未来からやって来ているが、それらに関しては、作中でも快晴の関与してないメンバーも企みに気付いているため、実際はギルマーダ率いる再生怪人軍団との戦闘で敗北した可能性がある(ある再生怪人との対決に、快晴も加わっている)。
- 快晴が八雲たちに「おじさん・おばさん」と呼んでいるが、血縁上は風花だけが「叔母」に該当している。
関連項目
ニンニンジャーVSトッキュウジャー←本作→キュウレンジャーVSスペース・スクワッド