概要
『ファイナルファンタジー7』のリメイク作品。
2007年に本編の前日譚『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』以来、約13年ぶりとなるFF7作品で2015年6月にスクウェア・エニックスからPS4の独占タイトルとして開発・発売予定であることを発表。
その後2020年1月に発売が予定されていたが後に公式から4月10日に延期することが明かされ、前月に体験版を配信した後に無事発売された。
前述の通り、本作は『FINALFANTASY7』のリメイク第一作であり、オリジナル版のミッドガル脱出までを描いている。
原作版との相違
基本的な流れは原作版に沿って展開されているがゲームシステムがアビリティを切り替えるアクションバトルに変更されている。他にも以下のものがある。
- 原作では、壱番魔晄炉の爆破の翌日に伍番魔晄炉を爆破に向かうが一日延長され、七番街スラムでのミッションなどが追加されている。
- セフィロスが序盤から登場する(本人ではない)。更にマルカートなどのセフィロス・コピーの出番が増えている。
- 運命の番人である『フィーラー』の登場で展開が無理やり原作に沿うように行われている部分がある。
- 七番街プレートの支柱で行われるレノ戦が伍番街スラムの教会内に前倒しに。更にルードの登場も伍番街スラムになっている。
- 原作ではほとんどストーリーに絡まなかったジョニーの出番が増えている。
- 六番街スラムのウォール・マーケット、神羅ビルの研究施設などのマップ・イベントが大幅に増えている。
- 「ユフィ編」の追加でユフィがミッドガルに来ていたことが判明する(よって、リメイクで未登場パーティメンバーはシド・ヴィンセントのみとなった)。
登場キャラクター
本編
パーティーメンバー
基本的なところは原作と差異はないがイベントシーンが増えたことで人間味のある一面が確認できる。エアリスの接触を機にフィーラーを視認できるようになって以降、時折本来知るはずのない未来を幻視するようになる。
原作では描かれなかったアバランチの活動に迷いを感じている描写が追加されている。時代の流れ的に流石に薄着だとまずいと判断したのか今回はTシャツの下に黒いインナーを着用している。
壱番魔晄炉爆破ミッション時のハイテンションな言動で恐らく原作と比べて一番違和感を持ったと思われるキャラ。原作では中盤まで見せなかったアバランチメンバーへの気遣いが見られる。
本作では花売り以外に薬草採取や医者の手伝いもしていることから怪我の応急手当ても得意という一面が追加されている。明らかに原作版の内容を知っているような素振りを時折見せる。
終盤での登場の都合上ノンプレイヤーキャラで操作できない(但し、戦闘に参加させることはできる)。最終決戦のフィーラーの見せた未来で原作版のエピローグの姿が確認できる。
神羅カンパニー
原作と比べて、人物像が掘り下げられている。
原作より年齢が上がり、神羅のメンバーの中では唯一フィーラーを目視できた。ゲ-ムシステムの変更の都合上、アクションがかなり特殊なものに変化している。
「ガハハハ!!」の笑い方は健在。本作では部下の手柄を自分のものにする、気に入らない報告があるとクビをちらつかせるなどパワハラ上司っぷりが増した。
「キャハハハ」の代わりドS度が増した。本作ではマテリアの実験も行っている。ユフィ編ではボスキャラになっている。
原作と比べて更に影が薄くなった。更に出番も他のメンバーと比べて少ない。
パルマーほどではないが影が若干薄い。神羅ビル潜入時の社員の台詞から人望はかなり厚いが癖が強すぎる面子のせいで浮いてしまっている。
原作同様のマッドサイエンティスト。本作では神羅ビルの科学棟フロアを捜索するクラウド達に神羅の兵器や自作のサンプルを戦わせてデータを回収に利用した。
クラウドにネタバレしようとしたらフィーラーに吹き飛ばされた。
本作で追加された新キャラ。本人の記事を参照。
『市長最高!』
市長助手。
タークス
※イリーナの出番はありませんでした(配属時期の都合上)。
ソルジャー
序盤から大々的に登場。その後、セフィロス・コピー、クラウドの幻影として度々姿を現す。
本作で追加された新キャラ。バイクを乗り回す自称『スピードジャンキー』を名乗るソルジャー3rd。自分の欲望に忠実で部下たちからも引かれていた。
名前だけ。
終盤のイベントで登場。
アバランチ
本作では本家から追放された分派という扱いになっている。
本作でサブヒロイン扱いになった上にとある事情で実家に行くイベントは追加された。
原作と比べてクラウドとの交流が多い。
おそらく原作よりも活躍している。
他に名前だけのメンバーが数名いる。
ウォール・マーケット
原作よりもゲス。
ソッチ&コッチ
コルネオの部下。レズリーについては、リンク先参照。
ウォールマーケットのコルネオの嫁推薦人トリオ。
マダム・マムは手もみ屋。揉まれるクラウドは必見。
チョコボ・サムはチョコボ車のオーナー。特技はいかさま。
アニヤン・クーニャンは蜜蜂の館のオーナーで、ナンバー1。弟にトレーニングジム「男男男(だんだんだん)」のボス、ジーナンがいる。
その他
エアリスの義母。
クラウドの母。故人で、回想シーンにて登場。
ユフィ編
追加エピソードにて主人公を務める。故郷のために仲間のシノビたちと共に本家アバランチと行動をする。本作ではモーグリを模したマントを着用。
ユフィの相棒として活動する男。
DCFF7以来の顔出し。今回は私服姿らしきものが確認されている。
余談
- 2020年2月6日から8月31日まで東京スカイツリー展望回廊で『SKYTREE in MIDGAR FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE』というコラボイベントが行われた。
- 本作は現時点で世界累計500万本の売り上げを叩き出しており、現在二作目の開発が進行しているという。
関連タグ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版…原点と少しずつ展開が変わっていくつながり。
イレギュラーハンターX…リメイク作として基本的な流れは原作とほぼ同じという共通点がある。ちなみに主人公の中の人はクラウドと同じ人である。