百鬼帝国

ひゃっきていこく

アニメ・漫画『ゲッターロボG』に登場する敵組織。

概要

人間が古来より「鬼」と呼んで恐れていた、角を持つ亜人によって構成された軍事国家。

科学要塞島を根拠地とし、恐竜帝国滅亡後、代わって世界征服に乗り出す。

ほとんどの者は生まれながらに角を持っていた、いわばミュータントであるが、誘拐した人間に角を移植し、強制的に鬼に生まれ変わらされた者も少なからず存在する。

帝国の中でも百鬼百人衆と呼ばれるエリート兵士は、自分の名前を冠した百鬼メカを与えられ、ゲッターチームと激戦を繰り広げた。

早乙女研究所を集中的に攻撃してきたのは、ゲッター線増幅装置が鬼兵士や百鬼メカの増産に必要だったからである。

最期は根拠地である科学要塞島をゲッタードラゴンのシャインスパークで破壊されて滅亡した。

漫画版

アニメとは違い無敵戦艦ダイが登場しないため、帝王ゴールを殺したのは百鬼帝国という設定になっている。

連載当時は深く語られることはなかったが、90年代のゲッターロボサーガ組み込みにおいて本拠である「百鬼帝国」(アニメ版の科学要塞島相当）は、北極で発掘された時空転移してきた宇宙船が原型であるとされており、ゲッターロボを倒すのが帝国の目的。

こちらは角を取り付けるのは改造手術により、（ブライ大帝は宇宙船のコアユニットから能力と角を直に移植されている）百鬼メカに相当する百鬼獣はもともとの艦載メカを修復したもの。

なお、元の時空で戦っていたのはかのゲッターエンペラーのようだ。

アニメ同様にシャインスパークを受けて科学要塞島は消し飛ぶも、一部残党はひそかに活動を続けており、『ゲッターロボアーク』において異星人と結託していた。

なお、OVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』に登場するオーパーツ（巨大円盤）のデザインは前掲の宇宙船に酷似しているが、関連は不明。

スーパーロボット大戦IMPACTでは恐竜帝国のプラントを使いメカザウルスも戦力にしている。

主な構成員

帝王

ブライ大帝

幹部

百鬼百人衆

作戦遂行を担当する指揮官。

TVアニメ版

一角鬼
独眼鬼
牛面鬼
白髪鬼
暗黒鬼
小竜鬼
三頭鬼
白骨鬼
飛竜鬼
海王鬼
自雷鬼
邪角鬼
紫電鬼
地虫鬼
胡蝶鬼
鉄甲鬼
闇竜鬼
妖剣鬼
金剛鬼
大輪鬼
半月鬼
獣王鬼
剣王鬼
百足鬼
大角鬼
暴竜鬼：ハヤトの友人イサムが鬼となった。
新宿支部長（名称不明）：暴竜鬼の前任者。交通事故で死亡。
白蛇鬼
蛇王鬼
天魔鬼
鉄丸鬼
恐角鬼
角面鬼三兄弟
- 一面鬼
- 二面鬼
- 三面鬼
牛餓鬼
牛剣鬼
電光鬼
闇虫鬼
輪魔鬼
百鬼メカは登場するが本人は未確認
- 雷電鬼
- 雷獣鬼
- 十方鬼
- 甲角鬼

漫画版

十方鬼
三餓鬼：ウザーラ奪取の任務を受けた三兄弟。
- 一本鬼
- 二本鬼
- 五本鬼

その他

幹部や百人衆以外の帝国関係者、帝国に利用される外部の人間、続編に登場する残党など様々な人物がいる。

アニメ

坂崎
リサ：白骨鬼の娘。
鬼丸：百鬼兵訓練所の教官。

漫画版

竜二：ハヤトの従兄弟で学生運動時代の仲間。改造され魔王鬼の部品となる。
特殊部隊ミノビ

ゲッターロボアーク

カーター・マクドナル：百鬼帝国残党。表向きはアメリカ特務機関の工作員。

保有メカ

百鬼メカ

百人衆が駆る戦闘ロボット。

それぞれパイロットに合わせ「メカ〇〇鬼」と呼称される。前作のメカザウルスと異なりほとんどが人型である。

漫画版では「百鬼獣」と呼ばれ、アニメよりも人型から外れたデザインのものが多い。

ジェット要塞

漫画版においてヒドラー元帥が乗る翼竜のような外観の飛行要塞。

アニメではヒドラー専用の空中要塞型百鬼メカ「メカ要塞鬼」が登場している。

科学要塞島

百鬼帝国の本拠地たる超巨大要塞で、コンビナートや工業プラントを彷彿とさせる無数の巨大建造物で構成された外観が特徴的である。

ウザーラ

巨大な竜の背から人型の上半身が生えた外見のロボット。

古代アトランティスの科学の粋を集めて作られた超兵器で、百鬼帝国が奪取しようとしたが失敗に終わり、最終的に百鬼帝国にトドメを刺す結果となった。

ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』では百鬼帝国最強の兵器として登場した。

百鬼帝国の編集履歴