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コロナ脳の編集履歴

2021-07-14 11:37:10 バージョン

コロナ脳

ころなのう

コロナ脳とは、新型コロナウイルスに対して過剰に反応してしまう心理状態、または、そのような状態にある人のことを指す。

概要

中国武漢発祥のCOVID-19(以下コロナ)は世界に拡大し、殊にヨーロッパや南北アメリカで重大な被害をもたらしている。

これを受け、WHOパンデミックを宣言し、世界各国はロックダウンや自粛要請を打ち出した。


中国での流行から世界的な拡散まで半年以上経った今もなお世界中で流行しており、いまだに収束の兆しは見えていない。

「突然出てきた」「治療法がない」「インフルエンザより致死率が高い」という点が人々の恐怖を煽り、2020年7月時点でウイルスの流行度に明らかに地域差が見られ、さほど流行していない地域でも未知のウイルスであるコロナに怯える人たちも多く存在し、時に過剰な行動をとる例が確認されている。


コロナの危険度について

WHOの見解の見解によれば、コロナの感染力は季節性インフルエンザの同等あるいはややそれ以下、致死率は季節性インフルエンザ0.1%程度に対して3.4%とされ、これは国や感染者の状態にもより、シンガポールのように極端に低い例もあるが日本におけるコロナによる死者は2020年7月1日時点で974人で感染者18723人に対して致死率5%と、見解よりも若干高いが近い数値となっている。

これは遥かに致死率の高いエボラウイルス、同類のSARS及びMARSにも及ばない致死率であるが季節性インフルエンザと比べれば重大であり、それらと比べて弱いがゆえに人々の油断を招き、死者の増加と問題の長期化を促す特徴もあり、収束の見通しはまだ立っていないというのがWHOの公式見解である。季節性インフルエンザの死者は2019年冬から2020年4月にかけて東京で65人、コロナは初の死者が出た2月26日から6月26日の時点で死者325人となっており、国外でも、年間多くとも50万人がインフルエンザで死亡しているのに対し、7月2日の時点で52万人が防疫体制に躍起になる中死亡しているなど、同じ日数の死者数を単純計測してもその致死性はインフルエンザより強力であるという結果が出ている。

加えて、コロナは決定的な治療法が存在せず、長時間医師達が対症療法にあたらなければならないために一度大規模な感染拡大が起こると対応に追われる過程で医療崩壊し、致死率が高まる、あるいは他の重篤な病気の患者が適切な治療・手術が受けられないという事例が報告されている。


しかし、コロナの感染者数や死亡者数については明らかに地域差が出ていること、究極的にはワクチンの開発及び集団免疫を獲得する以外に収束しないという事実から「地域によっては防疫に過剰にならなくてもよいのではないか」として現在居住国で行われている防疫を過剰と疑問を呈す人も多い。(最も、変異体の危険性も軽んじてはならない。)


その防疫のために数多の企業を倒産させ、多くの社会人が路頭に迷い、多額の公的予算を費やす意味は果たしてあるのかと疑問に感じ、またインフルエンザや肺炎を引き合いにしてコロナの危険性に否定的な層、あるいは防疫には賛成でも以下のような過剰な行為に対して嫌悪感を示す人からはそうした行為を「コロナ脳」と揶揄する向きがある。




インフォデミック(情報拡散)による過剰行動

マスメディア及びインターネットでの過剰な煽りにより、以下のように過剰な防疫行為や

防疫に熱心ではないと見なした他者を晒しあげ、傷付けかねない行動が報告されている。


  • 自粛警察(リンク先参照)。当然だが、自粛は自分の意思で行うものであり、強制されるものではない。
  • 他の都道府県から自分の居住地域に来てほしくないと考え、自動車の他県ナンバー叩きを行ったり(他県ナンバー=他県在住者、では無い。転勤等で以前住んでいた地域のままのユーザーもいる)、感染が拡大している地域をケガレやコロナ汚染地域として認識する。
  • 距離を空けて行列を作るのに、行列以外の人との距離を気にしない。
  • 熱中症や個々人の持病悪化のリスクなどを考慮せず暑い空間でもマスク着用を強要する。
  • 学校で子どもにフェイスシールドを着けさせる。(教育現場からは、一般的なマスクは表情の認識を阻害し発達に悪影響との意見や、聴覚障害者が口の動きを読み取れないとの意見もあるため賛否両論。透明マスクの普及も待たれている。)
  • 休業していないパチンコ店を実名公表し、バッシングの的にする。
  • 日中営業の店を無視して夜間営業の店に限ってクラスター源と見なす。
  • 誹謗中傷や営業妨害を棚に上げて気に入らない対象に対して「どれだけ周りに迷惑をかけてると思ってる?」「自分さえ良ければいいのか?」などと難癖をつける。
  • どう考えても収益に甚大な影響が出るとしか思えないような「ガイドライン」を作成する。
  • (現時点では海外の事例であるが)任意であるにもかかわらず、職場でコロナワクチンの接種を拒否した従業員をワンマンルールで解雇する。
  • 疑心暗鬼独善で他の病気をコロナと決めつける。(コロナ禍初期は、他の病原による肺炎がコロナウイルスによるものではと疑われ治療拒否されるという弊害もあった。)
  • コロナの疑いがある感染以外の要因(貧困や差別、風評被害、経営悪化など)で追い詰められた被害者の苦しみを軽んじる。
  • 学校の授業中にマスク頭痛で苦しむ生徒に対して教師が根性論で「マスクで頭痛にならない」「ただの仮病だ」などと決めつけて追い詰める。
  • コロナの治療に携わる医療従事者とその家族を差別する。当然「恩を仇で返す」行為であり、自らの首を絞める行為である。
  • 海外の事例であるが、白人をはじめとする一部の過激派がアジア人を民族問わず「コロナ禍の元凶」と決めつけて差別する。酷い時には白昼堂々と暴力で危害を加える事もある。
  • スポーツ等のイベントにて、プロ野球Jリーグで観客を入れてやっているのに(しかもクラスターも出ていない)、なぜか東京五輪には「中止だ中止」とボロクソ言う。

元ネタはAKIRAの…

東京オリンピック開催決定。

  • JOC等ではなく選手個人のSNSに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」とコメントを送る。(迷惑行為となりかねないため、マネしないように。)

参考:2021年5月11日朝日新聞デジタル

池江さんに向かった五輪批判 やり場のない不満の表れか

  • 科学的な根拠が無い要請で酒類や飲食店に感染拡大の責任を転嫁する。そのくせ満員電車は放置する。
  • 年に数回のイベントに感染拡大のタイミングが重なったら、そのイベントをバッシングの的にする。
    • クラスターが発生してたならまだしも、クラスターが出なかったら単なるとばっちりである。



これらに類似した事例は「スペイン風邪」としてインフルエンザが猛威を振るっていた時代にもネズミを焼いて粉末にした”薬”を飲んだりと迷信やデマが広まっていた。


関連項目

コロナウイルス COVID-19

Covidiot コロナ禍


ウイルスとは別物。正しく怖がる事が大切である。


インフォデミック デマ 自粛警察


ハンセン病…重大な人権侵害を引き起こした病。

関東大震災…コロナ脳に近い過剰なデマによるヘイトクライムが発生した震災。

フィクション

フレバンス王国ONEPIECEに存在するコロナ脳に近い過剰なデマや防疫行為で滅ぼされた架空の国。「珀鉛病」の実態は中毒であり公害であった。


外部リンク

新型コロナウイルス感染症について

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