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UQ_HOLDER!の編集履歴2021/08/26 16:14:47 版
編集者:忍太郎
編集内容:アニメについて
センシティブな作品

UQ_HOLDER!

ゆーきゅーほるだー

「UQ HOLDER!」とは、赤松健が『週刊少年マガジン』で連載中の近未来バトルファンタジー漫画である。後に別冊少年マガジンに移籍。

『───────少年よ、強くあれ。』

概要

2013年8月28日発売の週刊少年マガジン(講談社)2013年39号から連載が開始。

作者の前作である「魔法先生ネギま!(ネギま!)」の続編的位置にあたる作品で、2016年10月8日発売の別冊少年マガジン移籍後、TVアニメ放映期間中は誌上掲載時のみタイトルに「魔法先生ネギま!2」が加えられた(放映終了現在は、移籍前のタイトル名に戻した。)。

タイトルの「UQ」の部分に「悠久」と書かれている事や扉絵での語りなどから分かるように「不老不死」を持つ者達の悩みが本作のテーマとなっている。

世界観は前作のものを引き継いでおり、約80年後の西暦2086年からのスタートで、作中には「ネギま!」の登場人物や彼らを先祖に持つと思われるキャラクターも登場する。

何だかんだで明るさと希望に満ち溢れていた前作から、ディストピアな未来や陰惨な展開が多く見られる為、前作を読破したファンはガッカリする恐れもある。

ただしこれは、前作のハッピーエンドが台無しになったわけではなく、それらに不可欠な少女が戻らなかった(下手するともっと大昔から分岐している)異なる時間軸である事が15巻にて明言されており、同巻では前作終盤で端折られていた"最終決戦"や"恋の行方"もしっかりと描かれている。

本作より、赤松作品は人物、背景が全てデジタルで作画されるようになり、前作以上にバトル重視なことから、少年漫画らしいシンプルな絵柄、画面構成なのが特徴。

なお、移籍の理由は「年齢的に週刊のペースでやらせてもらうのがしんどくなってしまった。『週刊少年マガジン』若い連中に譲るわ」(要約)とのことである。

加えて、作者の赤松健いわく「(条件にもよるけど基本的には)二次創作やっちゃってもかまいませんから」とのことで、それを示すためのマーク(いわゆる同人マーク)が付けられている。

物語

世界に魔法が知れ渡って10年―――。

未だ魔法に馴染みのない田舎に住む少年近衛刀太は、憧れの『都』に行く許可を得る為、教師であり育ての親でもある雪姫に挑んでは、仲間ともども撃退される日々を送っていた。

ところがある日、刀太は雪姫にかけられた「懸賞金6億円」目当ての賞金稼ぎとの戦いに巻き込まれ、心臓を刺し貫かれてしまう。

生死の境をさまよう刀太は雪姫から「このままとして死ぬ」か「自分のを飲んで死ねない体」になるかという選択肢を与えられ、仲間と雪姫を救うために血を舐めて強大な力を得、賞金稼ぎを撃退する。

戦いを終えた刀太に、雪姫は自身が700年の時を生きる『吸血鬼』、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルであることを明かし、刀太もまた不老不死の存在になってしまった事実をあらためて告げるのだった。

その事をきっかけに刀太は雪姫に連れられて村を離れ、「かつての世界」に起こったある学園での伝説と、「今の世界」が迎えている数々の現実に直面してゆく事となる。

登場人物

不死人一家『UQホルダー』

雪姫が元頭目であった不死人一家(フシビトファミリー)という組織。

人の世を外れた者(主に妖怪や不死者など)達の互助組織であり、人の世からはじき出され蹂躙され忘れ去られる者(貧民街の住民など)達の味方となる組織である。

メイン構成員は妖怪などの人外集団"百鬼夜行衆"であり組織の顔とされる"ナンバーズ"によって構成されている。

アジトは新東京の沖合10㎞にある温泉宿『仙境館』で、日本支部でもあるらしい。

不死身衆(ナンバーズ)

組織の顔であり、不死人のみで構成された少数精鋭。

不死の経緯や特性などはまちまちなのだが、誰もかれも個性豊かという事は確かである。

構成員の"百鬼夜行衆"達より上位にあたるとされている。

単行本では現在、No.12までが確認されている。

No.1雪姫(エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル吸血鬼、UQホルダー元頭目。刀太の育ての親であり、師匠である。チャチャゼロが見たらびっくりするぐらい"大人"になっている。特製の薬で見た目を大人にしている。
No.2宍戸甚兵衛UQホルダーの現リーダー。人魚の肉を食った事で不死人になった。1400年生きる長寿。相手の持ち物を手元に寄せる能力を持つ。
No.3七尾・セプト・七重楼かつて雪姫と対立した真祖・バアルの眷属であり、彼によって生み出された光の上位人工精霊。それ故、一部のナンバーズから信頼されていない。また、精霊の特性上、デフォルトの男性から女性に性転換することも可能。
No.4結城夏凜神の呪いによる不死。それ故傷つけられても傷つかず痛覚のみが残る。“鋼鉄の聖女”の異名を持つ。雪姫Loveであるため刀太を目の敵にしている。
No.5獅子巳十蔵仙丹を口にしたことで不死人になった。UQホルダー最強と評される程の実力を持ち、この世の全てを斬り裂ける究極の剣技を操る。
No.6真壁源五郎命のストック残機制。不死になった経緯は不明。眼鏡男子。日本刀と銃器を武器に戦う。
No.7近衛刀太雪姫の血を舐めたことにより、吸血鬼の眷属となったことで不老不死化したとされているが、不老不死になった理由は別にあった。武術に関して天賦の才を持つ。ネギま!ネギ・スプリングフィールドが祖父にあたるとされているが……?
No.8ニキティス・ラプス1万2000年前に金星で生まれ、自力で不死を得たという「本物の真祖」の1人。
No.9桜雨キリヱリセットOKな人生(リセット&リスタート)という能力を持ち、死ぬと自動的に設置しておいたセーブポイントの時間まで逆行する。見た目は小学生の少女でホルダー最大のスポンサー。腹黒い
No.10飴屋一空サイボーグ化による不死化。ナンバーズ内では刀太達に次ぐ新人。
No.11時坂九郎丸八咫の烏族の亜人。神鳴流剣士。呪式による不死化。パッと見ると女。でも、本人は男を主張。実は八咫の烏族は、成人(16歳)するまでは男女のどちらでも無い。
No.12佐々木三太幽鬼(レブナント)の少年。生者に見えるが霊体であり憑依や物体透過等の多彩な能力を持つ。

世界救世軍「白き翼(アラアルバ)」​

フェイト・アーウェルンクス

祝月詠

牛冷娑婆

アスラ・ツゥ

力の手(パワフル・ハンド)

瓦礫屋

南雲士音

灰斗

超星仔

アニメ

J.C.STAFFの手によってテレビアニメが作られた。2017年10月から12月TOKYOMXtvkKBS京都サンテレビおよびBS11で放送。鈴木洋平がメガホンを取るほか、原作者である赤松がアニメ専門の脚本家であるヤスカワショウゴと共にシリーズ構成を手掛けた。さらに主題歌は「ネギま!」の主題歌だった「ハッピー☆マテリアル」を流用。

放送開始の前週に『UQTV ネギまHOLDER!』が放送された。

第1話のアバンタイトルでは、ネギ・スプリングフィールドや神楽坂明日菜といった前作の主要キャラクターが登場する過去のシーンが追加されている(原作13巻の回想シーンを元にしたもの)。

原作との違い

  • 忍の立ち位置・登場・出会いが違う(忍が最初から屋敷の住み込みメイドとして刀太が来る前にいる状態で、初出会いや忍の夢を語るシーン等も屋敷の敷地内でとなっている)。
  • 刀太と九郎丸の入団テストが夏凜と源五郎の戦いになった
  • 三太が登場しない。したがって彼に絡むストーリーが割愛。

余談

  • 赤松先生が本作を描いた経緯として「次回作もそんなに前向きに考えられなくて、美少女ものでは『ネギま!』を超えられないから、もうアンケートも気にせずトーンも最低限しか貼らず、普通に少年マンガを描いてみようと思って始めた作品」とのこと。
  • 本作の原型の没ネーム「闇の福音の息子」では、主人公の名前は『キクチヨ』で、シスターに育てられたという設定。エヴァンジェリンが雪姫と名乗り、大人の姿で生きているのは実際の連載と同じだが、キクチヨの育ての親のシスターを殺してしまう、かつて互角に戦った仇敵に無抵抗のまま斬り刻まれ、「この刃は我が心 刀に恥じぬ生を生きよ まっすぐに歩み続けろ 前を見据えて 戦え少年よ」を言い残して死亡するという違いがある。
  • 週刊少年サンデー2018年No.12から連載が始まった「トニカクカワイイ」(畑健二郎)の新連載を記念した久米田康治の読切漫画「新しい恥図」にて、「人気が出なかったら、ハヤテのキャラとか出しちゃうんだろ。タイトルも頭にハヤテ2ってついて…」「どこのネギまよ。」と、本作を揶揄したネタが出てくる。

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