概要
TOY一番星(とーいいちばんぼし)から地球を守るためにやって来た27番目のベリーナイスなウルトラ戦士。
普段の姿は夢星一家の大黒柱でありGOKAZOKU隊の隊員でもある夢星銀河(一体化しているのか、人間態なのかは不明)。
変身アイテムは腕時計型のナイスドリーマーの中の秘密のチョコボール・シークレット・チョコ(またはドリームスター)を食べて変身する。
映像ソフトが絶望的に難しいCM媒体のウルトラ戦士であるのにも関わらず、販促キャラクターとして位置づけされ“円谷ジャングル”の名誉店長を務めている事や国内各地のショーで頻繁に登場する事なども手伝ってその知名度は意外に高いらしい。
また、人情味があるコミカルな性格の持ち主で、ショーなどでは(時には暴走する) ギャグ要因として活躍するが、レイビーク星人が召喚したダークメフィスト(実はカナン星人の人形が実体化した偽物)に動揺するネクサスを叱責する等、締める時には締めるかっこよく頼もしい所もあるヒーローである。
なお、本人曰く先輩方と比べるとまだまだ未熟な戦士である為、戦い方はウルトラマンティガの記録から学んでいる最中らしい。ちなみに、本人もティガの大ファンである。
また、掛け声が「シュワッチ!」「ヘア!」ではなく「ナーイス!」「ナッ!」と独特のものとなっている。あと親指を立てる親指ポーズ(いわゆるサムズアップ)をよくやる。
右手親指を立てて、左胸にあるカラータイマーにあわせるのが決めポーズ。
飛行する際には両手を突き出すわけでも、両腕を下ろすわけでもなく、右腕を突き出し、左腕を下ろすというポーズを取る(恐らくNの字を表現しているのだろう)。
ウルトラ戦士初の左右非対称のボディデザイン(特に左胸に付いたカラータイマーが目を引く)となっており(悪のウルトラマンならヒュドラが初)、スペックは歴代ウルトラ戦士たちの中でも非常に低い(数値が全て39=THANK YOU)となるように統一されている)。
地球上での活動時間は僅か1分間とウルトラ戦士の中ではトップクラスに少ないが、地球侵略(?)にやってくる宿敵・ザゴン星人や彼率いる怪獣軍団を毎回きっちりと撃退している唯一無敵無敗を誇るウルトラ戦士でもある(10390歳の彼より年下のウルトラマン80はTV本編では無敵無敗だったが、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THEMOVIE』で(ジャックとエースとウルトラマンベリアルのタッグ戦とはいえ)初めて土を付けられている)。
まぁ、ザゴン星人や星人率いる怪獣軍団が余りにも弱すぎる事や、ギャグ補正が原因と言ってしまえばそれまでなのだが。
なお、赤のボディーラインの形や独特の登場ポーズはナイスの“N”からきているものである。
ちなみにあからさまに本人にしか見えないウルトラエッグを研究するエッグベースに現われた謎の科学者・Dr.エッグと別人だと頑なに言い張っている。
データ
- 年齢:1万390歳
- 身長:39m
- 体重:3万9千t
- 飛行速度:マッハ3.9
- 走行速度:時速390km
- 地中速度:時速39km
- ジャンプ力:390m
- 握力:3900t
主な必殺技
パパパンチ
「ナナナナナナナナッ!」の掛け声とともに左右の拳を超スピードで相手に叩き込む連続パンチ。
キキキック
回し檄を相手に打ち込むキック技。ちなみに第9話でブルブルザゴンを撃退した際に足を痛めたり、第17ではタブザゴンに破られている。
パパパット
相手を掴んで頭突きを相手に食らわせる技。
チョチョチョップ
敵にチョップを決める。
ジャジャジャンプ
空高くジャンプする技で「ミレニアムキック」を放つ予備動作として使用される。
アタタック
跳躍した後に相手に全身でぶつかる力技で、ブルブルザゴンを転倒させたりなどの成果を発揮しているが、流石にザゴン軍団最強の耳を閉じた状態のタブザゴンには通用しなかった。
ベリーナイス光線
ウルトラマンナイスの必殺技の1つ。発射の際は両腕をクロスさせ、首を傾げる所がポイント。なお、耳を閉じた際のタブザゴンには効果がない。
ミレニアムキック
ジャジャジャンプで大きくジャンプした後、急降下しながら放つ必殺キック。
ミレニアムショット
右手をカラータイマーに置いてから前に突き出す事で指先から連続発射される光線技。
ミレニアムクロス
厳しい特訓の末に編み出した、両手を一回転させ、両腕をクロスさせて放つナイス最強必殺光線。
ベリーナイス光線と違って首を傾げる必要が無い。また、発射の際はクロスの手が逆となっており、強敵タブザゴンも倒せる。
その他の活躍
TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場
この作品のもう一人の主役。役回りはウルトラマン超闘士激伝のエースに近い。
楽屋で見ていた「今日はとっても運が悪い日です。落し物には気をつけましょう 大きな事件に巻き込まれやすくなっております。怪我や病気、地震雷火事親父には十分気をつけましょう」というテレビの占いを間に受けており、夕飯を買いに出かけた所、実際にカバンの穴が空き、財布を落としてしまい、交番に行っても手がかりなしという憂き目に遭う。泣きっ面に蜂とばかりに怪獣軍団(攻撃も先述の災害に倣っている)に攻撃されていた所をティガに助けられる。ティガが一人では心配(というのは建前で一人じゃ心細いので)なのでティガに同行するが、挙動不審ぶりで逆にティガに心配され、キリエル人からも余計なもの扱いされていた。
実際の戦闘でも頼りなく、地獄の門から呼び出された再生怪獣相手にヘタれる始末であるが、再生怪獣軍団から逃げていた時にノーバとガンダーにたまたまぶつかった結果、ウルトラチャージへ繋ぐなどコミカルながらも重大な活躍を見せる…が、お化け(=再生怪獣)にビビってあたふたしていた所を地獄の門の生贄に捧げられ、ティガもそれに巻き込まれるという大ポカをやらかしてしまう。
地獄の門の世界の殺風景な雰囲気に耐えきれず、ティガに自分のテーマ曲を歌う事を提案して断られたり、ダーラムと力比べをするも惨敗するなどコミカルさは相変わらずであるが、カミーラに敗れたティガを闇の巨人達の猛攻から庇うなど男気を見せ、残った光のエネルギーをティガに分け与えて復活させた。
その後、復活しティガと共に脱出する。地獄の門は内側から閉める事しか出来ない為、自分が生贄を買って出るが、イーヴィルティガに蹴飛ばされて未遂に終わり、財布も見つかる。
このような役回りなのはナイスが『ティガ』の再放送中に放映された作品だからではないかと思われる。
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突
予告編で映っているシーンがあり、これにより本編の映像作品に初めて登場することが決定した。
イベントでよくコンビを組んでいるゼアス(+ウルトラマンボーイ)と共闘しているようである。
なお、本筋の作品でゼアスとナイスの2人が本格的に絡むのはこれが初。
関連項目
ウルトラマンゼアス:相方。