概要
女児、少女がメインターゲットの商品。「女の子向け」とも言う。一般的に、女子小学生向けを指すことが多い。
プレティーン~女子中高生(ティーンズ)向けは「少女向け」、大人の女性向けは「女性向け」、オタク女性向けは「乙女向け」などと呼んだりする。
漫画、アニメ、ゲームなど
ピンク パステルカラーなどを用いた可愛いらしいものが多い。『ドラえもん』『ポケットモンスター』など男児向け作品で女児向けにも展開を行うようになった作品は多いが、逆に女児向け作品で男児にも受け入れられるようになったものは少ない。『ちびまる子ちゃん』がその数少ない例のひとつである(これもファミリー向けのホームドラマとして受け入れられたという側面が強い)。『カードキャプターさくら』や『赤ずきんチャチャ』は男の子にも人気が高かったことが知られているが、いずれも日本では男児向けに積極的な展開を行うまでは至らなかった(ただし、『カードキャプターさくら』はアメリカで小狼主人公として再編集され、ユニセックスな展開を行っている)。
女児向けのキャラをプリントした男性向けグッズが発売されることは少ないが、サンリオの女性キャラ柄のトランクスなどは発売されており(女性キャラの柄というよりは、ユニセックスなゆるキャラ柄)、女児向けの抱き枕が発売された時には「これはロ○コン向けではないのか」との議論を催したという。因みに少年漫画の男女混交チームがプリントされた男児向けグッズは男の子(特に主人公)がメインで女の子は仲間の一員(男性の仲間と同じサブキャラ)のように描かれていたり、仲間全員がカードデッキのように横並びに描かれていて、人間関係が強調されていなかったりする。少年漫画の女性キャラ単体の女児向け玩具が発売されることもある。
先述のように繊細なジャンルだが、「萌え」的な意味で大きなお友達にも楽しまれるようになった女児向け作品は多く、魔法少女ジャンルなど高年齢の男性向け作品に影響を与えている。萌え絵そのものでも性的描写がない場合のみ、女児向け本家として扱うことが許されている(女児向け雑誌の初音ミクのコラボ企画、一般向けのご当地萌えキャラなど)。
ティーンズ以降の少女向けとの作風の違いが話題に上ることが多いが、2010年代以降は男性と違って早く二次元の世界を卒業してしまう女性、BLジャンルなどに移動してしまう女性に、女児向けの良さを再確認させる動きも出てきている(2.5次元劇場、ゆめかわいい雑貨、美少女戦士セーラームーン、プリキュアシリーズ、サンリオ、ディズニープリンセスのランジェリーやコスメなど)。
おもちゃ、グッズなど
ドールハウス、ままごとセット、女児向けアニメのなりきり玩具(魔法のステッキなど)などが有名。
先述のアニメグッズを初め、子供服、ファンシーグッズが豊富であり、このグッズが使いたいが為に女児になりたい男性がいるとかいないとか。
※いくら男性ファンがいても、懸賞やイベントに男性客が呼ばれることはない為、ご了承ください。
関連タグ
アニマル横町/ジュエルペットサンシャイン…通称、女児向けカブトボーグ
アイドル×戦士ミラクルちゅーんず!…通称、女児向けリュウケンドー