ネオディエンド
ねおでぃえんど
概要
『仮面ライダージオウ』に登場した海東大樹が変身する、新たな仮面ライダーディエンド。
それ以前のディエンドとの違いは、変身アイテムが「ネオディエンドライバー」に変化していること。ネオディケイドとは違いベルトも含めたディエンドそのものの容姿は変わっていない。
なぜこの形態になったのか・後述するW以降のシリーズのカードをどこで入手したのかなど、一切のバックボーンが不明である。
初出のためか、関連アイテムも含め全て『仮面ライダージオウ』という作品のライダーとして扱われている。
なお、「(仮面ライダー)ネオディエンド」と言う名称は前述のドライバーの名称からファンが既存のディエンドとの区別の為に用いている通称である。前述のように容姿自体に変化がなかったためか、登場直後は公式でも単に「仮面ライダーディエンド」の呼称のままで特別な公式名称が存在しなかったが、EP42放送終了後に正式に公式サイトで「仮面ライダーディエンド(ネオディエンドライバーVer.)」と呼称された。
能力
スペック
身長 | 194cm |
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体重 | 88kg |
パンチ力 | 24.5t |
キック力 | 36.4t |
ジャンプ力 | 48.2m |
走力 | 100mを3.1秒 |
見ての通りパワーに関するスペックが4倍以上と大幅に上昇している(ジャンプ力以外はコンプリートフォームよりも上である)。
戦術としてはネオディエンドライバーに変わったこと以外は遠距離射撃と高速移動によるヒット&アウェイが基軸になっている点は変わっていない。
アタックライドは進化しており、(音声的には変わっていないが)全て名称が「ネオ○○」を付けたものに変化している。
海東自身の(恐らく10年間の)戦闘経験と実力も相まって戦闘能力は非常に高く、生身なら作中トップクラスの戦闘力を持つ黒ウォズが変身した仮面ライダーウォズと互角以上に戦い(最もこれはウォズの作戦の内の可能性もあるが)、そのウォズと仮面ライダーゲイツとの2対1になった際も苦戦こそすれ、一方的に劣勢になることは無かった。
召喚したライダーとの連携力も上がっているようで、ウォズフューチャーリングシノビに対してのアクセルとバースとの連係プレーにそれが見て取れる。
また、召喚したライダー個人の戦闘能力も上がっているようで、以前のディエンドライバーで召喚したライダー達はクロスアタック無しでは単に武器を使用して戦っているだけだったが、ネオディエンドライバーで召喚したアクセルはバイクモードへの変形、バースはバースバスターのチャージショット、ブレイブはガシャコンソードの炎剣モードでの攻撃など、ライダー固有の能力を使用している。
活躍
- EP29『ブレイド・ジョーカー!?2019』
初登場。ライドウォッチを盗まれ変身できないソウゴとゲイツの代わりに黒ウォズが変身した、仮面ライダーウォズと対決。
フューチャーリングキカイの強烈な一撃によっていくつかのライドウォッチを奪い返されるも、「その程度のお宝は返してあげるよ」とナイト・バロンを召喚した後、自らは「アタックライド インビジブル」で撤退した。
その後、白ウォズがノートに「黒ウォズ、仮面ライダーディエンドと再び戦った」と書き込んだ事で再び黒ウォズと対峙。
フューチャーリングシノビの機動力に対しても持ち前の高速移動能力で互角に渡り合い、召喚した
バース、アクセルとのコンビネーションで圧倒し、必殺技の「ディメンションシュート」でトドメを刺した。
…かに見えたが実はそれはシノビの能力による身代わり。ウォズの意図に気付いたゲイツの策略により、身代わりに気を取られた隙に反撃を受けてゲイツライドウォッチを取り返され、参戦した仮面ライダーゲイツと仮面ライダーウォズの同時必殺技でアクセルとバースを撃破された。
- EP30『2019:トリニティはじめました!』
前回から引き続きゲイツ、ウォズのコンビと対決。数の差もあってか流石に苦戦するも、「ディエンドブラスト」で2人が怯んでいる間に撤退した。
去り際にゲイツから何者なのか問われた際には「通りすがりの仮面ライダー、彼を追いかける者……とだけ言っておこうかな」と告げていた。
- EP42『2019:ミッシング・ワールド』
アナザージオウⅡウォッチを手に入れる為、加古川飛流の城に侵入。出現したアナザーゴースト・アナザーエグゼイドに対し、スペクター、ブレイブを召喚しこれを撃破。
目当てのアナザージオウⅡウォッチを入手し逃走しようとしたが、部屋を出た先にいたスウォルツに時間を止められ、アナザージオウⅡウォッチを取り返されてしまう。
- EP43『2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル』
「会えて嬉しいよ士。君の相手はこの僕だ」と言いながらアナザーライダーの軍団と戦うディケイドに銃撃を浴びせ、戦闘に突入。序盤は互角に渡り合うも、武器が白兵戦に向かないのもあってか最終的にはディケイドに圧倒され、必殺技でトドメを刺されかけるも、スウォルツにより授かった時間停止の力で動きを封じ、スウォルツがディケイドの力を得る手助けをした。
- EP48『2068:オーマ・タイム』
アナザーディケイドの時間停止能力により絶体絶命のディケイドを「忘れちゃったのかい?その力、僕にも分けてくれたじゃないか…!」と授かった時間停止能力でアナザーディケイドの時間を止め、ディケイドを救出。ディケイド本編でも使われた「ディケイド」のBGMをバックに共闘してアナザーディケイドに挑む。
しかし、アナザーディケイドには増援を呼び出すことすらされず単独で2人を相手に互角以上に立ち回られ、最終的には取り逃してしまった。
- LAST『2019:アポカリプス』
ゲイツ、ウォズと共に怪人軍団と戦うディケイドの前に現れ、「世界の滅びを一緒に楽しめるなんて、最高のお宝だね」と言いながら怪人軍団との戦いに加わる。
だが、最終的にはツクヨミの放った時間停止能力により動きを封じられた挙句、アナザーディケイドの放った攻撃により何処かへ吹き飛ばされてしまった。
- Vシネマ『ゲイツ、マジェスティ』
並行世界の白ウォズと激突。これを圧倒し、必殺技でトドメを刺したかと思われたが、実はそれはフューチャーリングシノビの身代わりであり、ブランクウォッチによって力を奪われてしまった。(EP29の時と全く同じ手に引っかかっている)
Final Chapterに登場。時空の狭間にクウガ・キバーラと共に突如として現れ、オーマジオウと戦うディケイドとジオウに加勢する。
しかし、オーマジオウの圧倒的な力には及ばず敗北してしまった。
声はライブラリ音声(台詞はまんま『ジオウ』最終回のもの)だが、エンドクレジットでは戸谷氏の名前が記載されており、おそらく海東本人と思われる。
使用カード
KAMENRIDE(カメンライド)
変身用
ディエンドに変身する際に使用する。
召喚用
劇中未使用ではあるが、全ての2号ライダーを召喚できるようになっている模様。
また、玩具版のDXネオディエンドライバー本体には全2号ライダーのカードが付属しているが、玩具的には過去のカードを合わせれば主役ライダーや他のサブライダーの召喚にも継続して対応しているため、2号縛りは単に作劇上の都合で特に制限がない可能性がある。
ちなみに呼び出したライダーは全員ジオウ本編、もしくは関連作品においてレジェンドキャストが客演したライダーという共通点がある。
ATTACKRIDE(アタックライド)
- DIEND NEO BLAST
- NEO INVISIBLE
"NEO"はイラストのディエンドが持つドライバーの変化によるもので、発音はされない。
音声は『ディケイド』本編当時とは異なり、CSMディエンドライバー準拠のものになっている。
また、NEO BLASTは単純な銃撃強化だけでなく弾に物を引っ掛けてブーメランのように自分の手元に引き寄せることも出来るようになっている。
この他、玩具版には劇中未使用の「NEO CROSSATTACK」「NEO BARRIER」「NEO ILLUSION」も付属しており、おそらくこれらも同様にパワーアップしていると思われる。