フライパン

ふらいぱん

焼く・炒める等の調理に用いる金属製の浅い片手鍋。

概要

英語の「frying pan（フライング・パン）」から。

主に炒める、焼くなどの調理法で用いる金属製の鍋で、径が大きく、片側に持ち手が付いている。胴は浅く、外側に傾斜していることが多い。

出汁巻き卵用の四角いもの、揚げ物にも使える底の深いものなどもある。

創作作品においては、しばしば簡易的な武器として扱われる。

同じく調理器具でしばしば武器として使われるものに包丁があるが、それに比べるとコミックリリーフ的な扱いである事が多く、非殺傷兵器としての扱いである事が多い。

実際の所、威嚇効果はさほど期待できないが、握りやすいグリップがある上に重量があるためそこそこの攻撃力と取り回しの良さが両立しており、また広い面を持つため後ろに隠れる事ができる（=盾としても使える）フライパンは、家庭で簡単に調達できる武器として転用可能な道具としては優秀な部類である。

ドラゴンランスシリーズではティカ・ウェイランが打撃武器として使用したほか、映画でもスティーブン・セガールが主演作「Out For Justice」にて、ラストバトルで敵の親玉の頭をフライパンで殴り倒している（ちなみにお約束で、殴った際は「カーン！」と良い音がしていた）。

打撃武器としての転用の他は、おたまで打ち鳴らす事で睡眠者を叩き起こすなどの用途もしばしば出現する。

「テイルズオブデスティニー」シリーズの登場人物であるリリス・エルロンが使うそれは「奥義・死者の目覚め」として戦闘転用すらされる程。

なお、実際にやるとかなりの割合で近所迷惑になる、と経験者は語る。