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コナミ体制変更騒動の編集履歴

2022-04-04 19:14:34 バージョン

コナミ体制変更騒動

こなみたいせいへんこうそうどう

ゲーム開発の老舗、コナミが2015年頃に起こした一連の騒動。

概要

2015年3月以降に本部主導製作体制に変更してからはネット上でファンや関係者果ては業界をも巻き込む騒動が複数発生していた。


ラブプラスプロダクション主要スタッフの退職による存続騒動

まず最初に起きたのは2015年3月16日にTwitterにおいて、ラブプラスプロダクションに所属していたミノ☆タローが退社していた事を報告し、ミノ☆タローのペンネームがコナミの著作物となっている故に今後の活動では箕星太朗に名義を変更する事も発表された。ペンネームが会社の著作物と明言された数少ない例である。同日、内田明理も退社していた事もTwitterで発表した。


また、この両者の離職に伴いネット上で「ラブプラス」 「ときメモGS」の展開が終了するのではないかと騒動が勃発し(ニュースサイトでも採り上げられた程)、これを受けてか3月18日にはコナミから「ラブプラス」 「ときめきメモリアル」のシリーズ継続が発表され、騒動はひとまず沈静化に向かった。


だが、組織改編にともないラブプラスプロダクション自体は消滅している他に2016年においても音沙汰無しの状態が続いていたが、2016年後半頃ラブプラスの公式Twitterアカウントでは季節毎にラブプラスキャラクターの新作イラストを公開するようになった。これといって新作の話は出てこなかったが、2017年8月25日に新プロジェクトの発表をした。


…が、これだけでは騒動そのものの序章とも言うべきものであり、さらに世界レベルで騒がす事態が起きる事となる。


小島プロダクション消滅騒動と開発中止タイトル発表による反発

前回の騒動の収束から間もない翌日の3月19日に今度は小島プロダクションのサイトが消滅しメタルギアソリッドポータルサイトに統合された上に、そのポータルサイトのMGSⅤのロゴから「A HIDEO KOJIMA GAME」の表記までも消滅。そして人事発表でそれまで重役に就いていた小島秀夫の名前が無かった事も含めてネット上では再びコナミの社内状況に対して憶測を呼んだ。特にまだ開発中のタイトルであった事が大きかったのである。また、この渦中にはコナミ内部の人物とされる者からのリーク(現段階では怪文書の域を出ていない)が出てくる等、前回の騒動よりも大きく世界レベルで波紋が拡がった。そしてこちらの件においても小島の退職の噂の否定を含むプレスリリースが発表された。


そして同年5月中旬、KDE新社長の「モバイル向け強化発言」では国内のゲーマー・ファンからはCSからの撤退ととられて絶望視された。


おそらくこれはスマートフォンゲームの事を指している発言とみられる。この時の新役員はスマートフォンゲーム開発からのスタッフが名を多く列ねていた為、CSへのソフトリリースが絶望視されている要因のひとつだった。


さらにサイレントヒル最新作(SILENT HILLS)開発中止の発表では海外ファンから強い反発の声が続出し、なかでも「FUCK YOU KONAMI」のワードが海外を中心にネット上に飛び交い、果てはコナミのTwitterアカウントにこれをぶちまける者まで現れてしまった。同年8月にはパチスロ版サイレントヒルが発表されたが、案の定怒りの声が上がった上にYouTubeのPVは低評価が高評価よりも大幅に超え海外からの怒りのコメントが占めている。同じFOX Engineを使用するウイニングイレブンシリーズも、決算資料に「ウイニングイレブン2016」が無かったことや、モバイル重視のコナミの方針などもありシリーズ終了かというデマが流れていたが、こちらは新作を発表し騒動は治まった。


MGSⅤ THE PHANTOM PAINの製作は継続。E32015ではデモをプレイ可能でその後無事リリースされた。


後に小島は退職したが、「コジマプロダクション」として再出発。


また、小島(コジマプロダクション)は関わらないが新作「メタルギアサバイヴ」が開発中である事が発表された。


…そして、ついに原作者とコナミの対立が公になった出来事が起きた。


さくまあきら直々の桃鉄終了宣言による波紋と復活

6月3日には吸収したハドソンタイトルの内「桃太郎電鉄」のさくまあきらがシリーズ終了をtwitterで宣言。以前からさくまとコナミの間では確執に近い関係が続いており、さくまによるとコナミから執拗に桃鉄のソーシャルゲーム化の話をされていた事やそれに伴いさくまが信頼を置いていたハドソンからの開発チームが空中分解による離散が起きた上に、コナミに対して桃鉄(新作リリースの件とされる)の事で連絡を入れたが返事がなかった事でコナミに話を握り潰された事を名指しで主張した。また、この宣言に対してはコナミはプレスリリースで「さくまあきらとの話し合いを進めていきたい」と発表しているが、終了宣言を明確にした為にこの時は非常に困難と思われていた。


ハドソン吸収以降にハドソンタイトル新作に関して何の音沙汰もなく沈黙が続いていた状況であった為、今回のさくまあきらの物言いがネット上で物議を醸した。


また、今回のプレスリリース内の一文『弊社も長年育てた~』(さくまは『弊社~』と、Twitterで誤引用しており、実際のプレスリリースでは『弊社~』となっている)に対しては、桃太郎電鉄シリーズがハドソンの名物作品であった事は紛れもない事実であり、コナミとしては吸収したハドソンの立場としての意味で言ったつもりなのだろうが。


なおコナミは実質的にはハドソンタイトルの版権を握っているだけであり(ハドソンからのスタッフの大半は既にコナミから離れている)、実際に2016年後半までハドソンタイトルの完全新作はリリースされていなかった。ハドソンという著名なブランドが消滅してしまっている事からもハドソン自体を軽視しているようにゲームファンからも見られてしまっていた。

こういった経緯から渦中のさくまやゲーマーにはどう見ても嘘にしか映らなかった為に呆れられてしまっていた。


今回の場合は半ば外部であり、ハドソン側にあったさくまがコナミに対しての公での物言いを行った事で初めて開発側の人間が意見した形となった。一方でこの一連の騒動に乗っかった批判と見る向きも少なからずあったが、むしろ外部の位置にあったさくまだったからこその暴露だったともいえるのだろう。


誰もが桃太郎電鉄はもう二度と出ないと思われていた頃、2016年9月1日にニンテンドーダイレクトでまさかの桃太郎電鉄2017が発表され桃鉄が復活再始動する事となる。


発売元は任天堂となり、クレジットにはこれまで通りさくまとコナミが含まれている。 どういった経緯で任天堂が発売元となり復活に至ったかは明らかにされていない。開発にはかつてテクモのTeam Ninja代表であった板垣伴信と同チームを離脱したメンバーによって立ち上げられたヴァルハラゲームスタジオが携わっている。


さらに2020年にはコナミからSwitchソフト『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』の発売が発表された。しかし、バンダイナムコの類似したゲーム・ビリオンロードに土居がイラスト監修を行っている事により桃太郎や貧乏神などのキャラクターデザインが変更されている。 コロナ需要や動画配信を容認したことにより、『桃鉄令和』は予想を遥かに凌ぐ大ヒットとなりの国内売上200万本を突破。コナミの国内売上本数をも抜いた。


スマートフォン版実況パワフルプロ野球におけるガチャ騒動

7月1日、スマートフォン版実況パワフルプロ野球において実装された「もうすぐ七夕! 織姫ガチャ」。七夕にちなんで、女性キャラクターの出現率が通常よりもアップしている――というものであったのだが、いざスタートしてみると、複数のユーザーから「入っているはずなのに出ないキャラがいる」と指摘がされその後のコナミの発表によると、当時コラボ中だった『ダイヤのA』キャラクター17人が排出されない状態になっていた事が発覚した。不具合とはいえ、言い方としてはある意味当たりを抜いたクジ引きと言ったところか。


問題発覚後、コナミはガチャを停止し、「織姫ガチャ」を回してしまったユーザーに補填として『ダイヤのA』キャラクターだけが排出されるガチャチケットを後日配布すると発表。しかし、一部のユーザーはこの対応に納得しておらず、「景品表示法違反になるのでは?」「チケット配布ではなく返金しろ」など、返金を求める声も多くあがる事態に発展。


こうしたガチャをめぐるトラブルは他社の『パズル&ドラゴンズ』など他のスマートフォンゲームでもしばしば起こってはいるのだが、スマホ版「パワプロ」ではここのところ、「SRキャラが確定で排出される」と誤認させるようなガチャ表記が問題になったり、イベント報酬のキャラクターが告知よりも低い性能だったりと、「運営不信」につながるようなトラブルが頻発していたのである。こうしたトラブルの積み重ねも、今回の騒ぎを大きくしている一因となって「モバイル重視宣言」に対して不信感が増している。


日経新聞による記事の物議

2015年8月には日本経済新聞がコナミの黒い噂や先述の桃鉄のリリース先(これは当時は不確定であったが、事実だった)について切り込んだ内容のトピックスをWeb版で配信したが、これまたこれで内容が多くの人達を唖然とさせた。しかし、記事の内容が果たして本当なのかは怪しいところもある為断定しづらい一面もある。ただ、一部からは「今のコナミならやりかねない」とまで囁かれてしまっている事態にまでなった。


そしてそのトピックスの見出しが当初は『コナミ、ほころび始めた「上月王国」』(現会長の上月景正の事で、一族経営の事を指している)だったのが、突然『コナミ、脱・家庭用ゲームへの急旋回』に変わり、再度『コナミ、カリスマ経営のほころび』と二転三転している。コナミからの物言いがあったのかは定かではないが…


The Game Awards 2015における出来事

米国のゲーム業界最大のその年のアワードであるThe Game Awards 2015においてMGSⅤが「ベストアクション/アドベンチャー賞」を受賞したのだが、小島秀夫の登壇が無かった事が話題となった。


一時は登壇が囁かれてはいたが、コナミ法務部によると『従業員契約に基いて断った』事が明らかになった(当時は小島が契約社員の立場にあった為とされる)。 これに対して会場はおろかネット上でもブーイングの声が上がっており、小島との交友があり今回のアワードに参加していたCliff Bleszinskiもtwitterで『ちょうど今からブーイングを始めたところだ』と発言。ツイッター上では『#FUCKKONAMI』のタグが付いた非難のツイートが飛び交う事態に。 不可解なコナミの仕打ちに海外のゲーム業界の関係者からも疑問の声が出てしまった形となってしまっている。


なお、小島のtwitterアカウントでは『ありがとうございました』のツイートのみがされていた。 そして2015年12月15日に小島がコナミを退社した事が報道された。


この騒動が直接関係あるのかは不明であるが、コナミスポーツクラブへの『爆破予告』が同年12月にされていた事が明らかになっている。


こうして2015年3月から起きた一連の騒動はファンのみならず業界人をも巻き込んだ上に世界規模にまで拡散していった。


一連の騒動の本質と疑問点

何故騒ぎになったのかと言うと、以下の事が考えられる。


  • 開発者の離職で作品の作風が変わる(俗に言う劣化もしくは悪い意味で別物)。シリーズの終焉(先述のラブプラスならびにときめきメモリアルシリーズの継続発表もただのポーズじゃないのかと見る向きも少なからずあった)。
  • コナミは開発者がファンから親しまれやすく、上層部がファンから嫌われやすい会社であった事(小島もKDE副社長在任時は一部コナミファンから嫌われやすかった立場であった)。
  • 少なくとも2010年代に入り、家庭用ゲーム機のソフトのリリース数の減少が目に見えてわかる程であった。
  • スタッフの離脱が多くなった出来事が頻発していたという、いわゆるブラック企業疑惑があった為。
  • 騒動になったのが比較的最近もしくは直近まで現役かつ開発中だったタイトルに関するものであった。先述のラブプラスやときめきメモリアルに関しては(仮に本当に終了の意志がコナミに全く無かったとするならば)マズい風潮に対して声明を出さねばならない事になっていたと推測される。
  • SNSの発展で開発スタッフの声がより身近にある環境が出来上がっていた。
  • サイレントヒルのパチスロ化のブーイングはKPEが題材にしたものは新作がいずれもゲームとしての新作が絶望的なものが多い為。その後にMGS3のパチスロ化「メタルギアソリッド スネークイーター」が発表された際も同様であった。
  • コナミ自体がフィットネスクラブやソーシャルゲーム(スマホゲーム)、パチンコ・パチスロならびに海外でのカジノ機器事業に企業戦略をシフトしていっていると見られてしまっていた。(実際はゲーム以外の事業はグループ全体からみても規模は小さい)

…と、いったところである。


一連のこの出来事はコナミにとっては幅広い層からなるコナミファンならびゲームファンには悪印象を与えただけにしかなっていなかった。少なくともゲームメーカーとしては普通は致命的なはずである。先述のサイレントヒル騒動でサイレントヒルシリーズは継続すると表明しておきながら間違いなく(特に海外ファンから)反発されるパチスロ版の発表と不可解な展開ばかりで、噂の否定はするもののこれといって動きを見せない、はっきりしない等、疑問点が残ってしまっていた。


一部からは『そんなに嫌々ゲーム事業やってきてやめたいんなら、版権全部死蔵するよりはまともな他社に手放せ!』といった声まで出てしまっていた。


なおこれは日経のWeb記事に存在した上月会長が発したとされている「ゲーム事業は自分の息子達には恥ずかしくて言えるものではなかった」といったものがあった為。勿論、ハドソンタイトルは停滞に陥っていたのは事実である。


そのうちハドソンの主力タイトルであった桃太郎電鉄2017は特殊な事情で任天堂が介入したとみられる。ただし、発言の本当の意味は80~90年代頃のゲーム会社としてはまだまだ不安定な経営だった・ゲーム会社と呼ばれる業種の地位が低いと社会的に見られていた時期のコナミの置かれた立場の意味での発言だったとも。


また、こういった噂も流れた。


  • 主力となるタイトルの実績を立てた開発チームはプロダクション制という特権が与えられていたが、特にKDEの副社長に就いていた小島秀夫率いる小島プロダクション(当時)がCS部門の強権を持っており、開発費並びにスタッフや外部協力企業が他のプロダクションに比べて大型化・集中していたという説(実際に当時の小島プロダクションは海外スタジオを展開していた)。小島の降格は自身のネットラジオでの任天堂への不義理とされる発言がコナミ上層部でも問題視されていた説。
    • 元小島プロダクションスタッフが「小島とコナミの財務部がモメているのを目撃した」といった話もあるが真相は不明。不義理とされる発言に関しては、過去の任天堂と旧スクウェアの断絶の事例と同じ事になるのを恐れた事もありうる。
  • プロダクション制を解体して本部主導に切り替えたのは「何かしらこの特権の弊害があったのではないか?」「開発者の離反もこういった事情があったからか?」という説。

  • 著名なスタッフ以外にも離職者が同時期に相次いでいた可能性もある。CSソフトの減少は開発力の低下によるものとも考えられ、騒動中・騒動後にスタッフ募集を何度か行っており新規スタッフの育成もしくはモバイルスタッフのCSソフト開発の育成期間が必要で家庭用ソフト開発や発表に時間がかかっていた説。少なくとも、騒動後に発売された「スーパーボンバーマンR」(ヘクサドライブ)・「桃太郎電鉄2017」(ヴァルハラゲームスタジオ)は外部の開発プロダクションである。

  • 桃太郎電鉄2017が任天堂発売になったのは、さくまとコナミだけでは平行線をたどるだけである為に第三者としての仲介者が必要だった可能性。

  • 同じくハドソンのタイトルが沈黙化していたのは、ハドソンのタイトルには外部プロダクションにも版権がある作品がいくつかある為だったとされる。(桃太郎シリーズ→さくまあきら、天外魔境シリーズ→レッドエンタテインメント…等)現段階で確認できるのはボンバーマンとサラダの国のトマト姫がハドソンキャラとして復活している。実際にハドソン内製企画の完全オリジナル作品は意外と少なかったりする。

  • 後述の「魂斗羅ローグコープス」のプロデューサーの中里伸也(「魂斗羅スピリッツ」以降の魂斗羅シリーズに携わっているシリーズの中心人物)によると、「(アーケードクラシックスアニバーサリーコレクション並びに魂斗羅アニバーサリーコレクションのリリースの流れで)魂斗羅を復活できるのではないか?」と気運が高まり、社内でも「もっとゲームを出していこう!」という流れになっているという。

騒動後

しばらくは家庭用ゲーム機に関して沈黙状態だったが、2016年下半期から2017年初頭において少しではあるが再び動きを見せたものの2018年10月に公式ホームページの整理が有り多数の作品のページが消去・縮小された。 一方で2020年代に入るとこれまでのコナミにはなかった新たな動きが見られだしている。


2021年には「E3 2021」に当初は参加するとしていたものの突如参加を見合わせており、理由はまだ公開できる所までいっていないが、複数新プロジェクトが進行している為との事。

このような事態にあったが、ニンテンドーダイレクトE3 2021のソフトラインナップ発表で続報がなかったときメモGS4の発売日・新情報としてパワポケRを発表している。


そして2021年9月2日、インディーゲームの祭典「BitSummit THE 8th BIT」において、集英社のゲームクリエイター育成プロジェクト「集英社ゲームクリエイターズCAMP」とコナミがコラボする運びとなり、「コナミ アクション&シューティング ゲームコンテスト」が開催される。ちなみにコナミのIPがコンテストの作品として解放されるらしく、TGS2021オンラインでその対象タイトルが発表予定。→外部リンク


既に後述の「月風魔伝」最新作がインディーのチームと組んで開発していると発表されていたが、コナミが個人もしくは少数開発のインディーゲームに対する門戸を開いたのはまさに異例である。


小島秀夫が抜けてから業績が改善したことが有名。

一方で小島秀夫が抜けたことでFOXエンジンを利用できなくなったジョークがある。


旧ハドソンタイトル

  • 先述の桃太郎電鉄2017が発売元を任天堂が担当して発売された事、そして同じくハドソンの看板作品であった「ボンバーマン」の新作としてニンテンドーswitchのソフトスーパーボンバーマンRがリリースされる事を発表した。さらにアーケードで『ボンバーガール』も発表された。


コナミタイトル


  • 遊戯王カードゲーム2種類を展開。ビデオゲームは4種類展開予定。

  • ラブプラスシリーズに新プロジェクトが立ちあがっており、スマートフォン向けに「ラブプラスEVERY」がリリースされた。

  • ときめきメモリアルシリーズでも新規タイトル「ときめきアイドル」が配信された。(厳密にはときめきメモリアルそのものではなく「ときめきシリーズ」の一つ)また、沈黙していたときメモGSシリーズの展開も再始動。2021年に「GS4」が発売された。

  • スーパーボンバーマンRでコナミキャラをモチーフにしたボンバー達の登場。またハドソンタイトルからはパソコンでの古参であったサラダの国のトマト姫が四半世紀を経て参戦している。

  • 魂斗羅シリーズ最新作として「魂斗羅ローグコープス」が2019年9月26日に発売すると発表。


  • これまで続編すらなかったまさかの月風魔伝の新作「GetsuFumaDen: Undying Moon」がインディー開発チームと組んで2022年にリリース予定。

その他


元社員の昔話

現段階で過去にコナミとの確執により離職したとして、コナミ→カプコン所属だった岡本吉起は自身のコナミとの過去を自身のYouTubeチャンネルでこう語った。

コナミ所属時代のある時に休暇中に「コナミが岡本を懲戒解雇する」という情報を耳にして仰天した岡本は同僚スタッフからよくよく事情を聞くと、同僚だった有馬(後の『魔界村』のプログラマーであり、レッドアリーマーの名前の元ネタの人物)が岡本が不在の中で「岡本を連れてコナミを辞める!」と見栄を切ったのが原因だったという。ただ、両者共に当時のコナミに不満を持っていたのは事実で、岡本はコナミ離職後に職場に置いていた私物の本300冊を取りに行こうとしたら返してくれなかったとの事。

これに対して岡本は有馬と共に創業間もない黎明期のカプコンに移籍後、古巣のコナミから一部スタッフをカプコンにヘッドハンティングするという仕返しをしている。なお、岡本によれば自身は現在でもコナミに出入り禁止扱いとなっているという。


これ以前の騒動

コナミは2015年の前の90年代末期に組織再編に端を発する騒動があった。

  • KEC青山の解散を始めとしたスタジオ再編
  • 訴訟等による音ゲーに於ける他社の排除
  • 1999年夏の「遊☆戯☆王」限定カード配布中止騒動

最初は青山ラブストーリーズお蔵入りを始め、当時計画していた複数タイトルでジャンル定着を目指したギャルゲー政策も変容し、ときめきメモリアル2の製作・完成を優先する様になり、ときメモ優先・偏重の結果、折角育てた筈だったコナミギャルゲーのノウハウを失い、ジャンル発展の芽を摘み取り、コナミギャルゲーを衰退させる結果となった。

二つ目は同業他社を排除した為、ジャンルと技術の独占を招き、此方も音ゲーを衰退させる結果となった。

三つ目はドタキャンに観客が怒り、暴れた所に機動隊を導入して鎮圧!した程で、この会社の体質が窺えると同時に、既に「利益を上げる為なら手段を選ばない」企業へ変貌し、ファンだけで無く、クリエイターも大切にしなくなり、20世紀末の騒動は後の2015年の出来事を暗示していたのかもしれない。


関連項目

コナミ

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