菅田将暉
すだまさき
遍歴
大阪・梅田のHEP_FIVE前でスカウトされたことをきっかけに、2007年の『アミューズ30周年記念オーディション』や翌2008年の『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』に出場し、トップコート所属となる。
2009年に『仮面ライダーW』のフィリップ役を掴み、W主演ではあるが初の90年代生まれ及び16歳の史上最年少ライダーとして俳優デビューした。
事務所の方針としてアイドル的に売り出されたものの、2013年に出演した芥川賞作品原作の映画『共喰い』をきっかけに演技幅を広げることに専念する。映画『あゝ、荒野』にて2017年の第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などの映画賞を総なめにし、役者としての器量の深さを業界内外に示した。
2017年4月からは、ニッポン放送にて「菅田将暉のオールナイトニッポン」(毎週火曜25:00~27:00)でパーソナリティを担当。2022年3月に本人の俳優業との兼ね合いを理由にパーソナリティを卒業し、約5年続いた番組の幕を下ろした。
その後、『おんな城主直虎』『3年A組』『民王』『dele』『花束みたいな恋をした』、『キャラクター』、『ミステリと言う勿れ』、『鎌倉殿の13人』など、数多くの注目話題作で重要な役どころを務めるトップ俳優として走り続けている。
2021年11月、小松菜奈との結婚を発表した。
演技
ド底辺のチンピラから総理大臣、女装男子、さだまさし、井伊直政、教師、天然パーマでマイペースな大学生、源義経など幅広い役をこなす。生来の塩顔も相まって、どんな役でも応じれる生まれつきの才能を持っていると業界関係者は口を揃える。髪型や眉の形状、体重の減量や骨格まで替えて別人のように調整する。よってカメレオン俳優と呼称するメディアも少なくなく、実際に世にも奇妙な物語では同タイトルでカメレオン俳優になることを望む役者を演じている。
売り出し期間中は漫画原作の実写化作品に多く出演し、2017年には歌手活動を開始。米津玄師、石崎ひゅーいらから楽曲提供を受けている。2019年には米津玄師提供の『まちがいさがし』でNHK紅白歌合戦出場を達成した。
エピソード
- 仮面ライダー出身俳優と自身を称しており、毎年新しい仮面ライダーがどうなるかチェックしているらしい。自身のラジオでもしばしば当時の思い出やエピソードを語っている。また、当時は変身すると意識を失って倒れるシーンがあり、子供にウケないと心配していた。しかし実際は、演じた役の真似をして気絶ごっこをする子供が多く、むしろ番組にクレームが来た程の人気を得た。
- 『平成ジェネレーションズFOREVER』ではオファーが来ていたが、関係者曰く、「2年先までスケジュールが真っ黒」だったとのことで、惜しくも実現しなかった。実現していれば佐藤健と合わせてダブルサプライズとなっていただろう。
- 少女マンガ原作の「溺れるナイフ」に出演した時にはようやく壁ドンが出来ると思ったのもつかの間、ヒロインの首を締めたり唾を吐きかけるイカれた役だったと自嘲している。
- 2020年8月13日放送のTBS系「櫻井・有吉THE夜会」でゲストに呼ばれたとき、漫画アプリで500タイトル以上、総冊数5~6000冊を「デジタルで読む」ことを公表、オススメ漫画として『転生したらスライムだった件』(講談社)と『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(オーバーラップ)の『小説家になろう』発のコミカライズ2作品を紹介した。有吉弘行はノリノリだったのに対し、櫻井翔と同じくゲストの小松菜奈はついていけなかった。(詳細はこちら。)