概要
元々は孤児院などを中心としたリュウグウ王国の福祉施設だったが、次第に荒廃し、ギャングや海賊の住処と成り果てていた。また、「約束の船」ノア(本島の1/2の大きさ)も魚人街に安置されていた。
タイヨウの海賊団の三大巨頭であるフィッシャー・タイガー、ジンベエ、アーロンの3人はいずれもここ出身。タイガーがマリージョアを襲撃し、天竜人に捕まった奴隷を解放したのを境に、タイガーを慕う住民たちの多く(ほぼ全員が荒くれ男)はタイヨウの海賊団に入団し人間と戦った。
ちなみにこの一味にはアラディンや解放奴隷(63巻で天竜人ミョスガルド聖を見捨てようとした連中)たちのように魚人島本島出身の船員も結構いたようだ。
タイヨウの海賊団解散後は元々悪かった治安がタイガーの死に際し一層悪化し、ホーディ・ジョーンズら過激派による反人間的思想の強制が敷かれていくこととなった。
かくして、魚人島を庇護・支配し悪の手から守っていた白ひげエドワード・ニューゲートがその壮絶な人生に幕を下ろしたマリンフォード頂上戦争の後は7万人もの兵隊を有する新魚人海賊団が結成され、王国簒奪を目論むこととなる。
いわば魚人街は貧民街である以上にリュウグウ王国の持つ「負」の側面を全て押し込んだ存在であり、自浄作用など一切持たないままその憎悪は風船玉のようにどこまでも膨らんでいき、新魚人海賊団による惨劇を招く結果となってしまった。
ジンベエ及び麦わらの一味により新魚人海賊団のクーデターが阻止され、幹部たちが投獄されると、国王ネプチューンの決定により魚人街は完全封鎖される結果となった。残る戦闘員たちは皆国軍に逮捕され、罪を償うために本島にて徒労刑を科せられる予定(ジンベエが国を去る際にネプチューンは「こちらにも新たに7万の兵士がおる」と語っていた)。
出身者
タイヨウの海賊団出身者
- フィッシャー・タイガー(冒険家→タイヨウの海賊団初代船長)
- ジンベエ(タイヨウの海賊団二代目船長→「王下七武海」魚人海賊団船長→ビッグ・マム傘下タイヨウの海賊団船長)
- アーロン(アーロン一味船長)
- ハチ
- クロオビ
- チュウ
- マクロ(人攫い屋マクロ一味船長)
- ギャロ
- タンスイ