ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

空の贈り物の編集履歴

2022-05-14 20:08:01 バージョン

空の贈り物

そらのおくりもの

円谷プロ作品『ウルトラマン』第34話のサブタイトル。

概要

1967年3月5日放送。実相寺昭雄監督によるウルトラマン第5回監督作品。全39話の中で唯一のコメディ(というよりすでにギャグ)回。

悲哀に満ちた前作とはうって変わって、科学特捜隊の面々が意外な一面を見せたりと突っ込みどころ満載。あの伝説()のシーンが爆誕した回でもある。


間違っても『そらのおとしもの』とは異なるので注意。ラブコメ要素はありません。


STORY

地球上のはいつどこで、何か降ってくるかわからない。

宇宙線 流れ星 隕石   ジェットビートルで届けられたこうもり 飛び降り自殺するなどなど…。

東京の空は、たまに危険な物が降ってくる。これらは全て「空からの贈り物」である。


その夜。空から、東京の晴海埠頭に謎の火の玉が降ってきた。

翌朝。現場に向かった科学特捜隊が火の玉が落ちた付近を調査すると、

穴の中から巨大怪獣が姿を現した。その怪獣はとんでもないほど重量があった。

科特隊はジェットビートルで攻撃するが、怪獣はものともせずに眠りについてしまった。

スカイドン

その夜、眠る怪獣はメガトン怪獣スカイドンと名がつけられた。

スカイドンが歩くだけで東京に被害が出ると考えた科特隊は、

翌日、宇宙に追放する作戦を決行した。


1.ワイヤーロック作戦


ジェットビートル3機でスカイドンにワイヤーで吊るし、そのまま運ぶ内容。

だが、スカイドンの圧倒な重さの前にワイヤーが外れ、

ハヤタの乗るジェットビートルが墜落してしまう。


そこへ現れるウルトラマン。スカイドンにパンチやキックを見舞うが、全く効果はない。

ならばと背負い投げしようとし、見事に






うるとらまんぴんち

押し潰された…。

そうこうするうちにカラータイマーが点滅し始めた為、ウルトラマンはスカイドンが呑気に寝てしまった隙に飛び去ってしまった。


イデ隊員「見ろ!ウルトラマンもダメだ!」

フジ隊員「奴は重いのよ!呆れ返るほど重いのよ!」


2.オートジャイロ作戦

イデ隊員が発案。まず麻酔弾(10分効果)でスカイドンを眠らせ、

その間に巨大オートジャイロを装着させて、宇宙まで運ぶ内容である。

無事に成功したと思った科特隊が、本部で乾杯しようとしたら…

ドーーーーーーーーーン!!!と地響き。

「無重力に入る前に、プロペラの推進力が弱ったのでは?」(ムラマツ隊長談)

多分、スカイドンの圧倒的な重さが原因だと思う…。

地面に落下し、暴れるスカイドン。


3.ロケット弾作戦

フジ隊員が発案。ロケット弾を打ち込み、スカイドンを飛ばす内容(ガマクジラ戦で使用)。

ロケットが尻尾に当たったが、圧倒的な重さが原因で、飛ぶところか、

科特隊に向かって軽やかに突進してきた。慌てて逃げる隊員達。

スカイドンの口の中に新型麻酔弾を炸裂させて、なんとか動きは止まったのであった…。


4.怪獣風船化作戦

スカイドンの尻尾の先に水素ガスを注入。するとスカイドンの巨体がみるみる

風船のように膨らみ始め、空に飛んだ。宙に舞うスカイドンを見て 歓喜する科学特捜隊。

しかし、安心するにはまだ早かった。そのことを全く知らない自衛隊が、空に浮くスカイドンを攻撃してしまった。

#カレーの日

本部でカレーを食べていた科特隊に連絡が入り、急いで外に飛び出すハヤタ。

スプーンを手に……。(※)


あっ間違えた!


あっ いやいやベーターカプセルを手に取り、ウルトラマンに変身。

ウルトラマンは空を飛び、急降下するスカイドンに特攻。

メカドン怪獣スカイドンは空中で爆発、粉砕された。


事件が終わり、の花びらが舞う中、野点を楽しむ科学特捜隊。

お茶を飲むイデの額にのフンが落ちた。それを見て笑う科特隊。

着物姿のフジが桜を見て、「春ねぇ。もうすぐ…」と独り言。


春ねぇもうすぐ…。フジ隊員は心の中で呟いたそう東京の春はもうすぐだ

春になったらもう嫌なモノは絶対に空から降ってほしくないなぜってだって春だもん

そう春は人の心を明るくさせる季節だからである。」(ナレーション)


※ なお、カレーを食べるのをやめて飛び出すハヤタをよく見ると、ちゃんとテーブルにスプーンを置いてから席を立っているのがわかる。だとすると、あの時ハヤタが持っていたスプーンはいったい…?


おまけ

このスプーンを掲げるシーンは円谷プロ内で大問題となったらしく、当時の現場を描いたドキュメンタリー作品『ウルトラマンをつくった男たち』ではその騒動の顛末が再現されている。


劇中で科学特捜隊の隊員達が食べていたカレーは、ハヤタ役の黒部進監修の元、

バンダイの公式ショピング、プレミアムバンダイでネット販売された。(現在は終了)

カレーライス



ウルトラマンオーブ』第14話では、地球に現れたギャラクトロンを目にした松戸シンが、「空の贈り物…?」とつぶやくシーンがある(同エピソードの「サブタイをさがせ!」の答えにもなっている)。



ベーターカプセルと間違えてスプーンを掲げてしまう有名なシーンは、後の作品でも度々オマージュされている。以下はその例。


また、このシーンのハヤタのフィギュアがバンダイのHGシリーズから立体化されて発売されている。


関連タグ

実相寺昭雄 ウルトラマン スカイドン カレー

バンダイ プレミアムバンダイ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました