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大獣神の編集履歴

2022-05-15 18:00:50 バージョン

大獣神

だいじゅうじん

大獣神とは、ジュウレンジャーに登場する自我を持つ合体ロボ。

守護獣たちよ、合体の時が来た。牙を剥け、吠え上げろ、奇跡を起こせ!


テーマソング:「大獣神のうた」


概要

大獣神とは「恐竜戦隊ジュウレンジャー」に登場する巨大神でロボットではなく、意思を持った生命体。


シリーズ初の恐竜ロボであり、過去にも心を持つ戦隊ロボはいたものの生命体タイプとしても初めてのことである。


守護獣

Daizyujin

大獣神の合体前の姿である巨大獣。


明確な意思と行動理念を持ち、ジュウレンジャー側に使役されるのではなく、神として崇められ、力を貸している。その為、時に戦士を窘めることがあれば搭乗を拒否するといった独断行動を行っている。


彼らは恐竜を守る神であり、恐竜とともに生きる生命を守護する役目も持っている。故に人間もまた彼らの守る対象になる。究極大獣神が本来の姿であるが古代人類の登場するはるか古の時代において、地獄から現われた悪魔・大サタンとの戦いに勝利した際に傷を負い、7つの分身に分かれざるを得なくなり、後に守護獣として古代人類を守っていた。


守護獣の存在は守護する恐竜の存在と同調しているため、地球から全ての恐竜が絶滅した場合、役目を終えた守護獣は力を失いこの世からいなくなる。バンドーラによる恐竜絶滅によってほぼ全ての恐竜が息絶えたが、キングブラキオンの体内にて雄と雌一対のティラノサウルスの卵が安置されたために消滅を免れた。この卵がのちに戦いの勝利の鍵となる。

尚、下の行で説明している5体の守護獣が大獣神の肉体となる。


なお、恐竜族の神である大獣神としての自我と個々の守護獣としての自我は別個に存在しており、基本的に前者が優先される。守護獣個々の自我はそれぞれのパートナーとなる戦士と非常に近しい間柄だが重要な局面では大獣神の自我が優先され、分離状態であろうとも神としてふるまう。


また、生命体でもあるために幻覚や破滅の鏡、呪いなどの攻撃が通用してしまうという弱点もある。


守護獣ティラノザウルス(左上)

全長45m
全高27m
重量96t
走行速度120km/h

ティラノサウルスの姿をした、ヤマト族の守護獣で大地を割って出現する。尻尾を振り回したり、尻尾を地面に叩き透けて上空に飛び上がって攻撃するカンガルーキック的な攻撃が得意である。必殺技は口から放つ衝撃波「ティラノソニック」でドーラタイタンとドーラトトイスを倒した経歴がある。

尚合体時は大獣神の顔と胸部になる。ダイノタンカー時はコアユニットを形成する役割を持つ。

当時考えられたティラノサウルスの学説に基づいて、姿勢は直立型になっており、後に登場するブイレックス爆竜ティラノサウルス、ガブティラとは異なっている。


守護獣ジュウマンモス(中央下)

全長24.7m
全高15m
重量108t
走行速度120km/h

マンモスの姿をした、シャーマ族の守護獣で氷山から出現する。鼻から放つ冷凍光線「モスブリザード」が武器でドーラモンスターを凍りづけにする威力がある。

合体時は大獣神と剛龍神の腕・背中となり、頭部は大獣神のマンモスシールドになる。ダイノタンカー時は獣戦車キャノンを形成する。

そもそもマンモスは恐竜ではない(というか爬虫類ではないし、恐竜より後に誕生した生物である)ことにツッコんではいけない。


守護獣トリケラトプス(左下)

全長37.3m
全高11m
重量141t
走行速度140km/h

トリケラトプスの姿をした、エトフ族の守護獣で砂漠から出現する。尻尾のトリケラカノンを武器にしており、その威力は強力で高層ビルを破壊する。また角を鎖にして敵を拘束することもできる。脚部はキャタピラ。

合体時は大獣神と剛龍神の左足となる。ダイノタンカー時は左車両を形成する。


守護獣サーベルタイガー(右下)

全長37.3m
全高11m
重量141t
走行速度140km/h

サーベルタイガーの姿をした、ダイム族の守護獣で森林から出現する。尻尾のサーベルガンが武器で、その威力は一瞬で東京タワーを蒸発してしまうほど。また接近戦も得意で脚力を生かしたジャンプですれ違いざまにドーラモンスターに体当たりをしたこともある。

合体時は大獣神と剛龍神の右足となる。ダイノタンカー時は右車両を形成する。

マンモス同様こちらも恐竜ではないが、ツッコミ無用。


守護獣プテラノドン(右上)

全長21m
全高25.5
重量84t
飛行速度マッハ2.4

プテラノドンの姿をした、リシヤ族の守護獣で火山から出現する。翼のプテラビームを武器にしており超高感度レーダーも搭載されている。

合体時は大獣神の胸となる。ダイノタンカー時は上部レーダーユニットを形成する。剛龍神が戦闘する際には、ティラノザウルスとともに遠隔操作で剛龍神の援護を行う。

一応、恐竜と同世代の生き物で爬虫類でもあるが、分類上は恐竜ではない。恐竜戦隊とは一体…(作中世界の事を考えると、彼らと共に過ごした古代人が恐竜と呼んでいるのなら、間違っているのは現代人の定義の方なのかもしれないが)


大獣神

全高41.7m
重量570t
出力2000万馬力

上記で説明した五体の守護獣が獣戦車ダイノタンカーに合体後、「発動、大獣神!」の掛け声で変形し誕生する巨大神。生命体であるため、ジュウレンジャーが操縦しなくても戦うことが可能である。恐竜人類の守護神であり、劇中の様々な現象を起こすことが出来る(5体分離状態でも同様に見せている場面もあった)。


頭部の角からは「大獣神ビーム」、目からは「破壊光線」と「吸引ビーム」、背中の砲身からの光線など強力な武器を搭載しており、ジュウマンモスの顔部であるマンモスシールドという盾を持つ。最大の武器は空から落ちてくるかのように現れる剣「恐竜剣ゴッドホーン」である。(尚、必殺技の超伝説・雷光斬りは下記で説明)

基本的には一撃で山をも打ち砕くパンチをはじめとした徒手空拳で戦うが、搦め手に対応する方法がほぼなく、苦戦がかなり多い。

また活力源はガイアトロンという、地球の自然と太陽光が生み出すエネルギーのため、それを得られないと容易に倒されてしまうという弱点を抱えており、太陽光が届かない皆既日食のタイミングをバンドーラに狙われ、策略にハメられたこともあった。


コックピットはダイノタンカーが変形を行っている際の配置と大獣神を操縦する際の配置がゲキ以外異なっていて、奥にはドラゴンレンジャーが座る席も存在するが、第42話以降は空席となった。6人全員揃って搭乗したのは究極大獣神が初登場した第31話のみとされる。

合体は、守護獣を呼ぶ都合からジュウレンジャー5人が揃う必要があるが、中盤以降では合体した状態で登場することもあった。また、操縦自体は5人揃わなくても可能である。一般人でも単に搭乗させることも可能。


超伝説・雷光斬り

大獣神/恐竜戦隊ジュウレンジャー:特撮ファンアート

大獣神の必殺技であり、ゴッドホーンの刀身から雷光を発生させた状態でジュウレンジャーと大獣神が同じ掛け声で放ち、怪人・ドーラモンスターを一刀両断する。


この技は右手一本で高く掲げ斜めに切り下ろすのが基本だが、たまに右下から斜めに切り上げる事もある。尚、地面に突き刺さったゴッドホーンを握るシーンでは、普段拳状に固まった大獣神の手が極端に小さくなるという、戦隊ロボとしては珍しいシーンがある。

5人の内の1人でも変身前の姿で登場してもこの技が使える。


ダイノクリスタル

大獣神及び獣戦車ダイノタンカーへの合体に必要不可欠な円錐形のクリスタルのアイテム。

ジュウレンジャーが合身(搭乗)した守護獣のコックピットのグリップ部分に刺すことで合体が可能になる。

合体後は、前述の2体をコントロールするための操縦桿として機能する。

なお、ドラゴンレンジャーの額の赤い石はこれと同じ素材である為、獣奏剣の音色と共鳴させることで、ドラゴンシーザーのコントロールが可能である。



余談

以降のシリーズでも何度か登場しており、199ヒーロー大決戦恐竜大決戦では後輩の恐竜ロボたちとの共闘も描かれている。


スーパー戦隊レジェンドウォーズではティラノレンジャーのレジェンドカードとビクトリーカードのスーパースキルで登場。どちらも超伝説雷光斬りを繰り出し、ビクトリーはジュウレンジャー6人によるコンビネーションクラッシュ(6人版はゲームオリジナル)の後に放つ。


関連イラスト

【恐竜戦隊ジュウレンジャー】大獣神大いなる獣の神

大獣神超伝説・雷光斬り!

関連タグ

ジュウレンジャー 守護獣 戦隊ロボ

恐竜戦隊 合体ロボ


アバレンオーキョウリュウジンキシリュウオー:同じく恐竜戦隊の巨大ロボ

ガオゴッド:同じく合体ロボであり神。

マグマトロン:同じく自我を持つ古生物の合体ロボ。


リュウオーン:大獣神がモチーフのヴィラン。

ゼンカイジュラン:同じく大獣神がモチーフの正義の戦士。


歴代1号ロボ

ジェットイカロス大獣神大連王/龍星王


大魔神:恐らく名前の元ネタ。しかもこちらも意思のある神である。

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