概要
東京都練馬区にある東京メトロ・西武鉄道の駅。なお駅名は所在地となる練馬区と板橋区の境目(事務所は練馬区側にある)、その両側の町名(練馬区小竹町、板橋区向原)から取られている。
以下の3路線が乗り入れている。
駅管理は東京メトロの担当。東京メトロ線の和光市駅~当駅間は「有楽町線・副都心線の重複区間」という扱いで、当駅にて有楽町線新木場方面・副都心線渋谷方面へ路線が分かれる。
有楽町線新木場からの列車のほか、東武東上線から有楽町線・副都心線への直通列車、西武池袋線から有楽町線・副都心線への直通列車、横浜高速鉄道みなとみらい線・東急東横線から副都心線への直通列車が当駅に乗り入れる。4方向からの列車がやってくるジャンクション駅として機能している。
当駅~千川駅間の配線は副都心線が「有楽町新線」として開業した当初から「平面交差」となっていたが、横浜高速鉄道みなとみらい線・東急東横線方面への相互直通運転を開始してから、この交差による列車遅延などの問題が顕著となった。そこで平面交差を解消させるため当駅~千川駅間の有楽町線の線路に「別線」の形で連絡線を新たに設け、2013年2月に新木場方面への連絡線の使用を、2016年2月に反対方向への連絡線の使用を開始し、列車遅延などの問題を最小限にしている。
駅構造
島式2面4線の地下駅。配線の都合上、西武線方面の列車は2・3番乗り場に発着し、当駅にて乗務員交代が行われる。
座席指定列車「S-TRAIN」は当駅にて運転停車。
利用状況
近況
東京メトロ
- 2021年(令和3年)度の1日平均乗降人員は145,245人である。
- 西武線との直通人員を含む。
西武鉄道
- 2021年(令和3年)度の1日平均乗降人員は111,406人である。
年度別
事業者名 | 東京メトロ | 西武鉄道 |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 117,266人 | 77,313人 |
2009年(平成21年)度 | 126,827人 | 91,536人 |
2010年(平成22年)度 | 134,113人 | 100,552人 |
2011年(平成23年)度 | 131,126人 | 96,897人 |
2012年(平成24年)度 | 139,446人 | 104,207人 |
2013年(平成25年)度 | 154,779人 | 117,825人 |
2014年(平成26年)度 | 159,115人 | 121,315人 |
2015年(平成27年)度 | 166,878人 | 127,514人 |
2016年(平成28年)度 | 172,740人 | 132,207人 |
2017年(平成29年)度 | 180,429人 | 138,960人 |
2018年(平成30年)度 | 187,580人 | 144,528人 |
2019年(令和元年)度 | 191,794人 | 147,820人 |
2020年(令和2年)度 | 138,670人 | 104,135人 |
2021年(令和3年)度 | 145,245人 | 111,406人 |
隣の駅
東上線方面 | ||||
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種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
急行 | 和光市駅 | 小竹向原駅 | 池袋駅 |
|
通勤急行 | 氷川台駅 | 小竹向原駅 | 池袋駅 | 副都心線方面のみ。 |
各駅停車 | 氷川台駅 | 小竹向原駅 | 千川駅 | 有楽町線・副都心線共通 |
西武線方面 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
S-TRAIN | 運転停車 |
| ||
急行 | 新桜台駅 | 小竹向原駅 | 池袋駅 |
|
各駅停車 | 新桜台駅 | 小竹向原駅 | 千川駅 | 有楽町線・副都心線共通 |
余談
当駅は建設当時、「向原駅」という仮称で呼ばれていた。
ところが、隣の豊島区には都電荒川線(戸籍上は早稲田線。旧32系統)に向原停留場がすでに存在し、そちらは「むこうはら」と読む上、同停留場の南隣の東池袋四丁目停留場は有楽町線東池袋駅と接続しており、両者の混同をもたらす恐れがあった。
これを避けるべく、前述した練馬区の地名である小竹と、板橋区の地名である向原とを組み合わせ小竹向原駅と命名され、開業の日を迎えるのであった。
ちなみに、単なる向原駅は遠くJR西日本芸備線の駅で、広島県の安芸高田市に所在する。これも当駅と同様「むかいはら」駅と読む。
関連タグ
東武練馬駅:同じく練馬区と板橋区の境目に所在する東武東上線の駅。ただしこちらは名前に反して板橋区側に所在する。