データ
プロフィール(公式設定)
完全体、ウィルス種のアンデッド型デジモン。
エジプトのミイラのような全身包帯巻きのアンデッド型デジモン。
志半ばで消滅したデジモンの霊(残留データ)を召喚し、操るところから、別名『ネクロマンサー』と呼ばれている。
無口で表情が見えないところから何を考えているかは分かりづらいが、攻撃されると武器を振り回し徹底的に叩きのめし、追い詰められると愛用の銃である『オベリスク』を乱射する危険な存在である。
得意技は両腕の包帯が蛇のように伸びて敵を締め付ける『スネークバンテージ』。
必殺技は死霊を呼び出し敵を狂死させる『ネクロフォビア』。
メディアでの活躍
デジモンアドベンチャー02
御託は地獄で吐きやがれぇぇっ!!
CV:森川智之(及川悠紀夫やラスボスのベリアルヴァンデモンの声も兼任)
及川の遺伝子情報をデータ化して作られたデジモンで、そのためか及川と同じ声をしている。
アルケニモンの相棒として登場し、バギーの運転をしている。
アルケニモンに片思いをしているが、残念ながら実らなかった・・・(しかし本当はお互いつながっている事も窺える)。
また、アルケニモン同様に人間の姿にもなれる(ただし、彼女に比べるとあまり人間らしくはない姿である)。
初登場は第29話の後半で、アルケニモンのピンチを知るがごとく駆けつけ、応戦しつつ、逃走を図るというなかなかにかっこいい初登場シーンであった。
最期には、用済みといわんばかりにアルケニモンを目の前で嬲り殺しにされ、その敵討ちとしてベリアルヴァンデモンに向かっていくが、逆に返り討ちに合い、メルティングブラッドで溶かされて死亡するというあまりにあっけない最期を遂げた・・・。敵とはいえ、愛する女のために散った彼の姿はまさしく漢と呼べるだろう…。
他のデジモンとは生まれが異なり、死に場所もデジタルワールドではなかったために、はじまりの街で生まれ変わるのかは不明。
デジモンテイマーズ
第6話でデジモンクィーンに異名を取る留姫の前に現れたデジモンの群れとしてシルエットとして登場。(他にはハヌモン、ツブモン、バクモン、ファントモンが映っていた)。
デジモンフロンティア
第11話で占いの街のモブキャラクターとして、相棒のアルケニモン共々人間体で登場。
DIGITAL_MONSTER_X-evolution
02同様CVは森川智之が引き続き担当。
こちらではアルケニモンではなく、ウィザーモンとのコンビでロイヤルナイツと戦うレジスタンスとして登場している。02とは別の世界の個体なので野生個体のマミーモン(純然たるデジモン)だと思われる。
デジモンネクスト
02同様のコートを着た姿で登場するが、「削除部隊」に所属するだけあって性質は残虐で卑劣。ユウ達を守って死んだトレイルモンを嘲笑した為にユウのガオモンが暗黒進化したブラックガオガモンにズタズタにされた。
それ以前にもモブキャラクターとして人間体が登場。
デジモンゴーストゲーム
「与えたもう、永遠の命…。誘おう…。暗闇こそ、永遠へと続く歩みなり!」
「永遠の安らぎと永遠の安寧を…」
「君も良い…。間もなく天空一面に咲く花々の如く、その心身が再生の時を迎えよう…」
CV:菅生隆之
第2話に登場。PVの時点で結構早い段階で登場するのでは?と予想したファンも少なからずいたと思われ、デジモンフロンティアのケルベロモンに次ぐ早さで完全体が登場した事になる(しかも主役デジモンであるガンマモンは第1話では進化していない)。
夜な夜な博物館の周辺を徘徊するミイラとして人々を包帯でぐるぐる巻きに拘束し、連続誘拐騒ぎを起こしていた。
この事件のことを知り、調査するために博物館にやってきた宙と出会う。
宙は彼に、自分の父のことやデジタルワールドへの行き方など問いただすが、全て知らないと返答。
その答えに宙は落胆しため息をついてしまうが、突如マミーモンは『スネークバンテージ』で宙をぐるぐる巻きにし、迎撃しようとしたガンマモンも壁に磔にした後、そのまま担いでどこかへと連れ去ってしまう。
宙は、他の被害者を吊るしたどこかの地下へと連れてこられてしまうが、包帯を噛みちぎり助けにきたガンマモンにより宙を救出され激昂。拘束した人間もお構いなしにオベリスクを乱射して暴れ回り、そのまま戦闘になる。
解放された宙は、彼の言動や行動からマミーモンの目的に気付く。
彼の目的、それは人間を治すことであり、そこに一切の悪意はなかった。
医者として人間を治したいと思っていたマミーモンは、人間界に来た際に博物館のミイラ作りのホログラム映像を見て、それが永遠の命を得られる最高の医術だと勘違いした為に騒ぎを起こしてしまったのである。
人間達のため息に反応し、拘束した宙に対してガンマモンに「お前は問題ない」と告げて連れて行かず放置したのも、『ため息をつく者は疲労が蓄積しているため治療が必要』『ため息をついていない者は健康である』という独自の治療基準を持っていたため。
それを知った宙は説得を試みるも「勘違いなどしていない」と我を通し続けるマミーモンには届かず、再び宙を拘束してしまう。
しかし、ガンマモンがベテルガンマモンに進化し、必殺技の『ソルショット』でマミーモンにダメージを与え怯ませた隙に宙から「医者が患者を殺しちゃマズいだろ!」と説得され、自分のやり方が間違っていたことを理解すると、意気消沈して戦いの手を止めた。
拐った人間達を解放した後は、「人間を治したいなら本当の現代の医術を見てみると良い」と宙に病院が多い地区に行く事を勧められ、彼に感謝を述べつつ人間の治療法を学び直すべく去っていった。
その後は病院の空き部屋に住み着き、本人なりに少しづつ医学を学んでいっている模様。
後に第23話にて、突如凶暴化したデジモンが人間を襲い出す事態に清司郎が「人間の医者に診せても何も分かるはずない」とボヤいたのを聞いて、「医者といえば!」と思い出した宙が協力を要請したことで再登場。この時東映大学付属病院を拠点にしていることが判明した。
当初は説明された事態の深刻さを理解したものの、原因不明とあって知識や技術はあってもできることが限られている旨を答えたが、その後事態鎮圧に動いていたクロックモンが偶発的に凶暴化のきっかけとなった粒子を発見し、見守る彼共々病院でゴーグルとマスクを着用して凶暴化に気をつけつつ調査。粒子の正体がモルフォモンの鱗粉だと突き止めた。
(因みにクロックモンは第1話の初登場時から愉快犯的に暴れまわっていた後に改心しており、この回では第1話、第2話の敵役が両方味方として協力している形となった。)
続く第24話でも出番こそなかったが、アヤタラモンが人間の体をツタに変貌させる事件を起こした後、宙が拾った毒針を元に解毒剤を開発。
第33話ではモルフォモンのような事態を避けるために、デジモン用の沈静薬を開発していた。現時点ではまだ未完成らしく、副作用として謎の興奮作用が発生するようになっていたが、現実と隔離された生と死の狭間に潜むセピックモンを打破するカギとなった。
事態収集に貢献してくれるなど、優秀な医者として宙を助けてくれている。
進化ルート
やはりというか最終的にはファラオモンに進化する。
古代デジタルワールドを支配していたデジモンの一体に数えられるだけあり、なかなかに期待値の高い進化ルートであるが、相方のアルケニモンは最終的には他のデジモンへ寄生する事しか目立った特徴がなく、本体は成熟期にも負けるほど貧弱で気味が悪いパラサイモンに進化する。この格差は一体…。(マミーモンが究極体で初めて王になるのに対して、完全体時点で既に蜘蛛の女王になってしまったからだろうか。)
ちなみにデジモンストーリー(ロストエボリューション)だとインプモンツリーに属し、インプモン→ウィザーモン→マミーモン→ベルゼブモンと進化できたが、現在ではベルゼブモン系の完全体の立場はバアルモンに譲っている。
関連項目
ケンタルモン:過去作品にて、医者業を担当していたデジモン。こちらは登場時点で正規の医術を学んでいて、ちゃんとした治療をしてくれる。
宇宙人ジョーンズ:ゴーストゲーム版の中の人&人間社会に潜伏繋がり。こちらも妙な勘違いやトラブルを起こすことが多々ある。
獣電戦隊キョウリュウジャー:02&X-evolutionで演じた森川氏が味方、ゴーストゲームで演じた菅生氏が敵の指揮官役で登場。ちなみに両者は兄弟でもある。