概要
以下、妖怪ウォッチシャドウサイドのネタバレが含まれます! |
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かつて 妖魔界を滅亡寸前まで追い込んだという 悪しき存在。
恨みや憎しみの感情から生まれ『黒い怨念』となってしまった。
虚空より現れ 絶望へと導く。
(妖怪大辞典より)
概要
CV:村上裕哉(アニメ14話のみ)→内田直哉(FOREVER_FRIENDS、アニメ43話から)
妖怪ウォッチシャドウサイドに登場するキャラクターで、力を取り戻す為にシャドウサイドの世界の裏で暗躍していた黒幕。真魔族(ぷにぷに、三国志ではかいま族)。
太古の時代に強い恨みや憎しみから生まれた妖怪や人間の心の揺らぎに取り憑くウイルス系の妖怪で、人間や妖怪の心に眠る後悔や恨みを増幅させる能力を持っている。
設定からして初代ゲームの裏ボスであるどんどろにシャドウサイドの鬼まろの要素を足した様な存在。
嘗て閻魔大王の息子紫炎の心の闇に入り込み、エンマ武闘会に乱入。憎悪が増した人間界で完全体に戻り侵攻しようとヤマタノオロチや阿修羅を生み出して企むも、夜叉エンマやスサノオ、幻獣、人間界に住む妖怪達によって阻止された。が、全盛期の力を再び取り戻さんと密かに活動を開始し始める。
第14話では朱雀に敗北し絶望していたフクロウに語りかけ、真魔軍神フクロウへ変化させた。
その後はしばらくは鳴りを潜めていたが、負の感情を取り込む為に心に闇を抱えた妖怪に空亡ウイルスを感染させては、狂暴なシャドウサイドへ変貌させ暴れさせる形で闇を吸収し、妖怪探偵団と酒呑童子達の決戦にも自身の分身を放って乱入、分身でも酒呑童子と洞潔をも追い詰める力を見せたが、朱夏の力の片鱗を見せたナツメの放った妖気弾を受け、切り刻まれて沈められてしまった。
しかし、これでナツメが朱夏の生まれ変わりである事を知ったらしく、ナツメに眠る朱夏の力を我が物にしようとさらにウイルスを活性化させて本格的に活動を開始し、人間にウイルスに取り憑かせてナツメを精神的に追い詰めて襲撃し、更にはナツメを庇った洞潔に取り付いて酒呑童子や洞潔から負の感情を集めようと画策。その際は覚悟を決めた酒呑童子によって追い払われるも洞潔は消滅してしまい、酒呑童子に強い怒りを植え付けた。
そして、カイラに妖魔界の事を任せ、空亡の事を調べる為の旅に出ていたエンマが、嘗て古代に栄えた朱夏の居城跡で亡霊鬼を倒した際に亡霊鬼が発した「時代を経て何故朱夏様を狙う… 嘗ては仕えた身であるのに…」という言葉、そして遺された壁画から自身が復活するために必要な5本の妖聖剣を集めるために、5本の妖聖剣を集めると朱夏が覚醒するという虚偽の伝説を作り、実行する人物が現れる事を虎視眈々と待っていた事が判明した。
その間に空亡は人間界に侵攻を開始、力を取り戻す為に妖怪にウイルスを感染させ、姿に関係なく暴走させていき、この混乱を食い止めようとするカイラにも取り憑きナツメ達に襲いかかる。
そして計画通りナツメ達が取り行った儀式によって力を覚醒させ、「真魔」なるウイルスを無数に呼び出し妖怪に感染させて暴走させ、人々を石に変えていく。更に人間界だけでなく妖魔界にも侵攻し、2つの世界を滅ぼそうと混乱させるも、トウマ、アキノリ、そして朱夏の力を覚醒させたナツメによって一度は撃破された。
しかし、朱夏に対しての執念か完全には倒されてはおらず、元に戻ったナツメを捕まえて取り込み、ついに悍ましい最終形態(破天・空亡)へと変貌を遂げる。
そして取り込んだナツメに前世の記憶を覚醒させようとし、それが契機となり彼女は全てを思い出し、空亡の正体が明かされた。
その正体はかつて妖魔界を治めていた朱夏、彼女の父親の妖魔王を護衛する親衛隊であった鬼族の青年「空天」。
妖魔王から厚い信頼を寄せられており、朱夏にも信頼をされていたが、密かに妖魔王の座を手にし、妖魔界を支配しようと邪悪な野心を心に秘めていた。
しかし、次々と証拠が持ち上がった事で自身に近づいたのはその野心の為だと知り、信頼していた者に裏切られたと確信した朱夏の手によって地の果てで処刑されたものの、その肥大化した怨念によって現在の空亡の姿へと変貌したのである。
妖怪ウォッチ4
プロローグでいきなり登場し、エンマとぬらりひょんと対峙していた。
エンマを圧倒的な力でねじ伏せ、時を超えあらゆる時代から『エンマ』という妖怪の存在を消し去ってしまうという、次元を超えた圧倒的パワーの邪悪な妖術を使い、そのまま石化させて塵に還した。
妖怪学園Y Nとの遭遇
第21話にて、エンマ大王と大王路キンヤの会話の中で登場した。
しかし、53話から始まった高等部編のopより暴走魔天・空亡の姿でまさかの妖怪ウォッチ4及びぷにぷにからの逆輸入される形で登場した(暴走シリーズはぷにぷにから初出)。
そして第58話にて中等部と高等部のIKUSAで発生した争いによる負の感情を吸収して復活。さっそく大暴れしようとしたが、マタロウの体を器として封印された。
続く第59話にてマタロウの体から外に出るが、マタロウがライムに渡された魔神ウォッチにメダルをセットした事で、強制的にMTバウンサーへ融合変身した。
形態
空亡
黒い太陽とも言われる基本形態。
真っ黒な丸い身体と腕を持つ。
閻魔宮殿での2回目の戦闘は結界でのバリアギミックを搭載する為、普段は1桁のダメージしか与えられない。蛇王カイラが自身の死を偽装して用意した妖水晶から妖気スイトールで妖気を集め、最大まで溜まった所を空亡にぶつけると一定時間バリア解除&ダウン状態となる。
必殺技は虚空天中殺。HPが一定以下になると使用。発動時に空亡本体の近くに居ると難易度に関係なく割合ダメージで約98%の体力をゴッソリと持っていかれる凶悪な技。直後に他の攻撃の流れ弾が当たって即全滅も有り得る。
破天・空亡
アニメ終盤に登場した形態。
屈強な上半身に小さな下半身を持つ怪物のような姿。
必殺技は邪空天中殺
魔天・空亡
妖怪ウォッチ4の最終決戦に登場した形態。
現代の上空に居る空亡から卵のようなモノが産み落とされる形でおおもり山の御神木に降臨。初代のイカカモネ議長第2形態と同じ場所での最終決戦となる。
破天とは異なり人型の剣士のような姿になる。妖聖剣で殺害された経緯の影響か、剣武魔神の必殺技を多用する。体力自体はミツマタノヅチ、ジンゲキ等の他ボスより低いが、それ以外の能力が桁違いに高い。
ステージ中央に設置されたようかいガシャを妖気スイトールすると妖怪がランダムで出てくる。特にヒカリオロチが出た場合、一時的に物理&妖術守りを暴落させる事が出来る。
4++で追加の難易度「炎極」は『月兎組』のブシ王(極)に匹敵する攻撃力で、ほぼ全ての攻撃が死ななきゃ安い即死級ダメージとなる。最低でもふかーい漢方99個、ありがた~い漢方20個以上は用意すべきだろう。
妖怪ウォッチぷにぷにではランクZの怪魔族として登場した。
必殺技は鬼哭天中殺
暴走魔天・空亡
妖怪学園Yに登場した形態。
魔天をさらに凶悪にしたような姿。
MTバウンサーの誕生に深い関係がある。
必殺技は滅空天中殺
魔天・空亡ボーイ
妖怪ウォッチぷにぷにより、2022年4月27日に開催されたゴールデン超ニャンボガシャで登場した魔天・空亡のボーイ版。
ランクはZZZ。
必殺技はショウブ天中殺
魔天・空亡董卓
妖怪三国志国盗りウォーズ及び妖怪ウォッチぷにぷににて登場した、魔天・空亡の董卓版。
ランクは将星及びZZZ。
必殺技は鬼哭天中殺
なお、空亡ボーイと空亡董卓のみ種族がブキミー族となっている。
関連タグ
空亡(そらなき) 妖怪ウォッチシャドウサイド FOREVER_FRIENDS
- 紫炎…先代閻魔大王の息子であるが、空亡に悪の心につけこまれ、利用されてそのまま取り込まれたが、共に取り込まれた高城イツキと融合して、夜叉エンマとなる。
- 怪魔、トキヲ・ウバウネ…数十年前にほぼ同じ経緯を辿った。
更なるネタばらし注意
不動明王・界の雷鳴鉄槌斬りで完全に倒れるが、その刹那の幻が周囲を映し出す。果ての牢獄で囚われたまま自身の力を妬む勢力に妖魔王暗殺の濡れ衣を着せられた事、同胞の白秋、玄冬は無実を信じ続け懸命に真相を探し続けていた事、陥れた者への復讐と、朱夏に真実を伝えられなかった無念が怨念と化し形作ったのが空亡であった事実を全員が知る。
お互いが弱い心のまま憎み続けあっていたのを認める事で真の和解へと繋がり、魂達はナツメ達から離れ、本来の姿に戻った空天の魂と共に昇華した。
妖怪ウォッチ4では、かつては妖魔王の信任も厚く朱夏と恋仲であったが、彼を妬む者たちから「妖聖剣を5本集めて妖魔王に献上すれば朱夏との結婚を認めてもらえる」と唆され、妖聖剣を5本全て探し出した。だがその者達から「空天は妖魔王を暗殺するために妖聖剣を集めている」と濡れ衣を着せられ、反逆者として辺境の牢獄に幽閉されてしまう。そこで彼を陥れた者たちによって妖聖剣5本で全身を刺し貫かれて殺害され、死体は妖聖剣が刺さったまま牢獄に放置された。
無念の最期を遂げた空天の怒りと憎しみと絶望の感情は、呪いとなって妖聖剣に宿り、妖聖剣の魔力と混ざり合ったそれは巨大な怨念の塊となり、全ての生命を憎む邪悪な妖怪「空亡」となった。
また、アニメと違って破天・空亡が人型の魔天・空亡へ差し替えられていたり、空天は生まれ変わって朱夏と再会する事を約束し、空天のみが天に召されるなどの違いがある。