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スワンナの編集履歴2022/12/10 10:34:34 版
編集者:Miki Senbokuya
編集内容:トレーナー追加

スワンナ

すわんな

スワンナとは相手が座る事に対する否定的な命令・・・でもあるが、大抵は『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の事である。

概要

主に「座るな」或いは「座りなさい」という意味であり、文字にすると判別は困難だが、イントネーションで判断するべきである。また白鳥ポケモンを指す事も多い。

発売前に存在が明かされていたポケモンで新技のぼうふうと共に発表された。

名前の由来はスワン+ナ(イタリア語の女性名詞につく語尾)と思われる。上手い説明ができなくてすまんな。要するにニドリーナのナ、プリマドンナのナである。

雌しか存在しなさそうな名前だが、普通に雄は存在しており、出現確率も雌雄同じ。

白鳥がチュチュを着たようなデザインをしている。

こおり/ひこうではなく、みず/ひこうでちょっとガッカリした人も多いかも知れない。

ポケモンBWにおける人気ジムリーダーフウロの切り札である。

アヒルが童話の通り進化して白鳥になった。

優しいイメージの白鳥であるが「ブレイブバード」を使える。一見似合わないように感じるが、白鳥はとても重く羽ばたきで人の腕を折る力を持ち、研究者が白鳥に襲われて殺されたという事例も存在するため問題ない。

一見優雅に見える白鳥も、水面下では努力しているのである。

BWでは進化レベルは遅いがホドモエの跳ね橋で捕獲時点ですでに「つばめがえし」や「バブルこうせん」といったタイプ一致の強力な技を使えるため即戦力になりやすく、そこまで進化に苦労しない。さすがにすぐにヤーコンはきついが(弱点の岩技も使ってくる上耐久が低いため)。

進化後も秘伝マシンで強力なタイプ一致「なみのり」で補強できたり「ブレイブバード」も50手前で覚えられるため、旅パで使う分には非常に有能である。ケンホロウ超涙目。

2017年に展開したグッズシリーズ「Look Upon the Stars」ではやはりというか白鳥座を担当。ちなみに『七夜の願い星』のスタッフロールの星図で白鳥座役だったのは鳥ですらないカイオーガだったのは有名な話。当時は白鳥ポケモンなどいなかったので仕方がなかったのである。

なお、名称は日本/英語圏/ポーランド語で共通となっている。

ドイツ語名の「Swaroness」はswan(白鳥)+baroness(男爵夫人)、フランス語名の「Lakmécygne」はラクメ(Lakmé、レオ・ドリーブが手掛けたオペラのこと)+Cygnus(白鳥座)に由来しており、随分とオシャレなネーミングになっている。中国では「舞天鹅」となっており、そのまんま「舞う白鳥」の意味。

生態

水辺に生息。夜明けと共に踊り始める習性があり、真ん中で踊るのはリーダーの特権と言われている。

優雅な見た目に反して、強靭な身体を持ち、首をしならせての連続クチバシ攻撃や、数千キロ羽ばたき続ける力強い翼を持つ。なるほど「ぼうふう」を使えるのも納得である。

ただし、踊る、数千キロ飛ぶなどの特性はどちらかといえばの生態である。白鳥がダンスをするという話は白鳥の湖の影響によるものである。(もっといえば、白鳥の湖に登場する白鳥は鶴のイメージを付加されて出来上がったものとされている。)

体が頑丈に出来ているのは本当らしく、ポケモンマスターズではフウロと主人公の二人を乗せて高速フライトして見せている。と言ってもフウロの仕事を手伝って体を鍛えられた影響もあるようだが。

『NEWポケモンスナップ』では本物の白鳥よろしく、渡りの習性がある事が判明している。こちらではコアルヒーの群れを率いて川を登る姿が描かれた。

ゲームでの性能

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
758763876398

コアルヒーがレベル35で進化する。

ギャラドスマンタインペリッパーに次ぐみず・ひこうタイプ。

ステータスは攻撃面と素早さが伸びる。ぶっちゃけペリッパーよりも余程キャモメの進化形っぽいステータスである。

ひこうは「ブレイブバード」「ぼうふう」と物理特殊共に溜めなしの最高打点技を覚えられるが、みず技の方はこの複合では唯一「ハイドロポンプ」を覚えられない。物理に至っては「たきのぼり」を覚えられず「ダイビング」しかない。

補助の方も「アクアリング」や「はねやすめ」に「フェザーダンス」といった優秀な技を覚えられる。BW2ではゴッドバードこごえるかぜを教え技として授かった。

他のみずタイプの例に漏れずこおり技の「れいとうビーム」も覚えられない事もないが、身も蓋もない事言っちゃうと習得技はみず/ひこう/こおり/ノーマルに偏っており、ノーマル技は癖のある技が多い。それ以外のタイプの攻撃技ははがねのつばさぐらい。はがねのつばさは命中率も低く、威力も70ぐらいしかないので採用するかは微妙なところ。

恵まれたデザインに反し、種族値の貧弱さという致命的な弱点を背負わされたポケモンでもある。

攻撃面と素早さが伸びるとは言ったものの攻撃と特攻の数値はわずか87、素早さも鳥ポケモンにしては遅い98とギリギリ100族を抜けない残念な数値になっている。耐久面も見た目に漏れずHP75防御・特防共に63しかなく、何と100を超えた能力が一つもない。

これだけ技が恵まれていながら、種族値の配分が極端なポケモンが多いと言われているイッシュポケでありながら「初代か!」と突っ込みたくなるような数字である。シナリオクリア後にこいつの種族値を見て唖然としたプレイヤーは多いのではないだろうか。

モチーフの白鳥は大人の腕を折るくらいのパワーを備えた鳥であるので、アタック面をもう少し上方修正をしても良かったような…。

また耐性こそほのお・かくとう半減、弱点もでんきこそ4倍弱点なものの2倍弱点はいわのみと優秀だが、上述した通り耐久面は非常に脆く弱点でなくとも等倍のタイプ一致技を食らえばあっさり沈みかねない。自慢の補助技も微妙な素早さのせいで積む前にやられる。第6世代で登場したフリーズドライなど食らった日には…。

タマゴわざのどろあそびを使ったところででんきわざを半減しようが、相手に1ターンの隙を与えてしまうので大した意味はない。

シナリオでは活躍できる一方実戦でのこの落差は半端ない……

特性もそもそも命中率を下げられる機会が少ないため生かせる機会のない「するどいめ」に元々耐久がないため防御が下がらないところで何の恩恵もない「はとむね」と両方死んでいる。

たまたま雨だった時に状態異常が回復すればいいかな程度で採用される隠れ特性の「うるおいボディ」が最も有用だったという皮肉な有様である。

しかし第六世代からは「するどいめ」に相手の「かげぶんしん」や「ちいさくなる」などの回避率上昇を無視できるという効果が追加されたため、現在はこちらの採用率が最も高い。一方「うるおいボディ」は天候弱体化が向かい風のため価値は下落した。

そして第七世代、ただでさえ他との差別化に苦しんできたスワンナにペリッパーの「あめふらし」獲得という無情なる現実が突き付けられた。他にもギャラドスのとびはねるZやマンタインのはねやすめ習得など逆風は数多い。

ただし、USUMでは「アクアジェット」と「アクアブレイク」を習得し、物理技のちぐはぐが解消された(ペリッパーも「アクアブレイク」を習得したが)。強豪相手ばかりで大変だが、今後は豊富な飛行技と先制技で差別化される事だろう。

第八世代ではダイジェットの登場でひこうタイプが脚光を浴びるが、肝心のスワンナは登場せず、登場したところで強力なひこうタイプがひしめくこの環境で生き残るのは難しかったと思われる。

アニメ版

  • BW21話

ジュンサーがスカイアローブリッジの霧を払うために繰り出すも失敗している。

  • フウロのスワンナ

BW67話で登場。フウロ曰く「優雅なる純白の翼」。

デント戦ではイワパレスを倒し、マッギョの「でんきショック」に耐えて「ねっとう」で火傷を負うが、「アクアリング」で回復し「ブレイブバード」で倒した。

サトシ戦ではジムリーダーになった頃に過去の祖父のバトルを見て習得した「アクアリング」での防御でピカチュウの電気技を防ぎ、「バブルこうせん」「ぼうふう」「ブレイブバード」の連続攻撃で退ける。続くハトーボーを追い詰めるが、進化したケンホロウの新しく覚えた「つばめがえし」に倒れた。

  • コテツのスワンナ

BW107話にて、イッシュリーグ4回戦・サトシとのバトルで4匹目のポケモンとして登場。

相性もあって、サトシのピカチュウに敗れた。

関連イラスト

関連タグ

ポケモン一覧 ポケモンBW みずタイプ ひこうタイプ

580コアルヒー581スワンナ→582バニプッチ

スワロリーナ:任天堂ゲームのスワン(白鳥)キャラ繋がり

ギャラドス タマンタ/マンタイン キャモメ/ペリッパー ウッウタイプが同じ(ウッウのみ順序が違うが)

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