基礎データ
概要
バシャーモに遅れること1作、ORASでラグラージもメガシンカを得ることとなった。
(メガバシャーモはXYでは期間限定なので、「遅れて」と言う表現は相応しくないかもしれないが)
ラグラージの面影はそのままに、全体的に丸みを帯びたマッシヴな見た目になったのが特徴。キモクナーイは禁句である。
生来のパワーはより強化され、怪力自慢のラグラージの長所が形になったメガシンカと言えよう。
また、発達した筋肉や大型化したヒレによって泳ぐ速度も上がっており、両腕や背中にある丸いオレンジ色の器官に空気を溜め込みジェットの様に噴射することで、水中での機動力やパンチの勢いをさらに高める事が出来る。持っているとくせいもこの能力に由来するのだろう。
ゲームでの性能
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ラグラージ | 100 | 110 | 90 | 85 | 90 | 60 | 535 |
メガラグラージ | 100 | 150 | 110 | 95 | 110 | 70 | 635 |
メガシンカ前比較 | ±0 | +40 | +20 | +10 | +20 | +10 | +100 |
※体験版で使用できるラグラージの能力値から算出
主に攻撃が大きく上昇し、これに続いて防御・特防が上昇する。僅か10ではあるが特攻や素早さも上昇しており、能力上昇自体のバランスは非常に良い。但し攻撃と特攻に大きく差がついてしまった為、メガシンカ前よりも物理特化の方が動かしやすいか。差が付いたと言えども極端に低くは無い為、物理受け対策に両刀も考えられる。
特性はなんとすいすいに変化する。図鑑説明ではそのパワーについて書かれており、見た目もそのような感じなのに攻撃系の特性ではない。とは言え素の素早さが70となかなかなので、素早さと耐久の調整はかなりやりやすい方。
基本は特性を活かす為に雨パへの採用が中心。
と言えども雨の中でしか戦えないと言う事は全くないのがメガラグラージの強み。攻撃150は文句なしの数値であり、耐久に関してもHP100・防御110・特防110とアタッカーとしてはシャレにならないくらいに硬い。これで弱点が4倍のくさタイプ(+フリーズドライ)だけと言うのは反則気味である。雨下の水技は等倍なので辛い…と思いきや眼鏡特化キングドラのドロポンでやっと乱数1発。なにかがおかしい。
ただし、前述の通り4倍弱点持ちなので、不意の相手にだけは注意したい所。
万が一将来的に、念願の特性そうしょくでも手にいれようなら、間違いなく時代を築くだろう。
第7世代にて、同期であるペリッパーが強力な特性「あめふらし」を習得。ペリッパーはひこうタイプがついているため、ダブルバトルでラグラージとは非常に相性が良い。そのため対戦環境にてこのコンビが数を増やしてきている。
この他、通常のラグラージがメガボーマンダとの相性補完に優れる上に自身はあくびとステルスロックによるサポートができるため「ラグマンダ」構築も有名だがそれを逆手にとり誰かに雨を降らせてメガラグラージを召喚する戦法も充分に考えられる。
ポケモンGO
2022年12月初頭のホウエンメガレイドで初登場。
メガカメックスと同じく、メガエナジー必要数は初期は200、以降は最大40。
メガシンカのホウエン御三家の中で最も攻撃が低いが、「ハイドロカノン」の硬直の短さがこの問題を解消しており、みずタイプのコンボDPSはメガカメックスを抜きん出てトップ。
じめんタイプとしても優秀で、同じ構成の霊獣ランドロスには攻撃でわずかに劣るが耐久面では圧倒的にこちらが上。耐性にも違いがありヒードランのゲージ技を全ていまひとつで受けられる。
トレーナーバトルではマスターリーグメガバージョンで参加可能。進化前さえ強かったあのスペックがメガシンカによって伝説ポケモンと同様の種族値を獲得し、更にくさタイプの少ないマスターリーグではトップメタの殆どに等倍以上が与えられるため環境入りは必至だろう。但し、不意に来るザルード等には注意。