CV:木内秀信
概要
第2部より登場した貴族議会の議長の男性。爵位は侯爵。
典型的な選民思想主義で、獣人族の事も「獣と同類」と言う考えの第1部で語られた『獣人族格下主義』の、典型的な貴族社会における人間のクズ。
表向きでは王座を取り戻した本物のユースティアナことペコリーヌに仕えているが、腹の中では担ぎやすい神輿程度にしか考えていない。
キャルによると、元々は覇瞳皇帝の取り巻きの木っ端貴族だったとの事。
クレジッタにも、自身の汚れ仕事を依頼している様子。
経歴
第1章では、私兵の【黄金の手】に命じて、半年前に覇瞳皇帝を暗殺しようとした疑いのあるシェフィと、共にいたペコリーヌを除く【美食殿】と【トゥインクルウィッシュ】を投獄し、そのまま処刑しようとした(その直後にカリザが乱入した事で結果的にシェフィ達は助かったが)。しかも全てペコリーヌに無断で。
第2章では、上記の事をペコリーヌに咎められた際、情で流して無理矢理不問にした。
第3章では、ゼーンが王宮へ攻め入った際、【黄金の手】が敵わないと分かると、覇瞳皇帝を【レイジ・レギオン】に渡してはならないと言われている筈なのに、「玉座に座っている主がいないから」とすぐさま逃げ出す無責任さを見せた(ゼーンの方もラビリスタのお陰で事無きを得たが)。
第5章では、クレジッタにペコリーヌの毒殺を依頼するが、彼女がペコリーヌを見捨てられなかった事で未遂に終わる事になった。
この裏にて、ランドソルの商人達の【アマルガム貿易】の登場に伴う売上に関するクレームをペコリーヌに行き渡らない様に情報の封鎖もしていた様子。
幕間にて、「救い手様」に、ソルの塔を管轄するランドソル王家を早く潰す様やんわりと脅される事に。
第6章にて、遂にクレジッタとの契約を一方的に切った挙句に、【リッチモンド商工会】を武力と偽造書類で強引に奪い取り、ならず者を雇って口封じを行った(これも秘書1号が「クレジッタを助けて欲しい」とペコリーヌに必死に頭を下げたお陰で事無きを得たが)。
第7章にて、【黄金の手】部隊と【リッチモンド商工会】が雇った冒険者と傭兵達を大量動員してのクーデターを決起するが、実は計画は【王宮騎士団】に漏れていた上に、自分達は戦術に関しては素人でしかない為、遠征に出発した主力部隊が偽物だと見抜けず不意打ちを許してしまい、プリンセスフォームになったキャルの魔法で兵の7割を戦闘不能にされた事で残った人員と共に地下道へ逃げ込む事になった。
そして逃げている最中に、始末した筈のクレジッタが現れ(ネネカが【黄金の手】の兵士に化けて偽の情報を流していた為)、話し合いで時間を稼がれ、逆上したゴウシンは追いついたトモとマツリと交戦するが、所詮素人の拳では敵わず敗北。投獄される事になった。
そして幕間、牢屋の中で「こうなったのは全てユースティアナのせいだ」と自分の行いを顧みず、自分の非を全く認めようとしない態度を見せる。
装備も取り上げられている上に、共犯者や取り巻き達も元々打算や損得勘定で付いて来ていただけで、自身の人望も皆無である為、誰もゴウシンの味方を続けようと言う者はおらず、見捨てられるだけであり、取れる手段も牢番の買収だけだが、牢番もペコリーヌ派である為聞く耳を持たない。
そこを訪れた「救い手様」ことミロクに、「どうせこのままでは終身刑は確定だから」と、「救い」と称して始末される事になった。
自分以外に見下した態度しか取らず、道具扱いしていた男が、驕りによって足元をあっさり掬われ、唯一慕っていた男に道具の様に捨てられると言う、皮肉かつ自業自得の末路を迎えた。
本作に登場したネームドキャラでは現状明確な死亡シーンが描かれた唯一のキャラクター。
そしてメインストーリーが進み、かませ犬であった彼を忘れ、もうストーリーには絡んでこないと思われていたが…。
まさかの最終決戦イベントである終炎のエリュシオンで、アンチビーストの力でフェーズ2のボスとして復活を果たす事になった。
ペコリーヌ、キャル、【王宮騎士団】、クレジッタに第7章での恨みを晴らす為に立ちはだかる。
終炎のエリュシオン
ミロクより力を授かり変貌を遂げた異形のゴウシン。
強力なユニオンバーストとスキルで目の前の敵1体を執拗に狙う。
タンクキャラとヒーラーキャラを配置して猛攻を凌ぎ切ろう!
余談
この様に不正を働きまくっていたゴウシンの事だから、ストーリー開始時点から導入され続けているキャラストーリー、ギルドストーリー、イベントストーリー内で確認された不正の数々に「ゴウシンが関わっているのでは?」と予想する声も少なくない。まさか不正どころかイベントボスとして復活すると予想出来る人はいなかっただろうが…。
関連タグ
卑劣漢 小心者 小悪党 人間のクズ 雰囲気ブサメン 汚物 人面獣心 特権階級 選民思想 他力本願 吐き気を催す邪悪 煮ても焼いても食えない:全てゴウシンに当てはまるネガティブ要素。
ユリウス…同社他作品の中の人が同じ。但し重鎮としての在り方はゴウシンと真逆であり、魔物化を果たしたのは同じ。
エドガー・フロムウェア…ゴウシンと同じ選民思想に浸かった悪徳貴族で、上記のネガティブ要素までもが当てはまる。過信によって自分が見下していた者達にあっさり足元を掬われ、全てを失った事も同じ。但し、魔物化のタイミングは失脚直前である。