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吹田駅の編集履歴

2022-12-20 02:31:19 バージョン

吹田駅

すいたえき

大阪府吹田市に存在する、JR西日本東海道本線と阪急千里線の駅。両駅は600メートル離れている。

概要

大阪府吹田市西の庄町にあるJR西日本東海道本線JR京都線)と、同市泉町1丁目にある阪急電鉄千里線の駅である。両駅間は約600メートル離れており、乗換駅としてはほとんど機能していない。


JR西日本吹田駅

1876年(明治9年)7月26日国鉄大阪駅向日町駅間の開業の2週間後の8月9日に開業。同区間の途中駅としては開業時の高槻駅に次いで2駅目。


駅の番号はJR-A44

現在は普通電車のみ停車。京都側には引き上げ線があり、国鉄末期まで普通電車の半数が折り返していた。現在でも早朝に1往復、当駅発着列車が存在し、折り返し線を使用している。


アサヒビール吹田工場が隣接しており、かつてはここより貨物の取り扱いが行われていたが、1984年2月に隣接する吹田操車場の廃止と同時に、取扱が廃止。操車場も信号場に格下げとなり、長年大半の用地が放置されたままだったが、梅田駅貨物駅廃止に伴う移転で2013年に跡地の一部が吹田貨物ターミナル駅として開業している。

それ以外にもJR西日本の吹田総合車両所、同貨物の吹田機関区など、現在でも鉄道に関する施設が数多く存在している。


前述通り、下記の阪急吹田駅とは600メートルの距離だが、阪急京都本線相川駅とも1キロほどの距離にある。


南口と北口にバスターミナルがあり、この辺りはほぼ完全な阪急バスエリアであるがゆえに、乗り入れる路線は大部分を阪急バスが占めるが、南口に限り、京阪バス上新庄駅守口市駅大日駅を経て摂南大学へ向かう1路線のみ乗り入れる。この路線は京阪バス最西端の路線にあたり、一旦大阪市(東淀川区)を通る。

かつてはここJR吹田駅を起点に、千里丘駅より大阪中央環状線を下り、門真市駅を経て守口市駅や八戸ノ里駅へ向かう阪急バス・京阪バス共同運行の路線もあったが、千里丘駅〜守口市駅への短縮を経て、大阪モノレールの門真市駅延伸と入れ替わる形で廃止。

さらに国鉄分割民営化前日までは、中央環状線を経て関西本線(分割民営化後の愛称は大和路線)の八尾駅に向かう国鉄バス東大阪線も南口に発着し、後述の阪急吹田駅北側に大阪自動車営業所を構えていた。この東大阪線は近畿日本鉄道自動車局(現近鉄バス)・阪急・京阪の4社共管路線でもあった。


駅構造

島式2面4線の地上駅。

但し、通過線は新快速を当駅が通過する為、外側ホームに作が設けられている。


のりば路線方向行き先備考
1JR京都線下り(大阪方面外側通過線)通過列車のみの為、閉鎖。
2JR京都線下り新大阪大阪三ノ宮方面内側線
3JR京都線上り高槻京都方面内側線
4JR京都線上り(京都方面外側通過線)通過列車のみの為、閉鎖。

利用状況

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は22,896人である(大阪府統計書より)。

利用状況比較表

年度乗車人員乗降人員
2008年(平成20年)度22,165人44,330人
2009年(平成21年)度21,682人43,364人
2010年(平成22年)度21,497人42,994人
2011年(平成23年)度21,405人42,810人
2012年(平成24年)度21,359人42,718人
2013年(平成25年)度21,702人43,404人
2014年(平成26年)度21,809人43,618人
2015年(平成27年)度22,430人44,860人
2016年(平成28年)度22,657人45,314人
2017年(平成29年)度22,972人45,944人
2018年(平成30年)度22,943人45,886人
2019年(令和元年)度22,896人45,792人

阪急吹田駅

吹田市役所の最寄り駅。副駅名、および乗り入れる阪急バスの停留所も吹田市役所前である。

1921年(大正10年)4月1日北大阪電気鉄道の東吹田駅と西吹田駅として開業。国鉄線を挟んで約200メートルという近さでお互いのホームが見えていたという。開業時は東吹田駅付近に車庫が存在した。

その後京阪電気鉄道に経営譲渡され、新京阪、京阪と会社名を変えた後、1943年に阪神急行電鉄と戦時合併した際に、東吹田駅が吹田駅、西吹田駅が市役所前駅と改名。1964年に両駅が統合、市役所前駅の場所に新規開業の形で現在の吹田駅が誕生した。

駅の番号はHK-89


駅構造

相対式2面2線の地上駅。

のりば路線方向行き先備考
1阪急千里線上り南千里山田北千里方面
2阪急千里線下り梅田天下茶屋京都神戸宝塚方面

利用状況

  • 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は17,008人である(大阪府統計書より)。

利用状況比較表

年度乗降人員
2008年(平成20年)度17,316人
2009年(平成21年)度16,650人
2010年(平成22年)度16,376人
2011年(平成23年)度17,739人
2012年(平成24年)度15,816人
2013年(平成25年)度13,359人
2014年(平成26年)度17,499人
2015年(平成27年)度16,876人
2016年(平成28年)度16,176人
2017年(平成29年)度16,552人
2018年(平成30年)度16,678人
2019年(令和元年)度17,008人

その他

阪急吹田駅の梅田方をJR東海道本線が交差しており、お互い眺めることができたが、東海道本線の北側に吹田貨物ターミナル駅開業に伴う騒音防止のフェンスが設けられたことにより、JRから阪急吹田駅を眺めることは不可能になった。

なお、国鉄東海道線開業時は現在の阪急吹田駅-阪急京都線南方駅間を通っており、後に現在のルートとなり、旧ルートが北大阪電気鉄道に払い下げられている。


JRおおさか東線南吹田駅はJR吹田駅から約2キロ離れており、吹田駅から南吹田駅にJRで行く場合は一端新大阪駅に出て折り返す必要がある。


関連タグ

JR西日本 東海道本線 JR京都線

阪急電鉄 千里線


相川駅(阪急京都線):開業した時の駅名は「吹田町駅」で、1930年から1943年にかけて「京阪吹田駅」(京阪を入れたのが正式名称)だったこともある(この後、前述の1943年の戦時合併の際に「吹田東口駅」に改称され、1954年に現在の相川駅となっている)。なお大阪市東淀川区に所在する。


吹田市 アサヒビール


日本の同名駅一覧 大阪府内の駅一覧

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