概要
秋シーズンは何かと人馬ともG1初制覇が目立っていた2022年。有馬記念は、
・昨年に続いての出走で春秋グランプリ連覇を狙うタイトルホルダー
・未だ底を見せていない3歳世代最強馬、父子制覇を狙うイクイノックス
など、G1馬7頭、重賞馬15頭の豪華メンバーによるフルゲート16頭となった。
騎手ではイギリスから短期騎手免許で参戦中のトム・マーカンド(ジャスティンパレス騎乗)が日本のグランプリ初騎乗、23年2月いっぱいで鞭を置く福永祐一は唯一重賞勝ちのないボルドグフーシュで参戦。ディープボンドは主戦の和田竜二がお手馬被りのため川田将雅の継続騎乗となった。
ファン投票結果
順位 | 馬 |
---|---|
1 | タイトルホルダー |
出馬表
枠順抽選はBSフジとYouTube Liveによる公開で行われた。
馬番 | 馬 | 性齢 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | アカイイト | 牝5 | 幸英明 |
2 | イズジョーノキセキ | 牝5 | 岩田康誠 |
3 | ボルドグフーシュ | 牡3 | 福永祐一 |
4 | アリストテレス | 牡5 | 武豊 |
5 | ジェラルディーナ | 牝4 | C.デムーロ(FR) |
6 | ヴェラアズール | 牡5 | 松山弘平 |
7 | エフフォーリア | 牡4 | 横山武史 |
8 | ウインマイティー | 牝5 | 和田竜二 |
9 | イクイノックス | 牡3 | C.ルメール |
10 | ジャスティンパレス | 牡3 | T.マーカンド(GB) |
11 | ラストドラフト | 牡6 | 三浦皇成 |
12 | ポタジェ | 牡5 | 吉田隼人 |
13 | タイトルホルダー | 牡4 | 横山和生 |
14 | ボッケリーニ | 牡6 | 浜中俊 |
15 | ブレークアップ | 牡4 | 戸崎圭太 |
16 | ディープボンド | 牡5 | 川田将雅 |
展開・結果
アカイイトが出遅れ。大方の予想通りタイトルホルダーがハナを切るも、最終直線で力尽き後方勢が進出。道中は中団から進め最終コーナーで馬なりのまま位置を押し上げた1番人気イクイノックスが突き抜けて、追い込んだ6番人気ボルドグフーシュを2馬身半ちぎって完勝。底を見せぬまま競馬界のエースの座に就いた。3歳馬のワンツーとなり3番人気ジェラルディーナが3着。2番人気タイトルホルダーは失速して9着大敗、前年覇者エフフォーリアは5着だった。
イクイノックスはこの勝利により5年前に勝利した父キタサンブラックとの親子制覇を達成。鞍上のルメール騎手は16年サトノダイヤモンド以来5年ぶりの有馬3勝目、管理する木村哲也調教師は初の有馬勝利となった。
着順 | 馬 | 着差 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | イクイノックス | 1 | |
2 | ボルドグフーシュ | 2+1/2 | 6 |
3 | ジェラルディーナ | 3 | |
4 | イズジョーノキセキ | ||
5 | エフフォーリア | ||
6 | ウインマイティー |
余談
実況担当者
日本放送協会(NHK):大坂敏久(名古屋放送局)
ニッポン放送:胡口和雄
RFラジオ日本:矢田雄二郎
MBSラジオ:来栖正之
TBSラジオ:清原正博