データ・概要
長野県松本市の松本駅から新潟県糸魚川市の糸魚川駅までを結ぶ。
なぜ「大糸線」なのかというと、松本駅から信濃大町駅までは「信濃鉄道」という私鉄が建設して、国鉄が建設したのは大町から糸魚川までだったから。
南小谷駅でJR東日本(電化)とJR西日本(非電化)に分かれている。国鉄時代はその両区間を直通した新宿駅~糸魚川駅間を結んだ急行「白馬(初代)」や「アルプス」、金沢駅~松本駅間を結んだ急行「白馬(二代目)」といった優等列車があったが、今では直通する定期列車は残っていない。南小谷駅まで特急あずさ(定期列車1往復、他は臨時便)、特急しなの(臨時便)が乗り入れるほか、臨時快速列車リゾートビューふるさとも運行されている。松本駅から信濃大町駅までは1時間に1本程度の本数だが、信濃大町駅から先は2時間に1本(時間帯によっては3時間も間が空くことも)、JR西日本区間を直通する列車は7往復と、南小谷以北は本数が少なくなっている。
なお、JR東日本の駅ナンバリングについてもJR西日本の区間の起点である糸魚川駅から通し番号でつけられており、JR東日本 南小谷駅が「09」となっている。
乗鞍岳や穂高岳など北アルプス(飛騨山脈)登山や黒部ダム観光、白馬八方屋根や栂池高原などのスキー場、仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)など観光地が多い路線だが、マイカーや高速バス、北陸新幹線の長野駅から大町・白馬方面へのバスなどに押されており、特急あずさの乗り入れも定期便で1往復に減少している。国鉄時代には、旧型国電が走る路線の一つとして知られた。
また、『おねがい☆ティーチャー』、『おねがい☆ツインズ』の聖地である木崎湖も沿線にあり、おねツイでは小野寺樺恋がE127系に乗って木崎湖に向かうシーンが登場する。
1998年の長野オリンピック開催時は新宿駅・名古屋駅・姫路駅発着の臨時急行列車が運行され大糸線ゆかりの急行である「アルプス」「つがいけ」「白馬」の名が復活し189系・381系・キハ181系で運行されていた。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 特急停車駅 | 乗り換え路線 | 備考 | |
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42 | 松本駅 | ◎ | 篠ノ井線・中央本線方面、アルピコ交通上高地線 | ||
41 | 北松本駅 | ||||
40 | 島内駅 | ||||
39 | 島高松駅 | ||||
38 | 梓橋駅 | ||||
37 | 一日市場駅 | ||||
36 | 中萱駅 | ||||
35 | 南豊科駅 | ||||
34 | 豊科駅 | ◎ | |||
33 | 柏矢町駅 | ||||
32 | 穂高駅 | ◎ | |||
31 | 有明駅 | かつては急行停車駅だった | |||
30 | 安曇追分駅 | ||||
29 | 細野駅 | ||||
28 | 北細野駅 | ||||
27 | 信濃松川駅 | ||||
26 | 安住沓掛駅 | ||||
25 | 信濃常盤駅 | ||||
24 | 南大町駅 | ||||
23 | 信濃大町駅 | ◎ | 松本方面と南小谷方面の乗換駅 | ||
22 | 北大町駅 | ||||
21 | 信濃木崎駅 | ||||
20 | 稲尾駅 | ||||
19 | 海ノ口駅 | ||||
18 | 簗場駅 | ||||
17 | ※ヤナバスキー場前駅 | 2019年に廃止 | |||
16 | 南神城駅 | ||||
15 | 神城駅 | ||||
14 | 飯森駅 | ||||
13 | 白馬駅 | ◎ | |||
12 | 信濃森上駅 | 臨時急行「つがいけ」の発着駅だった | |||
11 | 白馬大池駅 | ||||
10 | 千国駅 | ||||
09 | 南小谷駅 | ◎ | 信濃大町方面と糸魚川方面の乗換駅 | 駅名は「みなみおたり」、JR東日本とJR西日本の境界駅 | |
中土駅 | |||||
北小谷駅 | |||||
平岩駅 | |||||
小滝駅 | |||||
根知駅 | |||||
頸城大野駅 | |||||
姫川駅 | |||||
糸魚川駅 | えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧北陸本線)、北陸新幹線 |
関連イラスト
関連タグ
115系 E127系 E353系 HB-E300系 JR東日本
篠ノ井線 中央本線 北陸本線 北陸新幹線 アルピコ交通(松本電気鉄道)
あずさ(列車) しなの(臨時列車) ムーンライト信州 リゾートビューふるさと
ヤナバスキー場前駅(廃駅。駅番号「17」)