黒子のバスケ
くろこのばすけ
「ボクは 影だ」
概要
『黒子のバスケ』とは、藤巻忠俊による日本の漫画作品。
2009年2号~2014年40号にかけて『週刊少年ジャンプ』誌上で連載された。
略称は『黒バス』あるいは『黒子』。pixivでは主に前者が使われる。
英題は『The Basketball Which Kuroko Plays』。
アニメ化や舞台化など様々なメディアミックス展開もされた。2023年現在においても新規のグッズが出続けている。
話の数え方は「第○Q(クォーター)」で、サブタイトルは作中に登場した台詞から使用されている。
作風
高校の男子バスケットボールを題材としている。
選手たち個々の才能や能力が、ジャンプ作品らしく外連味たっぷりにクローズアップされているのが特徴。他のバスケ漫画と比較すると、現実的にありえないような超人じみたチート能力も多々登場する。
ただし、そのような能力を持つキャラクターは、作中で最強の敵として扱われる「キセキの世代」に限定されている。主人公及び彼の所属するチームが、そのようなチート能力を保持するライバル達をいかに攻略していくかが、物語の大きな肝。
なお、作者の藤巻忠俊は「物理法則には矛盾しないように」することを念頭に置いているとし、能力の描写はあくまでも「人間として不可能ではない」レベルを保っている(現実でも100回中1回は成功するかもしれない、くらい)。
よって、分身の術をしたり瞬間移動したり水面を走ったり流血して吹っ飛んだりなどの描写は登場しない。
書誌情報(既刊一覧)
本編
(通常版)
- 『黒子のバスケ』全30巻
- 『黒子のバスケ EXTRA GAME』全2巻
(文庫再編集版)
- 『黒子のバスケ』BOX1 インターハイ編 文庫判再編集版1~5巻
- 『黒子のバスケ』BOX2 ウインターカップ編[前編]文庫判再編集版 6~10巻
- 『黒子のバスケ』BOX3 ウインターカップ編[後編]文庫判再編集版 11~15巻+EX(EXTRA GAME)
※表紙が新規に描き下ろされている他、アクリルスタンドなど特典が付いている
スピンオフ
- 藤巻忠俊、平林佐和子、高橋一郎 『黒子のバスケ Replace PLUS』 全10巻
ファンブック・イラスト集
- 『黒子のバスケ オフィシャルファンブック』『CHARACTERS BIBLE』
- 『黒子のバスケ オフィシャルファンブック』『くろフェス!』
- 『黒子のバスケ 公式ビジュアルブック BRIGHT COLORS』
小説版
- 藤巻忠俊、平林佐和子 『黒子のバスケ Replace』 全6巻
ストーリー
帝光中学校バスケットボール部。部員数は100を超え全中連覇を続ける超強豪校。その中でも無敗を誇った、「キセキの世代 」と呼ばれている5人の天才がいた。
そして、その5人が一目置いている選手が一人。
試合記録もないがレギュラーで活躍した「幻の6人目(シックスマン)」がいたという噂が……。
時が経ち、キセキの世代はそれぞれ違う高校に進学する。
そして、創立2年目を迎える新設私立誠凛高校の男子バスケットボール部は、新入生勧誘の春を迎えていた……。
主なキャラクター
全キャラクター一覧は➡黒子のバスケ登場人物・学校タグ一覧を参照
アニメ版
1期PV
2期PV
3期PV
通称は『アニバス』。
週刊少年ジャンプ2011年43号にて『めだかボックス』と共にテレビアニメ化が発表された。
アニメーション制作はプロダクションI.G。
話数の単位は原作と同じく「第○Q(クォーター)」で、サブタイトルも原作同様に作中に登場した台詞から使用されている。
第1期
2012年4月から9月まで放送。
全2クールで全25話。
(そして本放送から遅れること3年、2015年4月からはテレビ愛知でも「トワイライト☆アニメ」枠の第1弾として週4日連続&夕方枠というまさかの待遇で放送が開始された。)
第2期
2013年10月から2014年3月まで放送。
全2クールで全25話。
MBS・TOKYO MX・BS11、ア二マックスにて放送。
第3期
2015年1月から6月まで放送。
全2クールで全25話。
ウィンターカップ決勝の誠凛vs洛山戦と、ジャンプ+にて連載された後日談までが描かれた。
MBS・TOKYO MX・BS11、アニマックスにて放送。
OVA
ジャンプ・スーパーアニメツアーで上映された作品が通常版の他に発売された予約限定版の第25巻付属のOVAとして同梱された。
描かれたエピソードは、第1期DVD・BD第5巻初回限定盤のドラマCDに収録された『バカじゃ勝てないのよ!』。
先にドラマCDという形で音声化されていたが、こちらにてようやく追加シーンを加えて映像化された形となる。
劇場版(総集編)
VOMIC版
アニメ化前にVOMICにて音声化されている。
2010年3月に原作第1話分が、2011年1月にインターハイ誠凛VS秀徳にあたるストーリーがジャンプ専門情報番組『サキよみ ジャンBANG!』にて放送され、2010年4月から2011年10月までVOMIC公式サイトで配信された。
キャストは一人を除いて、アニメとは異なっている。(中谷仁亮役の四宮豪氏のみ、TVアニメ版の霧崎第一の瀬戸健太郎役で出演している。)
ゲーム版
全ての作品がバンダイナムコエンターテインメントより発売及び配信されている。
舞台版
通称は『黒ステ』。
『黒子のバスケ THE ENCOUNTER』のタイトルで舞台化。
主人公・黒子テツヤ役をアニメに続き、小野賢章が担当したことが話題になった。
2016年4月8日~24日まで池袋・サンシャイン劇場にて上演され、千秋楽にはライブビューイングも行われた。
続編も出ている。
pixivにおける注意(腐向け作品について)
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