公式が予後不良
こうしきがよごふりょう
「なんか公式の様子がヘンです…」
「どうやら公式がとんでもない企画をやらかしてしまったようです…」
JRAが関わった主な例
公式ゲーム
・『グラマラスカップ』
2012年にJRAが特設サイトを公開
8人の美女騎手が繰り広げるレースを予想する競馬ゲーム。
実際に馬に騎乗するわけではなく、馬の形にカットされた細い板に美女が乗って走り、抜きつ抜かれつのレースを展開す。
パドックではそれぞれの美女の様子を動画でチェックでき、オッズやスリーサイズといった情報から着順を予想することとなる。
ちなみに馬の名前は「エースタイル」「ポロリスク」「ラブイーター」などで、勝負服は胸元がざっくり開いたへそ出しスタイル。
本ゲームは実は過去の名レースをモデルとしたもので、レース終了後はその元ネタを動画で観ることが可能。
さらに予想が的中した場合は、美女騎手達のお宝動画も楽しめる。
進撃の巨人とのコラボ
2013年に漫画『進撃の巨人』とコラボした進撃のジャパンカップ)と進撃の有馬記念(有馬記念がモデル)を展開。
後者に至っては本家のファン投票にのっとり人気投票も開催された。
戦国無双とのコラボ
2014年に『ウイニングポスト』の開発でおなじみのコーエーテクモゲームスのゲーム『戦国無双4』コラボ。
『ダービー無双』として開催され、織田信長、真田幸村、豊臣秀吉など戦国武将がディープインパクト、オルフェーヴル、ナリタブライアンなどの日本ダービーで活躍した馬に乗るというものになっている。
オールスター感謝祭とのコラボ
2015年、TBSの人気クイズ番組『オールスター感謝祭』とのコラボを実施。
番組の視聴者の人気投票で日本ダービーのCMの出演者を決めるという催し物があり、投票の結果元ボクシング王者選手の具志堅用高の出演が決定した。
ストリートファイターシリーズとのコラボ
2015年後半に、日本相撲協会と、カプコンのゲーム作品『ストリートファイター』シリーズのコラボが実現。
ファイター達が馬に乗りながら必殺技を繰り広げた。
なお相撲の要素は空に浮かぶ垂れ幕程度とそれほど多くない。
おそ松さんとのコラボ
2016年12月、前年の冬・春の放送から大ブームになっていた『おそ松さん』とのコラボ「走れ!おう松さん」を展開。
同作品の六つ子は競馬も嗜んでおり(特に長男のおそ松)、短編を集めた30分アニメおそ松さん おうまでこばなしを放送した他騎手姿の六つ子のグッズが競馬場で発売。
けものフレンズとのコラボ
2017年、人気メディアミックスコンテンツ『けものフレンズ』とのコラボを展開。
新たにサラブレッドをモチーフにした3人のフレンズが登場し、公式カウンターのボタンは4億回も押された。
北斗の拳とのコラボ
2017年、漫画『北斗の拳』とのコラボ「世紀末百裂競馬」を展開。
ローマ字入力のタイピングゲームで、今回プレイヤーが操作するのは作中のザコキャラであるヒャッハーことモヒカンで、強敵たちに挑むというまさかの展開であった。
ポプテピピックとのコラボ
2018年1月にテレビアニメが放送され、様々な界隈で話題となった漫画原作の『ポプテピピック』とのコラボを展開。
キャプテン翼とのコラボ
2018年サッカーワールドカップの開催年である事に加えて、リメイク版アニメが放送されていたサッカー漫画『キャプテン翼』とコラボ。
ミニゲームでは主人公を初めとした8人が競走馬に乗りながら、立花兄弟のスカイラブハリケーンなど必殺シュートを放つという演出がされた。
注意事項
基本的に予後不良というワードに肯定的な感情を持っている関係者及びファンは皆無と言っていい。
馬にとって予後不良というのはその後の死が決定的な負傷をしたということとほぼ同義であり、競馬においては残念なことにあまりに身近な出来事である。
馬主にとっては数千万~数億の資金を投じた資産が一瞬で失われることであり、騎手や調教師にとっては相棒が自分の手元で死ぬことであり、医者や職員にとっては引導を渡す相手が現れることである。
そしてファンにとっては応援してきた推しが苦しんだ末に突然居なくなることである。予後不良のシーンを中継や現地で目の当たりにしたことで競馬が見られなくなったという人は少なくなく、文字を見るだけでもトラウマが想起されて体調不良を起こす者もいるほどである。
このタグこそがふさわしいという確信を持てない場合は、使用を控えていただきたいタグである。
監修・協賛作品