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87世代の編集履歴2023/09/15 23:34:13 版
編集内容:代表的な競走馬の項にタカラコスモス、ムーンファルコン、ダイナセキトを追加

概要

1984年に生まれ、1987年に4歳(現3歳)を迎えた世代。

年度代表馬を受賞した馬が3頭もいる非常に珍しい世代で、その3頭が1度も同じレースで走ったことのない唯一の世代である。

1987年のクラシックは牡馬ではサクラスターオーが、牝馬ではマックスビューティがともに二冠を制したが、故障や不振のために古馬戦線では活躍できなかった。1988年は古馬になってから活躍という代名詞的な存在であるタマモクロスが古馬GⅠを3勝、そのタマモクロスも引退した1989年には地方からイナリワンが台頭し、同じく古馬GⅠを3勝した。

史上初の天皇賞春秋連覇タマモクロス、オグリキャップ同様地方出身・平成三強の1角イナリワン、1番人気で8連勝した究極の美女マックスビューティ、悲劇の二冠馬サクラスターオー、映画「優駿」の中で登場するオラシオンのモデル・ダービー6馬身差圧勝メリーナイスなどが有名。

昭和時代の重賞を勝った最後の馬マイネルダビテもこの世代。

クラシックで活躍した馬達が故障により早逝していったため、「悲劇の世代」とも呼ばれている。

しかし、この世代からは3年連続で年度代表馬を輩出しているのも事実である。

(1987年サクラスターオー、1988年タマモクロス、1989年イナリワン)

現在まで一つの世代から3頭の年度代表馬を輩出しているのは歴代でも3世代のみ、3年連続となると本世代と60世代(1960年コダマ、1961年ホマレボシ、1962年オンスロート)のみと十分過ぎるほどハイレベルな世代でもある。

海外では、ヨーロッパのマイル女王でキングマンボの母としても著名なミエスクが該当する。1988年ジャパンカップで優勝しタマモクロスの連勝を8でストップさせたアメリカのペイザバトラーもこの世代。

代表的な競走馬

国内馬

馬名性別戦績 主な勝利レース
サクラスターオー7戦4勝皐月賞菊花賞
  • 1987年JRA賞年度代表馬
タマモクロス18戦9勝天皇賞(春)宝塚記念天皇賞(秋)
  • 1988年JRA賞年度代表馬
イナリワン25戦12勝天皇賞(春)宝塚記念有馬記念
  • 1989年度JRA賞年度代表馬
メリーナイス14戦5勝日本ダービー朝日杯3歳ステークス
マックスビューティ19戦10勝桜花賞優駿牝馬
タレンティドガール11戦4勝エリザベス女王杯
ゴールドシチー20戦3勝阪神3歳ステークス
ホクトヘリオス34戦6勝京成杯3歳ステークス中山記念
マイネルダビテ24戦4勝共同通信杯4歳ステークス
  • 重賞勝ち馬の最長寿記録(36歳272日)
マティリアル19戦4勝スプリングステークス京王杯オータムハンデキャップ
シンウインド23戦7勝スワンステークス京王杯スプリングカップ
サニースワロー32戦2勝
  • 日本ダービー2着馬。
レインボーアカサカ25戦7勝武蔵野Sテレビ埼玉杯
  • 札幌記念で1番人気出遅れ大惨敗をやらかしたある意味ゴルシの先輩
ダイナレター34戦12勝札幌記念根岸ステークス
  • 1989年度JRA賞最優秀ダートホース
レオテンザン11戦4勝
タカラコスモス17戦未勝利
  • 引退後馬術競技馬に転向し1990年全日本学生馬術大会優勝も後に失明。セルフランセ種との間に1頭の子を残し2011年8月19日に永眠
ムーンファルコン7戦未勝利
  • 乗馬名アレックス。サラブレッド歴代第5位の長寿馬。2021年2月12日に永眠
ダイナセキト20戦3勝
  • 乗馬名モクモク。サラブレッド歴代第4位の長寿馬。2023年5月31日に39歳で永眠

外国馬

ミエスク…1980年代後半のヨーロッパにおけるマイル戦線でトップクラスの実力を誇った名牝。

ペイザバトラー…1988年ジャパンカップ優勝馬。フランスでは鳴かず飛ばずの成績だったが、祖国アメリカで力を付け、ついに日本でGⅠ初勝利を果たす。

アリシーバ…アメリカ二冠馬。ゴールドアクターの母父父。

ボーザム…オーストラリアでGⅠを5勝。日本で種牡馬をしていたこともある。

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編集内容:代表的な競走馬の項にタカラコスモス、ムーンファルコン、ダイナセキトを追加
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