概要
1957年に生まれ、1960年に旧4歳(現3歳)を迎えた世代。
昭和中期を代表する強豪揃いの世代で、コダマ、ホマレボシ、オンスロートと、年度代表馬が同世代に3頭いた世代(歴代でも他に76世代と87世代の計3例のみ)。
有馬記念はこの世代で3連覇、天皇賞も世代で3連勝しているほか、1961年の天皇賞(秋)は1着から4着までをこの世代で独占している。
名伯楽・武田文吾師の手掛けた「夢の超特急」コダマ、現3歳牝馬の有馬記念制覇を初めて成し遂げたスターロツチ、桜花賞勝利後も走り続け最終的に19勝を挙げたトキノキロク、名馬キタノオーの弟で菊花賞兄弟制覇を達成したキタノオーザ、当時の年間最多獲得賞金を更新して有馬記念を勝ったホマレボシ、地方で年度代表馬を獲得した後、中央に移籍して年度代表馬になったオンスロートなどが代表。
繁殖成績としてはコダマが桜花賞馬ヒデコトブキを輩出し、トキノキロクも孫世代でオークス馬リニアクインが出たほか、スターロッチがハードバージ、サクラスターオー、サクラユタカオー、ウイニングチケットなど重賞馬を多数擁する大牝系を形成した。
また華麗なる一族の発展に大きく貢献した名牝キユーピツトもこの世代。
海外馬にはイギリス・アイルランド双方で名障害馬と讃えられるアークル、アメリカ最強セン馬ケルソ、世界的大種牡馬ノーザンダンサーの母ナタルマ、「天馬」トウショウボーイの母ソシアルバターフライ、日本に渡りハマノパレードらの父になった種牡馬テューダーペリオッドなどがいる。
代表的な競走馬
太字は八大競走。