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Dr.スランプの編集履歴

2023-09-23 14:24:18 バージョン

Dr.スランプ

どくたーすらんぷ

鳥山明原作の漫画。1980年~1984年週刊少年ジャンプに連載、 2007年には、 2007年特別編が月刊少年ジャンプ4月号に掲載された。

概要だぞーい

天才工学博士でちょっとスケベな則巻千兵衛が作ったロボット少女・則巻アラレペンギン村で様々な騒動を巻き起こすギャグ漫画。


2001年から2004年にかけてコンビニコミックス版が発売、2006年から2007年にかけて、完全版コミックスが発売された。


2007年3月には、月刊少年ジャンプでDr.スランプ復活作品として掲載された完全新作「Dr.スランプ 2007年特別編 Dr.マシリトアバレちゃん」アニメ映画化された。


読者アンケート1位の常連であり、押しも押されもせぬ週刊少年ジャンプの看板作品であった。

人気に留まらず、さまざまな形でサブカル業界に影響を与えたエポックメイキングな作品である。


なお、タイトルのDr.スランプとは千兵衛のあだ名。作者の鳥山明は千兵衛を主人公にして彼が作るポンコツ発明品が起こすトラブルを描く漫画として展開するつもりだったのだが、連載開始後に名物編集者である鳥嶋和彦の強い主張でアラレを主人公にする作品として方向転換を行った。

いくらギャグ漫画といえども当時の少年漫画界で「女の子が主人公の漫画」は前代未聞であったが、この挑戦は結果的に成功を収めることになった。アニメ化をきっかけに女児からの人気も得ており、アニメの方は玩具展開など見る限りはむしろ女児向けのカテゴリーと見られていたところもある。

「んちゃ」「ほよよ」「キーン」のアラレ語は当時の流行語になった。


メディアミックスだぞーい

1981年に『Dr.スランプアラレちゃん』としてアニメ化されると、それまで一番人気だったドラえもんを追い越して、特番が組まれるほどの人気を博した。同年には、短編だが、劇場化された。

EDに使われた『アラレちゃん音頭』は全国の盆踊りで流され、ヒットした。

現在では信じがたいことだが、当時は「アニメ化するとファンがそちらばかり見て、単行本が売れなくなる」と考えられており、雑誌も作家もアニメ化には消極的であった

しかし、放送局側が熱心に交渉を重ね、実現にこぎつけると、原作の売上も上がり、盛んにグッズも作られるようになった。ただその人気は「アラレちゃんショック」とも言われる文房具の過剰生産現象を巻き起こしたのもまた事実だった。

つまり、本作は「人気作であればアニメ化する」「アニメ化すれば原作も売れる」「関連グッズも売れる」という現在のアニメ業界のビジネスモデルを定着させた立役者とも言えるのである。


それ以外にも本作が1980年代の漫画やアニメの世界に与えたインパクトは大きく、80年代後半から始まったデフォルメの大流行は『Dr.スランプ』のヒットが下地になっている。


1997年にもキャストや大半のキャラクターデザインを一新し『ドクタースランプ』というタイトルで再度アニメ化。グッズやCM起用も放送当時は全てこちらになったが、放送終了後は、グッズやCM起用は全て『Dr.スランプアラレちゃん』基準となり、リメイク版のグッズは全て販売終了となり、リメイク版のデザインのグッズなどはこれポッキリとなった。


漫画もアニメも展開されなくなった現在においてもスズキ・ハスラーや「GU」のCMで扱われたり、同作者の「ドラゴンボール」で漫画・アニメ共にクロスオーバーした縁から度々同作のゲームで顔を見せることもあって知名度を維持し続けている。

TVアニメ「ドラゴンボール超」にも2度登場しTVアニメ第2作放映終了以来17年ぶり(TVアニメ第1作の世界観でなら29年ぶり)にTVで活躍が描かれた。


ストーリーだぞーい

ひたすらのどかなペンギン村には名物の女の子が居た。則巻千兵衛博士がノリと勢いで作ったアンドロイド、則巻アラレちゃんである。

万年スランプの博士と一緒に今日もアラレちゃんは大暴れ!!ペンギン村は今日も嵐だお祭りだ。


登場キャラクターだぞーい

則巻一家

則巻千兵衛

則巻アラレ(アラレちゃん)

則巻ガジラ

則巻みどり(山吹みどり)

則巻ターボ


木緑一家

木緑あかね

木緑葵


空豆一家

空豆タロウ

空豆ピースケ

空豆クリキントン


摘一家

摘突詰

摘鶴燐


学校の同級生・教師

スコップくん

栗頭大五郎


宇宙人

スッパマン

ニコチャン大王ニコチャン家来


その他

オボッチャマン

皿田きのこ

チビル

ポリー・バケッツ

Dr.マシリト

うんちくん

鳥山明

鳥嶋氏

ひすゎし


  • メガネブタ(ブータレブー)

よく出る脇役キャラの豚で、サングラスをかけており、「ペンギン村に朝がきたぞーい」と言うセリフがほとんどである。性格は生意気で、最初の頃は生意気なことを言っても千兵衛や鳥山などが言い返すことはなかったが、中期あたりからは、「今日の晩飯はとんかつがたべたいな」「わしはとんかつが大好きなんだぞ」などと脅されるようになる。

  • ガラとパゴス

ペンギン村の警官で、アラレにパトカーを壊されるのが定番。アラレが警官になる番外編では、アラレのコスプレ姿でアラレが乗っているパトカーを壊そうと復讐を企てたこともあるが、失敗に終わり大怪我した。

  • パーザン

自称ジャングルの王者。スッパマンと顔が似ているため、よく間違えられる。元ネタ同様に毛皮のパンツ一丁な半裸姿だが、冬でもその格好(服を着た時にスッパマンと間違われたため、意地でも服を着たくないらしい)。

スッパマンとは、互いに心の中で罵り合っているが、頭の作りは同レベル。スッパマンを騙そうと「パンダはタマゴから生まれる」と嘘を付き信じさせる。しかしスッパマンが手にしていた「『パンダ』と書かれたゾウの看板」を目にして、ゾウの事をパンダと思い込んでしまった。

サルのチーターを相棒に連れているが、パーザンのこのアホさにはあきれている。更にチンチンが小さいらしく(ぶつかったワニよりも小さかったらしい)、チーターにもこの事を思い知らされ、一方的に相棒を解消。巨大なカエルを新たなチーターとするが、読者に紹介するシーンで逃げられてしまった。

アラレがサイボーグ化したクマと再会した事に、勝手に対抗。自分も動物を呼ぶが、虫や小動物しか来なかった。

  • ブビビンマン

ハエに似た姿の宇宙人で、ハエブンブ星人。スッパマン同様、スーパーヒーローになることを夢見て地球にくるが、上陸したところがペンギン村だったため、あまりに強いアラレと遭遇してしまい挫折する。地球人の出したうんちを好む。当初はちょこちょこ登場していたが、いつの間にか登場しなくなった。アニメでは、うんちを食うシーンはカットされている。

ブビビンマンよりも後に登場したスッパマンが人気になって定着してしまい、スッパマンとキャラが被っているため存在感が薄くなった。

ちなみに宇宙船で地球に来訪しているが、その船の推進部は百円ライターと同じデザイン。宇宙船を見た千兵衛は、「このエンジン、タバコ屋で百円で買ったのか?」などと問いかけている。

単行本には、その誕生秘話が描かれている。スッパマン同様に、「食事中(カレーを食べていた)に食卓にハエが入ってきたため、その時点で思いついた。しかしカレーにハエがたかったため、作中で弱い奴にしてやった」との事。


発明品だぞーい

千兵衛の発明品

タイムくん

デカチビ光線銃

バーバーマン


マシリトの発明品

キャラメルマンシリーズ


アニメだぞーい

TV

  • Dr.スランプアラレちゃん』(1981年4月8日 - 1986年2月19日、1990年12月31日、1992年1月1日 - 1月3日、2007年6月29日、2008年1月1日) 全268話、全252回(243話+SP6話+短編3話)
  • ドクタースランプ』(1997年11月26日 - 1999年9月22日)全75話(74話+SP1話)

劇場映画

・TVアニメ第1作

  • 『ハロー!不思議島』(1981年『東映まんがまつり』)上映時間25分
  • 『ほよよ! 宇宙大冒険』(劇場公開時・VHS再販・DVD化の際のタイトルは『Dr.SLUMP/ドクタースランプ』)(1982年)上映時間約90分
  • 『ほよよ!世界一周大レース』(1983年『東映まんがまつり』)上映時間約52分
  • 『ほよよ!ナナバ城の秘宝』(1984年『東映まんがまつり』)上映時間約48分
  • 『ほよよ!夢の都メカポリス』(1985年『東映まんがまつり』)上映時間約38分

・平成劇場版

メインタイトルは『Dr.スランプ アラレちゃん』のままでテレビアニメ第1作の世界観を引き継いでいるが、アラレと千兵衛以外のキャストが変更されており、絵柄も「ドラゴンボールZ」放映時の鳥山氏の絵柄に寄せたものになっている。

なお『んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ』は原作およびTVアニメ第1作初期の頃が舞台であるが、それより後の作品は当時Vジャンプで連載されていた続編『ちょっとだけかえってきたDr.SLUMP」の時代を舞台としている。


・TVアニメ第2作

  • 『アラレのびっくりバーン』(1999年『東映アニメフェア』)上映時間約50分

・その他


関連タグだぞーい

鳥山明 週刊少年ジャンプ ドラゴンボール

ペンギン村 尾張弁


エピソード

イチゴパンツ大作戦

マンモスみどりちゃん


カップリングタグ

アラオボ

センみど

突あか


関連作品だぞーい

めちゃっこドタコン:旧アニメ版では同期に放送されたDr.スランプの少年版であったが、明暗を分ける結果になった。

サイボットロボッチ:1982年10月から翌年6月迄ダイナミックプロ原作・ナック製作・テレビ東京系で放送されていたロボットギャグアニメで、本作を手本にした。此方もDr.スランプの少年版である。

ドタコンとは逆に予定より放送延長された。

イチゴーキ!操縦中:ある事件で改造人間に変えられた主人公と主人公を改造人間に変えたマッドサイエンティストなヒロインを中心としたギャグ漫画。「発明の才能はあるが失敗ばかりの科学者」、「(一応)正体を隠しているが、全く気づかれない」といった点が本作とどことなく共通している。



また遊びに来てちょ!

バイチャ!

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