概要
主な勝ち鞍は東京大賞典(2001年)、マイルチャンピオンシップ南部杯(2002年)など。
2001年度、2002年度のNARグランプリ年度代表馬およびにサラブレッド系4歳以上最優秀馬に選出された。
プロフィール
略歴
1996年
5月11日、北海道門別町の千葉飯田牧場に誕生。
父は人気種牡馬だったブライアンズタイム。
母・レインボーブルーはJRAで2戦1勝の成績だったが、千葉飯田牧場・前代表の飯田正が「能力がある、走る子を輩出する」と評価し繁殖入りした。
母父・ノーリユートはフランスから日本に輸入され、ヤマヒサローレル、ブロードマインド、ヒカリルーファスなどを輩出。
1999年
一度JRAに登録されたものの体質が弱く、未出走のまま岩手競馬の千葉四美厩舎(水沢競馬場)へ移籍。馬体重は500kg以上あり、脚部不安のためデビューが遅れた。
12月31日、水沢競馬場の4歳C3戦でデビューし、1着。
2000年
1月10日、水沢競馬場の5歳C3戦で始動し1着。C2に昇級。
4月3日、水沢競馬場のC2戦に出走し1着。以降、C2戦を3連勝してC1に昇級。
5月4日、水沢競馬場のC1戦に出走し1着。
6月5日、盛岡競馬場の田沢湖特別に出走し1着。B1に昇級。
6月24日、水沢競馬場のB1戦に出走し1着。9連勝を飾り、A1に昇級。
7月31日、盛岡競馬場の東京カップけやき賞(A1)に出走し、ウインマーベラスの4着に敗れ、初黒星。
8月21日、盛岡競馬場のフレンドリーカップ(A2)に出走し、メイセイユウシャの2着に敗れる。
11月13日、盛岡競馬場のさざんか賞(A2)に出走し1着。
11月23日、水沢競馬場の雪椿賞(A2)に出走し1着。
12月17日、水沢競馬場の東京スポーツ新聞社杯トウケイニセイ記念に出走し、ハイフレンドピュアの2着に敗れる。
12月31日、水沢競馬場の農林水産大臣賞典桐花賞に出走し1着。重賞初勝利。
2001年
4月30日、水沢競馬場の胆江日日新聞杯赤松杯で始動し1着。
5月13日、水沢競馬場のIAT杯シアンモア記念に出走し1着。
6月26日、大井競馬場の帝王賞(GⅠ)に出走し、マキバスナイパーの5着に敗れる。
7月20日、盛岡競馬場のマーキュリーカップ(GⅢ)に出走し、ミラクルオペラの3着に敗れる。
9月1日、札幌競馬場のエルムステークス(GⅢ)に出走し、エンゲルグレーセの2着に敗れる。
9月16日、水沢競馬場のサンケイスポーツ杯青藍賞に出走し1着。
10月8日、盛岡競馬場のマイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ)に出走し、アグネスデジタルの2着に敗れる。
12月5日、浦和競馬場の農林水産大臣賞典彩の国浦和記念(GⅡ)に出走し、レイズスズランの2着に敗れる。
12月29日、大井競馬場の東京大賞典(GⅠ)に出走し1着。GⅠ初勝利。レース後のインタビューで千葉飯田牧場代表・飯田総一郎が「父親はレインボーブルーという馬の可能性を見抜いていた、その選択が正しかった事が証明されて嬉しいです」と答えている。
2002年
1月、2001年度のNAR年度代表馬に選出。
2月17日、東京競馬場のフェブラリーステークス(GⅠ)に出走し、アグネスデジタルの5着に敗れる。
3月21日、名古屋競馬場の名古屋大賞典(GⅢ)に出走し1着。
6月19日、大井競馬場の帝王賞に出走し、カネツフルーヴの5着に敗れる。
8月15日、旭川競馬場のブリーダーズゴールドカップ(GⅡ)に出走し、アルアランの3着に敗れる。
9月15日、水沢競馬場のサンケイスポーツ杯青藍賞に出走し1着。
10月14日、盛岡競馬場のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走し1着。
11月23日、中山競馬場のジャパンカップダート(GⅠ)に出走し、イーグルカフェの6着に敗れる。
12月29日、大井競馬場の東京大賞典に出走し、ゴールドアリュールの8着に敗れる。現役引退。
2003年
1月、2002年度のNAR年度代表馬に選出。
1月11日、水沢競馬場で引退式が行われた。アロースタッド(新ひだか町)で種牡馬入り。後に静内フジカワ牧場(新ひだか町)へ移動。主な産駒はクレイアートビュン、トーホウオルビスなど。
2014年
種牡馬を引退。功労馬繋養展示事業の助成を受け、静内フジカワ牧場で余生を送っている。