概要
アニメ ポケットモンスター『リコとロイの旅シリーズ』に登場する、100年前ルシアスとともに冒険をした6匹のポケモン達。
- ルシアスに従う黒いレックウザ
- 空を翔けるポケモン
- 傷を癒すポケモン
- 大地を走るポケモン
- 壁を砕くポケモン
- 海を渡るポケモン
の6匹である。
第25話終盤で、主人公リコの祖母ダイアナの台詞からすべての正体が判明する。
六英雄全てにあえば、共にルシアスと旅したポケモンが本来の力を取り戻すのではないかとダイアナが考察している。
黒いレックウザ
- 本シリーズのキーポケモン。
- ロイの祖父が子供の時に拾いロイが持ち歩いているいにしえのモンスターボールが、6話でリコが祖母から貰ったはじまりのペンダントに反応して中から現れる。しかし、直後に「りゅうせいぐん」を放つ等で暴れ、どこかへと去っていった。その様子はリコ曰く「怒っている」とのことだが…?
- 「会えるかどうかわからない伝説のポケモン」なうえに「色違い」である為、アメジオの報告を聞いたスピネルは当初信じていなかった。
- 総じて、前作主人公にとってのホウオウのような存在であり、しかもストーリーラインにしっかり関わってくる重要なファクターになることが予想される。また、単に色違いなだけではなく、その姿はよく見ると半透明に七色に輝いており、一部ではテラスタルとの関係性まで疑われている。
- 10話にて、ボウルタウンのジムリーダー・コルサはリコの父・アレックスの作品にインスパイアして「黒龍に睨まれたキマワリ」を制作していたが、森で本物の黒いレックウザを目撃した為にその迫力からスランプに陥ってしまった。また、ロイとのジム戦後に明かした話では、「森のオリーヴァと共鳴していた」ようである。
巨大オリーヴァ
- パルデアのとある森にいたポケモンで、通常(1.4m)よりも遥かに身体が大きい個体(おそらくぬしポケモン?)首にロイの持ついにしえのモンスターボールを着けている。
- 11話で実際に登場。以前に恐らく落雷が原因と思われる山火事が発生した為に、森の大部分が荒れていた。その巨体からロイとリコは最初は「森で一番の大木」と思って目印にしていたが、リコ達が森に暮らすパルデアウパーを傷つける者と思い込んで襲いかかる。リコのニャオハの「でんこうせっか」とロイのホゲータの「じだんだ」で翻弄されて崩れ落ちるも、なおも襲い掛かる。しかし、治療されたパルデアウパーとモリーの説得によって彼らに敵意が無いことを知り、怒りを鎮める。
- 12話では、モリーによると弱ったポケモン達に養分を分け与えて治療もしていた様だが、森の被害は思った以上に深刻であった為、リコ達がきのみを集めて「森を作る」事に決める。衰弱していたことで「こぼれダネ」が使えない状態であったがランドウのヌオーが雨を降らせた事で回復。
- リコのペンダントとの共鳴でルシアスを見せた後に「いにしえのモンスターボール」の中へと入ってしまい、ロイが預かる事となった。
- 16話にて、前々話でリコのペンダントがスピネルに奪われ、ペンダントを探していた際にスピネルが乗っていた車がたまたま通り過ぎた事でボールが共鳴。スピネルとその相棒であるブラッキーによってリコ達が危機に陥った際にリコとペンダントが共鳴した事でボールから飛び出し、リコ達を救った。
- 23話では怒れるガラルファイヤーの前に姿を表し、「グラスフィールド」でニャオハを強化し、キャプテンピカチュウらを回復させる。
ガラルファイヤー
- ガラル鉱山に潜んでいた伝説のポケモン。右足にいにしえのモンスターボールを掴んでおり、作業員や野生のポケモンを襲ったことから黒いレックウザと誤解する程。ロトム図鑑のデータには載っておらず、ドットによれば「噂レベル」との事。
- 22話で初登場し、バトルをしていたリコ達に襲い掛かり、開幕から全員に「エアスラッシュ」を放ちジルのサイドンとコニアのゴルダックを倒すが、ニャオハとホゲータはキャプテンピカチュウの奮闘により守られる。その後は「もえあがるいかり」でリコ達の精神を奪いつつニャオハとホゲータを襲うも、オーラを振り切ったピカチュウに庇われ、そちらを集中放火で倒す。更にピカチュウ治療の為にトロッコに乗って逃走するリコ達を執拗に追いかけ、途中でフリード博士のリザードンに阻まれたことからそちらとアメジオのソウブレイズと対峙する。
- 23話でも怒りが収まっておらず、同じルシアスの手持ちであるオリーヴァに対しても聞く耳を持たないほど。ロイのホゲータとカイデンの喧嘩をニャオハがふみふみによるアロマセラピーで制した事から、リコ達はこれでガラルファイヤーの落ち着かせる作戦を決行。フリードのリザードン、キャプテンピカチュウ、ロイのホゲータとカイデンの援護、そしてオリーヴァのグラスフィールドを受けて強化した「アロマセラピー付きこのは」を受けて鎮静化。
- リコのペンダントと共鳴し、自身の過去の記憶を見せた後にボールへと入り、リコ達と同行するようになった。
- 言及されていないが、ゲームで設定された高さである2.0mを明らかに大きく上回る体躯を持つ。リザードン(高さ1.7m)を基準とすると、リザードンとほぼ同等の身長であるフリードより頭2つ程度低いリコの背丈が、ガラルファイヤーの脚の付け根の高さにも及んでいない事から、リザードンやフリードの背丈があってようやくそれと同等の高さになる。ガラルファイヤーの背の高さは脚の付け根の高さの倍以上はあるため、4.0m近い高さがある事になる。一方で、過去の記憶の中での高さは、ルシアスより頭2つ程高い程度でしかなく、こちらの方がゲームでの設定に近い。現代に至るまでの間に大きくなったと思われる。
ラプラス
- 第25話で判明した「海を渡るポケモン」。本格的に登場したのは31話から。
- 「白い霧の歌声」という霧で迷った船を歌で導いて助けると船乗り達の間で噂で言われており、かつてダイアナも謎を解き明かそうとした事がある。
- 着水し海上を進むブレイブアサギ号も突如現れた霧の中から現れるが、その途中に突如海に生息する筈の無いエテボースとリククラゲが現れてニャオハ達のおやつであるきのみが強奪されかけた事、そしてドットのクワッスが偶然映像に捉えたラプラスとは別の影を見つけた事で、フリード博士の推理と作戦でライジングボルテッカーズは再び霧が現れる海域へと行く。
- 実は「迷った船を歌で導いて助ける」のではなく、「自らしろいきりで船を迷わせ、船員がラプラスに注目している隙にホエルオーに乗ったエテボースら仲間のポケモン達にエサを強奪させていた」食わせもの。上述の事やキャプテンピカチュウのボルテッカーによって判明し、表した姿は優しいと言われているラプラスという種族イメージとはかけ離れた傷跡がついたラプラスであった。
- 冒頭で遭遇した貨物船に載せていたきのみの木箱が全て無くなっていた事、当時船を持っていないダイアナが遭遇できていなかったのも伏線であった。
バサギリ
- 第25話で判明した「壁を砕くポケモン」。
- 第26話では、かつてヒスイと呼ばれた地方に居たポケモンだが、現在ではその姿は見られないとフリードが言及している。
エンテイ
- 第25話で判明した「大地を走るポケモン」。