アレン・フローメル
あれんふろーめる
「女神は失わせねぇ」
「故郷を滅ぼした黒竜(りゅう)を殺すまで、俺の戦いは終わらない」
プロフィール
年齢 | 25歳 |
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身長 | 162C |
種族 | 猫人(キャットピープル) |
職業 | 冒険者 |
所属 | フレイヤ・ファミリア |
Lv. | 6 |
二つ名 | 女神の戦車(ヴァナ・フレイア) |
CV | 八代拓 |
概要
【フレイヤ・ファミリア】の副団長を務める猫人(キャットピープル)の男性。
Lv.6のステイタスを誇る第一級冒険者で、二つ名は【女神の戦車(ヴァナ・フレイア)】。
全冒険者の中で最も脚が速く、『都市最速』の称号を有する実力者でもある。
人物像
容姿
黒い毛並みをしており、猫人(キャットピープル)の特徴である猫耳と尻尾がある。
容姿は端麗と言えるのだが、近寄りがたいほどの威圧的な雰囲気を常に放っている。
年齢の割に身長は162Cとかなり小柄。(ちなみにベルの身長は165Cで、アイズの身長は162C)
本人も自分の身長が低い事をかなり気にしており、そこに触れられると怒り狂い、一般人相手だろうが全力で攻撃を仕掛けて来る。『メモリア・フレーゼ』のイベント「真夏の夜の恋宴(ミッドナイト・ラブ・サバト)」では、彼に嬌声をあげていた女性たちの一人が「チビのイケメンなんて、どストライク」とつい口に出してしまった途端、一切の容赦なく叩きのめしている。
性格
不愛想で口が悪く、誰に対しても攻撃的な態度を取る。
【フレイヤ・ファミリア】のホームにやってきたアイズを敵対派閥とは言え、抗争勃発もお構いなしに問答無用で殺そうとするなど、ファミリア内の過激派筆頭で、まさに狂犬ならぬ狂猫と呼べる人物。
しかし、他のフレイヤの眷族同様、主神であるフレイヤを心から敬愛しており、彼女にだけは態度をわきまえ言う事も聞く。イシュタル編ではフリュネ・ジャミールの命乞いの時の発言をフレイヤを侮辱しているものと受け取り、他の幹部と共にブチ切れて再起不能にしている。
episodeフレイヤでは、護衛対象であるアリィがアレン達が「フレイヤの『魅力』に惑わされて眷族になっただけ」と、自分達引いてはフレイヤへの侮辱を口にした瞬間に本気で殺しにかかり、その場をオッタル達によって止められている。
ただ、自由気まま彼女の事には閉口気味で、檻に入れてでも縛り付けるべきと過激な発言をすることもある。
他の女性には触れられることすら「穢れる」と拒絶するが、フレイヤと何らかの関係もある為か、シルに関しては何かしら思うところがある模様。ちなみに猫舌であり、シルにはその事を見破られている(猫人だから当然か?)。
このように性格にかなり難のある人物ではあるが、決して悪人というわけではない。
フレイヤが夢中になっているという事もあり、他のフレイヤの眷族同様ベルに対する印象は決して良いものではないが、自らの信念を貫く為に強者にも挑もうとする姿勢は本人なりに気に入ってる模様。ベルとアステリオスの決闘の際も、足止めをした【ロキ・ファミリア】の面々に対し、「ガキが雄(おとこ)を賭けている」とフレイヤの命令としてだけではなく、彼の想いの真意を理解しているような言葉を発している。
episodeフレイヤでは、一度は侮蔑に近い言葉を語ったアリィをフレイヤが発動させた『魅力』から咄嗟に庇っており、王としての責務がありながらも次第にフレイヤの自由奔放な姿に惹かれていき、そんな彼女に心から忠誠を誓うアレン達を羨ましく思うと葛藤を口にしたアリィに対して、今までの糾弾とは異なる声で真摯に語りかけるといった姿を見せている。
妹への想い
妹のアーニャとはかつては共に戦場をかける存在だったが、現在は絶縁状態で彼女を「自分が最も憎んでいる愚図」とまで語り、忌み嫌っている。
しかし、作中で「目に映る全ての人間を最愛の人を見える呪詛(カース)」を受けた際は、主神のフレイヤではなく、視界にアーニャが映し出されていた。フレイヤもアレンは未だにアーニャを気にしていると述べている。
実は妹のアーニャの事はフレイヤよりも大切に想っており、今でも彼女の事を愛している。
そんな妹に対して辛辣な態度を取るのは、強さを求めて死地に挑み続ける自分から遠ざける為。
主神のフレイヤと共に一芝居を打ち、アーニャに対して「邪魔だからいらない」と心にもない事を言ってファミリアから追放したのも、【フレイヤ・ファミリア】の先代団長であるミアが店主を務める『豊饒の女主人』という安全な場所に逃がすためにした事。自分の近くにいれば妹はいつか絶対に死んでしまう事を理解していたからこそ、あえて彼女を捨てる事を選んだ。
アレンが頑なに強さを求める理由も、かつて故郷を滅ぼした『隻眼の黒竜』を倒して今度こそ妹の幸せを守るため。
ベートとの共通点
このように敵対派閥である【ロキ・ファミリア】のベートと同等かそれ以上に面倒な人物で、彼同様ファミリア内のトラブルメーカーと言える。当然ベートとの仲は悪く、二人の相性は最悪と地の文で書かれている。知ってたけど。
もっとも、ベートとは共通点が多い似た者同士でもあり、以下例を並べると
・自派閥最速の足の持ち主
・気性の荒さから周囲の冒険者たちに恐れられ、嫌われている
・故郷を竜に滅ぼされている
・妹がいる(ベートの方は死別)
・二人の本質を知る主神たちからは優しいと評価されている
・身内にすら非情な言葉を吐く事があるが、これは自分がどんなに憎まれようと恨まれようと大切な人に幸せに生きてほしいという想いから来てるもの
・強力な魔法を有しているが、詠唱文が自分の本心を露わにするので嫌っている
とこのように性格だけでなく、能力や境遇も似ている。
アレンとベートの仲が悪いのも相性や敵対派閥だからというだけでなく、似た者同士から来る同族嫌悪も多分にあるのだろう。(ベート自身、自分とアレンが似ている事を不本意ながら認めている)
冒険者としての能力
銀の長槍を得物とする槍使いで、その槍術はアイズにも引けを取らない。そこに『都市最速』と称される敏捷を加味すると【フレイヤ・ファミリア】幹部陣の中でも頭一つ抜けた実力を有しているのは間違いなく、ヘディンやヘグニも自分より実力が上と認めている。
さらに後述の『魔法』を使った必殺は、オッタルとて全力の防御をしなければ命を奪われかねない程の威力を誇る。
作中では、『深層』の階層主に匹敵する『精霊の分身(デミ・スピリット)』をも単身で翻弄して見せた事もある。
その速度は並の冒険者では姿を捉える事すら叶わず、第一級冒険者クラスの動体視力を持ってして、ようやく目で追う事が可能という域であり、もはや高速移動ではなく瞬間移動と疑ってしまうレベル。砂漠地帯などで疾走した場合、彼の高速移動によって巨大な砂嵐が巻き起こされ、その疾走の『付属物』に過ぎない現象によって大勢の人間を飲み込んでしまうなど、アレンにとってただ走るという行為そのものが武器になりうるのである。
但し、力の方は小柄な体格もあってかあまりないらしく、オッタルからは「軽過ぎる。もっと飯を食え」と助言され、【ゼウス・ファミリア】の元幹部だったザルドからは「そよ風のように軽すぎる」と言われてしまっている。もっとも指摘した二人は作品全体から見てもパワー特化な人物達なので、彼らからしたら殆どの攻撃は軽いかもしれないが…。
アレンのステイタスは現在公開されていないが、『都市最速の冒険者』の異名で呼ばれている事から、一際抜きんでた『敏捷』のアビリティと、ベート同様『敏捷』を強化する『スキル』を幾つか所持している事が予想される。
ちなみに『都市最強の冒険者』であるオッタルの『敏捷』のアビリティが『S:989』とLv.7の中でもトップクラスなので、そんなオッタルを速さで上回っている事から、アレンの脚の速さはLv.7の領域をも超えている可能性がある。
劇中の様相
本編開始前
幼少時代は両親と妹のアーニャと共に平穏な生活を送っていたが、ある日故郷を最強最悪のモンスター『隻眼の黒竜』によって滅ぼされて『廃棄世界』へと変わり、両親もその時に失う。その後は幼い妹を背負い、彼女を守るため為にモンスター達と戦いながら当てもなくさまよう日々を送り続ける。故郷が滅んでから2年後、アレンが6歳の時に偶然フレイヤに見いだされ、彼女のファミリアに入団する事を選択する。
本編
本編の初登場時は、フレイヤの命令でLv.1だった頃のベルの腕試しと彼が師事をしているアイズに警告するために、ガリバー兄弟と共に闇討ちを仕掛けた。
フレイヤが【イシュタル・ファミリア】がベルを本拠へ力づくで連れて行った情報を聞くと、イシュタルの眷族を利用して情報収集をしていた。その後フレイヤによる【イシュタル・ファミリア】の殲滅に参加、その際にベルたちを助けに来たヴェルフと遭遇し、彼に対し悪態をついた。これを機に両者の因縁が生まれることとなる。
ベルが孤児院の地下でバーバリアンに襲われた際には、シルの護衛のためにバーバリアンを瞬殺。異端児編ではフレイヤの命令でベルとアステリオスの一騎打ちを邪魔させないために、ティオネ・ヒリュテを足止めした。
外伝のクノッソス最終戦では、フィン・ディムナが率いる部隊に加入し、『精霊の分身』相手にほぼ独壇場状態で圧倒し討ち取っている。ベルの【英雄願望(アルゴノゥト)】の大鐘楼の音が響いた際、ほぼ全員が奮い立つ中、唯一彼だけが「うるせえ鐘の音だ……」と苛立ち、悪態を吐いていた(自分より強い者を認めないという、ベルへの嫉妬心によるもの)。
16巻では『女神祭』2日目にシルを追跡し、ガリバー兄弟とヘグニ・ラグナールに倒された後のアーニャ達の前に現れ、アーニャの懇願を聞き入れず道を開けろと命令して従わせた。その後、『シル』に変身していたヘルンを襲撃し、彼女を「狂信者」と唾棄した。
17巻では、フレイヤの下知が下ったことで【ヘスティア・ファミリア】を襲撃し、ヴェルフと対峙するが、現れた時に彼に深手を負わせており、「もう終わってる」と指摘して気付かせた。
オラリオ中に『魅了』が施された後は、ミアの監視を名目(実際はアーニャの監視と、ヘディンに見抜かれている)に『豊饒の女主人』の見張りをしていた(後にヘディンからフレイヤの異変を教えられた後は、ベルの『洗礼』に加わる)。フレイヤがアーニャと対面した際、錯乱して襲い掛かって来た彼女を殴り飛ばした。
深層から戻ってくるリヴェリア達を待ち伏せするためにバベルを見張っていた時にフレイヤの『魅了』が解除されると、すぐさま本拠へ戻るがベートが立ちはだかり、交戦する。
18巻では、『戦争遊戯(ウォーゲーム)』に【ロキ・ファミリア】が参戦しないことに少なからず不満を覚えてフレイヤに問いただすが、未だベルを諦めきれない彼女を見て、それ以上の追及はやめた。
そして始まった『戦争遊戯』ではヘディンの指揮の下で、背水の陣を構える。ヘイズの超広域回復魔法による『強靭な勇士』の猛攻で派閥連合を消耗させたところでついに出撃し、【ダインスレイヴ】を発動したヘグニを狙うヴェルフを襲撃する。またも圧倒的な実力差でヴェルフを地に沈め、彼を『負け犬』と吐き捨てた。
その後も反則じみた機動力で暴れ回り、大勢が決しかけたところで、突然フレイヤから戦争遊戯の早期決着を命じられる。元々、派閥連合の眷族全員を根こそぎ潰す手筈だということを知っていたアレンは当然不満を露わにするも、それが他ならぬフレイヤの下知だと知らされ、仕方なく方針を転換し、東端にある派閥連合の本陣へ侵攻する。そして、神々の持つ花を散らせて次々に脱落に追い込み、最終的に46あった派閥連合を4まで減らした。
ところが、リュー・リオンの参戦によってヘグニが倒れ、さらにヘディンが突然に裏切るという二重のアクシデントが起きる。フレイヤの本陣がヘディンに砲撃されていることを知り、怒り心頭になるも、本陣との距離を大きく離されたことでオッタルとの合流を封じられてしまった。さらに、部下からアーニャが途中参戦していることを知らされ、愕然としながらも急いで西へ引き返した。
ガリバー兄弟と『豊饒の女主人』メンバーらが戦う西の主戦場に駆けつけた矢先、出会い頭にアーニャの魔法【レミスト・フェリス】を浴びてステイタスを下げられてしまう。そしてアーニャはアレンに啖呵をきり、ここに生まれて初めての兄妹喧嘩が幕を開けた。
ステイタスを下げられたとはいえ、元のスペックは未だアレンが何枚も上手。たちまちアーニャは劣勢となるが、アレンもアレンで冷静さを失い、どうしてもアーニャにとどめを刺せない。それでも迷いを振り切らんと、アーニャに必殺の槍を浴びせようとしたが、そこにヘディン同様寝返ったヘグニが割って入り、アーニャを庇う。そのヘグニから、『妹を愛しているから憎むしかなかった』という本心、さらに『妹という守るべき存在がいなくなって弱くなった』という事実を立て続けに暴露されて激しく動揺し、その上で今の二人の関係は間違ってると告げられ、ついに言葉を失ってしまう。
本心を暴かれたアレンだったが、それでも『女神』は失わせまいと、唯一の魔法【グラリネーゼ・フローメル】を発動し、主戦場の敵味方を全滅させた。しかしちょうどその頃、ベルたちとの死闘の果てにオッタルが敗れ、とうとう幹部唯一の生き残りとなってしまう。オッタルがしくじったことを悟ったアレンは戦車の本懐を遂げるべく、フレイヤの元へ向かったベルを追いかけ始めた。
アーニャから受けたステイタスダウンも解除されたことで、ほぼ万全の体調に戻り、ついにベルを見つけ出す。そしてベルとの『最終闘走』では、ベルの背中まであと一歩に迫ったが・・・
土壇場でベルの発展アビリティ『逃走』が発動し、アレンは突き放されてしまった。この瞬間に限り、ベルは下界の最速となり、ここに都市最速たるアレンのアイデンティティは崩壊した。
このままでは追いつけないと確信したアレンは、神の家を護衛していたラスクたちに魔法の射撃を命じ、自身は再度【グラリネーゼ・フローメル】を発動せんと詠唱を始める。そしていざ魔法を唱えようとした、そのときだった。
【燃え尽きろ、外法の業(わざ)】
先ほど蹴散らしたはずのヴェルフに先回りされ、魔法封じの魔法【ウィル・オ・ウィスプ】を食らってラスクたちもろとも魔力暴走(イグニス・ファトゥス)を起こし、発動に失敗してしまう。これで、『戦争遊戯』の敗北が決定的となった。さらにはヴェルフに「負け猫はすっこんでろ」と、先に吐き捨てた言葉を跳ね返される痛烈な意趣返しをされ、二重の屈辱を味わうことになる。最後はアレンがついぞ砕けなかったヴェルフの魔剣【始高・煌月】の爆炎に呑まれ、最後の脱落者となった。
彼の敗北をもって、ついに【フレイヤ・ファミリア】は終焉の時を迎えた。
『派閥大戦』が終結して【フレイヤ・ファミリア】が解体された後、オラリオを去ろうと『豊饒の女主人』を出たところで待っていたベルとリューたちと会話し、シルの姿で「私は女神をやめたい!この場所で、みんなと一緒にいたい!!」という『本当の望み』を叫んでベルたちが歓声を上げた後、とある酒場の屋上でオッタルたちやヘルンと共に見守っていたアレンが「これで満足か、羽虫」とヘディンに問いかけて、ヘディンが「知らん。これが正解かはわからない」と答えたことで、オッタルを除くヘグニやガリバー兄弟と共にヘディンを睨み付けた。
本編19巻で、元【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者たちが『豊饒の女主人』でウェイターとして労働している中、見張りの名目で屋根の上にいて唯一姿を見せなかったが、実際は家族に戻ろうと説得に来るアーニャから逃げている最中で、シルに居場所を教えられたアーニャがアレンに抱き着こうとして口論する声や逃げる足音が、一階で『派閥大戦』の祝勝会を行うベルたちにまで届いている。
アストレア・レコード
本編から7年前の闇派閥との戦いが書かれた『アストレア・レコード』では、オッタルと共にフレイヤ側のメインキャラクターとして活躍。闇派閥との最終決戦では、オッタルとザルドの一騎討ちを邪魔させないようにモンスターの大群を光速で蹂躙している。『大抗争』終結後、Lv.6にランクアップした。
ステイタス
Lv.6
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
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? | ? | ? | ? | ? |
スキル
?
発展アビリティ
?
魔法
グラリネーゼ・フローメル
詠唱文:【金の車輪、銀の首輪】【憎悪の愛、骸の幻想、宿命はここに】【消えろ金輪(こうりん)、轍がお前を殺すその前に】【栄光の鞭、寵愛の唇、代償はここに。回れ銀輪(ぎんりん)、この首落ちるその日まで】【天の彼方、車輪の歌(ユメ)を聞くその死後(とき)まで-駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】
『敏捷』アビリティの超高強化と『速度の威力変換』で、アレンが加速すればする程に破壊力を増強する。更にその上限はなく、理論上はアレンの速度が上がるほど、無尽蔵に突撃の威力は高まる。全ての魔法の中でも最強クラスの威力を有しているが、詠唱文が妹への想いを露わにしているので、アーニャの前では一回もこの魔法を使わなかった。
長文詠唱ゆえ、発動に時間がかかるのが唯一にして最大の弱点だが、アレンは自身の最速の脚を使って敵の攻撃を回避しながら詠唱が出来るので、発動を止めるのは不可能に近い。
作中では、魔力暴発を誘発できるヴェルフの【ウィル・オ・ウィスプ】に敗れたが、これは【ウィル・オ・ウィスプ】が全ての長文詠唱魔法に対して天敵とも言える力を持っていた事と、アレンの意識がベルに集中してヴェルフに気づかなかったことが原因。相性とタイミングが最悪だったと言える。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか フレイヤ・ファミリア
不死川実弥:鬼滅の刃の登場人物。『誰に対しても敵意むき出し』、『作中屈指の過激派』、『脚が速い』、『主君に忠実』、『兄でありながら血縁を拒絶し続ける』など、極めて共通点が多い。こちらは妹ではなく弟という違いはあるが、その弟もアーニャと同じく兄と共に戦いたいがために後を追い続けている。そして弟を拒絶し続ける理由も、『戦いを辞めて自分の代わりに幸せを掴んでほしい』という、あまりに不器用な優しさから来るものだったことも後々判明した。
ちなみに、弟の中の人はベートである。なお、彼等兄弟が如何なる運命を辿ったかは重大なネタバレゆえ割愛させていただく。