「輝く太陽のエレメント!天空勇者マジシャイン!」
CV：市川洋介
スーツアクター：岡元次郎
概要
ヒカル（天空聖者サンジェル）が、呪文「ゴール・ゴル・ゴルディーロ」共に、魔法切符マジチケットとグリップフォンで変身した姿である。スーツの色はゴールド。
彼が魔法の鎧を装備した状態であり、変身シーンでも一度サンジェルの姿になってから鎧を纏う様子が見て取れる（ただし単独変身時のみ）。西洋的な魔法使いのイメージが強いマジレンジャー5人に対し、空飛ぶ絨毯や魔法のランプ等、随所にアラビアンをモデルとしているのが窺える。
人間の魔法使いであるマジレンジャー5人の「具現化した防御魔法をスーツとして纏う」というシステムの「魔法変身」とは異なり、天空聖者である彼の変身は魔法の鎧を纏う「天空変身」である為に、システムが根本的に異なっている。それ故にスーツの造形もマジレンジャー5人のそれとは大きく異なり、豪壮な装飾なども施されたまさに鎧といった出で立ちで、見た目的には追加戦士というよりはむしろ番外戦士に近い（スーツアクターの次郎さんの体格のせいで余計に厳つく見える）。
ちなみにレギュラーの戦隊メンバーではシリーズ初のゴールド戦士に当たる（ゲスト戦士であれば前例がいる）。
戦闘終了時の決め台詞は「今日の授業はこれまで」。
アイテム・装備
マジシャインの魔法発動ツールで、携帯電話と改札鋏が一つになったアイテム。
これでマジチケットをチェック（改札）する事によって呪文を発動する。
同じくマジシャインの魔法発動ツールで、チケット型のアイテム。
これをグリップフォンでチェックする事で様々な魔法を発動できる。
ちなみに天空聖者の魔法を使える者であれば誰でも使えるらしく、作中では裏切り者のメーミィも彼から奪ったマジチケットを、口で噛んでチェックする事で魔法を発動した。
ヒカルによれば、冥獣人セイレーンのネリエスに囚われた間宮レナの魂を解放する魔法も使えるとの事だが、劇中では未使用に終わる。呪文はおそらく『ルーマ・ゴル・ゴル・ゴルド』か。
マジシャインの使う武器で、銃形態「マジランプバスター」に変形する。ダイヤル状の部分をこする事でその軌道を自在に操れる弾が撃てるが、魔力の足りない者には使いこなせない。
ランプの中には魔法猫スモーキーが潜んでおり、蓋の部分から顔を出す。
後年の『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』でも登場し、プレシャスとして回収されそうになったことも。その際アクセルラーで測定されたハザードレベルは285と結構高い。
デュエルボンドソード
サンジェル、マジシャインが両方の姿で使う西洋剣。
本来は、マジトピアの剣の決闘「デュエルボンド」で使用される専用剣である。
魔法ジュータン スカーペット
自分の意思を持つ空飛ぶ絨毯。
マジレンジャー達の「スカイホーキー」に該当し、最高速度は時速400kmとスカイホーキーより速い。以前破れて破損したことがあるようで、糸で縫って修理した箇所が見られる。
箱庭
魔法の講義や模擬戦を行う際に使用する箱庭。
『スペシャルDVD』では泉が存在し、イソップ寓話の一つ金の斧よろしく、物を落とすと女神が現れて二択を迫ってくる。
主な魔法
ルーマ・ゴルド
詠唱は「記憶よ、我に移れ」。
マジチケットを介して相手と額を合わせ、記憶を読み取る。芳香に連れられて京都にやって来た際、彼女がお参りしたいという寺社を探す為に使用した(その答えは1年前の京都旅行の際、兄弟たちが眠っている間、小津深雪が一致団結の祈る為に訪れていた南禅寺であり、麗は芳香と共に後をつけて来た為にその事を知っていた)。
ゴー・ルルド
マジランプを召喚する呪文。
ルーマ・ゴルディーロ
マジチケットを介して発動。対象の衣装を変化させる他、マジランプを飛び回らせてスモーキーにお仕置きを食らわせた。
ゴンガ・ゴー・ルジュナ
魔法の効果を一時的に停止させる呪文。呪いや病気の侵攻を抑える事も可能。
ルーマ・ルジュナ・ゴルディーロ
マジレンジャーが新たに体得したレジェンドパワーを調整し、時間制限を設ける呪文。
ゴール・ルジュナ
瞬間移動魔法。
ゴー・ゴル・ゴジカ
グリップフォンでマジチケットをチェックし、破壊光波を発射。
ゴール・ゴル・ゴジカ
カエルの姿から戻る際に使用。
ゴルド
解呪用。授業用の箱庭空間からの脱出に使用する。
ゴー・ゴジカ
封印魔法。スモーキーをマジランプに封じて消滅を防いだ。
ルジュナ
対象を消滅させる。麗に纏わり付いたカエルを消し去った。
ルジュナ・ゴジカ
『スペシャルDVD』にてマジランプバスターからの脱出に使用。
必殺技
スモーキー・シャイニングアタック
マジランプバスターを使った必殺技。「ルーマ・ゴー・ゴジカ」の呪文を唱えて引き金を引くと、スモーキーが弾丸のように飛び出して敵を粉砕する(近くに人間がいても、対象だけを正確に狙う命中率を誇る)。ちなみに麗が使うと「スモーキー・ブルーシャイニングアタック」になる。
vシネマ「魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー」ではデカブレイクとの合体技も披露。マジランプバスターにデカブレイクが入り、デカブレイク・シャイニングフィストを繰り出してバボンに大打撃を与えた。「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」では、ボウケンジャーサイドの番外戦士である大剣人ズバーンも入れて両名を同時発射。時の魔神クロノスが創り出した異空間から脱出した。
ワンダフルシャイニングスター
スモーキー・シャイニングアタックとイエローを除いた4人がマジスティックから放つビームを合わせた必殺技。
冥獣人セイレーンのネリエスを倒された。
マジランプ・ダイレクトボンバー
零距離からマジランプバスターで、エネルギー弾を発射する。
専用メカ
魔法特急トラベリオンエクスプレス
全高：15.8m
全長：200.0m
全幅：13.1m
総重量：9200t
出力：4300万馬力
呪文「ゴー・ゴル・ルルド」の呪文と共に、グリップフォンでマジチケットを切る事で現れる機関車。
先端のヘッドライナーで操縦される6両の機関車で、「マジコークス」という石炭で駆動する。
基本的にヒカルが操縦役、スモーキーはマジコークスを焚き口戸に投げ入れる役だが、緊急時にはスモーキーが操縦する事もある。魔法で作られた異空間「マルデヨーナ世界」を自在に行き来できる列車である。
全高：53.0m
全幅：51.7m
胸厚：34.0m
総重量：9200t
出力：4300万馬力
トラベリオンエクスプレスが「ゴー・ゴー・ゴルディーロ」の呪文で変形合体した巨大ロボ。
先端のヘッドトレインを中心に、カーゴトレイン1と3が両腕部、カーゴトレイン2と4が両脚部を構成する。
1号ロボのマジキングとの合体機構はないが、一応DX玩具で胸部パーツの差し替えは可能である。
格闘戦が得意な他、カーゴトレイン2と4から射出し、敵を束縛する小型の列車「リモートライナー」や頭部から蒸気を発射する「スチームバズーカ」を使う。
必殺技は敵を炎で包んで胴体部分に吸い込む「デストラクションファイヤー」。
後に炎を発射する「デストラクションファイヤー逆噴射」も使えるようになった。
カイ・シャイン
講談社の応募者全員サービス「大公開!黄金（ゴールド）グリップフォンの超魔法〜ゴル・ゴール・ゴー・ゴー〜」にて登場した戦士で、小津深雪そっくりの泉の女神から与えられた「ゴールドグリップフォン」で、魁が天空変身した姿である。魁シャインとも表記される。変身口上もポーズもオリジナルと同じ。
マジシャインとの違いはマントがない代わりに首に赤いスカーフを巻いているのが特徴で、「会社員」と掛けたオヤジギャグや『シャイニング マジック マジシャイン』の替え歌を披露している。
思いを形に出来るゴールドグリップフォンの力でチートじみた奇跡を容易に起こすことも可能なので、ある意味で無敵の存在だと言える。
使用アイテム
金のグリップフォン
泉の女神から与えられた『思ったことを形にできる金のグリップフォン』。
見た目は名前の通りブルーの部分含めて全体が金色に変わったグリップフォンそのもので、通常のものと同じくマジチケットと併用することで魔法を発動する。
玩具版は『ゴールドグリップフォン&DXトラベリオンセット』としてトイザらス限定で発売された。なお、玩具版では通常のグリップフォンと異なりヒカル役の市川洋介氏の声で呪文を詠唱するのだが、映像作品中ではその演出は省略されていた。
マジチケット
マジシャインのものと同じ変身用の『ゴール・ゴル・ゴルディーロ』のものと『ゴル・ゴール・ゴー・ゴー』の2種類を使用。
使用魔法・必殺技
ゴル・ゴール・ゴー・ゴー
女神曰く「金のグリップフォンはイメージした通りの戦いができるから、いわゆるひとつの無敵でござりますです〜♪」とのことで、つまりはなんでもありの魔法。
一度目はキングカリバーを召喚するために発動。
二度目は山崎さんに相応しい自分に変身するために使用したが、そこに偶々いた蜘蛛を見た事で冥獣スパイダーを思い出してしまい、スパイダーそのものになってしまった(ただし、喋れる)。
あまりにも魁が自分勝手に魔法を使ったために「金のグリップフォン」が心閉ざし、魔法の行使が不可能になってしまったが、「嘘はつかない」という決意に応えた魔法「マジュナ・ジー・ジー・ジー」を泉の女神に掛けられた事で元の姿に戻れた。
キングカリバー魔法斬り
本来はマジキングの必殺技。上記ゴル・ゴール・ゴー・ゴーの呪文でマジチケットをチェック後にキングカリバーを召喚し、マジシャインを切り裂いてマジランプバスターを奪い取った。
プチデストラクションファイヤー
マジランプバスターをトラべリオンの炉に見立ててマジシャインを吸引、マジランプに閉じ込めた技。
あくまでも封印技であって、対象を焼き尽くす効果はない模様。
これもゴールドグリップフォンの力で具現化された技だが、マジチケットのチェックは必要ない。
パワーレンジャー・ミスティックフォース
海外版の『パワーレンジャー・ミスティックフォース（PowerRangers MysticForce）』ではソラリスナイトとして登場。
吹替は前作『パワーレンジャー・S.P.D.』の吹き替えでシャドウレンジャーのクルーガーを担当した稲田徹が担当したことで稲田は2作連続で追加戦士の吹き替えを担当したことになった。
ちなみに変身者のダガロンはヒカルとは真逆の渋いオジサン。
『ジオ』でキングレンジャーがシリーズ初のゴールドとされた為、原作とは違って、初のゴールドではない。
その他の媒体展開での登場
ゴーカイジャー
レジェンド大戦にマジレンジャーとして参加し、34戦隊の力を結集させた事でザンギャックを退けたが、マジシャインに変身する力を失う。
長らくバスコの持つ追加戦士を集めたレンジャーキーとして度々、第3の敵役微兵の流用された。
後に、追加戦士枠担当の伊狩鎧こと、ゴーカイシルバーがレンジャーキーを使用している。
TVでは3話でマジレンジャーの大いなる力を小津魁/マジレッドが渡した為に、6人揃ってのマジレンジャー変身は叶わなかったが、ゴーカイジャーの舞台 ファイナルライブでは6人揃った姿でマジレンジャーの姿への変身が行われている。
烈車戦隊トッキュウジャー テレマガ発とくべつ烈車出発進行!!
テレビマガジン2014年6月号付録DVD。
マジシャインの戦力ロボットであるSL形態のトラべリオンエクスプレスから、魔法鉄人トラべリオンまで紹介されている。
過去映像が使用された為、変身前の顔出し映像が唯一流用された最後の作品。
アメトーク 戦隊芸人
変身前の映像を使用していた為に版権上の理由から、マジマザーが6人目として変身した回の変身映像に差し替えられていた。
4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!
初回放送ではスーパー戦隊のレンジャー戦士が集められるシーンで、彼と思われるジャケットを着た人物が登場している。
チームトーナメンの画像上では、金ピカチームとして出場。
関連タグ
魔法戦隊マジレンジャー 追加戦士 太陽 金色 アラビアン 光属性
ゴセイナイト：同じカード使いとスーツアクター繋がりの追加戦士。
ルナトリガー：変幻自在に軌道を変えるエネルギー弾を発射する銃使いの仮面ライダー。こちらのモチーフは対照的に「月」である。
仮面ライダーエスパーダ：アラビアンモチーフの黄金の仮面ライダー。こちらは雷属性の剣士。
ホーリーライブ：仮面ライダーライブの強化フォーム。「天空勇者」に名乗る相応しい共通する特徴が多い。
コンドールマン：そっくりさん。
スーパー戦隊シリーズ歴代ゴールド
←マジシャイン→ゴーオンゴールド
もしかして
カルキ除去の洗剤→外部リンク
