概要
ダンまちシリーズのスマートフォン専用ゲーム。公式略称は『ダンメモ』。
pixiv内では「ダンメモ」タグでの投稿が多いので、そちらも確認するように。
iOS/Android用アプリゲームとして2017年6月19日より配信。ジャンルは「少年(ベル)と駆け抜けるRPG」。アニメシナリオ拡張版(全くアニメ化されていないエピソードを含む)とオリジナルストーリーから成り、「ギャグ4、シリアス3、原作で描かれていない部分3」のバランスで構成されており、全編録り下ろしフルボイスである。プレーヤーは「ガチャ」などで獲得したキャラクターでパーティーを編成し、ストーリーを攻略したり、「戦争遊戯(ウォーゲーム)」や「栄光挑戦(レコードバスター)」の攻略などに挑戦したりできる。
原作の登場キャラが、様々な衣装に着せ替えして冒険できるという点も評価されている。他、コラボ作品のキャラの衣装を着る等、ファンとしては非常に嬉しい機能である。
戦闘や移動など基本システムは2ヶ月先にリリースしたアナザーエデンから見た目も含めほぼ流用だったが、
ダンメモはアシストキャラをメインキャラそれぞれにセットすることが可能で、後衛のキャラは前衛キャラと任意に入れ替えることができないといった差別化がされていた。
2017年8月からYouTube上で情報番組などを配信している。また、ゲーム実況アプリMirrativとコラボし、公式チャンネルを用いた企画も行っている。2022年4月現在、「キノの旅」、「進撃の巨人」、「デート・ア・ライブ」、「ゴブリンスレイヤー」、「ストライク・ザ・ブラッド」、「アナザーエデン」、「処刑少女の生きる道」の7作品とコラボしている。
この作品でベル役の松岡禎丞がアフレコした台詞数が1万175ワードに達しており、2019年6月17日に行われたイベントにおいて、松岡に対し「一人の声優によりモバイルゲームに提供されたセリフの最多数」という内容でギネス世界記録に認定されたことが発表、松岡禎丞に認定証が贈られている。
そしてこのゲームの一番の特徴は何といっても、イベントシナリオを全て原作者の大森藤乃が担当しているということだ。
その為、原作に深くかかわる設定がたびたび登場しておりシナリオについては極めて評価が高い。
フルボイスの冒険譚が定期的に開催され、中でも周年のイベントは本編でもたびたび語られたアルゴノゥトやオラリオ暗黒期の話などが実装されるなど、毎回かなり豪華である。ストーリーの中には本編でさりげなく語られた、または回収しきれなかった設定なども含まれている。ただし、必ずしも本編に沿った内容といったわけでなく、ダンメモでは作中で死亡したキャラの生存IFルートが展開されている。
モルド・ラトローの所属ファミリアやダフネ・ラウロス等の冒険者の二つ名が明かされたのも本作であり、設定資料も極めて貴重と言える。
また、コラボイベントもたびたび開催されており、レーベル違いのライトノベルや漫画とのコラボレーションも多い。基本的に中の人ネタをはじめ、何でもありのコラボではあるが、互いの公式設定に配慮した厚みのある話が多い。
2023年5月22日に、六周年記念偉大英雄譚「オルギアス・サガ」を以て新規オリジナルストーリーなどの更新が完結することが告知される。
そして2024年4月25日に、同年6月24日を以てサービス終了が告知され。
2024年6月24日15時、ユーザー達に惜しまれつつも、サービス終了を迎えた。
周年記念イベント一覧
- グランド・デイ…一周年記念偉大冒険譚。
【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】を讃える記念日『グランド・デイ』を襲った黒い風に対するベル達冒険者の戦いが描かれた。
- アルゴノゥト…二周年記念偉大冒険譚。
ダンまちの世界で古くから伝わる始まりの英雄の物語『アルゴノゥト』が描かれた。なお、現在の世界で広げられている『アルゴノゥト』とは物語が異なる。
- アストレア・レコード…三周年記念偉大冒険譚。
7年前に勃発した、『闇派閥(イヴィルス)』との戦い『大抗争』が【アストレア・ファミリア】を中心に描かれた。
- アエデス・ウェスタ…四周年記念偉大冒険譚。
【ヘスティア・ファミリア】がメインの物語。『異端児(ゼノス)』篇終了後に、【ヘスティア・ファミリア】が向かった『オリンピア』で巻き込まれた陰謀が描かれた。とある人物とアルゴノゥトとの関係性も描かれた。
- ナイツ・オブ・フィアナ…五周年記念偉大冒険譚。
小人族(パルゥム)で構成されたフィアナ騎士団の冒険が小姓のディムの視点から描かれた。なお、第一部と第二部の間で10年が経過しており、主人公も交代している。
※過激な流血描写があるため、YouTubeなどの媒体で物語を見る場合は注意すること。
- オルギアス・サガ…六周年記念偉大冒険譚。
原作外伝小説『ソード・オラトリア』12巻に準拠した、唯一の原作ストーリーの偉大冒険譚。 【ロキ・ファミリア】と『闇派閥』及び暗躍する『都市の破壊者(エニュオ)』、アイズの宿敵レヴィスの最終決戦が描かれた。なお、ダンメモで展開された『ソード・オラトリア』大冒険譚のオリジナル展開を踏襲している。
なお、上述通り、この偉大冒険譚を以て新規イベント実装は完結された。
コラボイベント一覧
剣姫カタストロフ / 剣姫エンゲージ
デート・ア・ライブとのコラボ(しかし、デアラ4期とのコラボである剣姫エンゲージが本来より延期になった影響で、4期で出る予定の本条二亜と星宮六喰が本編より先に出演したり、また4期の話の要素が含まれていたりとネタバレ注意なシナリオとなっている)。
Dungeon&Goblins
ゴブリンスレイヤーとのコラボ
迷宮の国と異邦の旅人
キノの旅とのコラボ
進撃の迷宮都市 ATTACK ON ORARIO
進撃の巨人とのコラボ
異界の眷獣と呪われし魔剣
ストライク・ザ・ブラッドとのコラボ
迷宮楽園と導きの猫
アナザーエデンとの自社製品コラボ
処刑少女の交差世界
処刑少女の生きる道とのコラボ
オリジナル登場人物など
ベヒーモス・オルタナティブ
かつて二大ファミリアによって滅ぼされた三大クエストの一角、陸の王者ベヒーモスが復活した姿。
黒い竜巻を操り、オラリオに災厄を与える。
ひょんなことから『豊饒の女主人』で世話をされることになった謎の少女。
異国ベルテーンの姫、オッドアイが特徴的。狐人の血を引いている。
ウスカリ
ベルテーンの姫、タルヴィの護衛。種族はエルフでファミリアの団長を務める。
リダリ
盲目の剣士。ベルですら予備動作が見えないほどの剣士。ベルテーンの副団長。
ヴェーラ
「正直者」と称される底意地の悪い神。ベルテーンの主神。
ヘスティアとタケミカヅチとは顔なじみ。
リロ
イベント「妖精輪舞曲」に登場したエルフの長。幼い容姿をしている。
頑固で気難しい(というか子供っぽい)性格をしており、王族であるハイエルフのリヴェリアにも食って掛かる。
『闇派閥』
暗黒時代における闇派閥の首魁。計略を持ってオラリオを大損害を与えた邪神。
大量破壊に殺戮、リュー・リオンを肉体的・精神的に追い詰めることを行う悪の神だが、独自の悪の美学を持っている。
Lv.7、【暴喰】の二つ名を持つベヒーモスとの戦いを機に現役を引退した【ゼウス・ファミリア】の残党。闇派閥に協力した。戦いを『食事』と称し、圧倒的な強さでオッタルを一撃で下した。
Lv.7、【静寂】の二つ名を持つ【ヘラ・ファミリア】残党。闇派閥に協力した、神時代以降最も才能に愛された冒険者。ベルとヘスティアの住むことになる教会を「妹が愛した場所」と言っていたが……?
実はゲームでの登場より前に、外伝ファミリア・クロニクルで存在が示唆されたキャラクター。
闇派閥の幹部、Lv.4。ノエルの利用を画策した。
ミュラー
闇派閥残党の雇われ研究者。モンスターや捕らえた冒険者を使って非道な実験を繰り返していた所謂マッドサイエンティスト。
『オリンピア/プロメテウス教団』
【プロメテウス教団】主神。用心深く知性的な神物と言われているが、神の中でも謎の多い存在で同郷であるヘスティア達ですら容姿を見たことは無く、その姿を見たのは大神ゼウスだけであると言われている。オリンピア唯一の神として君臨しているが、住民や巫女達も彼の声はおろか姿を見た者すらいないという。
CV:佐倉綾音
オリンピアの統治機関「プロメテウス教団」の巫女。褐色肌の元気娘。
CV:江口拓也
プロメテウス教団の神議長にして、プロメテウスに一番近い人物として都の取り纏め役を担っている人物。その正体は大英雄・エピメテウスの系譜であるらしいが...。
レア
プロメテウス教団の巫女長の女性。Lv.3。三十代ほどの女性だが、天の炎の影響でかなり長生きしているらしい。
三千年前に実在したといわれるオリンピアの大英雄。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか グランド・デイ アルゴノゥト アストレア・レコード アエデス・ウェスタ 株式会社WFS