曖昧さ回避
デパート「松屋」
1869年創業の横浜市(神奈川県)の呉服店「鶴屋」を起源とする老舗百貨店で、銀座(中央区)と浅草(台東区)に店舗を持つ。
沿革
1869年、古屋徳兵衛が横浜石川町で「鶴屋呉服店」を創業。
1889年、東京神田今川橋の「松屋呉服店」(1776年創業)を買収。
1903年、「合名会社松屋呉服店」となる。
1931年、「松屋浅草店」が開店。東武鉄道の浅草駅(当時は浅草雷門駅)の駅ビルとして開業し、関東初のターミナルデパートであった。
1934年、伊勢佐木町(横浜市中区)で倒産した「越前屋百貨店」の店舗を購入し、「寿百貨店」として営業。
1945年、伊勢佐木町の店舗がGHQに接収され、アメリカ8軍の病院として使用される。
1952年、伊勢佐木町の店舗の接収が解除され、「横浜松屋」として営業を再開。
1970年、船橋市に「船橋松屋」を開店。
1973年、第四次中東戦争を機に第1次オイルショックが始まる。経営が悪化し、銀座と浅草の2店舗体制となる。「東武百貨店」や「伊勢丹」との関係を強化し再建を図る。
1974年、「船橋松屋」が閉店。
1976年、「横浜松屋」が閉店。建物は「横浜松坂屋」の西館となった。
2000年、「横浜松坂屋」の西館はJRAに賃貸され、場外馬券売場「エクセル伊勢佐木」となった。
外部リンク
牛めしチェーン「松屋」
創業者の瓦葺利夫が牛丼チェーンの吉野家にインスパイアされて1968年6月に練馬区江古田に牛めし・焼肉定食店「松屋」をオープン(現在の江古田店で、これが1号店となる)。
全国展開を果たしたすき家に店舗数では劣るものの、券売機の導入や独自のメニュー展開、大手唯一の味噌汁付きサービス、不祥事の少なさにより熱心なファンを持つ。
看板商品の牛めし、カレーに加え、鉄板で焼かれた焼肉定食/丼や、冬限定のチゲセット、朝食メニューのソーセージエッグ定食などの人気が高い。
店内放送及び松屋エンタメセレクションのナレーションは園崎未恵氏が長年担当している。
余談
【ゲーム『龍が如く』】
ゲーム『龍が如く』では『2』で入ることのできる店として登場した(『1』の時はゲームオリジナルの牛丼屋である「赤牛丸」)。それ以降も龍が如くシリーズで登場している。
ニコニコ動画では龍が如くのキャラクターが重傷を負った際にコメントで「松屋行けw」「牛丼塗れば治る」といったコメントがよく流れる。
『5』までは立ち寄れる店舗のひとつだったが、スピンオフ作品の『OF THE END』では「神室町がゾンビで溢れても通常営業」の件が原因だったのか、『0』以降の作品から前の赤牛丸に戻ることとなった。
また、前述の園崎氏は『3』からニューセレナのママとしてシリーズに出演している。
【2023年ニチアサコラボ】
2023年7月4日から『仮面ライダーギーツ』、2023年8月1日から『ひろがるスカイ!プリキュア』とのコラボキャンペーンが開催されている。
松屋フーズHP 松屋×「仮面ライダーギーツ」・「ひろがるスカイ!プリキュア」
『仮面ライダーギーツ』には牛モチーフの仮面ライダー、『ひろがるスカイ!プリキュア』には牛モチーフの敵幹部がいる。ええんか。
関連タグ
マッキー&ヤッキー:松屋フーズの公式キャラクター。