CV:東山奈央(Echoes以降、声がつくすべての作品で共通)
概要
「このソフィアの大地に実りがなくなってから数年……。」
「私はミラの神殿へ向かい、何があったのかを確かめます。」
外伝
ノーヴァ島の修道院で大地母神ミラに仕える神官の少女。幼少期を「ラムの村」で過ごし、男性主人公のアルムとは幼馴染で、『ファイアーエムブレム大全』の年表から彼と同い年の可能性が高い。
実はソフィア王国の国王・リマ4世と、彼の目に留まり無理矢理妃にされたシスター・リプリカの遺児で、本名はアンテーゼ。顔は母親に生き写し。他の子供たちは宰相のドゼーに暗殺されたため、ソフィア王家唯一の生き残りである。本人を含めてごく一部の人間のみが彼女の素性を知っている。
物語の途中で王女の証であるサークレットを託され、プリンセスにクラスチェンジする。このとき、顔のグラフィックもサークレットを身につけたものに変わる。
敵国の王にすら理解を示すほどの優しい性格だが、争いを極端に嫌っており、リゲル帝国と戦おうとするアルムと再会の際に仲違いを起こしている。
それでも、アルムのことは大切に想っているようで、アルムがクラスチェンジするきっかけを作っている。その一方で、アルムが絡むと猪突猛進になってしまい、敵の罠に引っ掛かる一面も。
シリーズ初の女性主人公にして、魔法を使える主人公。剣・黒魔法・白魔法を扱える。最終局面では「アルムと隣接すると、彼の攻撃が必ず必殺の一撃になる」という、支援効果の先駆け的な存在ともなった。
覚える魔法のラインナップが秀逸で、かなりの頻度で遭遇する魔物特効の「エンジェル」、使い勝手の良い「エクスカリバー」、高火力の「ライナロック」、クラスチェンジすれば「リカバー」での回復役もこなせるようになる。
ステータスは技と幸運が伸びやすく、準じて速さに優れる。シーダに似た成長をするが、シーダと違って力や守備が問題にならないのは、魔法運用型のユニットであるため。
弱点は、クラスチェンジによる基礎能力の底上げが出来ない事。
特にHPの底上げがないのは致命的であり、全キャラ中最低クラスのHPになりやすい。また、守備の成長が低めの為、後半以降は前線に立たせるとすぐにロストしかねないので注意。
なお、主人公の一人でありながら、アルムと違い戦闘時のグラフィックが専用でないという残念な点がある(セリカの初期クラスの神官は女性魔道士のクラスチェンジ先であり、セリカはプリンセスにクラスチェンジしても戦闘グラフィックの変化が無い)。
Echoes
右手にミラの痣がある。
リメイク前は産まれてすぐ暗殺を防ぐためにマイセンの手で王宮から連れ出され、その後何の前触れもなくアルムの前から姿を消した設定だったが、本作では幼少時を離宮で過ごしている。
ドゼーの手先によって火が放たれた離宮からマイセンによって救い出された後「ラムの村」に落ち着きかけたが、7年前にスレイダー率いる捜索隊に見つかってしまい、アルムに別れを告げることとなった。
また、生き別れの兄コンラートが登場することとなった。
今作では「優しさ」の部分が強調され、困っている人を見捨てられない描写がされており、目的上は寄る必要のない危険地帯に自ら乗り込み、海賊や盗賊の討伐を行い、人々を救っている。
その一方で「争いを嫌う」部分も極端に強調されており、海賊相手に何度も説法したり、(アルムや仲間達のためとはいえ)敵の詭弁を鵜呑みにし、結果的に仲間の身を危険に晒してしまっている。また、責任感の強さ故に悩みを一人で抱え込むことが多く、困難に陥って取り乱す一面も。
もっとも、これについては敵の言う事は嘘ではないこと、世界の存亡を賭けた選択であり、おいそれと他者に打ち明けられる話ではなかったことを考慮する必要がある。
ストーリー上では何かと抱え込みがちで良くも悪くも利他的な所が目立つ彼女だが、支援会話や拠点での会話では仲間の相談に快く応じる面倒見のいい側面や、修道院の仲間やペガサス三姉妹等と談笑するフランクな所も見せている。
性能としては「外伝」での使い勝手はそのままに、成長率に大幅な修正がされてどれも高水準に。特に力は上から数えた方が早いくらいで、下手をするとアルムを上回ることすらある。ネックだったHP成長も高めになりクラスチェンジでも32までは底上げされるようになり、耐久力も増した。移動力が4と低いのが唯一の欠点か、これは無料DLCのブーツを使うことが視野に入る。
基本的には回復効果持ちの装備を持たせて中衛で魔法を主体に立ち回ると良いが、「聖なる剣」「宝剣ソフィア」「レディソード」を使い分ければ前衛もこなせる。特に「宝剣ソフィア」は専用武器であり、安定した性能と使い勝手の良い戦技を習得できる上に回復効果まで持つ。初期装備の「黄金の短剣」を進化させることで手に入り、錬成に必要な銀貨・金貨が比較的少ないのでオススメ。
「宝剣ソフィア」では専用戦技として「真ライナロック」を習得する。大きなHP消費と迎撃不可を伴うが非常に高火力の魔法攻撃となる。
有料DLCでの追加クラスでは「メイヴ」にクラスチェンジする。追加で「オーラ」を習得できる様になり、レベル上限、技・速さ・幸運の成長率が高まる。
支援関係に関しては人柄のためか多くの仲間(11人)が対応している。ただし、対応している約半数はアルムやグレイなどの幼馴染み組(アルム軍所属)なため、効果を実感出来るのは主にクリア後となる。
ヒーローズ
現在6種類のセリカが登場している。設定や容姿はいずれもEchoesに準拠している。外伝のリメイクEchoesの発売、さらに無双参戦と大きく知名度を上げた影響か、第2回英雄総選挙では前回の総合第118位から急上昇して見事女性部門第1位・総合第2位に輝き、特別Verの実装が決定した。
また、下記以外にもアルムとのバレンタイン比翼英雄も存在(こちらについてはアルムの記事を参照)。
慈愛の王女 セリカ
「私はセリカ。神官をしているの。
戦いは好きではないけれど……
覚悟はできているわ。」
属性 | 赤 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | ライナロック(専用) |
奥義 | 烈光 |
A | 遠距離防御3 |
C | 守備の紋章3 |
2017年5月から登場。
ステータスは攻撃が高いのだが守備魔防がかなり低い。
専用武器の「ライナロック」は自分のHPが100%以上なら戦闘中、攻撃速さ+5だが反動で戦闘後に5ダメージを受けるという原作の魔法の仕様を再現したものである。
素の攻撃も高く「ライナロック」の強化を受けるとかなりの高速アタッカーと化す。HP満タンを維持しないと並の赤魔法ユニットとなってしまうので「ライナロック」を活かすなら回復役とセットで使うか、回復のスキルをつけることが望ましい。
ただ近接武器ユニットやマムクートなどには弱く、遠距離防御も所持しても元々紙耐久のせいで噛み合っていない。
2018年9月のアップデートで錬成武器対象に。HP条件がなくなり、常に発動し続けるようになるが戦闘後のダメージも同じく常に受けるようになる。特殊錬成効果は「攻撃速さの大覚醒3」の効果。これでHPが減少次第でさらに攻撃速さを大きく高める新たな個性を得た。Aスキルや聖印も合わせれば一気に30程攻速を高める事も可能。
メインストーリー第11章のメインキャラクターに位置付けられており、敵として対峙することになる。ノーヴァ修道院の仲間たちやペガサス三姉妹と共に3度登場するが、11-3のものは特殊スキル「エンブラの加護」の効果でダメージを受けない。
2021年6月から神装英雄に選ばれた。妖精の国アルフの衣装を身に纏い、全ステータスが上昇。これで攻め性能がさらに上昇した。
捕らわれし魂 セリカ
「私は邪神ドーマの僕、セリカ……
この世界を…ドーマさまの力で
満たしてあげる……」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 宝剣ソフィア(専用) |
奥義 | 月光 |
B | 速さの封印3 |
C | 攻撃の鼓舞3 |
2018年2月から登場。
第5章でドーマに魂を捧げ魔女となった姿。武器は原作のムービーシーンと同じく剣に変更されており、原作では最強クラスの武器である「宝剣ソフィア」が専用武器となっている。原作で使えた奥義「真ライナロック」は使えない。
通常版とステータスを比べるとほぼ全て上回っている。
「宝剣ソフィア」はHPが100%の時は戦闘中、全ステータス+4になるが戦闘後に4ダメージ喰らう。HP満タンの状態では重装ユニットや限界突破並の高ステータスとなる。通常のセリカ同様にHPが最大でないと並の剣歩兵程度のステータスになってしまうのがネック。
新たなBスキル「速さの封印3」は一番速さが高い敵に速さのデバフを掛ける。どの位置、方向関係なく発動するため「速さの封印」を活用してデバッファーとして運用することも出来る。通常版と同じく回復役とセットで運用するなどの工夫が必要だろう。
弱点はほぼないが魔道ユニットや弓ユニットは警戒しておいた方が良い。
2020年7月のアップデートで錬成武器対象に。HP条件が無くなり、常に発動するようになった。特殊錬成効果は自分か敵のHPが99%以下だと戦闘中、さらに全ステータス+4かつ攻撃を与えただけでHPが7回復する。これで自傷ダメージを常に喰らい続けてしまうがステータスはさらに強化され、耐久性能が大きく上がる新たな個性を得た。回避系スキルや凪系スキルなどを継承すれば更に盤石だろう。
女神の神官戦士 セリカ
「私はセリカ。女神ミラさまの神官戦士よ。
私を呼ぶ声が聞こえただけれど……
あなたの声かしら?」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 王家の剣(専用) |
奥義 | 疾風迅雷 |
A | 鬼神の一撃4 |
B | 獅子連斬(専用) |
C | 攻撃の指揮3 |
第2回英雄総選挙で女性1位を取ったことで2018年8月に登場。
前2つのverがエコーズ仕様だったのに対し、こちらは外伝の衣装に近い。アルムが使う王家の剣を携えている。
魔女版とステータスを比べると攻撃と魔防は僅かに落ちたが速さはかなり上がった。
専用武器の「王家の剣」は周囲2マスに味方がいる時、「剛剣3」の効果を付与する。
また王家の剣の戦技の獅子連斬が専用Bスキルへ。HPが100%で自分から攻撃時に2回攻撃し、その後自分に1ダメージ。また鬼神の一撃が4まで習得可能であり(これは他の英雄に継承可能)、追撃できれば4回攻撃可能で攻め性能が高い。
2020年9月のアップデートで錬成武器対象に。自分から攻撃した際にも効果が発動するようになった。特殊錬成効果は戦闘開始時自分のHPが25%以上だと戦闘中、全ステータス+5かつ戦闘後にHPが7回復+奥義カウント-1。これで疾風迅雷とかなり噛み合い、獅子連斬の自傷ダメージを恐れずにステータス強化と奥義カウントをさらに加速する新たな個性を得た。
2024年3月から神装英雄に選ばれた。通常版アルムと同じエンブラ帝国の衣装を身に纏った。
バレンシアの王妃 セリカ(伝承英雄)
「バレンシア統一王国の王妃、セリカよ。
この世界の平和の為に、
私にもできることがあるのなら……」
属性 | 緑 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 天聖エンジェル(専用) |
奥義 | 祈り |
A | 鬼神飛燕の一撃3 |
B | ソフィアの魂(専用)→ソフィアの魂・承(専用) |
C | 攻撃速さの信義3→攻撃速さの脅嚇 |
2019年12月に火の伝承英雄として登場。DLCにあったオーバークラス「メイヴ」の姿になっている。イラストやSDで魔導書を持っていない。
通常版とステータス比べると守備は下がってしまったがそれ以外は上回っている。
専用武器の「天聖エンジェル」は速さ3に自分から攻撃した時、敵の魔防の25%をダメージに加算する。従来通り攻撃速さ型ステで衣装や武器効果はアルムと対になっており、専用Bスキルは見切り・追撃効果3と攻め立て3の複合スキルで高速攻めキャラにとって理想的な複合。
アルム以降の伝承英雄の共通としてダブルが可能。
専用武器によって魔防の高い相手にも有効打。Bスキルによって迎撃封じスキルで止まらずHPが削れたら攻め立てで連撃が与えられるため、通常版セリカの様な爆発力こそないものの、安定して火力が高く非常に使い勝手のいい性能となっている。
その分今までのセリカより物理には紙耐久であるため暗器や弓には弱い。受けには向いていないのでひたすら攻め続けるのが良い。
2023年3月のアップデートで上方修正。
専用Bスキルは「ソフィアの魂・承」へ。攻め立てのHP条件が消えて常に発動するようになった。もう一つは自分のHPが25%以上なら戦闘中、敵の速さ-5かつ奥義以外のダメージ軽減効果を半分無効が追加。ダメージ軽減する相手に攻めやすくなった。
Cスキルは「攻撃速さの脅嚇」へ。バブデバフを両方行えるようになった。
同時に錬成武器対象に。周囲二マス以内に味方がいる時でも効果が発動するようになって戦闘中、攻撃速さ+5が追加。特殊錬成効果はターン開始時、周囲二マス以内に味方がいると「奥義カウント変動量+1」付与かつ始まりの鼓動。もう一つは周囲三マス以内に味方がいると戦闘中、さらに攻撃速さ+5。これで奥義が出しやすくなり、攻撃と速さが伸びる新たな個性を得た。
バレンシアの希望 セリカ(開花英雄)
属性 | 無 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 大地母神の聖書(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 死線4 |
B | ソフィアの魂(専用) |
C | 歩行の見切り追撃3 |
2022年7月から開花英雄で実装。伝承版以来、約二年半ぶりの登場で主人公の開花英雄は初。
衣装は専用職業のプリンセスだがアルムとお揃いの色にしたいとの要望でデザインも緑色にアレンジされている。一説では設定資料集の味方キャラの没カラーを逆輸入したのではと考察が出ていた。
伝承版とステータスを比べると得意の攻撃と速さは死線のおかげでセリカ中トップだが守備と魔防は激減した。
専用武器「大地母神の聖書」はキラー武器効果に加え、自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃速さ+6とキャンセル効果無効と敵の攻撃の10%分をダメージに加算。
もう一つは自分のHPが25%以上で敵の致死攻撃を受けた時、HPが1残る特殊な祈り効果。祈りを完備した完全なアタッカー型。
祈りで耐えた後は「ソフィアの魂」で責め立て連撃が出来るため長期戦にも強い。
Cスキル「歩行の見切り追撃」は初登場。ターン開始時に周囲2マス以内の歩行味方に「見切り・追撃効果」を付与する。味方を速さが高めの歩行ユニットで固めれば、より高い効果を発揮できる。自分にはかからないが、Bスキルの伝承版同様のソフィアの魂に同じ効果があるので心配はいらない。
守備と魔防は壊滅的だが25%以上でなら一戦闘につき一度だけ祈り効果が発動するため強引な攻めも出来るが、勇者武器等速さ関係なく二回攻撃を持つ相手は苦手。
そもそも受けはからっきしで近接武器だと反撃出来ず、ユニット次第では祈り効果のHP条件も消される。また疾風迅雷や複数人の戦闘など連続行動、連続攻撃には無意味。祈り効果を貫通する伝承ナンナやトライアングルアタック付与の花嫁カチュアは苦手とする。無属性なのでレイヴン効果持ちにも相性が悪い。
響きの紋章士 セリカ(紋章士英雄)
属性 | 青 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 慈愛の王女の魔力(専用) |
奥義 | ワープライナ(専用) |
A | 限界死線 |
B | 共鳴の黒魔法4 |
C | 歩行の見切り追撃4 |
2024年6月から紋章士英雄で登場。
今までのセリカとステータスを比べるとAスキル補正で攻撃速さはトップクラスだが苦手の守備魔防はさらに低下してワースト一位。
専用武器はキラー武器効果に加えて自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいれば戦闘中、攻撃速さ+6かつ速さの20%分、攻撃速さ増加とダメージ加算しつつ敵の速さ魔防のバフ無効。
自分の最初の追撃前に奥義カウント-1かつ自分から攻撃した時のみ攻め立て効果。
攻撃主体だが反撃もバフも一切与えない徹底した効果になっている。
専用奥義「ワープライナ」は始まりの鼓動3と攻撃25%分奥義ダメージに加算して敵を通過可能。
もう一つは周囲6マス以内にいる敵から離れたマスのうち自分から最も近いマスに移動可能。原作のエンゲージ技を沸騰させる奇襲に特化した効果で場所次第だと地形も無視可能。
またすり抜け効果付きなので防壁系効果も気にせすワープできる。
新Bスキル「共鳴の黒魔法」は戦闘開始後に自分の最大HP-20÷5のダメージを受け、戦闘中敵の速さ魔防-4かつ戦闘開始時のHP-現HP×2分ダメージに加算(最大12、最低6)しつつ軽減無効は戦闘開始時のHP-現HP×10%無効(最大60、最低30)。
リスクはあるものの、それに見合った性能で救援系効果の味方と組み合せれば相性が良い。
魔法であれば全ての兵種で継承可能。
紋章士効果は奥義カウントの最大値×4分奥義ダメージに加算。
もう一つは周囲5マス以内にいる敵から自分の射程マス分離れたマスのうち自分から最も近いマスに移動可能。セリカより劣るが自分も機動力を確保できる。
単純なアタッカーにつけてもいいが複数回行動ができるアタッカーにつけると非常に高い敵陣攻撃能力を発揮する。
こちらにはすり抜け効果がない。
固定ダメージに弱いほか、擁護不可の紙耐久なので耐えられて反撃を許すとほぼ一発。常にHPを削り続けるせいで連続戦闘は苦手。不動の姿勢も苦手なほか、待ち伏せにも弱いので先制攻撃系の効果には発揮出来ない。
このようにステージ次第だと初期位置から攻撃を仕掛けられる危険性が非常に高い。離れないとまず逃げらず、倒されるという阿鼻叫喚が溢れ出ていた。
流石に問題視されたのかダメージ軽減で対応できる氷祭フィヨルムと遠反関係なしにダメージを通さない要塞のステータスをした総選挙アルフォンス、遠距離相手は奥義も封じるフォガートの登場で安心はできなくなっている。
その他の出演
ファイアーエムブレム覚醒
異界のセリカが賢者として登場、「デュアルサポート」「聖盾」「祈り」「魔の達人」とらしいスキルが並ぶ中、「王の器」(スキルの発動率+10%)を所持。
「王の器」はクロムとその子孫、マルス王、魔符エフラムしか所持していないレアスキルであり、更に魔法系の「王の器」所持者は、クロムが父親の時のブレディくらい。「セリカの疾風(魔道書)」+「武器節約」+「王の器」+「滅殺」といったコンボが有効。
ファイアーエムブレム無双
TGS2017で参戦が発表。外伝から唯一登場。ヒストリーモード「再会 そして…」を進めることで仲間になる。
デザインはヒーローズと同じくEchoes版を踏襲している。
クラスは原作同様に神官→プリンセス。
専用武器は何故か原作では汎用武器の「レディソード」。「宝剣ソフィア」じゃないのか……
突きを主体とした優雅な剣術を使い、手数の多い連撃は一撃の重さよりも敵の動きを封じることに長け、相手に反撃を許さないような戦い方が可能。また必殺の一撃や連撃の威力が高い。強1は剣に光の力を宿すことで、前方の敵に瞬時に突進し空中に打ち上げる。この強1を含めて、プレイアブルキャラの中で空中攻撃に移行する攻撃が最も多い。
攻撃は基本的に剣のみで行うが、覚醒奥義では原作でも使っていた最高位の炎魔法ライナロックを使用する。また、デュアル奥義では原作で習得する魔法をモチーフにした剣撃を行う。
ちなみに、奥義を除く全ての攻撃の性能はマルスと同じ。こちらは杖による回復が行える。力と魔力の値が同一のペースで伸びるので、マルスと比べると物理魔法反転の武器を使えることも差別化要素と言える。DLCで追加されるウードの「均衡せし力の共鳴」のスキルを継承させると、より使いやすくなる。
固有スキルは「幸運+20」。本作のスキルは幸運が高いほど発動率が高いものが多いのでかなりの強スキルである。
参戦が決まったのは任天堂・IS側から、最新作のEchoesから一人加えたいという要望によるもの。本作の開発期間の大部分がEchoesが発売される前だったためか、容姿やCVこそEchoesに準拠しているものの、加入するマップの会話やライナロックのエフェクトなど、多くの部分はむしろリメイク前の「外伝」に沿っている。おそらく、セリカの専用武器が宝剣ソフィアではなくレディソードなのも、宝剣ソフィアがEchoesで追加された要素であるため本作に間に合わなかったからと思われる。
アルムを差し置いて選ばれたのは、本作においてファルシオンを持つ剣士が既に3人いるのと、ライナロックをゲームで再現したいというスタッフの要望からである。
絆会話を見る限り今回のセリカは原作のストーリー途中でこちらの世界に来たようで(具体的にはアルムと喧嘩別れして再会するまでの間?)、戦いには消極的な発言が目立つ、またアルムが戦争で過酷な体験をした事を止められなかったと後悔する発言も見られる。
ファイアーエムブレムエンゲージ
異形の敵への対応や魔法攻撃を得意とする紋章師。4章にてセリーヌと共に加入する。
シンクロスキルは「異形リベンジ」「共鳴の黒魔法」「大好物」の3つ。
「異形リベンジ」は異形兵から受けたダメージの一部を敵に返すもの。異形兵にしか効かない、セリカを装備するような魔法ユニットは総じて物理耐久力が低めなことが多いため活かすにはややクセがある。活かすならマージやセイジの異形兵相手にダメージの補強としてだろう。物理異形兵相手の場合はハイリスクハイリターンとなる。ユニットが耐えられるかしっかり確認しよう。セリーヌやアイビーなら耐久もそこそこある為相性がいい。
「共鳴の黒魔法」はHPを1消費して魔法の威力を上げるもの。追撃ではHP消費無しで効果を発動するので速いユニットの方が恩恵が大きい。
「大好物」は弁当を食べるとエンゲージカウントが満タンになるというもの。弁当を用意する必要はあるが、「共鳴の黒魔法」と相性が良く、好きなタイミングでエンゲージカウントを補充できるので便利。
エンゲージ技「ワープライナ」は10マス以内の位置にリワープしてからライナロックによる魔法攻撃を仕掛ける事が出来る、「魔道」スタイルは威力が上がり「竜族」「飛行」「騎馬」は射程やワープ距離が増える。
高難度終盤はやや火力不足になり、孤立するリスクも高まるため、回避地形や味方がいる近くにワープする等、ワープ先はよく考えよう。貴重な攻撃と移動を兼ね備えた技であるため、位置調整や単独でいるが厄介な敵(妨害杖を使ってくるモンクやハイプリースト等)の排除等出来る事は少なくない。
エンゲージすると魔物特攻の「エンジェル」や回復魔法「リカバー」も使用可能、ダメージ半減した魔法での戦闘を2回行える「重唱」コマンドも解放される。「重唱」は「魔道」ユニットだと威力が上がるので、純粋に火力の増強の他にも味方が倒し損ねた敵ユニットの複数処理、チェインアタックの複数発動、カムイの「竜呪」と合わせてデバフ撒きといった動きが出来る。高難易度終盤だとこちらの方がメインの活躍になるだろう。
スキルや必殺の判定も当然倍増するので発生しやすくなる。
速さが高く、物魔両刀のセリーヌ、飛行魔法ユニットのアイビー、オルテンシア姉妹辺りが相性が良いユニットとなる。シトリニカも個人スキルと「大好物」がシナジーするので相性は悪くないが、彼女は速さが伸びにくいのでオルエンの指輪の方がどちらかと言うと相性は良い。
魔法と剣の素質を獲得出来る、11章からの離脱期間が長いためクロエやアンナと言った魔道士素質を持たない魔力型ユニットに素質を与えるなら注意が必要。
継承スキルは魔力を上げる「魔力+」と、魔法装備時命中回避を上げる「魔道」の2つ、魔力はSPコストが高く、魔道は命中を上げるだけなら「命中+」の方がコスパがいい為注意、育った専用職のセリーヌなら、高い速さとズバ抜けた幸運で回避盾としての運用が見込めるため相性が良く、技や運が低く命中回避に不安のあるアイビーであれば弱点を補強できる。
刻印は攻撃-1の代わりに重さ-1、必殺回避+50と必殺回避特化型、今作は全般的にユニットの幸運が低いが、ここまでに必殺回避を上げればまず必殺を喰らう事はなくなるだろう。
20章で装備して来るグリはワープライナではなく「ライナワープ」になっており、ワープして攻撃ではなく、攻撃してからワープで逃げる戦術をとってくる上、索敵マップな為かなりやっかい、敵将撃破がクリア条件なため短期決戦が得策。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
スピリッツで登場。ランクはNOVICE(★)。しかし原作のダブル主人公だからか『アルム&セリカ(幼少期)』の名義で登場した。憑依されているのは幼少期は村人として生きていたのか二体のむらびと(水色・ピンク)。
逃げ回るのは原作のプロローグでの再現か(一応戦うことは可能)。
超化可能で成長した姿になる。
超化するとランクはACE(★★★)になり、バックシールド装備を得られる。
またセリカかアルムのamiiboを使っても入手出来る。
余談
『Echoes』のディレクターの一人である草木原俊行氏は、ニンドリ2017年7月号のインタビューで「説明書を読まずにプレイしていると、(原作の)セリカって2章で唐突に出てくるキャラクターなんですよね」と語っている。しかし、実際の原作は「モブがマイセンに救われたソフィア王女の噂をする→マイセンがアルムのもとへ来るであろう赤い髪の娘の話をして1章終了→2章が始まり、赤髪の少女が現れて(本人も知っての通り)ソフィア王女だと説明される」という流れであり、この発言は誤りである。
さらに同記事で氏は「セリカがもともと王女であることを知っているのは、『外伝』とは大きな変更点ですよね」と記者に言われて否定していないが、上記の通り原作のセリカは既に自分の出自を把握している。
担当声優である東山奈央は1992年3月11日生まれであるため、外伝の発売日(1992年3月14日)の3日前に生まれているという縁がある。
関連イラスト
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