私の弾は当たりやすいよー!逃げて逃げてー!
CV:伊藤タカユキ
公式サイトでの解説
羅威刃の幹部。
二丁拳銃での戦闘を得意とする。
京羅戦争中に、京極組 高砂によって腹を切り裂かれ死亡。
概要
巨大半グレ組織「羅威刃」の幹部。
もともとは城ヶ崎賢志が率いていた武闘派半グレ集団(正式名不明)に在籍していたが、スコップの稲村によって組織ごと雇用され幹部入りを果たした。
公式で「間宮」と「真宮」という表記揺れ(?)が発生しているが、初めて名前に言及された回(総集編)と最後の登場回では「間宮」の表記だったため、本記事ではこちらを採用する(詳細は後述)。
人物
基本情報
異名 | ハジキの間宮 |
---|---|
地位 | 羅威刃 幹部 |
メインウェポン | 二丁の拳銃 |
得意分野(戦闘以外) | 情報収集 |
経歴 | 海外の部隊 → 城ヶ崎率いる半グレ組織 → 羅威刃 幹部 → 京羅戦争 |
俳優 | 橋本直也氏 |
容姿
長い青髪でバーテンダーめいた服装をしている。
城ヶ崎伝説では胸元に黒いネクタイをつけていたが、現在では黒いチョーカーをつけている。
性格
羅威刃の初期メンバーらしく、戦闘を遊び感覚で戦う。決め台詞は「逃げて逃げて!」「私の弾は当たりやすいよ!」で、これを連呼しながら両手に持った拳銃を乱射する。
また他の羅威刃のメンバー同様、汚いシノギを平気で行う腐れ外道であり、他人を傷つける事を積極的に行う人間のクズ。小峠からもナレーションで「残虐無道」などと評されていた。
能力
戦闘力
彼は海外の部隊で鍛えた拳銃での射撃を得意としており、本人も「私の弾はよく当たるよ」と口癖のように言っていることから射撃の精度に関してはかなり自信があるようだが、実際に作中で弾が当たった回数/外れた回数で調べてみると以下のようになる。
弾が当たった数÷弾いた数×100で命中率を出すと、たったの2割と、一見すれば「よく当たる」とはお世辞にも言えないだろう。
しかし、これは銃弾回避能力を備えている小林や高砂といった実力者との戦闘も含めた命中率であり、対三下戦に限っては100%の的中率を誇っている。加えて、片手かつノールックで複数人を一度に打ち抜ける(しかも射撃した相手をわざと生かしている)ほどの高精度な射撃ができる点、羅威刃の一般構成員複数人を最も容易く殲滅できるだけの実力を持つ高砂と互角の勝負(一発当てただけ)を見せていた点などを考慮する(ただし相手は深傷を負っており、多対ニで、剣術など何かを極めたわけでもなければ傭兵の経験もない人間であることも考慮すべきである)と、お世辞にも幹部として十分とは言えないが並の構成員は軽く上回る程度の実力を備えていると見なせるだろう。
ただ、遠距離戦には強い反面、近距離戦にはめっぽう弱いという致命的な弱点を抱えているのもまた事実である。特に彼の場合は二丁拳銃であるため、近距離戦に持ち込まれると為す術なく敗北することは明らかである(実際、小林との戦いでは手入れの行き届いたドスによる光の反射で一瞬止まった際はあっさり懐を取られ、高砂が放ったトドメの一撃に対して間宮は全く対応できていなかった)。そもそも二丁拳銃使いで近寄り難いはずの相手に敵が近距離戦を選択するという描写から、早撃ちのレベルも底が見える所である。なお、羅威刃のメンバーでは唯一刃物を全く使っていない。
総じて、幹部としては十分なレベルの戦力を持ち合わせているとは言えず、近距離戦にはかなり弱く、そのうえ相手が悪すぎたせいで実力がやや過小評価されている不憫なキャラ、というのが妥当な評価だろう。実力は同組織構成員の西川や吉本程度だと考えるのが妥当である。
情報収集力
情報収集は射撃に並ぶ間宮のもう一つの得意分野であり、その精度の高さは(間接的にではあるが)作中屈指の情報屋である伍代千隼をして「優秀」と評するほど。
京極組構成員や伍代ですら知らなかった日下孝次郎のシノギや潜伏先についても把握していた。
城ヶ崎との関係
城ヶ崎賢志が独自組織のトップだった頃から彼の側近として活動しており、間宮自身がかなりの実力者であることも相まって、冷酷非情で「ミスすなわち死」を徹底している城ヶ崎でさえも彼の失態に関しては珍しく大目に見てくれている(ただし小林幸真に敗北した事もあってか、羅威刃の猛者達が立ち並ぶ一枚絵には姿が無い)。
後に羅威刃に参入する前に城ヶ崎が率いていた組織(正式名は不明)の構成員だったことが判明。その頃から城ヶ崎の最側近だった様で、城ヶ崎がやけに甘いのもそれが理由と思われる。
活躍
羅威刃の現トップを務める城ヶ崎の護衛として初登場したが、この時点ではまだ名前などの素性が明かされていなかった。
最初は京極組の久我虎徹と遭遇したものの、城ヶ崎の判断で一時撤退する。この際、城ヶ崎に「逃がしてよかったのか?」と疑問を投げかけるも、「やるなら組ごとだ」という返事を受けて納得した模様。
その後、京極組の事務所を爆破し、それに乗じて羅威刃としてカチコミを行ったが、その際にも特に目立った行動をしておらず、津田をはじめとした城ヶ崎が引き連れていた羅威刃の構成員たちが全滅したことを受け、気づいたときには城ヶ崎とともに現場から撤退していた。
総集編にて名前や組織内での地位などといった詳細が明かされた。この時は「ハジキの間宮」表記。
また、行方不明になった天羽組の小林と戦闘になったことも明かされた。
爆破テロの準備のために日下の居場所を調べていたことが発覚したことで、同じく日下を狙っていた小林に目をつけられ、情報を吐き出させるためにカチコミされる。銃弾の雨で応戦したが、小林が街頭の光を竜王刀紫蘭で反射したことにより視界を奪われ、フルボッコにされて日下の居場所の候補を吐かされることとなった。
この動画では一貫して「真宮恭平」「真宮」と表記され、総集編の時と異なる漢字があてられてしまった。
動画終盤で羅威刃傘下の半グレ組織「義琉奴」が京極組に壊滅させられたことを城ヶ崎に報告していた。
なお、前回の動画では小林にフルボッコにされた挙句に日下についての調査結果を漏らしてしまうという失態を犯してしまったものの、その後の動画でも何事もなく普通に再登場していたため、おそらくこの一件は不問にされたものと思われる(羅威刃側からすれば下っ端の一部を殲滅されたものの、日下は敵対組織の人間で殺害するために居場所を調べていた可能性があり、その日下も結果的に葬られたため、城ヶ崎には大した不利益は生じなかったのかお咎めはなかった模様。)。
冒頭の場面では、敵対する半グレ組織のアジトにて城ヶ崎の方を向いて会話しながら視界の外から襲い掛かってきた敵を片手かつノールックで打ち抜いている(そのうち少なくとも1名は生存していたが、一通り片付いたのちに城ヶ崎が交渉という名の脅しをかけていたことから、恐らくわざと生かしたものと思われる)。
また、本編である城ヶ崎の過去偏にも登場。この際に城ヶ崎が羅威刃にスカウトされる以前から側近として活動していたことが判明した。城ヶ崎とともに羅威刃に移籍した後も側近として活動していたが、裏切り者の町田を敵対組織(しかも町田が裏で共謀していた組織)の本拠地に爆弾入りの自動車で突っ込ませることで粛清と敵対組織の壊滅を同時に為し遂げた城ケ崎の手腕には改めて敬服すると同時にどこか怯えているような表情も見せていた(城ヶ崎自身は他の構成員への見せしめも兼ねていると言っていたため、その意図を感じ取ったものと思われる)。
羅威刃の忠臣vs京極組の心 勝負の行く末
京羅戦争で鷹橋修也が命と引き換えに城ヶ崎の車に設置することに成功したGPSで逆におびき寄せられ、車に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれた高砂と野島翔を、城ヶ崎の指示で同じく幹部の東雲竜政および部下5名とともに急襲、流れで高砂と交戦することになった。しかし彼の実力の前に追い詰められてしまう。
高砂「城ヶ崎の居場所を言いなさい。言えば楽に殺してあげる」
「楽に死にたいから言う通りにします… なんて言うわけねえだろうが」
「さあ! 逃げて逃げて! 俺の銃弾はすごく当たるよぉ!」
得意の二丁拳銃による乱射を見舞い、高砂も負けじとそれらを回避するという両者互角の戦いを繰り広げる。しかし、爆傷を負った高砂が失血でフラついた瞬間を見逃さず…
「スキありだぁあああ…」
「避けられないよねええ! この一発は!」
悪魔のような笑みを浮かべながら高砂の横腹に得意の早撃ちを決めたが…
高砂「イッタイわね! 何すんのよ!」
「ガアアアアアッ! バケモンが!」
高砂はそれでも倒れることはなく、それどころか、勝利を確信して隙が生じてしまったことで、右足を撃ち抜かれて動きを封じられてしまう。
そして、瀕死状態であるにも拘らずそのまま間合いを詰めてきた高砂に懐へ入られてしまう。
「なんだコイツ! どこにそんな力が…!!」
高砂「我欲にまみれた馬鹿な男… 人のために戦う人間は強いのよ……」
冥土の土産として人生最後の人生訓を聞かされ…
高砂「お腹を裂いてあげる… 悪い子は大人しく地獄に行きなさい」
「ゴハアアアアアッ!」
最期は高砂に脇腹を切られて致命傷を負い、間もなく死亡した。
しかし、その高砂も直後に体力の限界が来てしまったことで動けなくなり、東雲によって重傷を負わされてしまったため、最終的に高砂との勝負は痛み分けに終わったのだった。
…がしかしここで死んだのは実は偽物なのではと一部視聴者の間では囁かれていた。(後述)
考察
間宮(真宮?)の脅威度について
京羅戦争においては、城ヶ崎の側近を務める幹部の一人で京極組爆破の現場にいたにもかかわらず京極組の暗殺リストからは除外されていた一方、京極組爆破に直接的には関与していないほかの幹部たちが京極組の暗殺対象としてリストアップされていたため、彼の存在は京極組としても然したる脅威ではないと見なされたことが窺える。
実際、彼は天羽組の小林に為すすべなく叩きのめされた一方、幹部の中で一番下とされている神原拓は(結果的に敗北したものの)奥の手を使って小林と同等かそれ以下の京極組最強戦力守若冬史郎にダメージを与えることに成功しているため、純粋な戦闘力では神原以下と考えられる。
ただ、これだと純粋な戦闘力で格上に見える神原が間宮よりも格下扱いされていることに疑問符が生じることになる。一見矛盾しているように見えるこの状況に対する説明として考えられる仮説としては以下のものが挙げられるだろう。
(A) 間宮の場合は高い情報収集力など頭脳派幹部としての側面も持ち合わせているため、戦闘力だけだと神原以下でも頭脳面も考慮すると神原を上回るというという評価になるから。
(B) 羅威刃に入る以前から城ヶ崎の側近として活動していたため、他の幹部よりも城ヶ崎からの信頼が厚いから。
(C) 神原は暗器を主体としており、大人数を葬るのにはあまり向かない一方、間宮は銃を主体とした戦法のために雑魚の殲滅などでは有利となり、1:1、それも兵との戦い以外では確実に間宮に軍配が上がる。その結果、殺した人間の数は神原より間宮の方が多くなり、総合的に見ると間宮の戦闘力が上という評価になるから。
(D)神原の爆弾攻撃は完全に不意打ちで、しかも足を犠牲にする一度しか使えないような言わば諸刃の剣であり、それすら守若は耐え切った。仮に足を治療して再度使用可能になったとしても、当然ながらいつでも足を犠牲にできる訳がなく、爆弾攻撃には汎用性のカケラもない上に守若レベルの相手には決定打にはなり得ないことが証明できたため、そういった面では間宮の方が上となるから。
…とはいえ、公式から何度も表記揺れの目に遭っている、強敵(小林・高砂)との戦いでは勝ち星なしどころか完敗、退場方法も東雲vs野島のついでであるため、不遇な扱いであることは揺るぎない事実ではあるが。
表記ゆれ&間宮(真宮?)生存説について
また、死の直前の回では
・それまでと比較して不自然に痩せている
・口調が私→俺に変化している
・同じ幹部である東雲と比べて明らかにオーラがない
・小林戦では胸元から出していた拳銃を背中から出している(この時は騙し討ちを狙っていたため、「背中に隠したほうの拳銃を選んだ」とも考えられるが)
・使用している銃がグロック(もしくはXDM40)からベレッタM9に変化している
・別の総集編で設楽紀明の名前が設楽海斗と表記されていた時にはすぐに訂正が入ったが、真宮に関してはファンから指摘されても全く公式に表記揺れが訂正された痕跡がない。
など不可解な点が幾つも存在し、実は死んだのは間宮という名前の影武者(電話越しに名を聞かれてもマミヤという音でしかわからない)で、本物は生きているという説が挙がっていた。
城ヶ崎は不要になった部下を捨て駒にして次々と切り捨てており、影武者と思われる人物も本来はすぐにでも消されるところだったが真宮と同名なのをいいことに、本人に見せかけて京極組の重役を討ち取るためのヒットマンに仕立て上げられたというのが恐らく出動の理由だろう。そして彼が高砂・野島暗殺の任務に失敗しても京極組に「真宮は死んだ」と思わせることができるため、撹乱目的にもなる。
真宮が銃の腕を偽物に仕込んでそれなりの実力になった後変装させたという事も考えられそうだ。
そして後日、公式から発売されたアクリルキーホルダーでの名前は「真宮恭平」となっているため、前述した「間宮恭平は誤植に見せかけた真宮恭平の影武者説」がさらに疑わしくなった…
…がしかし、2022年10月9日の動画では城ヶ崎から直接間宮という幹部が死んだと言われているので生存の可能性は絶望的となった。
その後特に再登場するでもなく、京羅戦争は幕を閉じたのであった…
ヒューマンバグ大学において「一度は死亡したと思われたが実は生存していた人物」は何人か存在し、現時点では小林幸真、殺し屋ジェイク、秋元詩郎、毛利公平、室屋柊斗の5件が確認されている(このうち秋元は間宮と同じく羅威刃幹部である)。
逆に生存説が取り沙汰されたがのちに死亡が確定した人物として間宮以外には半田民生、サイがいる。
また、「敵を欺くために影武者を用意した人物」も作中で何人か存在しており、現時点では城ヶ崎賢志と御堂鋼作の2件が確認されている(このうち城ヶ崎は羅威刃のトップであるとともに間宮の上司でもある)。
そして公式サイトにて彼の名前が表示される事となったが、そちらの表記は「間宮」であり、間宮(真宮?)の表記揺れ問題はこれで解決したと思われる。
余談
城ヶ崎の忠臣
城ヶ崎の直参幹部だった間宮は東雲と同様に "城ヶ崎の忠臣" と言っても過言ではないほど特に忠誠心の高い幹部だったと言えるだろう。しかし、城ヶ崎に従っていた動機を比較すると、東雲は「城ヶ崎に心酔していたから」なのに対し、間宮は「城ヶ崎の底知れぬ狂気に恐れを抱き、恐怖心に屈服したから」と、ほぼ正反対である。
また、東雲は「いずれは城ヶ崎を殺して自分が裏社会のトップになる」という野望を抱いていた一方、間宮は作中の言動等から察するに「城ヶ崎の側近以上の地位は求めない」というスタンスだった点においても東雲とは対照的である。
視聴者からの人気
初登場回では "城ヶ崎の側近" というどこか強敵感ある登場の仕方をしたものの、その後の登場回では小林にボコられ、京羅戦争では野島vs東雲戦のついでに退場させられる、という不憫な扱いを受けていたことが多くの視聴者から悔やまれ、同時に再登場を期待する声も多かったほど間宮は視聴者人気が高かったキャラである。
ただし、後に公式で開催された特別飲食店では同じく兵站型幹部の神原・菊川ともども個人メニューや新規グッズに恵まれていない(以前には個人キーホルダーが販売されている。また、名前は言及されなかったが舞台版にも彼らしきキャラが登場した)。
また、一部視聴者からは実力を中心にイジられる傾向にあるが、これも人気の裏返しと見なせるだろう。
関連タグ
真宮恭平 - 表記ゆれ。
ハジキの間宮 - 通称。ただしこの呼び名が言及されたのは1回のみ。
上堂新一 - 東北最大の半グレ組織戒炎の幹部の1人。二丁拳銃使いである点やイカレた狂気で相手を撃ち殺す事を好んでいる点が共通している。どちらも戦争勃発後はそれぞれの同僚幹部が戦闘シーンが少ないまま敗死や複数でかかったにも拘らず結局最初の死者の次に敗死している点も共通している。ただし総合的な実力は実際に戦った海瀬が我妻と対峙した際、いくつもの傷が開き戦闘に影響を及ぼしたことから上堂が上と思われる。ちなみに的中率は牽制・乱射込みで約30%と間宮より高い水準である。
番場裕次郎・遊馬大介 - 前者はCODE-EL所属の暗殺者。後者は戒炎の幹部。実力者と言われながらながら最後を含め公式からの扱いが不遇だった上に死後もいじられるキャラ繋がり。
狂犬長野 - 銃の腕に優れ、クロスオーバーに出た半グレ繋がり。
瓜生龍臣 - CODE-EL出身のメロンパン職人。実は初期案の名前が「瓜生恭平」であり、下の名前が間宮と同じである。