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茶々(Fate)の編集履歴2024/11/27 12:13:13 版
編集者:なっく
編集内容:誤記を訂正。

天真爛漫波乱万丈 豪華絢爛暴虐美人!

概要

Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスサーヴァント。レアリティは☆4。

期間限定イベント『ぐだぐだ明治維新』での限定実装であり、初の配布バーサーカー。また既存サーヴァントのクラス違いやコラボキャラが通例だった配布枠の中では初のオリジナルキャラ。

公式漫画『Fate/ぐだぐだオーダー』では「安土桃山のサーヴァント」を名乗っており新宿のサーヴァント達同期に実装された幕末のバーサーカーのように真名当てをしてもらいたがっていた。しかし、既にバナーにおいて真名がバレており、なんかこう引っ張らないのかと愚痴っていた。

2023年11月22日の『巡霊の祝祭 6弾』にて恒常での入手が可能となった。

真名

戦国の覇王、織田信長の姪であり、天下人たる「日輪の子」豊臣秀吉の側室、茶々

豊臣秀頼の母親である「淀殿」として有名な戦国の姫。近江国の戦国大名・浅井長政の娘であり織田信長の妹お市の方を母に持つ。生涯で三度の落城を経験し、そのたびに父を失い、母を失い、最後には息子と自身の命を含めて全てを失い、豊臣を滅ぼした悪女との烙印を押された悲運の女性。

真実、豊臣崩壊の直接原因は関ヶ原の勝者である徳川家康との関係悪化と見るのが近年では妥当とされている。ただ「方広寺鐘銘事件」の遺恨から互いの理解に齟齬を起こし修復不能になるまで拗れた結果でしかない。もちろん、この過程に茶々(淀殿)が大きく意見を持っていたのも推し測るに易い事実ではある。しかし江戸時代にて、朱子学による儒教的な倫理観が世に敷かれると彼女の家の大事に首を突っ込む姿勢は「武家の妻に有るまじき」とされ時代背景を無視して蔑視された。

結果、茶々の偶像は大いに歪み、呪いのように今も彼女に付きまとい怨嗟の声を上げて彼女を苦しめ続けている(本来は秀吉への悪評となっているものも、彼女へと向かっている可能性は高い)。

昨今の研究で名誉回復の兆しが見えており、犬猿の仲とされたねね(高台院)とも豊臣家存続のために子育てと亡君供養で分業し連携を持っていたと見られている。また親族郎党には寛容で信長の側室・お鍋の方を保護し、妹・お江(崇源院)の徳川秀忠の婚姻に際して前夫の子を引き取って面倒を看て後に摂関家へ輿入れさせた、といった逸話も残されており、風評被害は薄まりつつある。

人物

一人称は「茶々」、または「妾」

天真爛漫にして傍若無人であり、絢爛豪華を好む上に超浪費家という何かにつけてとにかく金と手のかかる女。天下人さえ頭を抱えたワガママぶりであるが、何故か憎めない愛されお茶目系姫君。

ノッブの姪だけに彼女に通じる傲岸不遜かつやたらと器の大きい気質はよく似ており、飽き性なのもノッブ譲り。ノッブを「伯母上」と呼び慕いとても懐いている。大変わがままだが、その一方で姐さん気質であり自分を慕うものには寛大に対応する。ただ息子達の死に関しては深いトラウマを持っており、その件が絡むと普段の彼女からは想像出来ない鬼気迫った激情を抑えられなくなる。

肉体年齢に引っ張られているのか、その言動は幼い少女そのものだが、同時に天下人・秀吉の妻にしてその息子の母という一面から大変に面倒見がよく、特に病床に伏せる若者などにはとても優しい。これは彼女の第一子・鶴松(捨)がわずか2歳で病没したことに関連しているのだろう。まさにロリおかん。母としての一面から子供を道具のように使い潰す存在に対して激しく憤りを抱いており、阿国の幼少時代の境遇を知った時には「知ってたら殿下に潰してもらっていた」と激怒した。

バレンタインの個別シナリオではその母性を発揮し、加えて彼女自身の波乱万丈な経歴も相乗効果となって多くのマスターのハートを鷲掴みしてしまった。さらに翌年にフルボイス化した際、シリアスモードだと声色が一気に大人になるという特性も発覚。やんちゃなロリボイスが一転、憂いを帯びた佳人のそれに変化したために前回以上にマスターの心臓を(色んな意味で)黒焦げにした。

戦場でしか生きられない武士の性分に対しても遺憾の意を持っており、合戦にたやすく命を投げ出す彼らの生き方を理解はできても決して納得はしない。自身の生まれた時代の因果が、自分の大切な人達の多くを奪っていったが故に……(それ故にむっつり人斬り怖い顔マンとは相性が悪い)

見た目や立ち居振る舞いからは微塵も感じさせないが、その身は豊臣にまつろうものたちの怨嗟の焔に今も灼かれ続けている(攻撃の焔はこれである)。豊臣を滅ぼしたのは必ずしも彼女のせいだけではないが、その最後に愛する我が子でさえも焔の中で失う事となった彼女の心中を察する事は出来ない。あえて全盛期である姿を避けて現界しているのは、その姿でいられたひと時が、彼女の生においてかけがえのないひと時だったからだろうか。実際、成人期の彼女は復讐者の適正を持つ。

能力

本来的には戦闘向きではないものの、後世の悪評から「無辜の怪物」のスキルを獲得しており、それに釣られてか半ば無理やりバーサーカーとして現界している模様。召喚時は本人曰く「クラスは諦めた」とのこと。ストーリーでは困惑していた。ちなみに本人が認めてはいないが、本来の彼女の適性クラスはアヴェンジャーである(なお、夫である秀吉も同様にアヴェンジャーの適性を持つと思われる)。特徴的な兜をはじめ、武具一式は夫のものを勝手に借りて持ち出してきたらしい。

モーション中では、炎を纏った『浅井一文字』による剣術(度々よろけている)の他に、拳の突きで炎上させる、腕をL字に組んで火炎放射する、地面を奔る炎の斬撃を飛ばすなどをしている。

ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香DDDCBC

当然だが一姫君に武勲などなく、幸運以外のステータスは軒並み低ランク。

自身単騎で戦うことには向いておらず、もっぱら宝具や味方を率いての集団戦向き。

保有スキル

狂化(E+)バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。通常時は『狂化』の恩恵を受けないが、代わりに正常な思考力を保つ。ただし、我がに関する事柄に関してはあらゆる制御が通じない。
黄金律(凶)(B→B++)日ノ本全ての黄金を集めたと言われる天下人の黄金を自由に使用する事が可能となる。生粋の浪費家である茶々と、とても相性の良いスキルである。
無辜の怪物(焔)(C)豊臣を滅ぼした希代の悪女として歴史に名を残した彼女が背負う烙印。実際には複合的な要因が重なって滅びたのであり、茶々だけのせいでは無いのだが、いつの次代も民衆達は分かりやすい非難の対象を求めるものである。
日輪の寵姫(EX)対象のステータスを段階的に下げ続けていく呪いを示すスキル。嘗て日輪を沈めた彼女は、己の意思に関わらず、まつろうもの全てを破滅させていく。

絢爛魔界日輪城(けんらんまかいにちりんじょう)

  • ランク:C
  • 種別:城塞宝具
  • レンジ:1〜200
  • 最大捕捉:100人

「茶々の本気を見せてやろう。凄いぞ、ホントに!」

「この茶々からは日輪すら逃れられぬ。行けい!死しては朽ちぬ煉獄の武士(もののふ)達!いざや降臨!『絢爛魔界日輪城(けんらんまかいにちりんじょう)』!!」

日輪の子、豊臣秀吉の象徴である「日輪城」のなれの果て。燃える大阪城が具現化し地面からは豊臣にまつろう五体の亡者「豊臣ボーンズ」が現れ敵に襲い掛かり、周囲は紅蓮の炎に焼き尽くされる。最終的には全てが焼け落ち己自身の霊基すら焼き尽くす滅びの顕現、堕ちた日輪の残滓。豊臣を滅ぼした女、呪われし傾国の美女、火焔地獄の姫である茶々の最後が具現化した宝具である。

詳細は該当記事を参照。

ゲーム上での性能

配布サーヴァント初のバーサーカークラス。同レア・同クラス仲間のタマモキャットに次ぐ、HP偏重タイプである。ATKが9,000を割ってしまうためにフォウくん強化込みでも10,000に届かないのが悔やまれる。もっとも、全方向相克のバーサーカーなのであまり気に病む必要もないのだが。カードバランスも《Quick:1/Arts:1/Buster:3》と王道のバーサーカー型。ただQuickとBusterが多段ヒットする恩恵で、Arts始点かマイティチェインでのBraveチェインによってそこそこNPを稼げる。

保有スキルは、3ターンNP獲得状態の付与と被ダメージ時のNP増加量をアップさせる「黄金律(凶)(B)」、3ターン自身にスター獲得状態と自分以外の味方全体のスター集中率ダウンを付与する「無辜の怪物(焔)(C)」、5ターン敵単体にターン経過とともにダウン率が増加する「防御低下状態」を付与する「日輪の寵姫(EX)」の3つというように、個性的かつユニークな効果のスキルが揃っている。

なお『巡霊の祝祭』の際にスキル「黄金律(凶)」が強化されており、NPの獲得数が増え、更にBusterカード性能のアップ(3ターン)が追加されたことで、より攻撃面が優秀なものとなった。

宝具『絢爛魔界日輪城』は上述の通り。カードの種類はBuster。

効果に関しては【敵全体に強力な攻撃&クリティカル発生率ダウン(3ターン)&やけど状態付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>】。元の攻撃力こそ低いものの、バーサーカークラスの全クラス特攻特性によって威力はそこそこ保証されるために、ザコ散らしにはうってつけといえる。

どの攻撃も多段ヒットするため「黄金律(凶)(B)」の影響もあってゴリゴリのバーサーカータイプのカード配分であるがNP効率の面はバーサーカーとしては悪くなく、スキルレベルを上げればバーサーカーにあるまじきNP効率を見せつける。また「無辜の怪物(焔)(C)」によってスターを相対的に自分に収束させることもできるため、かみ合えばかなりの爆発力と回転効率を発揮できる。ただ打たれ弱さと「黄金律(凶)(B)」のもう一つの効果が噛み合っていないため、敵の攻撃が被弾しようものなら即自分が丸焦げになってしまう。自前で攻撃性をアップさせるスキルが皆無なのがつらい。

総じて優秀なサブアタッカーであり、前線型のサポーター。

彼女の性能を十全に発揮するためには、被弾しなければ始まらない彼女の打たれ弱さをどうするか、また足りない火力をどう底上げするかなど的確な戦術を練ってサポートする必要がある。ワガママ姫様らしく手間はかかるが、そのだけの爆発力は秘めているので、ぜひとも愛でてあげよう。

関連人物

生前

豊臣秀吉

生前の夫で、自分を側室として迎えた天下人。茶々にとって義父と母、兄の仇でもある。

なお茶々を始めとして、惚れた女には頭が全く上がらなかったらしい。基本的には「殿下」と呼び慕っており、彼女なりに敬意は払って接している。なお『ぐだぐだエースRE』によると秀吉の頭上にいる他人には見えない何かが見えていたらしい……(ノッブも見えていたとのこと)前述した通り茶々の宝具は秀吉の持つ『超絶絢爛日輪城』のなれの果てである。なお茶々のスキル「無辜の怪物」の原因の1つは老いた秀吉による家臣の大量虐殺であるため、ある意味では被害者なのか……

(鶴松)

実の息子の1人。豊臣家の長男にあたる存在だが、わずか2歳の幼さで病没してしまっている。

この経験が元で『ぐだぐだ明治維新』では病に伏した沖田の事を放っておけず手厚く看護した。

豊臣秀頼

実の息子の1人。捨の病没後に産まれた次男。幼名は「拾」であり、主にこちらで呼んでいる。

母親として彼の事を大切に思っている一方で彼の死がかなりのトラウマになっており、マスターに対し「拾のことを口にするな」と警告している。ちなみに茶々の息子二人の幼名「捨」「拾」は、当時「捨て子は健康に育つ」という俗説があったのを信じた秀吉に験担ぎでつけられたものである。

浅井長政

実の父親にして、北近江国の大名。ノッブを裏切り、最期は小谷城の戦いにて自害した。

これに関して『ぐだぐだエースRE』によると「父上がやらかした」と思っていた模様。実際、戦国の世である事や一族代々の義理である事とは言え、長政のやった事は「同盟を結んでもらいながらその相手に対し後ろから襲いかかる」という相手がノッブじゃなくても怒りを買う事は間違いない行為であり、茶々の判断も間違ってはいない。故に、茶々はお市と違って秀吉への恨みはない。

お市の方

実の母親にして、ノッブとカッツの妹。そして、織田四兄妹の末っ子にあたる。

長政の死後、柴田勝家と再婚したが最期は小谷城の戦いで勝家と共に自害した。

柴田勝家

お市の再婚相手の義父。母親の再婚相手だが優しい父上、自慢の父上と認めている。

一方『ぐだぐだエースRE』によると、最初は彼に対して苦手意識を持っていた模様。

ねね(北政所)

秀吉の正妻。史実通り、仲は良好だった模様である。

ノッブにどこか似ているので、それもあるだろうか。

万福丸

実の兄にして長政の長男。史実通り、信長の命を受けた秀吉により処刑される。

夫に加えて息子である彼の死によって、お市は秀吉を深く恨んでいたらしい。

実の妹達。茶々の絆礼装によれば、一人称はそれぞれ「わたし」及び「わたくし」。

江はにっくき徳川に嫁いだのだが、その点に関してはどう思っているのだろうか……

織田信長

実の伯母。とても懐いている(一応は父・長政の仇でもあるが上記の通り長政がやらかしたと思っていたためそこまで憎しみ等はなかったらしい)、また信長の側も、長政を殺した負い目があった模様である。また、彼女の舞う「敦盛」を「変な踊り」「微妙な踊り」などと言って気に入っている。

出雲阿国

秀吉に召し抱えられていた踊り子。面識もあり、生前もカルデアで再開した後も仲が良い。

彼女の故郷の因習っぷりには憤慨しており、知っていれば秀吉に頼んで滅ぼす気であった。

真田信繁後藤又兵衛毛利勝永長宗我部盛親明石全登

最後まで豊臣方について奮闘していた武将達であり、通称「大坂牢人五人衆」。

宝具の際に現れる骸骨は彼らから名前が取られている(名字に「くん」付け)。

徳川家康

豊臣家を滅ぼした張本人であり、当然というべきか「狸爺」呼びして嫌っている。

書籍マテリアルにおいては、関連人物項目で事あるごとに徳川をディスっている程。

Fate/Grand Order

藤丸立香

契約したマスター。子供のように懐き、それと同時に母親のように愛してもいる。

バレンタインイベントにおいては、夭折した息子達を無意識に重ねている節がある。

沖田総司

伯母上の相方。体が弱いために生前の息子達を思い出し気遣っている。

しかし、新撰組に関しては徳川家の組織なので「潰れろ」と言い放った。

織田信勝

実の伯父。ただし茶々が生まれる前に死亡しているために、生前の面識はない。

イベント『ぐだぐだ明治維新』では、とある理由により彼から身柄を狙われる。

土方歳三

イベントにて度々顔を合わせる、バーサーカー仲間。通称むっつり人斬り怖い顔マン

とにかく気が合わず、弱っている沖田を連れ出そうとする彼と言い争いになる場面も。

沖田総司〔オルタ〕

彼女は精神面が幼女に近い為、何かにつけて母性を発揮しており可愛がっている。

オルタの方もお小遣いを貰ったりと、茶々によく懐いている様子が見受けられる。

煉獄

沖田オルタが所持している自我を持った長刀。主人と共に水着霊基になった際の姿が幼女なので、自身が気付かない内に母親としての側面が出ており、彼からは若干困惑気味に対応されていた。

森長可

ノッブや殿下の家臣である、戦国時代のバーサーカー仲間。生前の面識自体はない。

共にレイシフトして共闘する機会が多く、暴走した際には荒療治で止めてもらった。

エリザベート・バートリー

苦痛の中で藻掻いて死んだ事や、外来語が達者な事で同タイプのバーサーカー扱いしている。

普段目立つポンコツ属性や、本気を出した際の実力など仲良くなれそうな点は多数存在する。

ブーディカ

為政者にして母親系サーヴァント仲間で、彼女もバーサーカーとアヴェンジャーへの適正持ち。

彼女も「本人が復讐心を持ち」「人々からも復讐したいと思われている」という点で共通する。

天草四郎

江戸時代におけるキリシタンであり反乱軍の主導者。余談だが、彼には茶々の次男・拾(豊臣秀頼)と同一人物説と落胤説とがあり、事実ならば天草は茶々の息子か、或いは祖母と孫の関係となる。

ぐだぐだイベントでの活躍について

  • 『ぐだぐだ明治維新』

初登場したイベント。幕末のバーサーカーと並んで目玉サーヴァント且つヒロインとして実装されたにもかかわらず、色々と割を食ってしまった。最大の原因が、よりにもよって伯母の姉弟関係の愛憎劇という有り様で特にストーリー終盤に自分を攫って永久空間を創生しようとした伯父は属性てんこ盛り過ぎた結果NPCにもかかわらず大人気を博す。さらに最後の最後でむっつり人斬り怖い顔マン漢の生き様をマスター達の目に焼き付け伯父の魔力源の魔性哲学的で深い感慨を残すという双方ともストーリーに大きな痕跡を刻んで退場していったため、余計に存在感が薄まる事態に。

まあストーリー中でロリおかん属性を遺憾なく発揮した上に評価値ストップ高を達成しただけ、まだ救いがある方だろう。ロリ仲間の彼女なんか特攻付与にしてピックアップ対象だったにもかかわらず、ストーリーには名義貸しのみでまったく姿は出ずクエストのボスとしてではぽっと出て終わってた訳だし……なお『コハエースDX』にて、茶々がこのような扱いになった理由が描かれている。

  • 『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』

本筋に全く関わらないまま本編が終わってしまったため出番がなく、自分の存在が薄まっていく茶々はあまりの不遇っぷりに怒りを表し、カルデアスをいじりとんでもないことを引き起こす。

  • もっと ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 〜リベンジオブ淀〜

7人のお供を引き連れイベントの後半戦を始めてしまったのだ。本人もクラスがアヴェンジャーに変質していた。ギャグめかしていたが、霊基は相当危険な状態と化していたらしい。戦いを終えると色々スッキリしたのかいつもの茶々に戻っていたが「とある事情」によりカルデアで留守番をしていたノッブが冷蔵庫にしまってあった茶々のプリンを勝手に食べたため、またブチ切れた(魔神さんも楽しみにしていたおでんを「ちょっとつまんでた」と称してノッブが全部食べたのでキレた)。

因みに、7ヶ所の戦闘をクリアした際にイベントマップにおいて裏帝都を走る陣をよーく見てみると、ぐだぐだ絵の茶々が聖杯を抱えて映っているのが確認できる。可愛らしいので必見である。

  • 『ぐだぐだファイナル本能寺』

カルデア内で起きた事故によりぐだぐだ勢と一緒に戦国時代が舞台の特異点に跳ばされ離ればなれになるも、紆余曲折を得てカルデアと合流し「安土の魔王信長」に組している義父の柴田勝家と再会を果たす。生前の行いを後悔したまま現界していた彼を説得しその苦しみから救い出していた。

  • 『ぐだぐだ龍馬危機一髪』

レイシフト適合者だったので主人公や長可達と共に活動する。特異点に到着後、主人公とはぐれてしまうもなんとか合流する。しかし、その直後もう一人の龍馬が放った黒い瘴気を浴びた事で暴走してしまう(長可には効かなかった)も駆け付けた龍馬とお竜さんの協力もあり正気を散り戻す。

  • 『ぐだぐだ新邪馬台国』

特異点動向を決めるくじ引きで当選しなかったためお留守番となってしまった。だが、新規組を除いたイベント特効で上位の組に入っていたことから何らかの形で本編に関わると予想されていた。

本編の中盤、主人公から奪った通信機でカルデアに連絡してきた山南と千利休から生前の臣下である石田三成が動いていることを知るが、その際に「秀頼」の名前が出たことでそれまでの明るい態度が一転してしまう。トラウマであり最大のタブーに直面したことで霊基を変貌させるほどの暴走をしかけるも長可が槍で彼女の腹を刺すという強引な手段で無理矢理止められ自室に運ばれる。その後、自室で目を覚まし冷静さを取り戻した彼女は皆に謝罪し、息子が関わっている以上はやはり自分が行かなければと吐露する。結果、斎藤及び卑弥呼を加えた3人で特異点に向かうことになる。

特異点に到着後事前に指定された座標に向かい、石田三成を追い詰めるのに成功するも彼に協力していた利休が隠していた本性を表したことで事態が急転する。利休は豊臣秀吉への怨みを晴らすという真の目的を果たす為、「祖獣」復活の儀式の贄として壱与と幼い少年が奉られるが、利休の口からその少年の正体が僅か2歳でこの世を去った自身の息子「捨(豊臣鶴松)」であることを明かされ驚愕する。その直後、牢から脱出した主人公達によって撤退のチャンスが出来るが、利休の妨害により捨を助けられないと悟った茶々は、宝具『絢爛魔界日輪城』で息子と共に心中しようとする。だが、それを良しとしなかった三成によって止められて、捨を置いたまま撤退を余儀なくされる。

そして捨を生け贄として祖獣が復活するが、一世一代の反撃作戦に打って出たカルデア一行によって利休と祖獣の撃退に成功する。捨の方も三成やクコチヒコ達の力を借りつつ、茶々自らの手で今度こそ救い出す事に成功。その後、死後の世界である「ニライカナイ」にて茶々は母親としての顔である「淀の方」として「豊臣鶴松」と魂の状態で現れた「豊臣秀頼」の2人の息子の旅立ちを見届ける。2人に辛い人生を送らせてしまった事を悔やみ謝罪するが、息子達の「自分たちの為、時代に抗ってくれた優しい母を持って幸せでした」という感謝の言葉で、彼女の心は救われたのだった。

(これにより一つの踏ん切りがついたので、カルデアの彼女がアヴェンジャーになる事はもうないだろうとマスター達からは見解されている)

なお、本イベントでは彼女の完全新規の立ち絵が用意されている。

太刀と兜を外し両手を前に添え上品さを感じさせる絵となっている。

その他

武器について

戦闘で使う太刀はノコギリ状の刃をもつ剣呑な一振り。茶々の宝具の炎を宿して真っ赤に燃えている。銘は不明だったが『Fate/Grand Order Material Ⅴ』にて、生家である浅井家の形見であった浅井一文字であると判明した。刃がノコギリ状になっている理由は、焼失した際の名残りらしい。

この太刀は織田信長から浅井長政へと贈られ、浅井家滅亡の折りに茶々へと託された。

その後、大阪で焼け消えたかに思えたが徳川家によって回収され、さらに刀剣鑑定で名を馳せる本阿弥家の折紙を得て加賀前田家へと下賜、さらに時代が過ぎて柳沢吉保へと渡り明治維新には山県有朋によって競売にかけられたところを改修される。しかし最後は関東大震災で焼失したという。

また「刃がノコギリ状で炎を纏う」という点は某幕末の人斬り愛刀を想起させる。実装イベントの舞台が明治維新であることを考えれば、これが元ネタの1つになっている可能性は高いだろう。

クラス適性について

茶々はバーサーカーとアヴェンジャーの適性を両方保持しているが、前者は『本人が復讐心を持っている』、後者は『第三者から復讐心を持っていると思われている』クラスである。ここから分かる通りだが、茶々は『人々から復讐を望んでいる』と理解されているという世間の理解と、本人の意思が一致しているという非常に珍しい例である(つまり、茶々の持つ復讐心は嘘偽りの無い本心)。

それ故に、バーサーカーとアヴェンジャー双方の美味しい所どりが出来たのかもしれない。

茶々(Fate)の編集履歴2024/11/27 12:13:13 版
編集者:なっく
編集内容:誤記を訂正。
茶々(Fate)の編集履歴2024/11/27 12:13:13 版