プロフィール
真名 | 出雲阿国 |
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クラス | キャスター |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 43kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善・人 |
好きなもの | 新しい物、笑顔 |
嫌いなもの | 無粋なお上、泣き顔 |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(原案)、NOCO(FGO) |
CV | 上坂すみれ(阿国)、マフィア梶田(斬ザブロー) |
「ウェイクアップ、斬ザブロー!目にもの見せてくれようぞ」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』より登場し、開始と同時に実装される。
特異点で行われた戊辰聖杯戦争にて召喚され、調査に訪れたカルデアに協力する。
真名
歌舞伎の創始者と言われる安土桃山時代の女性芸能者、「出雲阿国」。
また出雲大社の巫女であったという伝説でも有名で「出雲」はそこから来ている。
なお、正確な名前は「阿国」だけであるが、一般には「出雲阿国」として知られている。
諸国を巡り踊りを披露し、その踊りが様々な変化を遂げ、現在の歌舞伎へと連なったとされる。その目的は出雲大社の勧進のためとも言われているが定かではない。阿国の歌舞伎踊りは大変な評判となり、世の人々を魅了する事となった。しかしその輝きは、男尊女卑の価値観が根付く当時の権力者達には疎まれて風紀を乱すものとされ、排斥された彼女は何処へともなく旅立っていった。
容姿
役者らしく、髪を含む全身を紅白で彩った「傾き者」な外見が特徴的である。
童顔な上にに側にいる斬ザブローの巨躯も相まって年若い少女のような印象を抱かせるが、身長は158cmとそれなりに高い方であり、露出は控えめながら水着で分かる通りナイスバディの持ち主。
霊基第二になると巫女装束となり、本人いわく退魔特化になるとか。
『FGOフェス 2024』での衣装「英霊博装」においては、ハワトリアでのバカンスを楽しむべく、水着にお着換えを果たしている。それに加えて、斬ザブローもハワイアンスタイルになっている。
人物
一人称は「私(わたし)」、または「阿国さん」。
明るく軽妙洒脱で、経歴ゆえにサービス精神も豊富なエンターティナー。
とにかく新しき事や物が好きで、召喚されるや否や当代の風習や言葉などをあれもこれもと取り込み己の芸として昇華してしまう。時代にそぐわない舶来語交じりの独特な口調もそのせいである。
史実における伝承では名古屋山三郎という夫とともに諸国を巡り、阿国歌舞伎を披露したとされているのだが、この彼女が引き連れているのは「斬ザブロー」と呼ばれる謎の絡繰り武者である。
「ははあ、さては阿国さんの逸話、ちょっとずれてお伝わりのようですね」
ノリの軽さと陽気さで呑気に構えているように見せているが、実際の性格は鋭い観察力と高い使命感を備えた聡明で芯の強い大和撫子である。キャスタークラスに「配役する者」の意味があるように、彼女も聖杯戦争を一つの舞台と捉えて自身の役割を全うする。浮世の沙汰も舞台次第、怨憎も仁義も舞台の華。見える縁も見せない業も、ひとたび共に舞えば相分つ――渡世の盛衰を旅一座を通して見聞してきた彼女だからこそ、言わずと察するさりげない「粋」の心を忍ばせている。
マスターに対しては「後援者にしてお客様」として扱い、献身的に接してくれる。
また、人理修復という「この世の命運をかけた演目」にも強い興味を抱いている模様。
能力
戦闘においては、身の丈以上の絡繰人形?である斬ザブローとの連携攻撃を行い、歌舞伎の動きを取り入れた剣術でキャスター要素どこだと言わんばかりのアクロバットな白兵戦を繰り広げる。
モーション中では、阿国の剣術と斬ザブローの剣・槍術のコンビネーションで戦っており、歌舞伎のステップを用いた攻撃や、斬ザブローの力を利用して勢いをつけた阿国の斬撃などを披露する。また、斬ザブローにはチェーン式のロケットパンチや、胸部からの魔力砲、赤い電撃を纏わせた掌底突き、原理不明の空中浮遊能力など、オーパーツめいた様々なギミックが組み込まれている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | D | C+ | B | A | B |
保有スキル
陣地作成(神楽)(C) | 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。歌舞伎踊りの舞台を形成することが可能。 |
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道具作成(絡繰)(C) | 魔術的な道具を作成する技能。絡繰り人形のメンテナンス技術。 |
荒事舞(B) | 封印の巫女に伝わる戦闘術。身の丈にも匹敵する大太刀を自在に操り、数多の魔を斬り伏せる。「封印の巫女」スキルの派生と思われる。 |
人形神楽(A) | 魔力を込めた絡繰りを踊りで操作する阿国の特異な魔術。優雅にして豪壮なその神楽舞は専用の魔術礼装である斬ザブローとの強力なコンビネーションを発揮する。宝具「阿国十八番・出雲荒神歌舞伎」の際の、怒涛の連続攻撃にも関連していると思われる。 |
封印の巫女(B+) | 魔を封じるための魔術儀式を行使するために、特殊な修練を積んだ巫女。誰しもが会得できるわけではなく、生来の素養によるところも大きい。過酷なその修練は、幼少期より行われ、修練途中に命を落とす事も稀ではなかった。斬ザブローと呼ばれる絡繰り武者であるが、元となる素体は出雲に封ぜられていた古き神の亡骸であった。阿国が勝手に持ち出し、自分の専用礼装に作り替えてしまったため、その本来の力は失われたと思われている。絡繰りとはいえどうやら意思のようなものも感じられ、己の意志で阿国を守護しているような節もある。 |
ニュー阿国歌舞伎(EX) | 常に新しき事を取り入れ進化し続ける、阿国歌舞伎の真骨頂。人に笑顔を、世に楽しみを、広めて見せよう、阿国さん!ミーハー?はい、ご名答!もちろん取り入れたものが外すこともあるので、効果の度合いも流行り廃りとは背中合わせのエキサイティングなスタイル。 |
宝具
阿国十八番・出雲荒神歌舞伎(おくにじゅうはちばん・いづもあらがみかぶき)
- ランク:C
- 種別:結界宝具
- レンジ:1~30
- 最大捕捉:1人
「阿国・ザ・ショウターイム!」
「此処が修羅場の正念場!目に物見せるは我が宝具!『阿国十八番・出雲荒神歌舞伎(おくにじゅうはちばん・いづもあらがみかぶき)』ィーーッ!!」
出雲の神楽巫女でもある阿国の、取って置きな降魔調伏演目。
一から十八番まである演目の中でも最強の技。本人が舞い、桜吹雪とともに歌舞伎の舞台が完成。敵を挟む様に阿国と斬ザブローが奈落から舞台上に上がり、演目の様に連携した斬撃を叩き込んだ後、阿国が大見得を切る演出。常に新たな表現を模索してきた阿国の逸話が昇華された結果、サーヴァントとして召喚された後の経験によって性質が変化するという稀有な特性を有している。
また、この宝具の真価は実は剣舞よりも舞台の側にある。封印の巫女である阿国の身体を通し編まれた魔力は、神楽舞による緻密な魔力操作により対象の周囲に展開し、あらゆる魔を封じる大封印結界陣として機能する。ストーリー中では邪神や悪霊などの力を減退させる結界を張った。
ゲーム上での性能
ランク | ☆5(SSR) |
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HP | 1901~12965 |
ATK | 1757~11374 |
COST | 16 |
カード配分 | Quick:2(4hit)/Arts:1(3hit)/Buster:2(3hit) |
スキル1 | 荒事舞 B:自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)&回避状態を付与(2回・3ターン) |
スキル2 | 人形神楽 A:自身のスター集中度をアップ(1ターン)&クリティカル威力をアップ(1ターン)&「クリティカル攻撃時に敵単体の防御力をダウン(3ターン)する状態」を付与(1ターン) |
スキル3 | 封印の巫女 B+:味方単体のスキルチャージを1進める+自身のNPを増やす+スターを獲得 |
クラススキル1 | 陣地作成(神楽) C:自身のArtsカード性能を少しアップ&クリティカル威力を少しアップ |
クラススキル2 | 道具作成(絡繰) C:自身の弱体付与成功率を少しアップ&クリティカル威力を少しアップ |
クラススキル3 | ニュー阿国歌舞伎 EX:自身に毎ターンスター2個獲得状態を付与&クリティカル威力を少しアップ |
アペンドスキル3 | 対プリテンダー攻撃適性:自身の〔プリテンダー〕クラスに対する攻撃力をアップする |
宝具 | 阿国十八番・出雲荒神歌舞伎:敵単体のQuick攻撃耐性をダウン(3ターン)&超強力な〔魔性〕特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ> |
特性 | サーヴァント、女性、混沌、善、人、人型、ヒト科 |
サービス開始7年目にして初めて登場した「アーツ1枚だけのキャスター」にして「Quick宝具のキャスター」でもある。その都合上アーツチェインを組みづらいが、Quickバフ・デバフを豊富に保有しているためNP効率は良いため「封印の巫女」で最大50%のNPをチャージすることもできる。
豊富なバフやAtkの高さもあって、未強化ながら宝具の火力は単体キャスターのなかでもトップクラスのもの。宝具レベル2以上の場合、スキル2の防御デバフが入った状態であれば特攻無しでも宝具レベルが同じイリヤの火力を上回る。Quickデバフも3ターン持続するため連射を重ねればさらに火力を伸ばすことができ、それに加えて魔性特攻が入ればその1.5倍以上のダメージを叩き出せる。
関連人物
生前
実装イベントに登場した因縁ある神霊で、生涯〜死後を通して追い続けている討伐対象。
阿国が育てられたろくでもない背景のある里に封印されていた存在であり、友人の仇でもある。生前は里から逃げたこの悪神を倒す為に諸国を旅しており、英霊になった後も追いかけていた。
かつての客の1人にして、有力な後援者。黄金の茶室など派手好きなために気に入った模様。
ノッブや森長可について語っていたあたり、それなりに親しい仲だったようだが「お抱えで」という誘いに関しては「自由に舞い踊ってこその阿国歌舞伎」という価値観のもとにきっぱり断った。
カルデアサーヴァント達の中では唯一面識があり、互いに名乗った事で姿は違えど面影があるのに気づいた。色々世話になったらしく、派手好きや家康嫌いという面でも気が合った模様である。
派手さを好まず、自身の歌舞伎を規制した「無粋なお上」の1人。
なお、史実では彼の息子の秀忠の方が行楽の規制には積極的であった。
また、女が演じる歌舞伎が廃止されたのは、彼の孫・家光の代からである。
名古屋山三郎
史実において阿国の夫とされている人物で、蒲生家や森家の家臣。
型月世界においては斬ザブローの存在が元となった創作の人物らしい。
Fate/Grand Order
話で聞いた姿と生で見た姿のギャップに驚きつつも、その存在感から秀吉をパシリにできた事に納得した。ただ敦盛は看過できないレベルで酷かった模様(その際はマジの声色になっていた)。
契約したマスター。定期的に彼/彼女の前で、新作歌舞伎を披露しているらしい。
初邂逅時は、自分よりも斬サブローに興味を持っていた事にプチショックを受けていた。
それ以外に特に強い絡みは見られなかったが、絆レベルで強い好意を抱いてる心情がある模様。
バレンタインイベントでは直球で愛しい人認定しており、数多くのマスターの胸を撃ち抜いた。
ぐだぐだ巫女サーヴァント繋がり。伝説の巫女という事で威光にあやかろうとする。
しかし、だらしない姿に幻滅……せず最古の巫女のイメージをぶち破る姿に逆に感銘を受け、より一層高みを目指していく事を誓う。ただ居眠り状態のままで放置しててよいのか困惑している。
生前の面識はないが、秀吉から聞いた信長の家臣達にして森家の人間。
2人が兄弟だということを知ったものの、直球で「似てない」と零していた。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン、ウィリアム・シェイクスピア
文化系キャスター繋がりで、高名な南蛮の物書きとして興味を抱いている。
また、締め切りに追われて逃げ出そうとしている様にはやや同情気味である。
まさかのバレンタインネタのエリザベートJAPAN(実装されていない)へのセリフあり。
傾きまくった姿にハマってしまい、合体公演を所望しているが絶対ロクでもない事になる。
イベント中で同盟を結んでいた相手で、戊辰聖杯戦争に召喚された者同士でもある。
周りを振り回す彼のことを「クソ社長」と言いつつ、面白き人だったともしている。
上記の蘭丸とは別世界の存在であり、そのあまりにも胡乱な様に困惑している。
一方で、蘭丸Xを主役としたスペースオペラ歌舞伎を制作しようとも考えている。
イベント中では、敵対していた勤王党の彼と、カルデアの彼を混同してしまっていた。
マイルームではそのことを謝りつつ、海援隊による阿国座の海外公演を持ちかけている。
派手好きな日本サーヴァント繋がり。彼女の容姿が公開された時は一見史実の面影が感じられないほど傾いたその様から、彼女が阿国ではないかと予想したユーザーも多かった。実際、新しく楽しい物を好む価値観やファッションスタイルなど似通った面も多いが、清少納言は作家として生前にやりきったと考えるのに対し、阿国は死後も歌舞伎の研究に勤しんでいるなど、正反対な面も。
生前の面識こそないものの、あちらは出羽にまで知れ渡った阿国の評判を聞いていたらしい。
イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』のおまけイベントで出会った際に、阿国は彼女に歌舞伎の演目への出演を依頼したのだが、肝心の役所は「お岩さんめいた怨霊」であったために突っ込まれた。
本人同士の接点こそ当然無いものの、実は似たような過去があることが判明している。
ただし、阿国は里が悪神に潰されたのに対して、こちらは里を自分の手で滅ぼした。
余談
- 阿国役の上坂すみれは、今回が型月作品初登板。
- 上坂は『スター☆トゥインクルプリキュア』においてユニ/キュアコスモを演じておりぐだぐだイベントに出る新女性キャラは全員プリキュア出演経験者という法則は6年続けて更新された。
- 阿国の初登場イベの配布サーヴァントの担当声優も、プリキュア担当ではないが出演に加え歌唱も経験している。
- なお、このジンクスは阿国で一区切りとなったものの、翌年のイベントにて実装された千利休の中の人はスタプリのラスボス役を務めている。
- そもそもこの作品には、シリーズ初期からの重要キャラであるセイバーの中の人も主人公側だがスタプリすべての元凶で出演している。
- 上坂は「魔法少女リリカルなのはシリーズ」でユミナ・アンクレイヴを演じており、ぐだぐだイベントに出る『なのは』シリーズ出身者はこれで5人目となった。
- また、斬ザブロー役のマフィア梶田はサービス開始当初からプロモーションやオベロン関連のマネジメントで『FGO』と密接に関わっており、ここにきてまさかのキャスト登板ということでそちらに話題が向いた。
- ちなみに、収録されたセリフでもこっそり「マフィア」と叫ぶネタが仕込まれている。
- アニメ・ゲームを問わずロボットもののパロディが随所に見られる。
- 記事冒頭の台詞:『ガン×ソード』のヴァンがダン・オブ・サーズデイを呼び出す時の台詞。
- 錫華姫:3メートル級の絡繰人形と一緒に戦うキャラクター。ちなみに名前の元ネタはこの方で、中の人はこの方。
- 戦う操り人形では『からくりサーカス』の「あるるかん」も上半身を回転させる技を持つ。
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』にて高難易度チャレンジのボス役も担当。彼女には特殊バフで鉄壁の防御が付与されるが、一定ターンを耐え忍ぶと、自らに魅了を掛けて特殊バフが解除される。また、観客から歓声やおひねりが飛んでくるため、これを利用して300万以上ある阿国さんのHPを削り切るというバトル内容。
- 無策で突っ込むと削り切れずに根負けしてしまうが、バフの仕組みさえわかってしまえばパターン化して短時間クリアも可能になる。
- ――が。本イベント中はクエストをクリアするたびに「探偵依頼」と呼ばれる自動受理されるクエストが追加される。最大20件まで受理でき、内容もイベント内のクエストを渡り歩けば達成可能。その報酬は常設のクエストを周回するより、素材もQPも羽振りが良い。
- 当然高難易度で阿国さんを負かすと、システムの関係から探偵依頼も追加される。この絡繰に気付いたマスターは、とっくにクリアした阿国さんとのバトルを延々と再演して探偵依頼を限界まで増やすという業の深い周回を開始。なにこの採集決戦……
- 結果、阿国さんを3ターンkillする編成まで編み出され、延々と阿国さんを叩き伏せるマスターたちが続出。お前ら阿国さんの里の神職共のこと何も非難出来ねえじゃねえか。挙句に、周回し過ぎて劇中の回想で殴られた阿国さんのグラフィックに不覚にも興奮を覚えたマスターたちから「阿国さんはドMなのでは?」という風評被害まで立ち出す始末。とりあえずドM疑惑言ったヤツ、三文字切腹で詫びようか。
関連イラスト
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蒼崎橙子:型月で人形と言えばこの人。こちらは作るのがメイン。
出雲阿国(戦国BASARA):『戦国BASARAバトルパーティ』に登場する出雲阿国。こちらも見た目が少女で性格も殆ど同じであるが、中の人はライネス役の水瀬いのり女史である。
カブキ(仮面ライダー響鬼):外来語を好んで使う歌舞伎繋がりのキャラクター。
ウタ(ONEPIECE):紅白の髪色繋がり。
カルミラ:中の人が同時期に演じていたメインヴィラン。善寄りである阿国とは真逆で好きな物が笑顔なのは主人公に似てたりする。続編にて復活・改心している。