キャラクターとしてのウルトラマンメビウス→メビウス(ウルトラマン)
「今からちょうど40年前。地球は怪獣や侵略者の脅威にさらされていた。人々の笑顔が奪われそうになった時、遥か遠く、光の国から彼らはやってきた。ウルトラ兄弟と呼ばれる頼もしいヒーローたちが。そして今、ウルトラの父は、一人の若き勇者を地球へと送った。その名は――」
概要
ウルトラシリーズ誕生の記念すべき40周年作品。
円谷プロが制作した巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマで、2006年(平成18年)4月8日から2007年(平成19年)3月31日までCBC、TBS、MBS、北海道放送、RKB毎日放送ほかにて全50話が放送された。2021年現在、4クールで制作・放送された最後のウルトラマンシリーズでもある。ちなみに『メビウス』が放送開始された11年前の同じ放送時間帯の4月8日は『ウルトラマンパワード』が放送開始の日でもあった。
キャッチコピーは「未来は無限大(メビウス)だ!」。
『ウルトラマン80』以来となる、M78星雲光の国の続編作品でもあり、昭和に登場したウルトラ戦士や怪獣・宇宙人の客演が最大の特徴である(前作『ウルトラマンマックス』にも過去の怪獣が登場していたが、他のウルトラシリーズと関連性のない作品であるため、オリジナル怪獣としての性格が強かった)。
平成ウルトラマンに昭和ウルトラマンが客演するのは、平成第1作目の『ウルトラマンティガ』の第49話以来である。
その一方で、デザインの変わるパワーアップ描写(M78星雲出身のウルトラマンとしては初)、青いウルトラマンの登場、連続ドラマ性を持たせたストーリーなど、平成ウルトラシリーズの要素も含まれている。また、ストーリー中盤で自分の正体がバレるという、 それまでのウルトラシリーズではタブーとされてきたことを初めて破った作品でもある(この案は1クール終了時に検討されていた)。
平成ウルトラシリーズで4月に放送が開始されたのは初めてであり、唯一である。
BGMは『ウルトラマンガイア』以来7年ぶりの参加である佐橋俊彦が担当した。佐橋は、『ガイア』よりも対象年齢を低くしているためシンプルでわかりやすい音楽を要望されたという(現時点で佐橋氏が関わった最後のウルトラマンでもある)。
世界観
ウルトラマンにおいて最も有名な世界観である、M78星雲光の国が存在する世界の話である。
つまり、『初代ウルトラマン』(厳密にはその前の『ウルトラQ』も含まれる)~『ウルトラマン80』までの昭和のウルトラ兄弟やウルトラの父・ウルトラの母などが登場する(世界観が異なるウルトラマンティガやウルトラマンマックスなどは登場しない)。ちなみに『ウルトラマンX』では対照的に一部のウルトラマンを除き平成ウルトラマンが客演している。
この作品では「過去にウルトラマンが地球に訪れた」という点が意識されたドラマ作りがなされており、『ウルトラマン80』最終回において「冷凍怪獣マーゴドン」が倒されてから25年と2週間(『80』最終回の放送日からメビウス第1話の放送日までの実際の日数に合わせている)の間、怪獣が現れていないことが語られている。劇中では、『Q』~『80』までの怪獣が出現した時期のことを「怪獣頻出期」と呼称しており、対処に当たった歴代防衛チームの残した怪獣のデータが「アーカイブ・ドキュメント」として保存されている。ちなみに初期案の一つでは、過去にウルトラマンが存在していた世界観であるがどのウルトラマンが活躍したかを徐々に明かしていく謎解き型の展開も検討されていた。また、銀河連邦も導入して『ジャンボーグA』のような他の円谷ヒーローの登場も検討されており、企画時の段階では、地球は銀河連邦に加盟する資格がないと判断されてメビウスは光の国への帰還を余儀なくされる結末が考えられていた。
このことから、「昭和ウルトラマンについて一気に知ることができる」という意見がある一方で、「昭和作品を理解していないと難しい」「昭和を見てからの方が楽しめる」という意見も多く、実際に劇中でも過去の出来事が語られるなど過去作との繋がりの強さを示すことも多い。そのため、ティガの続編となった『ウルトラマンダイナ』、ベリアルの最終章である『ウルトラマンジード』同様、人気、評価こそ高いものの、初心者に進められるかという観点から見ればかなり意見の分かれる作品となっている。
また、GUYSメンバーがウルトラ兄弟に変身するという案も有力だったが、それは別の形で実現する事となる。
あらすじ
ウルトラマンと呼ばれる正義の宇宙人たちの活躍で、地球に平和が戻ってから25年。
何者かが呼び寄せたかの如く、怪獣ディノゾールが宇宙より飛来、出動した対怪獣防衛チーム・CREW GUYSは既に怪獣が出現しなくなって久しかったために、組織・武装が形骸化していたこともあってまったく歯が立たず、隊員のアイハラ・リュウだけを残して全滅してしまった。
街を蹂躙するディノゾールの前に、ウルトラマンメビウスが立ち塞がった。彼こそ、ウルトラマンの故郷・M78星雲光の国から、ウルトラの父の命を受けて地球に降り立った宇宙警備隊のルーキーだった。
ディノゾールを倒して地球での初陣を飾ったウルトラマンメビウスだったが、周囲の被害を顧みない荒削りな戦いぶりをリュウに非難される。
戦いのあと、メビウスはヒビノ・ミライと名乗って新生クルー第1号としてGUYSへ入隊、新隊長のサコミズと共にリュウと対面する。
そして、ミライがディノゾール襲来時に出会っていたカザマ・マリナ、イカルガ・ジョージ、アマガイ・コノミ、クゼ・テッペイらの素質を見抜き、彼らをGUYSにスカウトしたことで新生GUYSが誕生した。
ウルトラマンメビウスと新生CREW GUYS、ルーキーウルトラマンとルーキーチームの成長物語がこうして幕を開けた。
主な登場人物
ヒビノ・ミライ/ウルトラマンメビウス
ウルトラマンメビウスが地球人に変身した姿。外見年齢18歳。
サコミズの計らいにより、ディノゾールとの戦いで一度全滅したCREW GUYSに、新生クルー第1号として入隊。
明るく素直で人を疑うことを知らない性格。地球に対して強い興味はあったものの、知識は充分でなく、日常的な知識の面で疎く言動の端々に異文化に対する戸惑いがある。そのため不意に正体をばらしかねない言動も多い。
また、とにかく純粋な性格のため、騙されやすく、思い悩むことも多い。しかし仲間を思う気持ちは誰よりも強く、その想いを生かした闘いを得意とする。とにかく初々しさが目立つルーキーである。
GUYS入隊直後に食べて以来、カレーが大好物。
アイハラ・リュウ
(イラスト左の人物)
20歳。壊滅した旧CREW GUYS唯一の生存者(セリザワ・カズヤを除く)。
マリナから「熱血バカ」といわれるほど熱血漢で、基地内に残ることが多いサコミズ隊長に代わって現場の指揮を務めることが多いCREW GUYSの副隊長格。
かつての上司であるセリザワから「ウルトラ5つの誓い」を教わっており、彼のことを深く尊敬している。
GUYSの仕事に強い誇りを持ち、地球は人類の手で守るべきだとの信念を持つため、当初はメビウスを快く思わなかった。しかし、後に仲間としてメビウスを認めるようになる。
熱くなりやすい性格のため、他のメンバーとぶつかったり騒動を起こすこともあったが、ミライの成長と共に自らも彼の兄貴分として、そして一人の人間として成長していく。
ミライとはお互い他の隊員以上に仲が良いが、決して馴れ合いの関係では無く、間違いがあればお互いが注意する良き友人でもある。
最終回では、GUYS JAPAN新隊長に就任。
後日談を描いた『アーマードダークネス』では隊長としてチームを引っ張る様子が描かれる。
また、この頃になると、隊長に就任したこともあってかテレビ本編よりだいぶ落ち着きのある性格になっていた。
サコミズ・シンゴ
新CREW GUYS隊長。CREW GUYSを再編・指揮するため隊長に就任する。隊長服は襟が普通の隊員服では赤なのに対し白である(これは前隊長のセリザワや、彼の後を継いだリュウも同様だった)。
常に飄々としてるが部下を信頼しており、その時々に最適なフォローをする。前線にも積極的には出ないが、パイロットとしても優れている。
好物はコーヒー(特にエスプレッソ)で、隊長席には多数のコーヒー豆が常備されており、ディレクションルームでもしばしば飲んでいる。
実はミライの素性を最初から知っていたようで、ミライの自身の正体をばらしかねない言動を密かにフォローしていた。
他にもツルギがセリザワの身体を乗っ取っていたことを知っていたり、何故かミサキに代わりGUYS JAPAN総監の言葉を伝えたり、別任務や本部出勤などで不在なことが多いなど謎めいた部分を持つ(これらの真相は終盤で明らかになる)。
実はGUYSが設立する下地を作った人でもある。それはある男との出会いがきっかけで……。詳細はこちらも参照。
イカルガ・ジョージ
20歳。ミライとリュウにより集められたCREW GUYS隊員。
元はスペインリーグに所属していたプロサッカー選手で、時々スペイン語を口にする(「アミーゴ」や「アディオス」等)。怪我のため日本でリハビリ中であったが、ミライの説得に折れてGUYSに入隊。
プロサッカー選手時代は、必殺の「流星シュート」を武器にスペインリーグで3年連続得点王となったが、後述の能力による自分の感性を周りに理解されなかった過去から仲間と呼べる存在がおらず、チームメイトからもマスコミからも白い目で見られていた。
当初は長年抱えてきた寂寥感から半ば心を閉ざした状態にあり、何度か衝突を起こすものの、次第にミライをはじめとする隊員達との友情を築き、それに伴い本来の自分を取り戻していく。
怪獣の攻撃を完全に見切るほどの動体視力と空間認識能力を持ち、射撃手としての実力はリュウにも引けを取らない。
ウルトラマンのようなみんなが憧れる人間になるのが夢で、歴代ウルトラマンが現れた時は(テッペイほどではないが)喜びの表情を見せる。一見ニヒルでクールだが、実は意外にお調子者で三枚目。女性に対する対応は丁寧で時には口説きにかかることもあり、それでマリナに文句を言われることも多い。また自分で自分の苗字(「斑鳩」)を漢字で書けないことがコンプレックスで、苗字やフルネームで呼ばれることを嫌う一面も。ちなみに海外暮らしが長かった一方で、日本文化に詳しい一面も。
他にも過去に海でひどい目に遭った経験があるため海などの異空間は苦手で(ただし泳げない訳ではなくプール程度なら潜れる)、海底や宇宙(ウルトラゾーン)への出撃は拒否する。
最終回で戦いを終えた後、スペインリーグに復帰している。
当初は、最終章でウルトラマンジャックに変身するという予定だった。(流星シュートというシュート技を持っている事が伏線である他、ウルトラマンジャックゲスト回で彼がクローズアップされていたのはその名残である。)
カザマ・マリナ
(イラスト右の人物)
19歳。ミライとリュウにより集められたCREW GUYS隊員。2人の弟がおり、姓の漢字表記は「風間」。
二輪ロードレースの女性ライダーで、女性ライダー初の世界選手権出場を目指していたが、ミライに感化されGUYSに入隊する。 人間離れした聴力を持ち、怪獣の鳴き声に混じる特殊な波長を聞き分けその行動を予測できる。その聴力と合わせて射撃の腕はジョージと並び、訓練では経験者のリュウ以上の腕前を見せる。マシンの操縦も得意で、出撃の際は機体の制御を担当することが多い。
しかし、聴力が良すぎる故にマシンの不調も敏感に察知してしまうため、そこから来る恐怖による挫折も経験している。
男勝りな性格と言動が特徴だが、クモが苦手という面も持つ。また、ベムスターに食べられそうになって以来、ベムスターに対して異様な拒絶反応を示すようになってしまう。ジョージに想いを寄せているような素振りを見せることもあったが、本人によると「サッカー選手時代のジョージのファンだった」とのこと。
最終回後は再びオートレーサーに復帰している。
当初は最終章でウルトラマンエースに変身する予定だったようだ。(エース客演回で彼女の能力がクローズアップされたのがその名残。この他、エースに関連するキーワードとして『バイク』や『女性』などがある。)
クゼ・テッペイ
18歳。ミライとリュウにより集められたCREW GUYS隊員。姓の漢字表記は「久世」。
大病院の御曹司で、両親の望み通り父の病院を継ごうと医大に通っていたが、幼い頃に憧れたGUYSへの夢を捨てきれず入隊を決心。その後、過保護な母にはGUYSに入隊したことを告げていなかったため反対もされるが、後に入隊を認めてもらうこととなる(入隊後も大学には通っている)。
過去に出現した怪獣やウルトラマンなどに関しては博識であり、独学で学んだ宇宙語を話すこともできる。主にデータ分析や対怪獣・宇宙人の作戦を立案することが多く、基本的には基地内勤務で肉体派ではないが、個人的に興味深いことや自ら立案した作戦を指揮するために前線に赴くこともある。
「全ての現象は科学的に説明可能」と考えており、実際に怪獣や宇宙人の特殊能力を科学的に解明することも多い。対して心霊現象やオカルトなどは嫌うが、この手の現象が絡む事件に対してはCREW GUYSメンバーで最も勇敢。
気は弱い方だが非常に理性的かつモラリストである。また、とある事件ではある怪獣の性質を理解してなかった為に大失敗を犯してしまったトリヤマ補佐官に対し、珍しく激怒し一喝している。トマトが苦手。
当初は、最終章でウルトラマンに変身するという予定だった。(『ウルトラマン』や『怪獣』に詳しいという点が伏線になっている他、ウルトラマンゲスト回で彼がクローズアップされていたのはその名残である。)
アマガイ・コノミ
18歳。ミライとリュウにより集められたCREW GUYS隊員。
保育士を目指し保育園でアルバイトとして働いていたが、ミライの誘いに乗りGUYSに入隊する(保育園にはその後も非番の日に通っている)。
主に基地内でのオペレートを担当するため、隊員服は1人だけミニスカートにオーバーニーソックス(基地の外での戦闘の際は膝当て付きのスパッツ)。
気弱で怖がりで泣き虫で戦いには向かないように見えるが、勇敢さは他のメンバーにも引けは取らず、結果的にCREW GUYSメンバーを参集するきっかけをつくる。
普段は眼鏡をかけているが、第16話ではコンタクトにしている光景が見られる(しかし、この時は誰も気がつかず、唯一サコミズのみが声をかけている)。
子どもと接するその職業柄か、怪獣やウルトラマンが何を考えているかを察知出来、第8話ではリムが登場した時は1人だけ驚かず抱きかかえた。そんな優しい性格のためかマケット怪獣達(ウインダム以外)、特にミクラスには懐かれており、CREW GUYSメンバーで唯一ミクラスを自由に指揮できるため、ミクラス出動の際には前線に赴くこともある。
当初は、最終章でウルトラセブンに変身するという予定だった。(メガネをウルトラアイに見立てての御呪いをしたり、セブンに登場した怪獣に縁深いのはその伏線であった。ウルトラセブンゲスト回で彼女の活躍がクローズアップされていたのはその名残である。)
その他の登場人物
GUYS JAPAN総監補佐官で、姿を現さない総監に代わりCREW GUYSに指示を出す中間管理職。
サコミズが不在の場合は出動命令を下す他、予算の獲得や戦闘地域の避難計画、地球に対して友好的な宇宙人への応接役も担当している。上司のミサキには頭が上がらず、常に「ミサキ女史」と呼んでいる。
神経質かつ風見鶏のような按配の人物で、保身が第一で余計な任務が増えることを嫌う一見典型的な官僚タイプの人間だが、反面調子に乗りやすく、軽はずみな行動や些細な失言、ミスが目立つなど言動に関しては慎重とは言い難い。また、目立ちたがりな一面もあり、マスコミの取材には積極的に応じる。
それでも地球の平和や人命を守ろうという気持ちはきちんと持っており、基本は憎めないキャラなのだが、前述の性格が祟り、自分の失敗や失言が騒動の火種になってしまったり、その尻拭いをCREW GUYSに嘆願して泣きつくなど、劇中ではなにかとトラブルメーカーな一面が目立っており、CREW GUYSメンバー(特にリュウ、ジョージ、マリナ)はおろか、時には秘書のマルや上司のミサキ、果てはマスコミをはじめとする世間からも失笑や叱責を買う事がある。
一見上官としては頼りない様に見えるも、実際は部下思いで、ここぞという時には本来の有能ぶりを発揮しており、隊員が功績を上げるとその隊員を素直に褒め称えるなど、メンバーを心から信頼している為、戦術をめぐる意見の相違はあっても決定的な対立はなく、上級職でありながらGUYS JAPANのコメディリリーフ役兼盛り上げ役として親しまれ、「トリピー」とあだ名で呼ばれている。
ストーリー終盤では上述の通り保身第一の人物にも関わらず、GUYSより排されようとするミライを庇い上役に反論を行ったり、OV『アーマードダークネス』では「たまには年寄りの言うことも聞きなさい!」と煮え切らない態度の総監をけしかけたりといった気骨のあるところも見せ付けた。
剣道が得意で、有段者。
マケット怪獣の実戦投入を発案するなど、実はGUYSの活躍の発展に貢献している人物でもある。
マル補佐官秘書
トリヤマの秘書。トリヤマを慕っており彼のフォローに回るが、一言多い性格のため叱責・八つ当たりされることが多い。また、一度トリヤマが勘違いから痴漢に間違えられて警察に連行されそうになった際には、トリヤマを見捨てて自分だけ逃げるというしたたかな一面を見せた事もある。
トリヤマと剣道をした際にすぐにへばったことから肉体派ではないようだが、トリヤマ同様「やる時はやる」責任感の強さもある。もともと頭もよく回る切れ者でもあるため、時にCREW GUYSのメンバーからはトリヤマ以上に信頼されている。 第16話の回想シーンから、どうやら妻帯者であるらしい。
学生時代にスカウトされたGUYS総監代行で、クルーとはさほど年が離れていない。
GUYS JAPANではナンバー2の立場にある。
怪獣が出現した際には総監に代わって作戦を直接GUYSのメンバーに説明することが多く、本部の意向をトリヤマやマルに伝えることもある。
しかし、決して冷徹な性格ではなく、CREW GUYSのメンバーには信頼を寄せ意向を汲むことも多い。
ある程度は戦闘訓練を積んでいるようで、メテオール発動承認権やフェニックスネスト・フライトモードの操縦権も持つ。
オフの時には買い物にも出歩くような年ごろの女性らしいカジュアルな一面もある。
アライソ整備長
GUYSマシンのメンテナンスを担当する整備班チーフ。漢字表記は「荒磯」。
過去の防衛チームにメカニックとして携わってきた経歴を持ち、パイロットを案じその腕を信頼している。整備士の腕は超一流であり、かつての部下の勇魚によると「とっつぁんがいじった機体は調子が良い」とのこと。また、その勇魚にGUYSオーシャンに勧誘されたが、拒否している。
しかし、マシンの整備が万全でないと出撃を止めるなどの頑固な一面もあり、それ故リュウとよくぶつかる。
パイロットの安全のためにとメテオールの採用を進言した第1人者でもある。
漢字表記は『勇魚洋』。
軽い性格をしているが、高い操縦技術やミライの正体に気づくほどの洞察力と勘の持ち主。
その正体はGUYSオーシャンの隊長であり、サコミズとも親交がある(ミライの正体や隊長であることは敢えて黙っていた)。隊員服はGUYS JAPANの色違い。
かつてGUYS JAPANの整備班で見習いとして働いていた経歴(そのためメカニックにも詳しい)があり、アライソからもその将来を有望視されていた。
彼に黙ってGUYSオーシャンの入隊試験を受けた経歴もあり疎遠になっていたが、「とっつぁん」と慕うアライソとの信頼は健在である。
ちなみに演じたのはライダーファンには特にお馴染みのあのお方である。
タケナカ最高総議長
全世界のGUYSを統括する最高責任者。老齢ながらその観察眼は確かで、CREW GUYSのメンバーの成長を一目で言い当てるほど。
かつては地球防衛軍の参謀で、極東基地ウルトラ警備隊担当。
つまり、『ウルトラセブン』の準レギュラーであったタケナカ参謀その人である(演者も同じ)。
それ以前には科学特捜隊にも関わっており、MAT以降の歴代防衛チームにも何らかの形で関わっていた模様。
サコミズを「サコっち」と呼ぶほど親交が深く信頼関係は固い。
孫に海洋学者のジングウジ・アヤとその弟のタカトがいる(劇場版にて登場、アヤはのちに本編にも登場した)。
フジサワ・アサミ
異次元物理学者。ヤプールの侵攻に対処すべく友人のミサキによりGUYS JAPANに招かれた。
型破りな言動が多いが、学者としての才能は本物なうえ、周到に計画を練りヤプールさえも欺く策士としての面を持つ切れ者。
ジョージとは結構いい感じの仲になっていた、が…。
ちなみにコーヒーが苦手。
演者は『ティガ』『ダイナ』にてシンジョウ隊員の妹役で出演したことがある。
マケット怪獣リムエレキング
CREWGUYSのマスコット的な存在。
詳しくはリムエレキングを参照。
30歳。GUYSの前隊長で、少年時代に友人(ウルトラマンジャックの坂田次郎と思われる)から「ウルトラ5つの誓い」を教えられたことがあり、後にリュウにもこれを伝えた。
ディノゾールに特攻し殉職したと思われたが、ボガールへの復讐を誓うハンターナイト・ツルギ(右)に憑依され再び姿を現す。ツルギは復讐を果たし倒れた後、ウルトラの母により本来の姿であるウルトラマンヒカリ(左)に戻った。
その後、彼はヒカリと共に復活し人間の意識も取り戻すが、ヒカリとは分離することはなく、同化したまま戦いぬく決心をした。
作中中盤以降に登場するフリーのゴシップライター。
GUYSやウルトラマンを嫌い、事ある毎にバッシング記事やスキャンダル記事を書いて彼らの評判を貶めようと企む、外道極まりない悪徳ジャーナリスト。
今作随一の憎まれ役にして、ウルトラシリーズに登場する地球人の中でも一二を争う程に最低最悪な悪党。
ちなみに偶然か、意図した配役だったのか不明であるが、演者は『ネクサス』においてあの黒幕を演じられた方である。
小説『アンデレスホリゾント』及びOV『アーマードダークネス』に登場するGUYSの新人。
アンデレスホリゾントでは研修隊員、アーマードダークネスではエンペラ星人戦後に発足したリュウを隊長とする新生CREW GUYSの一人として登場(制作陣によるとそれぞれパラレルワールドにおける別人という)。
ウルトラマンメビウス
- 身長:ミクロ‐49メートル / 51メートル(インフィニティー)
- 体重:3万5000トン(ノーマル及びブレイブ) / 3万6000トン(バーニングブレイブ及びフェニックスブレイブ) / 3万7000トン(インフィニティー)
- 活動時間:3分
- 飛行速度:マッハ10
ウルトラの父からの命を受けて地球に降り立った宇宙警備隊のルーキー戦士。左腕に装備されているメビウスブレスは変身アイテムとなる他、変身後もさまざまな必殺技を発動する。教官がウルトラマンタロウであったからか、変身巨大化時のポーズや戦闘スタイル・使用技などに共通点が見られる。
当初はルーキーということもあって戦い方に未熟な部分があり、GUYSクルーから反感を買われることもあったが、彼らとともに戦いながら成長していった。
詳しくはメビウス(ウルトラマン)を参照。
主な怪獣・宇宙人
宇宙斬鉄怪獣ディノゾール
ウルトラマンが地球を去って25年ぶりに現れた怪獣。
非常に細くて長い、強靭な舌を高速で振り回すことで、ワイヤーのようにあらゆるものを切断する。
全身が頑丈な外骨格で覆われているが、頭部が弱点である。
また、翼はないが飛行能力を持っている。
高次元捕食体ボガール
他の怪獣を捕食する怪獣。高い知能と様々な超能力を持つ。
背中にある翼を大きく広げて、敵を包み込むという特徴的な動作で相手を捕食する。
しかし、怪獣を襲うのは単に大きい獲物を求めているからで、実際にはあらゆるものを喰らい尽してしまう貪欲な生命体。
ある惑星の生命体を食い尽したことで、ハンターナイト・ツルギから仇敵として狙われている。
宇宙剣豪ザムシャー
最強の座を求め、己の強さに磨きを掛けるためにやってきた宇宙人。ツルギの噂を聞きつけて地球に来訪し、止めに来たメビウスの強さに目を付ける。
その剣術は複数の宇宙人をあっという間に切り払い、小惑星すら両断してしまうほど。
「勘違いするな。お前を助けたのはお前が俺以外に倒されるのが許せないからだ。」というテンプレのごときツンデレキャラ。
無双鉄神インペライザー
宇宙三面魔像ジャシュライン
宇宙有翼怪獣アリゲラ
光波宇宙人リフレクト星人
昆虫型甲殻怪獣 インセクタス(雄、雌)
宇宙磔岩怪獣 グロマイト
宇宙量子怪獣 ディガルーグ
憑依宇宙人 サーペント星人
宇宙同化獣 ガディバ
後述するエンペラ星人に仕えている、4人の強力宇宙人集団(ただし一人だけ異次元人である)。
リーダーである知将「メフィラス星人」、不死身の体を持つ豪将「グローザム」、
卑劣な手段を好む謀将「デスレム」、メビウス内でも大暴れをしていた邪将「巨大ヤプール」、以上の4名が所属している(初代邪将は、ボガール一族の王である「アークボガール」であった)。
物語の終盤より登場し、メビウスやウルトラ兄弟と激闘を繰り広げた。
暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人
『ウルトラマンタロウ』の頃より存在が示唆されていた、伝説の宇宙人。
3万年前にウルトラの星へ大怪獣軍団を率いて襲撃した経験を持っており、
『ウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)』を起こした張本人。
ウルトラマンメビウスにおいて映像作品に初登場し、本作品で起きた数々の事件の黒幕でもある。
その他、昭和からの復活怪獣・宇宙人
地底怪獣グドン
火山怪鳥バードン
古代怪獣ツインテール
サーベル暴君マグマ星人
宇宙海人バルキー星人
宇宙大怪獣ベムスター
一角超獣バキシム
蛾超獣ドラゴリー
ミサイル超獣ベロクロン
宇宙恐竜ゼットン
円盤生物ノーバ
古代怪獣ゴモラ
どくろ怪獣レッドキング
満月超獣ルナチクス
異次元超人メビウスキラー
etc...
リメイク怪獣
魔神怪獣コダイゴンジアザー
マグマ星人(ブラザーブルー、ブラザーレッド)
強化個体
ザ・ウルトラマンメビウス
ゼットン
円盤生物群(ブラックドーム、デモス、ブニョ、ロベルガーetc...)
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
巨大ヤプール(亡霊態)
ケルビム
ヒカリサーガ
ボガール
ベムスター
ババルウ星人
守るための太刀
ザムシャー
サイコキノ星人・カコ
ファントン星人
超銀河大戦
※メディア展開によって登場する個体が違うため、オリジナル怪獣・宇宙人のみ掲載。
アーマードダークネス
※メディア展開によって登場する個体が違うため、オリジナル怪獣・宇宙人のみ掲載。
ゴーストリバース
※メディア展開によって登場する個体が違うため、オリジナル怪獣・宇宙人のみ掲載。
アンデレスホリゾント
※オリジナル怪獣・宇宙人、TV本編には登場しなかった宇宙人のみ掲載。
放映リスト
No. | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 |
---|---|---|
1 | 「運命の出逢い」 | 宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール |
2 | 「俺達の翼」 | 地底怪獣 グドン(2代目) |
3 | 「ひとつきりの命」 | 火山怪鳥 バードン |
4 | 「傷だらけの絆」 | 宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール(ホログラム)、宇宙狂険怪獣 ケルビム、マケット怪獣 ミクラス |
5 | 「逆転のシュート」 | 宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール(2代目)、岩石怪獣 サドラ(2代目) |
6 | 「深海の二人」 | 古代怪獣 ツインテール(2代目)、高次元捕食体 ボガール |
7 | 「ファントンの落し物」 | 健啖宇宙人 ファントン星人、肥大糧食 シーピン929 、ボガール |
8 | 「戦慄の捕食者」 | マケット怪獣 エレキミクラス、マケット怪獣 リムエレキング、岩石怪獣 サドラ(腕のみ) |
9 | 「復讐の鎧」 | 地底怪獣 グドン(2代目)、古代怪獣 ツインテール(2代目)、マケット怪獣 エレキミクラス、高次元捕食体 ボガールモンス |
10 | 「GUYSの誇り」 | 高次元捕食体 ボガールモンス |
11 | 「母の奇跡」 | 宇宙斬鉄怪獣 ディノゾールリバース、宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール(多数) |
12 | 「初めてのお使い」 | 魔神怪獣コダイゴンジアザー |
13 | 「風のマリナ」 | 百足怪獣 ムカデンダー(2代目)、マケット怪獣 エレキミクラス |
14 | 「ひとつの道」 | 昆虫型甲殻怪獣 インセクタス(雄、雌)、マケット怪獣 ウインダム |
15 | 「不死鳥の砦」 | 宇宙磔岩怪獣 グロマイト |
16 | 「宇宙の剣豪」 | サーベル暴君 マグマ星人(ブラザーブルー、ブラザーレッド)、宇宙海人 バルキー星人(2代目)、宇宙剣豪 ザムシャー |
17 | 「誓いのフォーメーション」 | 再生怪獣サラマンドラ(2代目) |
18 | 「ウルトラマンの重圧」 | 宇宙大怪獣 ベムスター(2代目)、マケット怪獣 リムエレキング |
19 | 「孤高のスタンドプレイヤー」 | 宇宙量子怪獣 ディガルーグ |
20 | 「総監の伝言」 | 宇宙狂険怪獣 ケルビム(2代目)、凶暴怪獣 アーストロン、マケット怪獣 ウインダム |
21 | 「虚空の呼び声」 | 高次元捕食獣 レッサーボガール |
22 | 「日々の未来」 | 高次元捕食獣 レッサーボガール(2代目) |
23 | 「時の海鳴り」 | 時間怪獣 クロノーム、アンヘル星人トーリ |
24 | 「復活のヤプール」 | 一角超獣 バキシム(2代目)、異次元超人 巨大ヤプール(亡霊態)、マケット怪獣 ファイヤーウインダム、マケット怪獣 リムエレキング |
25 | 「毒蛾のプログラム」 | 蛾超獣 再生ドラゴリー |
26 | 「明日への飛翔」 | ミサイル超獣 ベロクロン(2代目) |
27 | 「激闘の覇者」 | プロマケット ゼットン、古代怪獣 グドン、プロトマケットメビウス、マケット怪獣 リムエレキング、マケット怪獣 ウインダム、マケット怪獣 エレキミクラス |
28 | 「コノミの宝物」 | 円盤生物 ノーバ(2代目)、プロマケットノーバ、マケット怪獣 エレキミクラス |
29 | 「別れの日」 | 無双鉄神 インペライザー |
30 | 「約束の炎」 | 無双鉄神 インペライザー、マケット怪獣 リムエレキング |
31 | 「仲間達の想い」 | 円盤生物 ロベルガー、マケット怪獣 ファイヤーウインダム |
32 | 「怪獣使いの遺産」 | 巨大魚怪獣 ゾアムルチ、メイツ星人・ビオ |
33 | 「青い火の女」 | 人魂怪獣 フェミゴン(フェミゴンフレイム) |
34 | 「故郷(ふるさと)のない男」 | 光波宇宙人 リフレクト星人 |
35 | 「群青の光と影」 | 暗黒星人 ババルウ星人(2代目)、ニセハンターナイトツルギ |
36 | 「ミライの妹」 | 土塊怪獣 アングロス、サイコキノ星人・カコ、サイコキノ星人 |
37 | 「父の背中」 | 宇宙三面魔像 ジャシュライン |
38 | 「オーシャンの勇魚(イサナ)」 | 宇宙有翼怪獣 アリゲラ |
39 | 「無敵のママ」 | 憑依宇宙人 サーペント星人 |
40 | 「ひとりの楽園」 | 宇宙植物怪獣 ソリチュラ、宇宙植物怪人 ソリチュラン |
41 | 「思い出の先生」 | 円盤生物 ロベルガー二世、硫酸怪獣 ホー |
42 | 「旧友の来訪」 | 宇宙同化獣 ガディバ、古代怪獣 ゴモラ(2代目)、どくろ怪獣 レッドキング(4代目) |
43 | 「脅威のメビウスキラー」 | 暗黒四天王(異次元超人 巨大ヤプール、策謀宇宙人 デスレム、冷凍星人 グローザム、悪質宇宙人 メフィラス星人(3代目))、異次元超人 メビウスキラー、宇宙同化獣 ガディバ |
44 | 「エースの願い」 | 暗黒四天王(異次元超人 巨大ヤプール、冷凍星人 グローザム、悪質宇宙人 メフィラス星人(3代目))、満月超獣 ルナチクス |
45 | 「デスレムのたくらみ」 | 策謀宇宙人 デスレム、暗黒四天王の残りの2人 (冷凍星人 グローザム、悪質宇宙人 メフィラス星人(3代目)) |
46 | 「不死身のグローザム」 | 冷凍星人 グローザム、暗黒四天王最後の1人(悪質宇宙人 メフィラス星人(3代目))、マケット怪獣 ファイヤーウインダム、マケット怪獣 リムエレキング |
47 | 「メフィラスの遊戯」 | 悪質宇宙人 メフィラス星人(3代目)(暗黒四天王最後のメンバー)、土塊怪獣 グロマイト(2代目)、暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人(シルエット) |
48 | 「最終三部作I皇帝の降臨」 | 無双鉄人 インペライザー(量産機)、暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人 |
49 | 「最終三部作Ⅱ絶望の暗雲」 | 無双鉄人 インペライザー(量産機)、ファントン星人、サイコキノ星人・カコ、ザムシャー、リムエレキング、暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人 |
50 | 「最終三部作Ⅲ心からの言葉」 | ファントン星人、サイコキノ星人・カコ、リムエレキング、暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人 |
主題歌
テレビシリーズでは前作『マックス』や昭和シリーズ(一部例外あり)同様にEDなし。
- ウルトラマンメビウス
作詞:松井五郎/作曲:鈴木キサブロー/編曲:京田誠一/歌:Project DMM with ウルトラ防衛隊
OP曲。中期からは怪獣の影絵が動き出すようになり、後期からはラストにウルトラ兄弟が集合するようになった。最終回はOPを省略し、ED曲として使用。
「ウルトラ防衛隊」に参加したのは佐原健二(ウルトラQ)、黒部進(ウルトラマン)、桜井浩子(ウルトラマン)、二瓶正也(ウルトラマン)、ひし美ゆり子(ウルトラセブン)、団時朗(帰ってきたウルトラマン)、高峰圭二(ウルトラマンA)、杉浦太陽(ウルトラマンコスモス)、五藤圭子(ウルトラマンネクサス)、青山草太(ウルトラマンマックス)と過去作の出演者となっている。
「ウルトラゾーン」では高田里穂、「ゴーストリバース」ではボイジャーがカバーを担当した。
- 未来
作詞:MIKURO/作曲:和也/編曲:京田誠一/歌:KIYOSHI
劇場版第1作主題歌。アーティストを担当した氷川きよしは劇場版にもゲスト出演した。
- LIGHT IN YOUR HEART
作詞:KOMU/作曲:加藤裕介/編曲:Yoshimasa Kawabata/コーラスアレンジ:鈴木弘明/歌:V6
劇場版第2作主題歌。
挿入歌
- Run through!〜ワンダバ「CREW GUYS」
作詞:満田かずほ/作曲・編曲:冬木透/歌:Project DMM with TMC
GUYSのテーマソング。新世代ヒーローズ以前の平成ウルトラマンでは最後のワンダバとなる。
- Radiance〜ウルトラマンヒカリのテーマ〜
作詞・作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌/歌:Project DMM
「ヒカリサーガ」主題歌。劇中ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 誓いを君に
作詞・作曲・編曲:大門一也 / 歌:Project DMM
- ウルトラの奇跡
作詞・作曲:大門一也/歌:Project DMM
ウルトラ戦士共通の戦闘テーマ。作中ではウルトラの父のテーマソングとしての側面も持つ。
- believe〜あきらめないで〜
作詞:MIKURO/作曲:藤井宏一/編曲:亀山耕一郎/歌:KIYOSHI
劇場版第1作挿入歌。
- 渚の約束
作詞:森由里子/作曲:サム・イワサ/編曲:池毅/歌:ダンディ4&メグ
劇場版第2作挿入歌。アーティストのダンディ4とはいわゆるウルトラ4兄弟の事である。
関連イラスト
ネタ
ヒーローメモリアルイヤー
ウルトラマンシリーズ40周年記念作品である、『ウルトラマンメビウス』が放送された2006年は仮面ライダー、スーパー戦隊のメモリアルイヤーであった(当時放送されていた、仮面ライダーカブトは仮面ライダーシリーズ生誕35周年記念作品、轟轟戦隊ボウケンジャーはスーパー戦隊シリーズ30作記念作品。ちなみに40周年記念作品は、仮面ライダーシリーズでは5年後の『フォーゼ』、戦隊シリーズではさらにその5年後の『ジュウオウジャー』が該当する)。
ちなみに、10年後の2016年もウルトラシリーズ50周年記念にして、仮面ライダー、スーパー戦隊のメモリアルイヤーでもあり、多くの特撮関連の映像作品が公開されたり、企画が展開されるなどしている。
そして、やはりその記念すべき年を記念して新たなヒーローが降誕することも判明しており、メビウスも間接的にその後輩ウルトラマンと関わることになる。
また、メビウス自身も2007年横浜ベイスターズ対オリックスバファローズ始球式で仮面ライダー電王をバッターに迎え夢の対決を実現した(ちなみに両ヒーローを演じた役者はのちに野球をテーマにしたドラマで共演していたりする)。また、横浜ベイスターズはメビウス放送開始直後の始球式のゲストとしてメビウスを登場させたり、その後の作品でタイアップ(劇中の選手として登場したのは何と…!)したりとウルトラマンに縁の深い球団である。実はメビウスが宇宙警備隊野球部のエースだったという設定が明かされたのもこのタイアップが初出だったりする。
余談
大人の事情に泣かされる。そして暗黒期へ…
前作『マックス』を最後にCBC全国ネット子供番組枠が廃枠となった為、本作はローカル枠での放送を余儀なくされ、関東ローカルは本来ならTBS担当の土曜夕方5時半をCBCに貸借して放送した。
その結果、この作品は日本テレビ系列である秋田放送でも放送された一方、長崎放送、大分放送、テレビ山口では放送枠確保困難などの理由から放送を断念した。また、この3局以外でも、同様の理由から、放送開始時期を遅らせたり、その遅れを取り戻すべく夏休み・冬休みの時期に一部エピソードの集中放送を実施したり、土日早朝や平日早朝や昼3時台等に放送したりと、半ば無理な編成を組まざるを得なくなったテレビ局が少なからず存在した。
これらの事情に配慮してか、放送できた一部系列局では、CMの放送は勿論、県内向けの朝のニュース番組でも特集を組む等、積極的に宣伝が行われていた*中には初回や最終回などでないにもかかわらずメビウス本人や客演した先輩ウルトラ戦士まで登場し大々的に特集が組まれたケースもあり、当時のテレビ局や円谷プロが視聴者獲得にかなり苦心していたことがうかがえる)。
だがそれでもローカル枠での放送となった影響は大きく、スポンサードネット扱いでの放送も同時・遅れを問わず主要都市圏に限られ、さらには前々作『ウルトラマンネクサス』から名古屋地方局発となったことで首都圏では十分に宣伝されずに視聴率不振となり、スポンサー獲得も困難となって番組提供枠として売れなくなってしまった。
こうした事情も相まって、2007年秋の深夜特撮ドラマ『ULTRASEVENX』を最後にTBSでのウルトラシリーズの放送は終止符を打った。
また少子化や上述の放送枠問題が原因となり、特に作品序盤では視聴者も激減し(『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』公開が功を為したのか、後半は視聴率が上がったが、それでも多くて3%程度が当たり前だったという)、商業的にも成功を収められず、この結果2007年に円谷プロは負債総額30億もの累積赤字を抱えた末にTYOに買収されることとなった。
これらの大人の事情が重なった結果、今作以後、ウルトラシリーズは2013年にウルトラマンギンガが放送されるまでの間、長い暗黒期へと突入することとなる。
しかし、本作はテレビシリーズ終了後もメディアミックスによる作品展開が盛んに行われており、大怪獣バトルシリーズと共にウルトラマンゼロシリーズ始動までの数年間を繋いだ。
『ウルトラマンジード』で主演を務めた朝倉リク役の濱田龍臣は、幼少時代に本作をリアルタイムで見ていたとのこと。また、『ウルトラマントリガー』で主演を務めたマナカ・ケンゴ役の寺坂頼我も小学校1年生の時にリアルタイムで見ていたとインタビューで語っている。ちなみに『トリガー』で劇伴音楽を担当した坂部剛氏は、佐橋氏のアシスタントを担当しており、佐橋氏のBGMと似ているのはそのためである。
関連タグ
ウルトラマン ウルトラマンタロウ ウルトラセブン ゾフィー GUYS
ウルトラマンヒカリ ウルトラマンA ウルトラマンレオ ウルトラマン80
ウルトラマンG:コンパチシリーズにおける先輩
ウルトラマンダイナ:野球繋がり、また、平成作品では最も過去作要素が多く、世界観もそのまま継承した作品繋がり。
ウルトラマンマックス→ウルトラマンメビウス→大怪獣バトル
アンデレスホリゾント…メビウスの小説作品。詳しい話の内容は該当ページを参照
機動戦士ガンダムUC…コンパチヒーローで平成に入り、久々に制作された初代作品の世界観の続編繋がり
北海道日本ハムファイターズ 1981年~2006年までの空白期間の25年ぶり繋がり