概要
1998年8月14日放送「のび太運送はいかが」に登場。
モニターテレビと衛星カメラのセットの道具で、球体の衛星カメラはレンズが捉えている映像をリアルタイムでモニターテレビで見ることができる。モニターに映った任意の物体をタッチペンでクリックすると、その物体は四次元へと転送されその場からは消える。ここに収納した物体はモニターテレビに移した場所の任意の位置へ出現させられる他、操作している者の手元に出現させることも可能。
ただし、衛星カメラが破壊されると、四次元空間に収納されたままの全物体がモニターテレビのある上空からまとまって降ってくるので注意。
ストーリー
ひどく雨が降る中、ママは雨どいを心配してパパに見てきてと頼むが本人は高所恐怖症を理由に断ってしまい、そこでドラえもんはこの道具を使って雨どいにのび太の野球ボールが挟まっていることを発見、取り除いた。それからもドラえもんとのび太はパパのゴルフバッグを玄関に移動させたり、おやつのどら焼きを自分たちの元へ移動させたりして使用。
そこで、この道具の便利さに目を付けたのび太はドラえもんと協力し1回10円で運送屋を始める。早速道具を使ってコマーシャルを流すと、まずスネ夫からプラモを家まで運ぶ依頼があり、スネ夫は終始疑っていたが無事に完遂。すると、次はしずかからピアノがある部屋を掃除したいからピアノやソファを廊下に移動させてほしいと頼まれそれらを一時的に預かることになった。
それから再びスネ夫から「ジャイアンが2週間前に持って行った本を取り戻してくれ」と頼まれ、ジャイアンが寝ている間に本を取り戻す。しかし、これに気付いたジャイアンが苦情の電話をかけて来た際、のび太が「お客様の言う通りにしただけ」と答えたため、本は再びジャイアンの元に渡り、これによりジャイアンとスネ夫の間でのび太を介しての本の争奪戦が発生。
のび太はジャイアンに襲われるが、スネ夫がのび太たちの元へきて無理やり操縦を交代。ジャイアンとムクに襲われながらなんとか本を奪い返すが、ジャイアンにバットでホームランにされたことでカメラが破壊されてしまい、部屋にいたドラえもんやのび太の上空に預かった荷物が降り注ぎ2人はこれらのうち、しずかから預かった家具を元の場所へ運ぶことになった。