あむはー
あむはー
6thLIVE後に追加された7人のアイドルのうちの2人による組み合わせ。
看護師になる夢に破れてアイドルの世界へ逃げ込んだ夢見りあむ(19)と、アイドルの夢に向かって絶賛前進中の「はーちゃん」こと久川颯(14)。年齢は5歳差だが、身長は颯の方が2cm高い。
りあむはその境遇から自己評価がすこぶる低く、口を開けばネガティブな発言ばかり。一方の颯はアイドルになるべく徳島から上京してきただけあって、自信とやる気に満ちあふれており、何かとポジティブ。そして颯が誰からも好かれる正統派美少女アイドルを目指しているのに対し、りあむはアイドルの常識を打ち壊す異端としか言えない売り出し方をしているあたりに、その方向性の違いがはっきりと表れている。
りあむといえばアイドル大好きなドルオタであり、好きなアイドルの傾向として「真剣にがんばってる子」「顔がいい子は単純に好き」と述べているが、颯はまさしくその条件に当てはまるタイプだろう。
ここまで正反対と言うべきキャラクター性を持ちながら、実は「他人からの承認を求めている」という、ひそかな共通点がある。
りあむはSNS世代の悪しき傾向を如実に反映しており、「チヤホヤされたい」「人から頼りにされたい」と承認欲求に飢えた発言を繰り返し、どんなに傷ついてもエゴサーチがやめられない。
対する颯は、そのあふれ出る自信の証明として「他人から好きになってもらう」ことを目標としているが、その実アイデンティティに未熟さを残しており、『スターライトステージ』ストーリーコミュ第69話では颯の隠れた繊細さに向き合うこととなった。
- 「誰かに褒められたり、答えをもらったりして安心しようとするのは、颯の悪い癖だ……」
というのは劇中のプロデューサーの弁。
また、家族関係では「姉を持つ妹」であり、現在は親と離れて暮らしているという共通点もある。
もっとも、りあむが個性的な両親や「お姉ちゃん」と馴染めず、家族が海外で活動しているために実家で「実質一人暮らし」になっているのに対し、颯は姉の凪とともに双子アイドル【miroir】としてデビュー、現在はプロダクションの女子寮で個室を得て生活しており、母の「ゆーこちゃん」との関係も良好と、まるで境遇は異なっているが。
現状、公式媒体におけるこの2人の絡みは「りあむと久川姉妹とその他のアイドルたち」という組み合わせにとどまっており、何らかの形で凪と一緒というのが常となっている。
ストーリーコミュ「Enjoy my Life !!」
2020年4月28日、『スターライトステージ』にりあむの持ち歌「OTAHENアンセム」が実装され、同時にストーリーコミュ第60話が追加された。
コミュではりあむの一日を追ったドキュメンタリーに颯、凪、ちとせ、千夜がコメントを入れるという一風変わったストーリーが展開。颯たちがりあむにコメントする形式で、りあむの方が颯に触れることはなかったものの、公式媒体で初の接点となった。
全体の傾向としては颯が良心とツッコミを担当。
- バラエティ番組で滑り倒して収録後、楽屋で自己嫌悪に浸るりあむを「ねぇねぇPちゃん、アレでいいの? あのまま壁にめり込んでいっちゃいそうだけど……。」と心配する。
- オフの日に自分探しをするよう命じられていたにもかかわらず、昼まで寝ていた挙句、引きこもろうとするりあむに「寝落ちするまでエゴサしてたのに、起きてまずエゴサするの!?」「自分探ししろって言われてるのに引きこもったら意味なくない?」と素直に突っ込む。
- 実質一人暮らしのりあむが「ぼっち満喫いぇーい。りあむぼっちぴえーん。」と虚勢を張ると、「さびしくないのかなー。」と気に掛ける。
といった具合。これに加えて横にいる凪まで終始ボケ倒していたため、颯だけ二倍のツッコミ量であった。