概要
CD収録 | CINDERELLA MASTER 057 夢見りあむ |
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作詞・作曲・編曲 | BNSI(佐藤貴文) |
歌 | 夢見りあむ(CV:星希成奏) |
ギター | 後藤貴徳 |
コーラス | 佐々木恵梨 |
オタク声 | BNSI TO |
早坂美玲、藤原肇と共に、2020年4月22日に3枚セットで発売されたCINDERELLA MASTERのナンバリングシリーズ第13弾に選ばれた1人、夢見りあむのソロ曲。声の担当は星希成奏。
作詞・作曲を担当する佐藤は、過去に『あんずのうた』や『みんなのきもち』等を担当している。日本コロムビア公式サイトの4月10日更新分によると「シンデレラガールズで多くの問題作・話題作を世に送り出した佐藤貴文さん」。このCDを取り上げたニコ生番組『りも~っと!デレステ★NIGHT』に佐藤が寄せたコメントによると、地下アイドルシーン最前線の斜め下に投下できる、アイドルへのアンチテーゼとして本物を目指したとのことである。
試聴動画が公開された直後、サビに流れた『???くれ!』の部分が、「知ってくれ」なのか「死んでくれ」なのかと、視聴した大半のP達を騒然とさせた。
そして、発売されたCDに付属された、ブックレットの歌詞を確認すると……
『タヒんでくれ』
であった。
コンプライアンス的な理由か、死ではなくタヒ(死を誤魔化す為の表記)となっていた。
この部分は『お願い!シンデレラ』のオマージュになっている(元々「お願い、死んでくれ」の歌詞も一部悪ふざけしたP達が替え歌で行っていた)。ちなみに、ジャケット絵もデレステでの『おねシン』のキメポーズをとっている。
この他、
- サビを締め括るフレーズ「うん、CALL」
- クラシックの名曲を引用(パッヘルベルのカノン、ベートーヴェンの交響曲5番(運命)、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から「花のワルツ」)
- コールを前面に押し出しておいて、ラストでは主客逆転のオタクソロがある(「オタクソロ、かもーん」は限界りあむこと『ぶち上がれ感情』カード中のセリフである)
- 「なりたい なれない」の部分がBRAND_NEW_FIELDの「ミライは待ってる」のメロディ
リアルLIVEでの家虎はじめヲタ芸に賛否両論がある中、それらを積極的に取り入れた曲だった為に議論を呼んだが、『多くの信頼とリスペクトの上に成り立っている』との事。
コールする際は、上記の件をよく鑑みたうえで行おう。
曲中のコールについてはそれぞれ元ネタがある模様。
スターライトステージ
スターライトステージには発売記念の4月27日の『りも~っと! デレステNIGHT』で予告された上で2020年4月28日に実装された。
コミュ60『Enjoy my Life!!』クリアでプレイ可能。
MVはガニ股で横移動したり、一応歌詞上では回避されている問題のフレーズのところでばっちりそれっぽいものが映っていたりとインパクト抜群。表示されるアイドルは中央の3人。「担当に歌わせたくないMV」という意見もあるとかないとか。
ちなみにコミュ内では地下アイドルのステージという設定なのだがMVの描写では最低でも2階席までありパイロテクニクスが焚ける(消防法により厳しい基準がある)レベルの会場である。
2020年6月25日にSMART LIVEに対応。
難易度 | 楽曲Lv | Note |
---|---|---|
DEBUT | 9 | 154 |
REGULAR | 14 | 248 |
PRO | 19 | 475 |
MASTER | 26 | 797 |
LIGHT | 9 | 228 |
MASTER | 17 | 379 |
Enjoy my Life!!
りあむの自分探しをVelvetRose、miroirがピクチャ・イン・ピクチャコメントしながら密着レポートするコミュ。
牛丼を食べたりあむは地下アイドルの現場に向かい、『ローちゃん』(後述)のステージを楽しんだり、オタモダチ(オタク友達)のUちゃんと駄弁ったりするが、次のアイドルがトラブルで遅れてしまったため現場のオタクたちに乗せられる形で(事務所には内緒で)場繋ぎのゲリラLIVEをする事に……。
小ネタがあるので一度スキップを試してみていただきたい。
また、コミュのLIVEパートではバックダンサーの2人は千夜、凪の2名となっていたが(ゆえにその外側はたぶんちとせと颯(ミロローズ)だろう)、ボイスアイドルオーディション結果発表直後からあかり、あきらの2人に差し替えとなっている。
ただ、コミュ中の「トラブルで遅刻したアイドル」が実はあかりであり、あきらはあかりに付き添っていた事を考慮すると、差し替えた結果とんでもなくコミュ内容とLIVEパートが矛盾している事態となっている(「遅れたアイドルが来るまでの場繋ぎ」のバックダンサーに「遅れているはずのアイドル」が参加している)。
まあそれを言うなら「どう見ても地下ライブ会場ではない」「千夜や凪も、それまでの描写や会話から現場にいない事は確実」「そもそもりあむ1人の暴走なのでバックダンサーがいる筈がない」などの問題もあるので、「LIVEパートは別の日のライブを挿し込んだイメージ映像」なのだろう。
なお、コミュ名の「Enjoy my Life!!」は、直訳すると「自分の人生を楽しむ」……ではない。よく間違って使われているが、英語で動詞を先頭に持ってくるのは他者への命令形であり、つまり実際には「(お前が)ぼくの人生を楽しめ!」と言う意味となる。
だがりあむは、「ぼくは、ぼくのためのアイドルになる」(それについて来れるオタク達を楽しませる)というスタンスなので、あながち間違いとも言い切れない。
ローちゃん
フルネームは、ロドリゲスみさえ。
りあむがオフの日に現地参戦しに行ったLIVEに出演していたアイドル。
荒々しいが心は乙女。クッキーを焼いてきてステージ上で一気食いしたり、飲み物を求めたら客席から飛んできたコーラを一気飲みするなどのパフォーマンスでステージを盛り上げた。CDも出しており、担当がCDを出していないプロデューサーを羨ましがらせた。
実演
コール&レスポンス前提の楽曲であるが発売日がCOVID-19感染拡大に伴う緊急事態宣言中であり、発売日時点ですでに実演披露は困難であろうと囁かれていた。
その後、『シンデレラ24magic』ならびに『9th Anniversary Memorial Party』とりあむ役星希が出演するイベントがあったが歌唱されなかった。
初披露は『Happy New Yell !!!』1日目。ソロ曲としては1日目最後に歌われた。
歌唱はもちろん星希だったが、オタク役として朝井彩加、生田輝、深川芹亜、松田颯水が出演、画面の向こうのPたちの分も込めて熱唱してくれた。
そして配信ならではのAR演出として「アレ」が登場。ラストでは大量に降り注いで上空を漂い続け、曲が終わるとともに跡形もなく消え失せた。
星希とダンサーはばっちりりあむ通りのダンスをしたが後ろの声優たちのダンスはおとなしめに抑えられており、AR演出によってかなり隠されていた。
ちなみに「アレ」は規制ワードに入っておりコメントで名を呼ぶことは出来なかった(歌詞通りの「うんcall」なら可。なお、アンコールのかわりに「うんcall」と叫ぶPも)。
『M@GICAL WONDERLAND TOUR!!!』Tropical Land2日めで2度めの披露。
前公演までは配信と同時にかろうじてプロデューサーが現地で臨席できたのだがこの公演ではまた配信のみとなった。もっとも、この曲をコールせずにお行儀よくしているのはそれはそれで拷問であるという声も出た。
オタク役は姫川友紀の杜野まこと道明寺歌鈴の新田ひより。動きがうるさい2人
ステージ衣装『トロピカル・カーニバル』のまま『りあむ命』はちまきを締めて演者の声量と運動力で力強く叫び踊った。
曲の途中で星希が詰まってしまうトラブルがあったが、それも含めてりあむらしいとも囁かれた。うにゃにゃにゃにゃ…ぴえん!(もういいや!)
また、MCコーナーで明かされたところでは桐生つかさ役河瀬茉希がHappy New Yell !!!のゲネプロで初参加で話す相手もおらず手持ち無沙汰だったのでモニタに流れる歌詞を見ながら後方彼氏面でコールしており、本人は小声で呟いていたつもりだったようだがイヤモニをしていたので大声で叫んで周囲にいたダンサーをビビらせたという。
3度目の実演は『ConnecTrip!』の東京公演。
ライブハウスという舞台でやっとこさプロデューサーが見守り、かつコールも可能な状態で披露された。
これまでのようにバックに他の出演者が出る事もなく、りあむとプロデューサーの熱い掛け合いに満ちた空間が生成された。
星希が病気療養明けという状況もあり、公演詳細発表時点からシンデレラガールズ屈指のネタ曲でありながら最大級の泣き曲という傍から見てるとわけのわからない状況になった。
動画
余談
OTAHEN
曲名の『OTAHEN』なる意味不明な単語だが、恐らく『オタク+推し変』か『オタク+変態』を掛け合わせた造語と推測される。あるいはアンセム(=ANTHEM)のアナグラムかもしれないが、使用されているアルファベットの差異(OとN、AとM)があるので、その説はやや弱いと思われる。
『美術館で会った人だろ』
2020年4月9日、マイナー(リーダー自称)テクノポップバンドP-MODELがTwitterに於いてトレンド入りした。曲の冒頭がこのバンドの『美術館で会った人だろ』という曲に似ているというものだった。
似ているというだけでパクリ扱いされるこのご時世に逆らい、かなり肯定的意見(主にファンサイドから)が飛び交うことになった。しかし、聞きに行ったP達が門前焼き払いを食らったのは言うまでもないだろう。
さらに詳しく言えば、より直接的なインスパイア先はP-MODELからインスパイアを受けたポップロックバンド・アーバンギャルドであると言う意見もある。
P-MODEL『美術館で会った人だろ』→アーバンギャルド『保健室で会った人なの』→夢見りあむ『OTAHEN アンセム』、と言う流れ。
そのアーバンギャルドがCD発売約10日後にYouTube上でこの曲のカヴァーを公開するなど、こちらとの関係も良好。
話題になる曲
デレマスの曲の中でも何かと個性が強い曲であるためか、何かと話題になりがち。
2021年の新春ライブが告知された際は、COVID-19の影響でLIVEのコール&レスポンスが禁止となったため、「この曲はどうなるの……?」と注目を集め、twitterトレンドに上がる事になった。
また、2020年のNHKラジオの「アイマス三昧」では、流れた曲が多くトレンド入りする中、唯一流れていないのにトレンド入りと言う謎の快挙を遂げた(なお、流れなかった事については、流石にNHKで「タヒんでくれ」はまずかったのだろう、とも言われている)。
10周年記念アニメ「ETERNITY MEMORIES」では新アイドル7人組がりあむをセンターにして歌っている描写がある。前述のようにリアルLIVEで他のアイドルがバックダンサーを務めるのが続いたのを反映した描写ともいえる。
関連イラスト
関連タグ
THEiDOLM@STERのオリジナル曲一覧 CINDERELLA MASTER キャラソン
コールの元ネタ。
千川ちひろ…コールの中でばっちり名前を呼ばれている。
CM13期生楽曲表
『デレステ』ストーリーコミュ楽曲の系譜
もりのくにから(第59話「A Little Bird Wish」)
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OTAHENアンセム(第60話「Enjoy my Life!!」)
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あらかねの器(第61話「Touch to Unseen」)