概要
ドラえもんカラー作品集2巻及び、藤子・F・不二雄大全集16巻に収録。
占いたいことを言いながらこれを振ると３枚のヒントの絵が描かれたカードが出てきて、それを解釈することによって自分の運命を知ることができる。
ストーリー
下校中のび太はスネ夫からすごく魚が釣れる場所を教えてもらい一緒に行く約束をするが、それからすぐに、しずかの家にも遊びに行くことも約束してしまう。すぐにそのことに気付いたのび太はドラえもんに相談し、パーマンも使っているコピーロボットを出してもらい、自分のコピーに釣りに行かせようとする。
しかし本当の自分はどちらに行ったらいいのか迷ってしまい、ドラえもんは仕方なくうらないカードボックスを取り出し使用すると魚、笑顔ののび太、星がそれぞれ描かれた3枚のカードが出てきた。のび太はこれをどんどん魚が釣れて喜んで、夜になるまで夢中で釣りをするという意味だと予想。一方しずかの家に行った場合だと、ジャイアン、バットと野球ボール、白い球がそれぞれ描かれた3枚のカードが出てきて、のび太は途中でジャイアンに野球に誘われるも、エラーを出して殴られたんこぶができると予想する。
そこでのび太は釣りに、コピーはしずかの家に行くことになり、途中でジャイアンと出くわしたコピーはスネ夫を知らないか聞かれ、釣りに行ったことを教える。そしてしずかの家に着くと、野球のファミコンを勧められたり、ふかしたての饅頭をご馳走になったりといい思いをすることになった。
一方のび太はジャイアン、スネ夫と共に釣りをするが、全く釣れずスネ夫に下手だからと言われてしまい、ジャイアンは大物を釣り上げるが、これが跳ねまわった拍子に自分も川に落ちてしまい、のび太はこれを笑ったことでジャイアンにボコボコにされてしまった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1988年10月7日放送。
- サブタイトルが「占いカードボックス」変更
- 冒頭にはのび太とスネ夫が教室で居残り勉強している様子が追加され、先にのび太が課題を終わらせ、まだ課題に取り組んでいるスネ夫にもう終わったかどうか聞いている。また、スネ夫が宿題を忘れた理由は釣りをしていたからで、原作でののび太との会話は公園でやっており、のび太はランドセルを持つからとスネ夫の機嫌をとり、例の釣りの場所を教えてもらった。これで上機嫌になったのび太は１人先に行ってしまい、ジャイアンには内緒とスネ夫が言う暇がなかった。
- しずかの家に遊びに行くのは午後４時で、のび太が帰宅した時、ドラえもんは寝そべりながらどら焼きを食べながら漫画を読んでいた。
- コピーロボットを出した際のパーマンも使っているというセリフは言っていない。
- ジャイアンと出会ったのは、空地ではなく道路。
- のび太が外出した後ドラえもんは、先ほどの占いでのび太が言ったことに違和感を感じて様子を見に行くことにした。そして玄関で買い物帰りのママと会い、のび太に帰ったら宿題をするよう言うことを頼まれている。そして釣り堀や別の川にいた少年たちにのび太のいる場所を聞いて回っていた。
- のび太達が魚釣りをしていたのは、鉄橋の下にある川で、ジャイアン以外は魚を次々に釣っており、ようやくジャイアンの竿にも魚がかかったと思ったら長靴だったので、スネ夫と場所替えをした。ちなみにジャイアンが釣った魚は錦鯉に変更されている。
- ジャイアンにボコボコにされたのび太はドラえもんに発見された後、うらないカードボックスにケチをつけたので、ドラえもんがもう一度占ってみたらと提案し使用したところ、怒って角を生やしたママ、国語の宿題、バツ印が書かれたごはんのカードが出てきたので、ママがカンカンに怒って、早く帰って宿題を済ませないと、ごはん抜きになると分かり、2人は慌てて家へと急いだ。
