「オサカナニ ナリタイナ アシガナクッテモイイモノ」
概要
『ブラック・ジャック』第36話のタイトル。
知能障害並びに公害病を題材としているため、文庫版・講談社漫画全集では未収録。チャンピオンコミックスでは第4巻に収録された。
↑東方二次創作「ブラック・マリサ」で再現しているエピソード。ほぼ原作通りなので参照されたし
あらすじ
とある海辺の町で、公害事件が発生した。3つの別会社の工場が廃液を海に垂れ流したため、混ざり合って化学反応を起こし、その海で採れた魚介類を食べた人々は四肢麻痺を起こし膨大な被害者が出たのである。
役場の職員の杜撰な対応により、知能障害を持つ少女ヨーコは給付金を孤児育成事業に横流しさせられてしまった。町で腐ったパンを売りつけられていたヨーコを見たブラック・ジャックはパン屋に抗議して取り換えてもらうが、そこで給付金がヨーコには来ていなかったことを知る。公害病は四肢だけではなく脳にも中毒を起こすと考えたブラック・ジャックは地元の病院にヨーコを入院させ、昔好きだった魚採りができるようにしてやろうと治療を施す。
OVA
上記の通り単行本収録は冷遇されているが、出崎統監督のOVAでは第10話として製作。珍しく原作からの逸脱が殆ど無いエピソードである。